私たちについて
私たちは、岡山県の倉敷市という古くから天領として栄えたまちに本社を置くおしぼり屋として、昭和45年から50年以上に渡り、小さいながらもコツコツと営みを行ってまいりました。今では倉敷市だけでなく、岡山市を中心とした岡山県南部全域と一部広島県東部の福山市まで商圏を広げ、多くの飲食店様にご愛顧をいただいております。
そしてコロナ禍を経て、より多くの飲食店様に貢献したいと思い2022年10月に新たな事業として、倉敷市のお隣である早島町という岡山県で一番面積の小さなまちでクラフトビールの醸造・販売を始めることになりました。
このプロジェクトで実現したいこと
2022年から始めたクラフトビールの醸造・販売ですが、商圏である岡山県南(岡山市・倉敷市)においては徐々に認知も拡がっていますが、まだまだ県外には全く知られていません。私たちの地元への想いから産まれた本格クラフトビール「OKAYAMA JIMOTO BEER 086」を是非全国の皆さまに知ってほしい!是非飲んでほしい!という思いから、すでに販売されている瓶ビールだけではなく、手軽に購入出来る缶ビールでの販売を開始します!そのため、今回のプロジェクトでは缶ビールのラベル代・量産に対応する設備費用の一部の支援を皆さまにお願いしたいと考えております。
私たちがビールを作るわけ
「なんでわざわざビールを作るようになったの?」
大きなきっかけとして、2020年から発生したいわゆる「コロナ禍」がありました。大きな打撃と爪痕を残したコロナ感染症のパンデミックでしたが、この未曾有の危機に際し、改めて私たちはこのまちと共に生かされているということを実感するに至りました。結局まちから人がいなくなると、地元が盛り上がっていかないと私たちの周りにあるビジネスの多くは成立しないことをつくづく実感したのです。そんな当然のことを、頭では理解していたつもりでしたが、現実に起っている大きな影響を目の当たりにしてまさに痛感することになりました。そして、突き詰めて考えれば考えるほど、私たち中小企業のビジネスの多くは「まちづくり」と深く繋がっていることに気が付いたのです。
例えば、現在のクラフトビール文化の聖地と言われるアメリカの聖地と言われるアメリカのサンディエゴやポートランドもわずか20~25年前までは大手ビールメーカーの作る、どれも同じようなライトラガービールの独占的状況だったそうです。そんな画一的な状況を打開するべく、新たな小規模ブルワリーが、地域性と多様性を求めて、じっくり味わう香り豊かなエールビールを作り始めたのが現在のクラフトビールブームの始まりと言われています。そして2010年代になりフルーティなIPAの流行とともに新興小規模ブルワリーが爆発的に増加してクラフトビール文化が大きく発展しました。このムーブメントは新しいカルチャーとしてアメリカ全土に伝播し、ビールに独自の発想を加えながら造られるクラフトビールとして世界へと広がっていきました。それは、まさに地元に対する「想い」と多様性を求める「想い」がブームを超えてカルチャーとして定着したことなのだと思います。
それならば、私たちのまち岡山にも、地元を盛り上げるような面白いブルワリーがもっとたくさんあってもいい!外食産業をバックヤードからお支えする従来の事業だけではなく、もっとまちの魅力に繋がるようなクラフトビールを作って地元に貢献したい!サンディエゴやポートランドのようにクラフトビールでまちを盛り上げたい!と思い、既存事業の主要顧客である一般飲食店の皆様や多くの友人のお力もお借りしつつ、うまいビールでまちを盛り上げたいという想いだけで、とにかくクラフトビール事業をスタートすることを決断いたしました。
酒造りは難しい
しかしながら、当時既に岡山県にも多くの醸造所が存在していたことから、想いと勢いに任せて安易にスタートを決定したものの、現実は困難に次ぐ困難といえるものでした。発泡酒ではなく、よりハードルの高いビール免許の取得を目指したことによる物件探しの難航、海外取引における商習慣と常識の違い、ハードルの高い免許取得に向けた所管税務署との折衝、予定を大きく超える投資と資金調達、ノウハウの少ない海外設備の設置工事、技術者の養成、納得のいく商品づくりのための数千ℓ以上にわたる失敗・損失、試行錯誤などなど非常に多くの困難に次々と見舞われました。既に開業されていた醸造所の方からすると当たり前のようなことすらも未経験からの開業を目指す私たちにとっては、正直心が折れそうになることもありました。
しかし、地元岡山県をもっと魅力的なまちにしたいという私たちの強い想いに共感いただいた多くの友人や業者さん、先輩醸造所の皆さまの多大なご協力とご支援により何とか 2022 年 9 月にビール製造免許を取得し、10 月には開業することが出来ました。開業後もなお様々なトライ&エラーの繰り返しではありますが、多くの関係者の皆さまのご理解とご協力により少しずつ事業を軌道に乗せる方向に進んでいっています。
私たちの商品・お店のこだわり
私たちが未曾有の危機の中で改めて感じた「地元に対する想い」をカタチにしたクラフトビール「OKAYAMA JIMOTO BEER 086」。数多くの失敗を繰り返しながらも完成したこの商品は、地元岡山県内各地の電話番号の頭数字になぞらえ、地元各地のイメージに合わせて丁寧に仕込んでいます。
厳選したモルトとホップを贅沢に使い、ナンバーごとに複雑にブレンド。何より酵母(イースト)が醸す芳醇な味わいと、ナンバーごとに大きく違うテイストは発泡酒には出せない本格クラフトビールならではの特長です。ご縁があって知り合うことができた日本屈指の有名醸造家の方に直接ご指導をいただき、現在も技術の向上に努めています。そのかいもあり、2024年 第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール 日本産ビール部門にて金賞・銀賞・TOP OF THE BEST受賞という高い評価をいただくことが出来ました。(フェミナリーズ世界ワインコンクールとは、世界中の女性ワイン専門家約600名が集まり審査する国際コンクールであり、厳正なブラインド・テイスティング審査を受け評価されます。)このコンクールでの評価を受け、私たちにとって大きな自信になり、多くの困難が間違いではなかったと確信することが出来ました。
リターンのご紹介
今回のクラウドファンディングのリターンの一部をご紹介します。
クラフトビールセットやKURASHIKI BREWING CO.のロゴ入りグラス、おしゃれなステッカー等々、ご支援をいただく皆様に喜んでいただける商品をご用意しております!
スケジュール
9月~10月中旬 クラウドファンディングの準備、開始
11月中旬 クラウドファンディング終了
12月中旬 缶製造・販売(予定)
2025.1月中旬 リターン発送(予定)
資金の使い道
設備費用:約50万円
缶ラベル費用:約50万円
手数料(17%+税):約17万円
最後に
地元のソウルBEERとして認められるにはまだまだ進化の途上ではありますが、是非とも私たちの想いに共感いただき、岡山で作られた味・香り・デザイン…その全てをお楽しみいただいて、岡山に縁のある方もない方も私たちの地元「岡山」を感じていただければ幸いです。そして今後の KURASHIKI BREWING CO.にご期待くだされば幸いに存じます。
ENJOY OUR CRAFTBEER!& LOVE LOCAL!
醸造所住所:岡山県都窪郡早島町前潟528-1
営業時間:火~木13:00~18:00(TAKE OUT ONLY)
金~土13:00~18:00(店内・TAKE OUT)
定休日:日・祝日
SNS:Instagram https://www.instagram.com/kurashiki_brewing
JR瀬戸大橋線 早島駅より徒歩3分
是非一度お越しください‼
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
〇酒類販売管理者標識
・販売場の名称及び所在地:KURASHIKI BREWING CO. 岡山県都窪郡早島町前潟528-1
・管理責任者名:田中 雅弘
・酒類販売管理研修受講年月日:令和5年9月22日
・次回研修の受講期限:令和8年9月21日
・研修実施団体名:岡山小売酒販組合
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る