はじめに
「幼少期の夢にチャレンジ」
私は保育園で将来の夢に漁師さんと書くほど釣りが好きで高校卒業後は毎週、大物小物問わず各地(1都11県)で釣りをしてきました。
釣りが好き過ぎて大手企業を退職し愛知から島根に移住する決断をしました。
活動の拠点となるのは島根県の離島「知夫里島」人口630人、タヌキ3000匹以上(笑)、主要産業は漁業と畜産で世界ジオパークに登録された自然豊かな島です。
本プロジェクトは魚の処理、鮮度にこだわった魚介類のおいしいさ全国にお届けすることを目的としています。また、本プロジェクトを通じて漁業への関心が高まり、担い手確保に繋げることができたらと思っています。
今回のプロジェクト
「漁業に活力を!一次産業に活力を!!」
知夫里は小さな離島ということで市場が無く獲れた魚はフェリーで鳥取県の境港市場に送られセリに掛けられます。しかし、フェリーでの輸送が必要となるため水揚げされてから二日目以降のセリとなることから鮮度評価が低く高値が付きづらい傾向にあるうえに、一箱あたりの輸送コストが本土と比べ250円前後高くなってしまします。
そう!獲っても儲けが出しずらいんです!!
私が漁師を目指すにあたり地元の方から「漁師は厳しいぞ!」「漁師はやめとけ・・・」などなど、厳しいご意見も頂きました。
漁業の大変な所は100㎏獲ってきた魚がその日は1000円/㎏で喜んでいても翌日200㎏獲ってきたら500円/㎏になってしまうことも多々あります。
これまでの漁業は「大漁がよし!」とされてきましたが地球温暖化などの環境変化により獲れる時期、魚種の変化、漁獲高の減少などもありたくさん獲って、たくさん売る時代は終わってきていると思います。
一匹の魚の価値を高めていくための努力で価値を上げていかなくては未来は切り開けません。近年市場ニーズは魚の処理や鮮度を求められる傾向にあり、どの様な処理をしたかで鮮度評価が大きく変わってきます。
魚は釣り上げられた直後、疲労から体内に乳酸がたまり旨味成分が低下してしまいます。可能な限り活かした状態で持ち帰りイケスで休ませた後に活締め、血抜きすることが本プロジェクトの最大の目玉になります。
鮮度評価は上げられても輸送に時間、コストが掛かっては意味がなくなってしまうため、島内の水産加工場と提携しイケスから直接加工場に搬入し、処理を開始することで鮮度抜群の海産物を全国にお届けすることができるようになります。
どの魚が食べたい、欲しいに加え「あの人の魚が欲しい」そう言われる魚をお届けしたいと思っています。
これまでの活動
「釣りと漁業の融合」
サラリーマン時代は釣りに人生を賭けてきたと言っても過言ではないほど釣りをしてきましたこともあり人並みに釣れるようにはなりました。
当初は釣り一本釣りでやっていくつもりでしたが将来的に大型漁法による漁も視野に入れていたことから知夫里島に移住後は「知夫里島漁業者担い手プロジェクト」という制度を利用し県から認定された先輩漁師の下で漁業研修を受けてきました。
釣りと漁業、通ずる部分はあるものの漁業経験を積まなければわからなかったこと、思いつかなかったこともたくさんありました。
今後どんな活動をしたいか、
「魚の価値を発信」
一匹、一匹、丁寧な処理をし、島根県・隠岐の美味しい魚介類をを全国に紹介すると共にどの様に獲ってきたものなのかをYouTube等々SNSで発信したいと思っています。
「新規参入をしやすい環境」
知夫里島漁師担い手プロジェクトの研修をR6年9月に卒業し新規認定漁業者として沿岸漁業をスタートするにあたり現行制度、資金調達等々スタートラインに立つ前から苦労をしました。今後、漁業をやっていきたい若者が増え、スムーズに新規参入、着業できるよう制度の見直しを訴えると共に、SNSで新規就業に向けた流れを情報発信していきたいと思います。
プロフィール
戸田 卓也 1988年 4月 4日
H19年3月 愛知県 享栄高等学校 卒業
リターン一覧
「知夫里海産物」
・海鮮BOX(下処理真空パック)
・サザエ
「知夫里水産加工品」
・燻製、調味料セット
・加工品セット
・ペット用ジャーキー
「磯焼け対策」
・石鯛釣りエササービス券(活きガンガゼ)
※知夫里島の渡船利用者に限ります。
・石鯛釣りエサ(冷凍ガンガゼウニ)
※郵送による発送となります。
スケジュール
R6年 7月 認定新規漁業者書類審査
8月 イケス設置予定
9月 クラウドファンディング終了
10月 認定新規漁業者として事業スタート予定
R7年 4月 リターン発送予定
9月 事業進捗状況報告
最後に
このプロジェクトを通じて、私たちは知夫里島と漁業に新たな活力を吹き込みたいと思います。一人ひとりの支援がこの美しい島とその人々の未来を変える力となります。皆様の温かい支援よろしくお願い致します。
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