実行者
人生半ばで視覚障がいになった私。8年前に「自転車は人生を広める!」がスローガンのNPO法人サイクルボランティア・ジャパンに出会い、風を切り景色を感じ、台湾をはじめ、国内外で友好の輪を広げるツーリングに参加しています。
今年は、WHOが定める世界視力デーに合わせて台湾と日本の視覚障がい者とボランティア50名のチームで台湾1周にチャレンジします。
主催者の台湾の高雄123視障追風協力車協会が掲げる私たちのミッションは「視覚障がいがあってもあきらめないことを広げる。そして、目の大切さを伝えること。」
こんなすてきなチャレンジができて幸せ、ボランティアの方たちに感謝の気持ちいっぱいです。
このプロジェクトで実現したいこと
タンデム自転車は、前に乗る「パイロット」がハンドル操作をし、後方の「ストーカー」が燃料をくべる。障がいがあっても、パイロットと息を合わせ、力を合わせて共に楽しむスポーツです。
私たちのチャレンジを一緒に応援してくれるパイロットに感謝し、もっと多くの人たちにタンデム自転車の魅力を伝え、自転車で人生を広げるきっかけをつくりたい。障がい者と健常者が共に楽しむ社会を築くための支援の輪を広げたいと思っています
立ち上げの背景
視覚障がい者がサイクリングを楽しむことは、一見難しそうに思えますが、タンデム自転車を使うことで、視覚障がい者も健常者と同じように風を感じ、景色を楽しむことができます。
昨年、全国でのタンデム自転車の公道走行が解禁されたことを受け、視覚障がい者の方々から「再び風を感じながら自転車に乗りたい」、どこで、どうすれば乗ることができるのかというご相談を数多くいただいています。しかし、この新たな可能性に対して、パイロットの圧倒的な不足が大きな課題となっています。
一方で、「パイロットになりたいけれど、安全に運転できるか不安」、「タンデム自転車をレンタルできる所がない」という声も聞かれます。パイロット体験会を開催することは、パイロットの裾野を広げ、より多くの視覚障がい者にタンデム自転車に出会っていただくための、未来につながる環境づくりだと思っています。
【体験会参加者の声】
視覚障がい者:二度と乗ることはないと思ってた自転車、涙が出てくるほど気持ちよくて楽しかった!パイロット体験者:皆さんのすてきな笑顔に元気をもらいました。またお手伝いしたい。
これまでの活動と準備状況
今年のプロジェクトは、世界目の愛護デーに合わせて、日本と台湾の視覚障がい者チームが台湾1周1000キロを目指します。既に台湾側ではボランティア体験会なども催され、メディアでも大きく取り上げられています。
https://tnews.cc/07/NewsCell605774.htm(台湾、高雄新聞掲載)
日本側でも、視覚障がい者とボランティアのメンバー10人が決定し、真夏の強化訓練、準備を進めているところです。また、イベント開催や参加、定期的なパイロット体験会の企画、今後につなげる計画も進められています。
最後に
視覚に障がいを持った私たちも、タンデム自転車に出会ったことで、多くの人に勇気と目の大切さを訴える、とても意義のある活動に参加するチャンスを得ました。
もっと多くの視覚障がい者に自転車に乗る楽しさを感じてほしい。そのためには、ボランティアの協力と皆様のご支援があってこそ実現します。どうか、私たちのプロジェクトにご賛同いただき、視覚障がい者と健常者が共に楽しむ未来を共に築いていただければ幸いです。ご支援、よろしくお願いいたします。
*文中にある各写真の説明をここにまとめて記載します。
写真1:前のパイロットはサイクルボランティアジャパン理事長の大島さん
写真2:2023年10月7日の台湾での走行
写真3:台湾は右側通行で自転車通行可路側帯を縦に並んで走行
写真4:台湾で小さな橋をタンデムを前後で押しながら渡っています
写真5:橋の上で100人くらいが皆手を上げてポーズしてます
写真6:タンデムを降り二人でポーズ、ハンドルには両国国
写真7:タンデム走行中、カーブを回る3組のタンデム走行
写真8:日台のメンバーが池の中州で30人くらい、国旗とチームの旗を持って仲間が笑顔で撮影
写真9:台湾ラーメンと台湾ビール
写真10:休憩スポットで達ながら軽食補給
写真11:プロジェクト起案者、竹田が自転車道脇で記念撮影
写真12:日本側参加者メンバー達
写真13:タンデム自転車の前と後ろの乗車スタイル
写真14:タンデムの前後で力を合わせて走行中
写真15:日焼け防止でマスクとサングラスする台湾のパイロット
写真16:日焼け防止でマスクとサングラスする台湾のパイロット
写真17:台湾メンバー100人くらいと多くのストーカー(後ろ乗り)をサポートするパイロット(前乗り)も多数参加
写真18:宮崎県でタンデムツーリングしたときの、日本メンバー達が最後に記念写真
写真19:台湾メンバーによる台湾での記念写真、50人くらい
最新の活動報告
もっと見る完走!タンデム自転車で台湾1周 #視覚障害者
2024/10/15 15:32日本と台湾合同の視覚障害者タンデム自転車チームの台湾1周、スタート地点に戻ってきました! 途中、台中チームが差し入れを持って大勢で応援に。高尾に入るまで交通整理、加油!の1000円、お別れする時は沿道の両側に立って大合唱、ぐっときました。 眠気と戦った11日目、たくさんのボランティアの皆さん、どうもありがとうございました。 もっと見る
あと1日!寺院を巡る93キロ、ラストは青いハイヒール!?台湾1周10日目
2024/10/13 17:53前日の夜ホテル近くの国宝級のお寺にお参り、台湾のボランティアパイロットの方に正しいお参り、おみくじの引き方を教えていただく。そして今日は寺院を3箇所、最後はなんとハイヒール教会!! 5階建てほどの高さのある青いガラスのハイヒールパンプス、これが教会の礼拝堂。なぜハイヒールな日については、この地域の毒を含んだ地下水にあると言う… 歴史も尋ねながらの台湾1周もあと1日、ちょっとタンデム自転車に興味を持っていただけたでしょうか? ぜひぜひ支援いただき、タンデム自転車の環が広がるよう協力お願いします! もっと見る
夕焼けライド115キロ、ゴールは暗闇の中のめへへへへ 台湾1周9日目
2024/10/13 17:50新竹から強い西日を受けながら湿地帯が延々と続く苗栗、台湾島西側をさらに南下。強い追い風も吹いて、スピードを上げていく。 巨大台風に始まり、晴れ間の少なかった今回のツアー、ここに来てようやく夕日に出会えました!そしてゴールの民宿はテンション上がるねへへへへが!! こんな楽しいツアーに一緒に出かけませんか? もっと見る
コメント
もっと見る