【プロジェクトで実現したいこと/プロジェクト立ち上げの背景】
宮城県涌谷町は日本初の産金地で、その金は奈良東大寺の大仏を完成に導きました。
そんな涌谷町産金の歴史資料館や砂金採り体験ができる「天平ろまん館」が2024年10月に開館30周年を迎えました。
30周年期間中だけではなく、天平ろまん館にこれから先も残り続けるものを制作したいという想いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。
奈良の伝統工芸「奈良一刀彫」を学び、現在は「蔵王一刀彫」という木彫作品を作っている「石橋 康宏さん」による特別な大仏建立にお力添えください。
【プロジェクト主体からのメッセージ】
令和の年号になり様々な天災やコロナ禍などの疫病を鎮静させたいとの願いや涌谷町の活性化に繋げていきたいとの想いがあります。
石橋さんとの出会いは今思えば黄金山神社の御祭神である猿田彦命の御導きがあったのかと思います。出会いから数年が経ちお互いに日々の研鑽と成長を重ね、今回の集大成とも言うべき盧舎那仏像の建立へと至った訳です。
涌谷町の活性化として縁起の良い日にのみ限定的にご開帳する【一粒万倍日】【天赦日】【宝くじの発売日や発表日】天平ろまん館に多くの方々に訪れて頂き、金運のパワースポットとして涌谷町が文字通り人で湧き立つことにも期待しております。
皆様の御志あっての本事業となります。一人でも多くの方々に御賛同を頂き盧舎那仏像建立の道筋を黄金色に輝くものにして、混迷を極める現代社会に希望を照らす一助になればと思います。皆様どうぞ御協力の程をよろしくお願い致します。
【東大寺大仏のふるさと】
当時、奈良の都では東大寺大仏の造立が進められていました。造立が進められる中問題となっていたのは、大仏が放つ永遠の輝きを、鍍金によって無事完成させられるかどうかでした。鍍金に必要な量の金が集まる見込みのないまま、工事は進んでいたからです。大仏の造立事業を進める聖武天皇も、「黄金が少ないと思い憂いていた」と後に述べています。
そのような中、天平21年(749)に陸奥国での黄金産出が報告されます。天皇は東大寺へと行幸して、「この黄金は、廬舎那仏や天地の神々がよしとされ、お慈みなさり祝福なさって産出したもの」と感謝の詔を発しました。
大仏造立に要した金の量は、全部で10,436両(約146㎏)と記録されています。産金より1,250年を経た現在も、わずかながら大仏には鍍金の痕跡が残されています。
引用元:https://tenpyou.jp/charm/todaijidaibutsu/
【涌谷仏建立に対しての想い】伝統工芸「蔵王一刀彫」職人:石橋 康宏さん

今回、一條さんからご連絡をいただき涌谷町と奈良の東大寺との関係が何百年も前からあることを知り、なぜか嬉しくなりました。
関西と東北とでは距離もあるのに、そんな昔から繋がりがあるのは素敵だなと思いました。自分も奈良県出身者の一人として、奈良の大仏様の建立のために金を人力で掘り出し、遠路はるばる奈良まで運んで頂いた昔の涌谷町の人々に深く感謝すると共に尊敬の念を覚えます。
2021年には現在すんでいる蔵王町にある刈田峰神社様に蔵王大権現を奉納させていただきました。
そもそも蔵王町の名前の由来は奈良県吉野山にある金峰山寺という世界遺産に指定されているお寺に祀られている蔵王大権現像から由来しているという。
伝承によると白鳳8年(668年又は679年)、役行者が不忘山(現在の蔵王山)に登拝し大和国吉野山金峰山寺から蔵王権現(天之水分・国之水分)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。一方、他の文献によると役行者の叔父とされる願行によって開かれたという説もあります。
奈良県出身の自分が奈良と繋がりがある蔵王町に移住し、そこの刈田峰神社には参拝者の方に拝んでいただける御神体がなかったので、彫刻家を生業としていることもあり製作させていただくことになりました。
このような偶然が重なり必然になるのではないかと思います。
一條さんとも商工会の青年部の青年の主張という各エリアの代表として出会うことになり、今回のお話を提案していただきました。
奈良の大仏は盧舎那仏像(本来 毘盧舎那如来ビルシャナニョライだが略している)というあまり聞き慣れない仏様です。如来とは悟りを開いたものという意味で、身には装飾具をつけずに、一枚の布を見にまとっています。髪の毛には螺髪ラホツと呼ばれるボツボツした髪の毛で、眉間には白毫ビャクゴウというものがあります。手足の指の間には水かきのような膜があるのが如来様のお姿の特徴です。中でも盧舎那仏は蓮華教の教主で、あらゆる如来の根源となる存在です。
大仏様が作られた天平時代は干ばつや地震で多くの民衆が苦しみ、天然痘も流行し人々の心が休まることはありませんでした。それを仏教の力で、何とかしようと当時の天皇である聖武天皇が発端となって作られた仏様になります。
地震や流行病というと現代と重なるところばかりで怖いくらいです。それに加えて世界では戦争が起きていて、何も悪くない人々が日々亡くなっています。
少し前までは何事もなく皆平和に暮らしていたはずが、突然このような状況になって不安な日々を過ごされている方も多くいらっしゃると思います。
自分はまだ彫刻家としてやり始めて、10年しか経っていない若造ですが、みんなが笑って暮らせる平和な世の中になってほしいという気持ちを強く持っていますので、今あるすべての技術や技法、想いを持って盧舎那仏像を制作させていただけたら光栄です。
そしてこの仏様が涌谷町にお住まいの住民だけでなく、たくさんの方々に平穏な日々と幸せを運んできてくれる存在になってくれると幸いです。
▼石橋 康宏さんについて
蔵王町には個性的な工房を構える工芸家がたくさん暮らしていますが、その中でも異彩を放つのが石橋康宏さん。遠刈田で30年前から陶芸窯を営む「万風窯(まんぷうがま)」の三女・真美子さんの夫として奈良県から移住してきた石橋さんが作るのは、陶芸品ではなく「蔵王一刀彫(ざおういっとうぼり)」という木彫作品です。「一刀彫」は、もともとは奈良県の伝統工芸。材料に楠(くすのき)や桧(ひのき)や桂(かつら)を使い、ノミ跡を残した力強く大胆な造形に伝統的な日本画の技法で鮮やかな彩色をほどこすのが特徴で、奈良県では子どもが誕生した時に雛人形や五月人形として贈られるなど、古くから親しまれています。
引用元:https://zao-iju.jp/iju/%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E5%AE%B6%EF%BC%8F%E7%9F%B3%E6%A9%8B-%E5%BA%B7%E5%AE%8F%E3%81%95%E3%82%93/
【返礼品のご紹介】

2025年春(詳細時期未定)、涌谷町天平ろまん館にて実施予定の黄金の大仏の「ノミ入れ式」へのご招待と、実際にのみで削っていただいた木片を入れた「お守り袋」を返礼品とさせていただきます。
また、支援金額に応じて涌谷町の地場産品をセットで提供させていただきます。
■■ノミ入れ式詳細
・日時:2025年6月29日(日) ※詳細時間は決定次第掲載いたします。
・場所:涌谷町天平ろまん館
※支援者様の交通費や滞在費:支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
※支援者様との連絡方法:詳細はメールでご案内いたします。
■■返礼品プラン一覧
▼お気持ちプラン(返礼品なし)
5,000円 / 10,000円 / 30,000円 / 100,000円 / 300,000円 / 1,000,000円
※礼状とホームページへの芳名記載(希望制)、1口から
▼10,000円プラン
記念お守り、のみ入れ式参加
▼15,000円プラン
記念お守り、のみ入れ式参加、涌谷天平の湯入浴チケット、涌谷天平ろまん館入館チケット、砂金取り体験
▼20,000円プラン
記念お守り、のみ入れ式参加 地場産品詰合せ
▼30,000円プラン①
記念お守り、のみ入れ式参加 涌谷竜紋塗り夫婦箸、金粉入りガラス工芸品
▼30,000円プラン②
記念お守り、のみ入れ式参加、蔵王一刀彫り体験チケット(蔵王町の工房でのお箸作り体験)
▼30,000円プラン③
記念お守り、のみ入れ式参加、割烹一里来の涌谷御膳を武家屋敷で味わえる食事会ペアチケット
※食事会は2025年9月中旬~下旬を予定しております。詳細日程の案内文はチケットに同封のうえ2025年6月中に郵送予定です。
▼50,000円プラン
記念お守り、のみ入れ式参加、竜紋塗り花瓶
▼200,000円プラン
記念お守り、のみ入れ式参加、武家屋敷で篠笛奏者佐藤和也氏による演奏会&食事会ペアチケット
※食事会はのみ入れ式同日2025年6月29日(日)を予定しております。(当日の詳細時間は決定次第掲載いたします。)




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