「クリスマスパーティーで使うクラッカー」と聞いたとき、どんな形を思い浮かべますか?恐らく多くの方が 円錐形のクラッカーではないでしょうか?
日本とイギリスのクラッカー、大きな違いのひとつめは、その見た目です!
日本でクラッカーと言えば円錐形ですが、イギリスでクリスマスクラッカーと言えばキャンディー型。円錐形のクラッカーは自分で引っ張るものですが、キャンディー型はふたりで両側から引っ張ります。
大きな違いのふたつめは、その中身です!
円錐形クラッカーはただ引っ張って「パンッ!」と鳴って終わりですが、クリスマスクラッカーは中に3つのアイテムが入っています。日本の福袋のように1つ1つのクラッカーの中身が違います。紙の王冠、クイズやなぞなぞの紙、そしてプレゼントや景品が入っています。
そして何より異なるのが、その重要度!
日本ではパーティーを盛り上げるための小道具にすぎませんが、イギリスではクリスマスパーティーにおける最重要アイテム。「これがないとクリスマスパーティが始まらない!」というくらい、伝統的・定番アイテムです。
でも、ほとんどの日本人は、キャンディ型のクラッカーを見たことがないと思います。
それもそのはず、キャンディー型の英国式クリスマスクラッカーは国内で作られておらず、輸入するしかありません。しかし、微量でも火薬を使っているクラッカーは、火薬取締法により輸入が禁止されています。合法的な英国式クリスマスクラッカーは、これまで日本に存在しなかったのです。
毎年クリスマスシーズンになると、日本在住のイギリスや英国連邦国出身の方などを中心に、英国式クリスマスクラッカーが日本にないことを残念がる人がたくさんいます。
どうすれば安心して日本で手に入れられるだろう?
日本で合法的に作るしかない!
というわけで、色々な試行錯誤を乗り越えて、国内で英国式クリスマスクラッカーを製造および販売する事ができるようになりました。
このタイミングで日本全国の方に
クリスマスクラッカーの存在を知ってもらいたい!
と、このプロジェクトを立ち上げました。英国式クリスマスクラッカーに興味を持っていただき、ありがとうございます!どうか最後まで、ご一読くださいませ。
Hope you will enjoy Christmas Crackers in Japan too !
イギリスでクリスマスパーティーに招かれたら、きっとそれぞれの席に大きなキャンディのようなものがセッティングされているはず!それが、英国式クリスマスクラッカーです。
現在の英国式クリスマスクラッカーは、中身に紙製の王冠と、格言やジョーク、クイズ等が書かれた紙、そしてプレゼントや景品が入っているのがお約束。
クラッカーを引いたらパーティーの始まり!出てきた紙製の王冠をかぶってクリスマスの料理を食べたり、クイズを出し合ったり、テレビを見たり。クリスマスの時間を和気あいあいと過ごします。
イギリスが舞台の映画「ブリジット・ジョーンズの日記」でも、主人公ブリジットが紙製の王冠をかぶっているシーンが出てきます。
英国式クリスマスクラッカーはイギリス生まれ。1847年、英国の菓子職人トム・スミスが、フランスの習慣をもとにペーパーでアーモンド菓子とメッセージを巻いて売り出したのが始まりです。
改良を重ね、1849年にはアーモンド菓子がおもちゃに変わり、1860年代には火薬で「パンッ」と音が出るようになりました。1869年にスミスが亡くなった後、事業は息子2人に引き継がれ、紙製の王冠やプレゼントを入れるアイデアが息子たちによって追加され、ほぼ現在の形となりました。
現在、英国式クリスマスクラッカーはイギリスやイギリスにゆかりのある国のクリスマスシーズンのパブやレストランには必ずと言っていいほど置いてあり、クリスマスパーティーを盛り上げるアイテムとして、たくさんの人たちに使われています。
こうしてイギリスでは年末の必須アイテムとなった、英国式クリスマスクラッカー。イギリスでは10月くらいから、さまざまなスーパーや百貨店、高級ブランドがクリスマスクラッカーを販売しています。イギリス人は年末に5、6回はクリスマスクラッカーを楽しむそうです。
英国式クリスマスクラッカー、使い方は簡単!
隣に座った人と、クラッカーの両端を引っ張り合います。輪になって手を交差させて引っ張ったり、お向かいの人と引っ張ることも。引っ張ると、「パンッ!」という音とともに中身が飛び出します!真ん中の筒がついてきた人が勝ち。中身をもらえます。
中身のプレゼント、景品はクラッカーによってさまざま。もちろん、お値段も全然違ってきます。日本の福袋のようなもので、プラスチックおもちゃなどが入っている500円くらいのものから、本物の宝石や高額商品が入っている数千万円する貴族やセレブが購入するものまで、さまざまです。
上流階級やセレブには、オーダーメイドでマンションの鍵や、高級車のキーを入れたり、指輪を入れて、プロポーズする人もいるとか。
伝統的な英国式クリスマスクラッカーを使えば、クリスマスパーティーや年末の忘年会が、さらに盛り上ること間違いなしです!!
皆様、初めまして。このプロジェクトを立ち上げた、J.COOPER合同会社と申します。このプロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます!
代表のYokoは1990年代に5年間アメリカに住み、2003年からはイギリスに住んでおり今年で21年目になります。アメリカに住んでいた当時、ハロウィーンは盛大に楽しみましたが、英国式クリスマスクラッカーは見たことがありませんでした。
2003年の冬、初めてイギリスで過ごすクリスマスシーズン、11月くらいからパブやレストランで日本の忘年会のような年末の飲み会があると必ずテーブルにはクリスマスクラッカーが用意されていました。
隣の人と両端をそれぞれもって引っ張って、「パーン!」と爆竹のような音がして、中の景品が飛び出てきて真ん中の部分を持ってる人がもらえます。キャーキャー盛り上がります。
まずは紙の王冠をかぶり(これで庶民も王様になった気分でクリスマスを楽しむんだそうです。パーティー中かぶってないとダメだよ!って言われてずっとかぶってました)、中の景品を喜んだり、「こんなの要らない!」と隣の人と交換したり。
見た目もすごくかわいいクラッカー、中に入っているジョークやなぞなぞで笑ったりして、パーティーが盛り上がり大好きになりました。
ある年、クリスマス年末年始を日本で過ごすことになり、日本に持って帰ろうとしたのですが、火薬製品は飛行機に乗せられない、日本には持って帰れないということを知りショックを受けました。
「こんなに楽しいアイテムなのに、クリスマスに日本に持っていけないなんて…」
なぜだろう?と調べてみたら、火薬を使っているからだ、ということが分かりました。郵便法、航空法の指定により、火薬を使っているクラッカーは花火と同じ扱いになり、郵送と飛行機への持ち込みができないのです。
海外からお土産で持って帰ろうとして空港で見つかれば没収されますし、ましてや無許可で輸入や販売した場合、没収や罰金、あるいは懲役など、大変なことになりかねません。
しかし今、日本に住む外国人も増え、「日本ではイギリスのようなクリスマスができない」と嘆く方の話もよく聞きます。挙句の果てにはスーツケースに入れてこっそり持ち込もうとする人も後を絶ちません。
「それなら、日本で作るしかない!」
そう考えた私は、日本のクラッカーメーカーさんに製造をお願いするところから日本製の英国式クリスマスクラッカーづくりを始めたのですが、これが思った以上に大変でした。
モノづくり自体は問題なかったのですが、日本は火薬の取り扱いをとても厳しく制限しているため、安全な製品を作るまでにさまざまな手続きが必要だったのです。これまで何社もチャレンジしたそうですが、途中で挫折したとのことでした。
行政と何度もやり取りし、粘り強く交渉した結果、SFマークを取得!2018年、ついに日本で英国式クリスマスクラッカーを製造・販売できるようになりました!
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<SFマークとは?>
(公社)日本煙火協会がおこなう検査に合格した国内を流通する国産・輸入品のおもちゃ花火に付けるマーク。
■規格マーク
型式認定マーク(予備検査)で「基準検査」と「安全検査」に適合している証です。
■合格マーク
随時おこなう抜取検査(本検査)で「基準検査」と「安全検査」に適合している証です。
外国人御用達スーパーマーケット、東京広尾のナショナル麻布で販売したところ、英国大使館の職員さんやブリティッシュスクールの先生など、たくさんのイギリスにゆかりのある方が買いに来てくださったのは、嬉しかったですね。
2019年にはネットショップからも購入できるように手はずを整え、2020年、さあこれから!というときに起きたのがコロナ禍でした。人が集まるイベントができなくなり、パーティーで使う英国式クリスマスクラッカーの出番は激減。製造を中止せざるを得なかったのです。
2024年、やっと各地でイベントが普通に開催されるようになりました。今ならきっと、英国式クリスマスクラッカーを使っていただけるに違いない!と思い、今年からまたJ.COOPER合同会社で製造販売を再開することを決意しました。
再開に当たってはパッケージを一新し、よりたくさんの方に手に取っていただけるように考えています。
J.COOPER合同会社のクラッカーは、英国のスタンダードサイズ。日本の方にとってはかなり大きく感じるかもしれませんが、まずはこのサイズで、伝統的なイギリスのクリスマスを皆さんにも体感していただけたらと思います。
J.COOPER合同会社のクラッカーの中には、日本語と英語のジョークやなぞなぞが入っています。イギリス人をはじめ年末を日本で過ごす外国人、帰国子女のいらっしゃるご家庭、インターナショナルスクールのお子様や英会話学校、イギリス好きの方の忘年会やクリスマス会、新年会でもきっと楽しめると思います。
イギリスにゆかりのある方はもちろん、もっとたくさんの人に英国式クリスマスクラッカーを知ってほしい!と思い、このプロジェクトを立ち上げました。皆様、ぜひ応援よろしくお願いします!
お勧めはもちろん、J.COOPER合同会社の英国式クリスマスクラッカー!クリスマス会の始まりの合図にピッタリです。英国式クリスマス、ぜひ味わってみてくださいね。
もちろんクリスマスだけでなく、様々なイベントで楽しむツールとして取り入れていただけます。2本入りと4本入りをご用意しました。
11/20より随時発送を行います。12/15までにお申し込みいただいた商品は、12/23までにお届け可能です。まずはぜひ、クリスマスパーティで使ってみてくださいね!
※※※ ご注意 ※※※
飛行機に乗せられないため、離島など陸送出来ない場所は発送出来ない場合があります。あらかじめご了承ください。
2024年12月15日 クラウドファンディング終了
2024年11月20日~ 準備でき次第発送開始
12/15までにお申し込みいただいた商品は12/23までにお届け可能です
昭和のころは、ハロウィーンは日本ではほとんど行われていませんでした。でも今は、日本全国さまざまなところでハロウィーンパーティやパレードを行っていますよね。本場とは違うところも多いけれど、ハロウィーンという海外のお祭りイベントが日本に根付いた、というのはすごいことだと思います。
わたしは、この英国式クリスマスクラッカーが、ハロウィーンのように日本に根付いてほしいと願っています。英国式クリスマスクラッカーで始まるクリスマスパーティー、本当に楽しいんですよ!
まずは、キャンディ型クラッカー、英国式クリスマスクラッカーを日本の皆さんに知ってほしい!日本でもイギリスのクリスマスを楽しんでほしい!そして、その楽しさを発信していただけたら、嬉しいです!
今はまだ1種類のサイズしかSFマークを取得していないため、小ロット国内生産は価格がどうしても高くなってしまいます。でも、この先英国式クラッカーをたくさんの方に知っていただき、たくさんの方に使っていただけるようになれば、いろんな種類をたくさん作って、価格を下げることもできるでしょう。
クリスマス、忘年会以外でも、誕生日や新年会、結婚パーティーなど、さまざまなイベントで使っていただけるように、バリエーションの幅を広げたり、イギリスのメーカーのようにオーダーメイドで受けることができるようになる日も来るかもしれません。
クリスマスが好きな方、イギリスが好きな方、イギリスにゆかりのある方、パーティー好きな方、このプロジェクトに興味を持ってくださった皆様、英国式クリスマスクラッカーを広めるため、お力をお貸しいただけないでしょうか。
皆様のご協力に、深く感謝いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
J.COOPER合同会社
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