はじめまして。喜界島の黒糖焼酎蔵・朝日酒造の喜禎 浩之(きてい ひろゆき)です。
プロジェクトを見てくださり、ありがとうございます。
朝日酒造は1916年創業。黒糖焼酎蔵の中でもとても古い酒蔵です。
私は四代目蔵元で、生まれも育ちも喜界島。
小さなころから蔵に遊びに行き、今は喜界島の黒糖を原料に黒糖焼酎をつくるほか、白ゴマづくり、喜界島の企業を中心とした安全な食への取り組み「オーガニックアイランドプロジェクト」を進めています。
今回のプロジェクトは、「喜界島を旅するスピリッツ」を通して「あなたと一緒に喜界島の自然と文化を未来につないでいく」プロジェクトです。
これから喜界島の魅力や、なぜこのプロジェクトを立ち上げたのか?
私たちの取り組みをお伝えします。
ぜひ、応援よろしくお願いします!
まずは私たちが愛する喜界島について紹介します。
喜界島は鹿児島から南へ380km、奄美群島のなかで一番東に位置する島です。
島の周囲は約50kmと、車なら1時間もかからず回れる小さな島です。
でも、この小さな島にはおどろくほどダイナミックな自然と、長く受け継がれてきた文化があるのです。
最大の特徴は、喜界島が世界でもとても珍しい隆起サンゴ礁の島だということ。
喜界島の一番古いサンゴ礁は約10万年前のもの。それからずっとサンゴが成長し、隆起しつづけ、今も1年に約2mmずつ隆起をつづけている。まさに「生きた島」なのです。
今年2024年には、国際地質科学連合が選定する「世界地質遺産」にも認定されました。
観光名所のテーバルバンタでは、喜界島らしいさわやかな風を感じながらサンゴ礁が隆起してできた「段丘」を見渡せます。
そんなサンゴ礁でできた島には、たくさんの生き物が暮らしており、
「南の島の貴婦人」と呼ばれる蝶、オオゴマダラ。海にはサンゴはもちろん、カクレクマノミなどの熱帯魚やウミガメ、クジラ。植物もガジュマルやソテツと、まるで楽園のような景色が広がっています。
蝶と戯れるサイクリングも、透き通った海で熱帯魚と遊ぶシュノーケリングも、大空を舞うパラグライダーも、どれも最高の体験です。
喜界島の自然は、私たちの生活にも大きな恵みを与えてくれます。
温暖な気候やミネラル豊富な土、豊富な地下水で育つ作物はとびっきりおいしく、マンゴーやパッションフルーツなどのトロピカルフルーツや、在来種の柑橘類「ケラジ」「シークー」「フスー」「クリハー」が実ります。
もちろん、黒糖焼酎の原料のサトウキビも。
澄み渡る青空の下、どこまでもつづくサトウキビ畑はぜひ現地で見てほしい景色です。
すばらしい自然と一緒に知ってほしいのは、喜界島の文化。
島内150ほどの遺跡からは縄文時代からつづく人の営みを垣間見ることができます。
さらに源氏や平家にまつわる史跡、琉球王国や薩摩藩からの影響、そして太平洋戦争の爪痕や米軍統治時代。歴史の荒波に揉まれながらも、喜界島の人々はたくましく生きてきました。
当時の人たちの想いは唄や踊り、季節のお祭りを通じて今に伝わっています。
豊かな自然と文化があふれる喜界島ですが、実は難しい問題に悩んでいます。
一つは人口減少。喜界島の人口は年々減り続けていて、2024年の人口は6,300人ほど。50年前には1万2,000人近くが住んでいたのに、年々人は減りつづけ過疎化が進んでいます。人が少なくなれば、産業的にも経済的にもできることは少なくなります。
人口が減れば仕事も減り、仕事が減るとますます島の外に出ざるをえなくなる…そんな人口減と経済低迷の問題。
そしてもう一つの大きな問題は、環境問題。地球規模の気候変動によって海の環境が大きく変わり、喜界島のサンゴ礁も例外ではありません。
美しい自然に恵まれ、生かされてきた私たちだからこそ、目の前の自然が失われていくことに危機感を感じずにはいられません。
世界でも珍しい隆起サンゴ礁の島・喜界島の豊かな自然を、長く受け継がれてきた歴史と文化を、次の世代に大切に手渡したい。これからも、この美しい島が守り継がれてほしい。
その願いのため、私たちは今回の「あなたと一緒に喜界島の未来を育てる」プロジェクトを立ち上げました。
私たち朝日酒造は黒糖焼酎蔵でもとても歴史のある古い蔵で、今年で創業108年を迎えました。
「朝日酒造」の名前は、喜界島が奄美群島のなかで一番東に位置し、一番早く朝日を見られることに由来しています。エメラルドグリーンに輝く海に昇る朝日は、朝日酒造、そして喜界島の島民みんなにとって大切な風景。この風景を胸に、私たちは焼酎造りをしています。
どうして私たちが、「喜界島の自然と文化を守りたい!」と強く願うのか?
それは、黒糖焼酎そのものが喜界島の大切な食文化だから。
そして、私たちの黒糖焼酎はこの喜界島でしか造れない、喜界島の自然と文化を凝縮した酒だから。
実は、黒糖焼酎は奄美群島でしか造られない酒です。
第二次世界大戦後の米軍統治下で米が不足した際、島の名産品の黒糖を使った焼酎造りが盛んになりました。
当時の島民にとって黒糖焼酎は数少ない楽しみ。
返還後も奄美群島でのみ黒糖焼酎造りが許可され、時代が変わっても愛される島酒として受け継がれてきたのです。
黒糖焼酎は黒糖、つまりサトウキビと水、そして米から生まれます。
喜界島のサトウキビや水は、10万年かけて育った隆起サンゴ礁の島の風土があってこそ生まれるもの。つまり私たちが108年造りつづけてきた黒糖焼酎は、喜界島の自然と文化に深く根差した酒なのです。
だから私たちは、この自然と文化をずっと守っていきたい。
この島の自然、この島の人たちにもらっている大きな恵みを循環させていきたい。
そう強く願うのです。
そのための取り組みとして、1999年からは自社農園でサトウキビの有機栽培をはじめました。その後、白ゴマ栽培も開始し、2015年には有機JAS認証の取得も。
また喜界島の企業間で連携し、島の食文化を守り次の時代につないでいく「NPO法人オーガニックアイランド喜界島」をスタート。
有機農法への取り組み、生産者や販売者への支援、そして消費者とつながる仕組みづくりを通じて、持続可能で安全・安心・おいしい食を目指しています。
こうした取り組みも含めて、もっとたくさん、
世界中の方に喜界島を知ってもらいたい。
サトウキビ畑を吹き抜けるさわやかな風。
晴れ渡った空の青さと、透き通る海の青さ。
サンゴの間に遊ぶ熱帯魚たち。
黒糖焼酎を飲みながら、家族も友達も観光客も、みんな一緒に唄って踊る空間。
この魅力を、どうしたら伝えられるだろう?
そうして生まれたのが、
喜界島産ボタニカルスピリッツ「YON YŌRI(よんよ~り)」。
「よんよ~り」は喜界島の言葉で「ゆっくり、ゆったり」という意味で、「YON YŌRI」を飲んだ人が、まるで喜界島で過ごすようにゆったりした気分になれるように名付けました。
「YON YŌRI」の一番の特徴は、喜界島で生まれ育った原料で造られていること。
喜界島育ちのサトウキビを使って、島で育ったフルーツや植物で風味付けしたボタニカルスピリッツ です。
あえて黒糖焼酎ではなくスピリッツを選んだのは、よりたくさんの人に、世界中の人に喜界島を知ってもらうため。これまでの黒糖焼酎造りの技術をいかした「YON YŌRI」は、喜界島を感じる個性的なおいしさです。
フレーバーには、さまざまな島フルーツを試したなかで、
第一弾として「シークー」「クリハー」を選びました。
どれも在来種の柑橘で、各家庭の庭先で見守られながら育くまれたものです。
柑橘だから2つとも似たような風味…と思いきや、それぞれ全く違う風味、香り。
上品でみずみずしい香りの「シークー」、
ライムにも似たほろ苦さを感じる「クリハー」と、
飲み比べてもらうとより個性が際立ちます。
それからもう一つ、私たちが特にこだわったのは「YON YŌRI」を通して喜界島そのものを体感してもらうこと。
喜界島の空や海、サンゴ礁の大地、オオゴマダラやウミガメなどの生き物。
そんな自然と、これまで受け継がれてきた文化に出会う。
一口飲めば、まろやかに広がる味わいと鼻に抜ける香りを通して、サトウキビ畑を吹く風を感じる。その鮮やかさ、豊かさにハッとする。
目を閉じると青い空と海がまぶたに浮かんで、日常を忘れ、
思わず気分も「よんよ~り」。
「であう」「おどろく」、そしてこのプロジェクトを通してあなたと喜界島が「つながる」。それが、喜界島を旅するスピリッツ「YON YŌRI」です。
※画像は開発途中のものです。実際にお届けするリターン品とは細部が異なる場合があります。
喜界島を身近に感じてもらえるように、パッケージには喜界島の景色を描いてもらいました。
イラストレーター・agoeraさんにお願いして、実際に喜界島に来てもらい、見たこと、感じたこと、体験したことを込めて、とても素敵なイラストに仕上げてもらっています。まだ喜界島に来たことがない方も、きっとagoeraさんのイラストを通して喜界島の空気を感じてもらえると思います。
喜界島の自然とこれまで大切に受け継がれてきた文化をギュッと詰め込んだ、
新しいスピリッツ「YON YŌRI」。
この自然と文化を次の世代につないでいくために、
ぜひ応援をよろしくお願いします!
株式会社南部美人
代表取締役 久慈浩介さま
岩手県で「南部美人」という地酒を醸している五代目蔵元の久慈浩介です。今回のプロジェクトについて応援メッセージを書かせていただきました。プロジェクトを主導する朝日酒造の喜禎浩之君とは東京農業大学醸造学科時代の同級生で、学生時代から日本酒と黒糖焼酎と造る酒や場所は違いますが、この国や自分のまちの未来についてお酒を通して盛り上げていく事を語り合った大の仲良しであり、大切な友です。
今回のプロジェクトは「喜界島のボタニカルスピリッツを通じて、島の人・自然・食品の魅力を伝えたい」という強い喜界島、奄美地域への想いのこもったプロジェクトです。
スピリッツという酒は世界中で飲まれているとてもスタンダードなお酒で、さらにボタニカルとして様々な地域由来の原料を使う事で、世界でこの地域でしか造ることの出来ない新しい文化と味わいを表現することが出来ます。喜界島の素晴らしい自然から生まれる豊かなオーガニック素材を使い、今まだ誰も味わったことの無い、喜界島を最高に表現するスピリッツが出来る事は間違いありません。
そして、このスピリッツを通して、日本中が苦しんでいる人口減少などの地方のまちの諸問題を解決する一助になれば、私達の子供や孫、その先の世代に今の素晴らしい喜界島の文化と自然を残していく事が出来ます。
挑戦無くして発展はありません。挑戦無くして進化もありません。
喜界島の新たなこの挑戦。喜界島だけの問題ではなく、日本の地方のまち全体の問題としてとらえ、応援していただければありがたいです。
私も何度も喜界島を訪問しています。コンビニも無い、電車も無い、ちょっと見るとすごく不便かもしれませんが、それを超える素晴らしい宝物にあふれた島です。私も大好きな喜界島。是非たくさんの方々に飲んで応援してもらえることをお願いします!!
有限会社 コセド酒店
代表取締役 小瀬戸祐二さま
朝日酒造・喜禎 浩之社長と出会って27年が経ちました。
初めてお会いした時は蔵に戻る直前、鹿児島の焼酎蔵元さんにて経験を積んでおられるときでした。
焼酎を酌み交わしながら「黒糖焼酎を通じて喜界島を伝える!」という熱い想いをぶつけておられた喜禎さんのお顔、今でも鮮明に思い出されます。
蔵に戻られてからは原料の香りを色濃く打ち出した「壱乃醸朝日」、穏やかで上品な香りと甘く丸みのある飲み口を表現した「飛乃流朝日」を世に出し、黒糖焼酎が持つ香味の可能性を拡げることに大きく貢献されました。
そして原料から一貫した焼酎造りを実現するため着手された「さとうきび栽培」と「黒糖作り」。周りからは無謀と思われていたことを形にする熱量、そして行動力には驚かされるばかりでした。
喜界島に足を運ぶたび、力強く想いを実行される喜禎さんの姿に元気をもらい、訪れるたびにワクワクさせていただいております。
今回のクラウドファンディング。今までの取り組みを更に発展させたものとして期待に胸が膨らみます。
黒糖焼酎をしっかりとベースにしながら、その枠にとどまらず喜界島の自然が育むボタニカルを使うとのこと。朝日酒造の焼酎を飲むとき、蔵や貯蔵庫で感じた香りやさとうきび畑や製糖作業の画が浮かんできます。喜界島の空気を懐かしく感じ、また訪問したくなります。
「よんよ~り」に詰まったお酒やラベルからは、また違う喜界島の風景が浮かんでくることを想像し、楽しみでしかありません。喜界島に行かれたことがある方はそれぞれの思い出に絡んだ情景が思い起こされることでしょう。また島へ足を運びたくなるかと思います。
まだ喜界島へ行ったことのない方にも、南国の穏やかな風が感じられ、この小さな島の大きな魅力に触れることができるかと思います。
応援コメントを書きながら、また島に足を運びたくなりました。
「島の豊かさ、温かさがこれからも続いていくことを願って」微力ながらこれからもお酒を販売し、朝日酒造を応援していきます。
皆さまにも喜界島からの様々な想いが届きますように・・・。
スピリッツ&シェアリング株式会社
CEO 南雲主于三さま
独自の自然が溢れる喜界島で作る朝日酒造の黒糖焼酎は黒糖の香りが非常に華やかで、味わいは余韻が長く、気が付けば杯が空になるほど美味しいです。そんな朝日酒造の黒糖焼酎には柑橘がとても合います。
今回の「シーク―」「フスー」「クリハー」という在来種の柑橘類を蒸留したYonYoriは皆様の期待を大きく超えて美味しいに違いありません!炭酸で割っても、ロックで飲んでも、レモンサワーのように柑橘絞って飲んでもどれでもばっちり合うと思います。
喜界島の自然も最高ですし、現地で飲んだら忘れられない瞬間にもなると思います!ぜひともYonYoriと朝日酒造と喜界島の応援をお願いします!よろしくお願いいたします!
【記載例】
2024年11月 クラウドファンディングスタート
2024年12月 クラウドファンディング終了
2024年12月中旬~ リターン発送
2025年 全国の皆様へお届け
①新商品の開発・製造費
喜界島の特産品を活かした黒糖を使った新しいスピリッツの開発に使用します。
②広告・マーケティング費用
喜界島の魅力と新商品を広めるためのプロモーション活動に使用します。
③環境保護活動
喜界島の環境保護プロジェクトを支援します。
④イラスト制作費
喜界島の風景を美しく表現するためのイラスト制作費用に充てます。
⑤イラストを活用した全国への展開
喜界島の魅力を伝えるイラストを全国の美術館や施設にご案内し、知っていただく機会を増やしていきます。
<掲示事項>
1.販売場の名称及び所在地 :
朝日酒造株式会社
鹿児島県大島郡喜界町湾41-1
2.酒類販売管理者の氏名 :喜禎 光弘
3.酒類販売管理研修受講年月日 :令和4年11月5日
4.次回研修の受講期限 :令和7年11月4日
5.研修実施団体名:奄美大島小売酒販組合
飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。
飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。
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