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平安から続く珠洲焼の炎を守れ! 薪火にこだわる伝統製法を能登地震から再建したい

能登半島地震で壊滅的被害を受けた珠洲焼の窯元「紀の川窯」。一度は廃業を考えた窯元・田端和樹夫の心に再び火を灯したのは、身近な人々の声でした。薪窯が生み出す独特の風合い、皇室献上の誇り――。石川の伝統工芸を次世代へ。あなたの支援が、日本の文化を守る力になります。

現在の支援総額

284,000

9%

目標金額は3,000,000円

支援者数

19

募集終了まで残り

40

平安から続く珠洲焼の炎を守れ! 薪火にこだわる伝統製法を能登地震から再建したい

現在の支援総額

284,000

9%達成

あと 40

目標金額3,000,000

支援者数19

能登半島地震で壊滅的被害を受けた珠洲焼の窯元「紀の川窯」。一度は廃業を考えた窯元・田端和樹夫の心に再び火を灯したのは、身近な人々の声でした。薪窯が生み出す独特の風合い、皇室献上の誇り――。石川の伝統工芸を次世代へ。あなたの支援が、日本の文化を守る力になります。

自己紹介

はじめに

はじめまして。石川県珠洲市の伝統工芸「珠洲焼」の窯元「紀の川窯」の田端和樹夫と申します。

2024年1月1日、能登半島を襲った大地震。その猛威は、私の紀の川窯にも容赦なく襲いかかりました。建屋は倒壊し、大切な窯も甚大な被害を受けました。

一瞬にして、長年積み重ねてきた技と想いが、瓦礫の下に埋もれてしまったのです。


窯元・田端和樹夫の想い

「もう、これで終わりかもしれない」

倒壊した建屋の中で窯の惨状を目の当たりにしたとき、そう思いました。自宅も中規模半壊。すべてを失ったような絶望感に襲われ、廃業も頭をよぎりました。

しかし、テレビ局の取材をきっかけに、多くの方々から声をかけていただきました。

「珠洲焼のために、やめないで頑張ってほしい」

その言葉が、憔悴しきっていた私の心に、再び火を灯しました。

そして時間とともに、「再び窯に火を入れたい」という強い思いが湧きあがってきました。


なぜ、珠洲焼を守りたいのか

珠洲焼は、平安時代に生まれ、一度は500年もの長きにわたり途絶えながらも、約60年前に再興された石川県の伝統工芸品です。

500年も途絶えていたため、忘れ去られた存在でしたが、それでも現代に伝わる中世の壺や甕、それらからつくり方を推測し、研究が進んで再興に至りました。

その歴史と技術を受け継ぎ、木材の薪を燃やすことで必要な火力を得る「薪窯」による独特の風合いを守り続けてきました。

効率や歩留まりの良さから、現在ではガス窯が一般的ですが、私は昔ながらの木材の薪を使った、薪窯にこだわっています。

  • 灰が降り注いで生まれる自然の模様

  • 長時間の焼成がもたらす深い光沢

  • 還元焼成による独特の色合い

これらは、ガス窯では決して生み出せない、薪を使った珠洲焼ならではの魅力です。国宝の「曜変天目茶碗」をはじめ、ありとあらゆる名作といわれる器は、薪窯でつくられてきました。

そのぶん手間はかかるものの、ここだけは絶対に譲れないこだわりです。

さらに、私の作品は皇室にも献上されるなど高い評価をいただき、多くの方に親しまれてきました。

しかし、今回の地震で、珠洲焼の存続が危機に瀕しています。500年の時を超え、現代に蘇った珠洲焼。研究者も一般のファンの方々も、私のようなつくり手も、珠洲焼の謎を探る旅はまだ始まったばかりです。

なのに、ここで終わらせてしまうわけにはいきません。


プロジェクトの目標

紀の川窯を再建し、珠洲焼の伝統を守り続けるため、皆様のお力添えをお願いいたします。

  • 目標金額:3,000,000円

  • 使途:窯と建屋の再建、電気設備の修繕


支援者の皆様へ

ご支援いただいた方には、被災を免れた作品をお返しとしてお贈りします。

  • フリーカップ 

  • 花瓶(小)

  • 花瓶(大)

  • 小皿

  • 抹茶茶碗

※通常2,500円〜100,000円相当の品をご用意しております。


スケジュール

11月1日 クラウドファンディング開始予定

12月末 クラウドファンディング終了予定

1月15日 リターン発送開始予定

1月    建屋工事着工予定

3月    建屋完成(工事遅延の可能性有り)

       窯、設備着工予定

4月    窯、設備導入完了(工事遅延の可能性有り) 


資金の使い道


建屋建設費:約2,000万円
窯建設費、電気設備費(窯と接続):約1,100万円
粘土真空機械等:約200万円
手数料(5%+税):約15万円


おわりに

珠洲焼は、能登の風土が育んだ大切な文化遺産です。この伝統を絶やすことなく、次の世代へと引き継いでいくために、皆様のお力をお借りしたいと思います。

一つひとつの支援が、新しい窯に火を灯す力となります。

どうか、珠洲焼の未来を一緒に築いていただけませんか。

みなさんからの温かいご支援を、心よりお待ちしております。


紀の川窯 田端和樹夫


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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