子どもたちが自由に楽しめるバスケットコート
『グレープパークコート』をこれからも守っていきたい
グレープパークコート(以下、グレパー)、オーナーの小林拓一郎です。
普段は名古屋にあるラジオ局、ZIP-FMで昼の番組『get ready』を担当し、また、Bリーグ『シーホース三河』のホームコートMCもしております。
まずは、僕がここ最近思ったことを綴りたいと思います。
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mustからwant toへ
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目の前の仕事の効率や生産性を考えると、どうしても、「あれをやらなきゃ」「これをこうしなきゃ」と、英語で言う”must”がたくさん出てきてしまいます。
でも、僕らが子どもの頃に考えてたことって、もっともっと”want to”がメインだったはずです。
週末、グレパーで遊ぶ子どもたちを見て、改めて思ったんです。
彼ら彼女たちは、全力で”want to play basketball “をしています。
そして、その場所を、皆さまのご協力あって、こうやって提供できていることが、本当に僕にとっての”want to”だなって思います。
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改めてグレパーとは?
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「誰が自由に使えるバスケットコートを作りたい」
そんな途方もない夢をもったのも、僕がバスケットに救われた人間だったからです。
バスケットをやっていなかったら留学もしていないし、留学もしていなかったら、間違いなく今のラジオDJ&バスケットのアリーナMCの仕事もしていませんでした。
グレープパークコートは僕のバスケットへの恩返しです。
そして、プロジェクトが進めば進むほど、バスケットとは関係無い地元の人たちからの応援もたくさんいただくようになり、ああ、これは地元、豊川市への恩返しでもあるんだなと思うようになりました。
今もたくさんの地元の子供たちが学校終わった後や、週末に遊びにきてくれます。
そして、そんな子供たちが健全にバスケットを楽しめる場所を支えるのが、僕ら大人の役割だと思っています。
クラウドファンディングを今も毎年やらせてもらっているのは、僕らの想いを知ってもらい、共感してくれる仲間を増やすためでもあります。
支える大人が多いのはとっても良いこと。
そして、今、グレパーで汗を流してバスケットを楽しんでいる子たちは、思いっきりこの環境を享受してもらいたいです。
そして、彼らが大人になった時に、グレパーにではなくて良いから、彼らが受け取ったバトンをむた次の世代に渡していって欲しいなって願っています。
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”誰もが”から
”子どもたちが”へ
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今年、実はずっとブレずに守ってきたグレパーのコンセプト(理念)を変えました。
グレパーのコンセプトは、
「誰もが自由に使えるバスケットコート」
でした。
オープンからずっとこれを守ってきたわけですが、今年、このコンセプトを、
「子どもたちが自由に使えるバスケットコート」
に変更しました。
こう思うようになった経緯としては、とってもシンプルです。
僕はグレパーのやるべこと、あるべき姿を思い浮かべた時、必ず、中学時代の自分と対話します。
ただただバスケットに夢中だったあの頃の僕に、聞くんです。
あの頃の自分が、なんか嫌だなって思うことは、しない。
あの頃の自分だったら、とにかく行ける日は毎日通っただろうし、そんな自分をがっかりさせたくないから、大人の都合でイベントやってるからって理由でコートが使えないのは嫌だ、
じゃあ、ファーマーズマーケットを開催したとしても、コートは使えるようにしておこう、
などなど、あの頃の自分に嘘をつかないスタイルを貫いてきています。
そして、これはこれからも変わりません。
そう、あの頃の自分というのは、「中学生」です。
純真な気持ちでバスケットを楽しむ子どもたちは、これからも、誰もが自由に使ってもらえるようにします。
が、大人は、、やはり、自覚と責任を持っている存在です。
むしろ大人の皆さんには、子どもたちが自由にバスケットできる場所を一緒に支えていこうよ、
仲間になってよって想いが、どうしても僕の心の根底にあります。
なので、大人の方の利用の場合は、ドリンク1杯は必ずオーダーしてもらうことにしました。
僕らが一番守りたいのは、部活もまともにできなくなってきている現代で、子どもたちが自由にバスケットを楽しめる場所です。
しかもオールコートで。
この環境を僕らだけじゃなく、グレパーを利用する大人たちにちゃんと理解してもらいたいなと思いました。
グレパーがこれからもグレパーらしくあるためにも、コンセプトを変えました。
「子どもたちが自由に楽しめるバスケットコート」
子どもたちの定義は高校生までとします。
18歳で成人ですし、高校では禁止されてても、卒業したら、バイトもできると思うので、ある程度自分で自由にお金は使えるようになるはず。
あと、大人になったらお金を払うってシステムがあることで、子供達も、
「なんで自分たちは無料で楽しめるんだろう?」
って今よりももう少し考えるようになると思います。
支えてくれている大人たちがいる。
そのことをお金を払う立場になった時により実感するでしょうし、
その実感が、僕がずっと願い続けている、彼らのバスケットへの、地元への恩返しというバトンになっていくと思います。
(写真はグレパーオープンからずっと親子で通ってくれている服部親子。
2人とも1on1を延々とやる姿がとても輝いています)
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「羨ましい」って思うって
間違っていない証拠
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グレパーで元Bリーガーの大宮宏正さんのバスケットクリニックを開催しました。
そこに参加する子供たちを見て、
「羨ましい」
って思ったんです。
「羨ましい」って思うってことは、僕らがやってること、向かってる先は、やっぱり間違っていないなとも思います。
僕はグレパーを始める時に、色んな方々に相談に乗っていただきましたが、
先ほどもお伝えしましたが、一番相談したのが、”中学生の頃の僕"でした。
「下手だけどバスケがしたい、上手くなりたい」
そんな想いで豊川、豊橋市内を自転車でぐるぐる駆け回っていたあの時の僕。
あの時の僕が、どんなコートがあったら毎日通っただろうかってのが、常に基本軸にあります。
あの時の僕は、きっとグレパーに毎日通っています。
毎日、カフェ利用はできないけれど、それでも、そこで働くスタッフの皆さんに挨拶して、
コートにいる大人に積極的に声かけて、1対1や3対3、時に5対5のゲームを申し込んでたと思います。
それをしやすい環境をグレパーは整えています。
誰かが占拠しないような仕組みです。
(ピックアップゲームをやっても12分までで、その後は30分間、必ずコートを解放する、など)
そして、大宮さんのクリニックなどが開催されたら、部活の都合がつく限り、間違いなく全部参加していたと思います。
多分、トークショーにも参加してますね。
で、きっと、めちゃくちゃ質問とかしてたと思います笑
「学生時代、どれくらい練習しましたか?」、とか。
あの時の僕は、グレパーが開催するものになんであれ積極的に参加していたと思います。
草むしりやゴミ拾いも参加していたと思います。
グレパーの基準は、とにかくバスケットにまっすぐだった"中学生の僕”が求めるものなんです。
「羨ましい」
って、これからも僕が言う度に、あの頃の僕がニヤッとしながら言ってると思います、
「羨ましいだろ」って。
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資金の使い道
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グレパーは、日々、コートの補修をしたり、ゴールやネットのメンテナンス、芝生の管理、全てを自分たちのお金でやっています。
ここで、今一度、皆さまのご支援を賜りたいです。
どうか日々のメンテナンス費用を一緒に支えてくれませんか?
仲間になってくれませんか?
コートの補修、カフェの窓掃除、芝生の管理、リングの補修、ボール・ネットの補充など、年間で200万円前後の費用がかかります。
今一度、『グレープパークコート』のこと、そして、『グレープパークコート』が日々、どんな想いで活動しているかを知ってもらい、そして、一人でも多くの皆さまに支えていただきたいです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
そして、最後にグレパーで働くスタッフたちからのメッセージもどうかお読みください!
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こんにちは、管理人の大内舞です!
グレパーができて4年が経ちました。
いつも支えてくれている皆さま、ありがとうございます。
最近のグレパーは猛暑続きでバスケをしに来るのもはばかられるほどですが、そんな中でも休憩を取りながら元気にバスケをする子どもたちに元気をもらっています。
私自身の振り返りにもなりますが、ここ1年はファーマシーやグレパーとしてドリンク出店のお誘いをいただいたり、私が名古屋から豊川に移住した事で移住サポーターとしてお話しをする機会があったりと、店舗以外で色々な方にお会いする事が増えました。
当然、グレパーの事を全く知らない方もいらっしゃるので、「豊川で子どもたちが自由に使えるバスケットコートを運営しています」と伝えると、皆さん興味深そうにお話を聞いてくださいます。
中には遠方の方で「うちの近くにもあったらいいのに」と言ってくださる方もいます。
私が豊川にやってきた4年前は
「豊川なんてなにもないよ。そんな所に来て大丈夫?」
とよく心配をされました。
そのほとんどが豊川市在住の方や豊川市出身の方でした。
さすがに私も最初は不安でしたが、暮らしてみるとたくさんの個性的なお店や人がいる、めちゃくちゃ面白い街だという事に気付きました。
話はズレますが、グレパーに来た子ども達との会話で遊びに行く場所の話になった事があります。
小学生の子は行ける範囲が限られているので、あまり遠くには行けませんが、「そっちの公園行くならグレパーでバスケしたい!」と言ってくれました。
こんな嬉しい言葉はないなと思いました。
今グレパーに遊びに来てくれている子どもたちの中には、「グレパーを支えてくれている人」の存在を知らない子が多いと思います。
でも、これから大人になるにつれて何かのきっかけでそれを知った時に、「豊川にグレパーがある事が当たり前じゃない」という事に気付くと思います。
そんな時に、自分の地元、そしてグレパーを誇りに思ってもらえるように、これからもグレパーを通じて豊川を楽しく、自慢できる場所にしていきたいと思います!
一人でも多くの方にグレパーを応援していただき、子どもたちの笑顔を一緒に守っていきたいと思います。
何卒よろしくお願い致します。
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初めましての方も、いつもグレパーをご愛顧いただいている方も、皆さんこんにちは
グレープパークコートでスタッフとして働いています、小林哲郎と申します。
今回も前回のクラウドファンディングに引き続き、グレパーでの日々をお伝えします。
2021年のクラウドファンディング、
『もうすぐ1周年を迎える『グレープパークコート』のメンテナンスをしたい!』
の中でも登場したルカ君は、中学生になった今でも週に2~3日はグレパーに来てくれています。
現在、そのルカ君と同じように、週2~3日、グレパーに来てくれている小学生の男の子がいます。
※ここでは『Kちゃん』と呼ばせていただきます。
ちょうど一年前くらいでしょうか。
初めて遊びに来てくれた時からとても元気で明るく可愛らしく、ケアザミのチクチク蕾を採ってはプレゼントしてくれるとてもひょうきんな子でした。(今でも変わらず!)
1年前はリングにもなかなかボールが届かず、
走りながらのドリブルもたどたどしかったのですが、
Kちゃんはほんとに頑張り屋さんで、
親御さんに連れられ、一人でも自転車で来ては黙々とリングに向かって日々シュートを続けていました。
今ではNBAのスリーポイントラインからもゴールを決められるようになり、ドリブルもかなり上達しました。
宿題や勉強はしっかり終わらせてからグレパーでバスケ、
誕生日やクリスマスは必ずバッシュやボールをお願い、
グレパーで開催されたバスケクリニックの数週間前に腕を骨折したのも関わらず驚異の回復力で間に合わせる、
と、
とにかくバスケ情熱がたぎっている子です。
バスケクリニックが6月開催ということもあり、雨が心配されていたので(雨の場合は別場所の体育館)、そのことをKちゃんに話したら、
『絶対グレパーでやりたい!グレパーでやる方が絶対楽しいに決まってる!』
と、、、グレパーも好きでいてくれることが本当に嬉しかったです(涙)
Kちゃんは人と仲良くなることにも天才的です。
さっきまで一人で黙々とシューティングしていたのに、ふと見るとその場に居合わせたお兄さんお姉さんと仲良く打ち解けて一緒にバスケをやっています。
人懐っこいのですぐに誰とでも仲良くなっています。
グレパーにたくさんの外国人の方も来てくれるのですが、中には日本語がほとんど話せない方もいらっしゃいます。
ですがその方とも、Kちゃんはお父さんと一緒にスマホでバッシュ画像を見ながら楽しそうにコミュニケーションを取っていました。
Kちゃんを見ていると、何かに熱中する素晴らしさ、壁を作らない純粋さを教えてもらえるような気がします。
グレパーは色々な出会いがあります。
バスケだけでなく、
年齢、性別、国籍、育ってきた環境が全く違う人との触れ合いもできる場所は多くはないと思います。(美味しいコーヒーやスイーツ・軽食もありますし!)
子ども達にとっても良い経験ができるこのグレパーを、
一人でも多くの大人の方に応援していただけるととても嬉しいです。
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