〇 はじめまして「開設の想い」
自立援助ホームいちごは、虐待や家庭状況により家族との生活が叶わなかったこどもたちが入居し、社会へ巣立つための準備をする場です。
子ども達の目には、過去の傷跡が深く刻まれています。
虐待によって心を閉ざし、誰にも心を開けず、信じることが怖くなった子供たち。毎晩、悪夢にうなされ、涙を流す日々が続きます。
発達障がいを抱え、生きづらさを感じている子供たち。周囲の理解が得られず、孤独感に苛まれています。学校では友達ができず、
家では家族とのコミュニケーションがうまくいかない。そんな日常が、彼らの心に重くのしかかります。
「自分には価値がない」と思い込んでしまった子供たち。彼らは、自分の存在意義を見失い、何をしても無駄だと感じています。
誰かに認められることを望みながらも、その希望が叶わない現実に打ちひしがれています。
そして、生きる意味を見失ってしまった子供たち。彼らは、未来に希望を見出せず、毎日をただ過ごすだけの日々を送っています。
笑顔を見せることもなく、心の中には暗い影が広がっています。
この自立援助ホームは、そんな子供たちの避難所です。ここで彼らは、少しずつ心を開き、再び笑顔を取り戻すための一歩を踏み出します。
スタッフたちは、温かい手を差し伸べ、彼らの心の傷を癒すために尽くします。
新しく入居した子どもがいました。彼は、着替える服さえ持ってこないままホームにやってきました。
これまで彼はどのような生活をしてきたのか…心が痛みます。
彼は少し不安そうな表情でホームのドアをくぐりました。今日からここでの生活が始まります。
着替えや身の回り品を買い物をする時の、その目には不安の中にも少し希望の光が宿っていました。
また、手作りのご飯を前に飛び跳ねて喜ぶ子どももいました。彼女は、その温かいご飯を見て、まるで宝物を見つけたかのように笑顔を浮かべました。
夢中でご飯を食べる彼女。「美味しいです…めっちゃ美味しいです」その言葉に職員も心が温まりました。
新しい環境での生活に少しずつ慣れていく中で、彼ら彼女らには少しずつ心を開き、笑顔を取り戻して欲しいと願います。
この場所で、子供たちには新しい希望を見つけて欲しい、未来への一歩を踏み出す手助けがしたい。
心からそう思っています。
「これからを」、「今日より明日を」、「自分の未来を」生きる。
自立援助ホームいちごは、子どもたちにとって、生きることの喜びや達成感を抱いてもらえるような、希望に満ちた場所でありたいと願っています。
社会へと羽ばたいていく若者たちにとって、就労、進学、資格取得といった挑戦は、未来への大きな一歩です。
しかし、その道のりには数々の苦悩や困難が待ち受けています。
それでも、子どもたちが経済的にも精神的にも自立し、輝かしい未来を切り拓いていけるよう、私たちは全力でサポートします。
自立援助ホームは国からの補助金で運営されていますが、それだけでは十分とは言えません。食費や諸経費、消耗品などの費用を賄うためには、
皆様のご支援が必要です。今後も継続して運営していくために、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
〇 このプロジェクトで男女が別の棟で生活できるようにしたい
「いちご」では、もちろん一人一人の個室が用意されていますが、現状では一階に女子、二階に男子に分かれて住んでいます。
それでも、思春期の男女が同じ棟で生活を共にすることにはやはり抵抗があります。また、性被害を受けてしまった子どもにとっては、
異性の存在が近くにいるだけでもストレスの原因になってしまいます。
現代の自立援助ホームなどで男女が同じ棟に住むデメリットとしては、プライバシーの確保が難しくなることや、
異性間のトラブルが発生しやすくなることが挙げられます。さらに、異性の目を気にすることで、自由に行動しづらくなることや、異性間の恋愛感情が生じることで、生活環境が複雑化する可能性もあります。
現在「いちご」では男女が同じ棟で生活をする形をとっていますが、入居の状況などのタイミングを見て、近々もう一棟の開設を考えています。
皆さまのご支援で、より良い環境で生活できる棟の開設ができればと思っております。
〇 「孤立する若者たちと社会的養護の現状:自立支援の重要性」
現代社会では、多くの若者が家庭の事情や虐待、経済的困難で孤立しています。十分な支援がないまま自立を迫られ、困難に直面することが多いです。
さらに、日本では約4万2000人の子どもが社会的養護を必要としており(社会的養護とは「親と一緒に暮らせない子ども」および「子どもの養育に困難を抱えている、親を含めた家庭そのもの」)、その背景には親の死別、虐待、育児放棄、経済的困難などが挙げられます。これらの問題は、子どもの精神的な不安定や教育格差を引き起こし、将来的な社会問題へとつながる可能性があります。
精神的、経済的な課題や、就労する力が乏しかったり、知的なハンディを持っていたりするために、すぐに社会で自立できない子どもたちがいます。こうした子どもたちは、自立援助ホームに入所し、社会的自立を目指します。
しかし、自立援助ホームへの入所に至るまでに、不安定な家庭環境や苛烈な養育環境を経験した子どもたちが多くいます。これまでの生い立ちから、基本的な生活習慣だけでなく、他者を信頼することや社会性など、本来成長と共に獲得されるべき力が備わっていないことが少なくありません。そのため、主体的に何かを決めたり、取り組んだりすることを苦手にしている場合が多く見られます。
このような状況に対して、自立を「自分一人で生活すること」だけと捉えるのではなく、「人を頼れるようになること」や「自分の頭で考え、自分の意思で行動すること」も重要です。これにより、子どもたちがより健全に社会に適応し、自立した生活を送るための支援が求められています。
〇 自立援助ホームいちごの紹介動画作りましたので、どうぞご覧下さい🙇
〇 「いちご」での生活
・いちごの間取り
2階建ての一軒家。
2階に4部屋、1階に2部屋です。
・リビング、キッチン、お風呂、トイレは共同です。
・食事は手作り。
朝昼夕食のほか、学生さんはお弁当も作ります。
休日のお昼は自立に備え「自分で作る」を目標にしています。
・いちごのイベント
お誕生会、クリスマス会やお正月
お花見やバーベキュー
海や温泉、果物狩りなどに出かけます。
〇 いちごでの約束事
・自分でできることは自分でする 部屋の掃除や洗濯、食器洗い、健康管理や金銭管理など、自分でできることは自分でしましょう。もちろん、必要な時はサポートします。
・仕事をする 自立するために一番必要なことです。 1人暮らしを始めるための貯金をします。
・ホーム費を支払う 食事・水道光熱費・部屋代として、月に3万円(1日1,000円)がかかります。
・周りの人に迷惑をかけない 共同生活は周りへの気遣いが大切です。他の人に迷惑をかけないようにするのは、1人暮らしのアパート等でも最低限のマナーです。
〇 リターンについて
ご支援いただいた資金は、子供たちのために最大限活用させていただきたいと考えております。ご支援いただきました方々には、まず今回のご支援に対するお礼と、ホームの活動を広く知っていただきたいと考えており、主に活動の報告をさせていただきます。今後も見守っていただけましたら嬉しいです。
〇 最後に
こんにちは。代表の平尾香織です。
みなさま、私たちのプロジェクトに寄付をしていただき、本当にありがとうございます。みなさまの温かいご支援により、虐待や貧困などの理由で家庭で過ごせない子どもたちが、共同生活を送りながら自立を目指す「自立援助ホーム」を運営することができます。
みなさまのご厚意は、子どもたちの未来に大きな希望をもたらしています。自立援助ホームは、24時間体制で職員が子どもの生活支援を行い、家庭的な環境で「当たり前の生活」を提供します。子どもたちが学校生活を送り、その後の自立を支える場所として、大切に運営していきます。
みなさまのご支援は、子どもたちの未来への投資です。心から感謝申し上げます。
どうぞ、これからも子どもたちの成長と幸せを応援していただければ幸いです。
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディングをはじめて2日目です☆
2024/08/09 10:42(*'▽')< 活動報告ですみなさま、こんにちは!クラウドファンディングを開始してからわずか2日間で、6人の方々からご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。私たちは皆さんの温かいご支援に励まされ、日々の活動を進めています。ご寄付いただいた資金は、施設の運営や利用者の生活向上に役立てさせていただきます。これからも、皆さまの温かいご支援を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
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