ページをご覧になって頂きありがとうございます、鹿児島県日置市にてエコアクアファーム合同会社を運営しております、長濵(写真左)と前田(写真右)です。
当プロジェクトは現在鹿児島県日置市の廃校活用施設「日日nova」を活用して試験運用を開始した有機農法アクアポニックスを本格的な運用に切り替え、成功事例を実証。
その先に全国の廃校や空きテナントなど、遊休資産を活用した地方創生の一歩に繋げていくため起案致しました。
ぜひご支援のほどよろしくお願い致します。
まずはじめに、今回私たちが取り組んでいる「アクアポニックス」という農法についてご説明させてください。
アクアポニックスは、水産養殖の「Aquaculture」と、水耕栽培の「Hydroponics」からなる造語で、魚と植物を同じシステムで育てる新しい農業の形です。
通常、このような施設を作るには多額の費用がかかります。しかし我々エコアクアファームは現在鹿児島県日置市の廃校となった小学校の一室を利用する形で試験運用を行っております。
現在、私たちが取り組んでいる「小さくはじめるアクアポニックス」についてご紹介させてください。
私たちは現在こちらの廃校となった小学校の一室を使って、以下の2つの形でアクアポニックスの実証に取り組んでいます。
陸上養殖とは、通常は海や川で育つ生物を水質を管理した状態で育成する養殖の手法です。
現在エコアクアファームにて淡水での陸上養殖に取り組んでいるのは「オニテナガエビ」というまだ日本では珍しいエビ。
このオニテナガエビを3m×2mのプールともう1周り小さいプール1つ、小学校の教室のわずか1/3ほどの場所で育成を行っています。
オニテナガエビは通常で4〜6ヶ月、大きく育てる場合には約1年ほどかけて出荷できる状態になるものも。
まだ日本では珍しいオニテナガエビですが、タイなどではトムヤムクン等でも使用される高級食材としての需要も高く非常に美味しい食材なので、オニテナガエビを用いた料理を提供する店舗への提供も考えています。
また、オニテナガエビは食用だけでなく観賞用としての人気も高いため、観賞用キットを含めた販売も展開することが可能です。
更にオニテナガエビの養殖においては、釣り堀り等のレジャー展開も可能なので、地域活性化にも繋げていきたいと考えています。
水耕栽培とは、室内で温度管理を行いながら土を使わずに陸上養殖で循環した水と養液だけで野菜の栽培を行う農法、現在エコアクアファームではバジルの栽培を行っております。
屋外で育てる環境と違い、虫食いなどの被害が発生しないため、農薬を使う必要がありません。
また、LEDライト照射を行い育成するため、自然に栽培するよりも早いスピードで収穫できるというメリットもあります。
現在はバジルのみで試験運用を行っておりますが、今後はレタス、ミニトマト、小松菜、イチゴなどの育成にも取り掛かりつつ、イチゴやトマト等は収穫体験など販売以外のルートでも事業化を実証していきます。
水耕栽培は、天候の影響を受けず未来の持続可能な食料生産を実現する鍵となり、有機農薬栽培という部分で健康面での需要も高まっています。
私たちエコアクアファームは2024年8月より、日置市立日吉小学校跡を改修した、ワーク&コミュニティ施設「日日nova(ひびのば)」にてアクアポニックスの試験運用を既に開始しております。
通常、アクアポニックスの設備導入には多額の費用がかかってしまいますが、現在我々はこの日日novaの教室の一室を利用する形で試験機材を導入。
現在我々が取り組んでいるように、地方に遊休資産として余ってしまっている廃校や空きテナントを活用してはじめることで、初期コストを抑える形でアクアポニックスの導入が可能です。
室内での管理なので、温暖化などによる気候の変化にも対応できるため、気候によって諦めていた植物や、栽培ができなくなってきた地域の特産品の復活にも活用可能。
将来的にはふるさと納税の返礼品として採用されるような商品を育てていきます。
また、通常の農業と違い屋内での作業となるため、除草や農薬散布などの日々の農作業が発生せず、室温管理などの軽微な作業がメインとなってきます。
四季が無くなってきており、農業も人材不足・高齢化が顕著となっており屋内での軽微な作業による障碍者・高齢者等の雇用創出により野菜、果物の安定供給を確立していくことを目指します。
今回の目標金額とさせて頂いた100万円の内訳は新たな機械設備導入を目指しており、以下となります。
水耕栽培設備:60万(1台6万円の設備×10)
陸上養殖設備:24万(1プール6万円の設備×4)
その他、手数料及びリターン原価に充てさせて頂きます
2024年 8月:日日novaの教室エリアを借りて試験運用スタート
2024年 9月:クラウドファンディング掲載スタート
2024年10月:クラウドファンディング掲載終了
2024年12月:日日novaの教室エリアを追加契約予定
2025年1月:新たな設備での養殖・栽培を開始
2025年夏頃:収穫
*配送リターンの支援金額には配送料が含まれます
*現地見学は2025年4月を予定しております
*オニテナガエビの発送は2025年8月を予定しております
ここまでページを読んでくださり本当にありがとうございました。
最後となってしまいましたが、今回のこのアクアポニックス、そしてエコアクアファーム合同会社の活動にかける想いについてお話させてください。
我々は元々アクアポニックスに関わる仕事をしてきた訳ではありませんでした。
そして50歳を過ぎてからの起業という事で周囲の反対はありましたが。今だからこそ出来る部分もあると信じ友人と2人で合同会社を設立。
今後直面して来ると思われる食の問題に焦点を置き、陸上養殖と水耕栽培を合体したアクアポニックスという仕組みを作る事で、地方の人口流出にブレーキをかけ地方の雇用拡大も含めた事業を行って行こうと思っています。
自分達が起業するにあたり、視察も含め色々と調べてみましたが、いずれの方法も初期投資の部分でのハードルが高く、興味を持っている人がいても参入するにはかなり難しい分野だと感じました。
その為、まずは今回の取り組みから廃校や使われていない空きテナントなど全国に存在する遊休資産を活用した事例を成功させ、設備投資の部分でのハードルも下げ、流通の部分までのネットワークの確立もお手伝い出来る仕組みを作っていきたいと考えています。
今回のクラウドファンディングはまさにこの廃校×アクアポニックスの事例を成功に繋げ、そして1人でも多くの方に知って頂くためのプロジェクト。
私たちの活動にもし少しでも興味を持ってくださいましたら、ぜひご支援と拡散のご協力のほどよろしくお願い致します。
エコアクアファーム合同会社 長濵・前田
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