震災後、国の施策として挙がった"防災緑地"。沿岸部に樹を植えることで津波から街を守る役割があり、東北の沿岸部の各地で設置されることになりました。
福島県いわき市勿来地区の岩間町でも防災緑地が作られることになり、津波被害の減災に役立つだけではなく、日常から人々の憩いの場となり地域の再生に貢献するものになるように、計画が進められてきました。
今回のプロジェクトで製作資金のご支援を呼びかけているタイムカプセルやモニュメントも、この岩間町の防災緑地に設置されます。
勿来まちづくりサポートセンターでは3年に渡って、防災緑地に植えるどんぐりを地元で拾い集めるイベント「どんぐり・苗木 採取&ウォーク」を開催してきました。
私たちTsukuba for 3.11も毎年参加し、地元の方々と一緒にどんぐりやその苗木を拾い集め、また集まったどんぐりをポットに移し替える作業を行ってきました。
歩きながらなこその街並みや復興状況を目で見たり、地元の方々や子ども達とお話ししたりして集めたどんぐりの多くは、植樹までの間勿来まちづくりサポートセンターの事務所で育てられていました。
なこそに訪れる度にどんぐりがすくすくと成長していく様子を見て、「どんぐり・苗木 採取&ウォーク」の記憶が思い出されました。