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2024年12月06日 08:00〜

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田んぼのある風景を子供たちへ。"エンジンメカニック米農家"の挑戦

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新米農家らしいアイデアで、御殿場の誇る田んぼの風景を受け継いでいくための取り組みを始めます。

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新米農家らしいアイデアで、御殿場の誇る田んぼの風景を受け継いでいくための取り組みを始めます。

静岡県御殿場市で米農家をしている、安木雄太と申します。
まずはじめに私がなぜ農家になることになったのかお話しさせてください。

私は兵庫県神戸市で生まれ、高校生の時に友人と原付のエンジンを分解組み立てして再び動いた時の感動がきっかけで、エンジンの魅力にハマりました。エンジンをもっと知りたいと思い、自動車レース用エンジンの仕事をするため、22歳の時に静岡県御殿場市に来ました。

静岡県東部にある「富士スピードウェイ」の周辺には、レーシングチームの工場やレース関係の仕事が数多く存在します。私はその一つである東名エンジン株式会社にてCALSONIC IMPUL GT-Rという車両のエンジンを担当していました。レースの仕事が楽しく一生続けるつもりで、子供の誕生をきっかけに会社のすぐ近くに家を建て、御殿場市に本格的に移住しました。

神戸ではマンションに暮らし、お隣さんに会っても会釈するくらい、という生活でしたが御殿場での暮らしは全く違いました。新しく地域の仲間になった私たちに興味を持って話しかけてくれる、地域づきあいがはじまりました。
そうして親しくなったご近所の農家さんの話を聞いているうち、農業に興味を持った私は「農業のやり方はわからないけど、とりあえずネジは締められる!」ということで、農家も兼ねている農機具屋へ思い立って転職。農業機械の整備をしながら田んぼの管理を学んでいたところ、「近所の田んぼをやらないか?」と声をかけてもらったことがきっかけで、2023年末に農機具屋を辞めて本業として“農家”になりました。
(24年6月に認定新規就農者として御殿場市の認定を受けました)

現在は妻と二人の息子(小学生と幼稚園児)の4人暮らしで、本業である農業に加え、農機具屋の手伝い、そしてレース用エンジンのサーキットサポートで収入を得ながら、地域の活動(消防団・地域の草刈り・地域の川を守る鮎沢川漁協など)にも積極的に参加しています。
地域活動の様子


老若男女問わず楽しく気軽にお米に触れられる、御殿場のお米作りを知ってもらうきっかけとして、御殿場コシヒカリを使った「ポン菓子体験」の提供機会をつくることに挑戦したいと考えています。

本プロジェクトへのご支援はポン菓子を作るための「ポン菓子機」の購入費用の一部として活用させていただく予定です。


レースを一生の仕事に!と思っていた私がなぜ農業に興味を持ったのか、もう少し詳しくお話しします。

神戸に住んでいた時とは違い、御殿場では田んぼのある風景が当たり前になりました。そんな中、近所の農家さんからいただいた「御殿場コシヒカリ」の新米が、今までスーパーで買っていたお米は何だったのか?と思うほど、とても美味しかったのです
お米の産地として有名な場所はたくさんあるけれど、御殿場で、自分の身近な場所で、こんなにおいしいお米が作られているということが衝撃でした。「富士山やその周りの山々から流れてくる清らかな伏流水」と「標高400メートル以上の準高冷地であるゆえの寒暖差」、そして「育てる人の愛情」が御殿場のお米の美味しさの秘訣です。
お釜で炊いた「御殿場コシヒカリ」しかしこのとき、もう一つの衝撃がありました。
「農業は儲からないから、やるつもりはない」と次の世代の方(農家の息子さんや娘さんたち)は言うのです。話を聞いてみれば、こうした声は市内の農家で多くあるとのこと。
その時に私はこう思いました。

こんなにおいしいお米が作れる土地なのに、辞めてしまうのはもったいない。
御殿場らしい富士山と田んぼの風景は誰が守るんだ?
…それなら私が作ります!

※心の声 (富士山と田んぼの景色が美しく見える土地を探して家を建てて、窓の位置までこだわったのに、田んぼをやる人がいなくなって荒れ地になったら意味ないやん!)

こうして一念発起して米農家となった私でしたが、「儲からない、やめる」という人たちの気持ちを実感するような現実に直面します。
それは「米の買取価格が安いのに、肥料・機械コストは年々増えていて採算が合わない」こと。特に御殿場は中山間地域なので大規模化も難しく、米で採算が合うようにするのはなかなか難しい。例えばお酒用、お菓子用など米の活用方法はいくつかありますが、1軒の農家で様々な販路を持つことは簡単ではありません。だからこそ頑張って作っても儲からない、結果的に高齢になった今の農業従事者が残り、次世代が農業を継がないという構図が生まれています。

また当事者になったからこそ気づいたのが、田んぼの景観を守ることの重要さ・大変さです。見た目が美しい田んぼは、側面である土手の部分にきれいに芝が生えています。景観だけでなく、土手の雑草をそのままにすると害虫やモグラの発生に繋がるため手入れが必要なのですが、高齢の農家が増えている中、田んぼの外側にかけることができる体力もコストもないのが現実です。日本の原風景であり、私がきれいだなと思った景観は農家の努力により維持されていたものだったのです。
荒れた田んぼを見て、「米農家になりたいな」と思う人はいないでしょう。田んぼの整備も後継者問題に繋がる大きな課題だと考えています。

田んぼの土手


これまでに語ったような現状に直面し、私は新米農家ながら、御殿場のお米・田んぼのある景色を受け継いでいきたい、もっと興味関心を持ってくれる人を増やしたいと考えました。
もちろん大人だけでなく、こどもたちにも。
お米がどのように作られているかや、田んぼで自然に触れる体験を通じて農家という仕事を知ってほしい、そんな体験を作りたいと思っています。

後継者不足問題の解決は簡単ではありませんが、こんなにおいしいお米、良い景色が御殿場にあること、そして米農家について、市内・市外問わずにたくさんの方に楽しみながら知ってもらうことが第一歩になるはずです。
それはもともとレースという全然違う仕事をしていて、知り合いの農家さんのおかげで「お米」の見方が変わり、今に至っている私だからこそ強く感じる部分だと思っています。

では、どうやって知ってもらうのか?今、ふたつの構想 を持っています。


①御殿場産のお米を使った「ポン菓子」を通じて御殿場のお米を知ってもらいたい
御殿場のお米に気軽に触れることができる商品として、お米を使ったお菓子「ポン菓子」を開発 。大人から子供まで楽しめるお菓子を通じて農家に触れてもらうきっかけを作りたい。お土産としての販売やイベントでの提供を考えており、御殿場の名物としてのイメージを強くしていく。売り上げを作りたいというよりは御殿場のPRをするために活用したい商品として考えているが、市内の米農家に対して「あらたな米の使い道を作る(=販路が増える)」という目的も達成できると考えている。

②農業に興味関心がある人と、御殿場の空き田んぼのマッチング
市外に住む人にも御殿場のお米を知ってもらう一つのきっかけとして、後継者がいない・管理する人がいない田んぼを活用して、都市圏に住む人向けに”遠隔米農家“になれる制度を作る。田植えや稲刈りのときに御殿場に来て、自分の米を収穫できるシステムにして、自分の田んぼを持つ体験を提供。収穫した米は自分で食べても誰かに贈ってもいい。
普段の管理は現地の農家(安木)が担い、稲作に必要な資金と労力の一部を支援してもらうことで、農地と景色を維持する。なにより自分で作ったお米を食べる経験、そしてそのお米を親戚や知り合いに食べてもらう喜びを共有したい。


いずれも実際に運用するためには時間が必要ですが、今少しずつ準備を始めています。


今回のプロジェクトはリターンを通じて「御殿場のお米」を知ってもらうこと、こんな野望をもった新米農家の私の存在を知っていただくことに重きを置きつつも、応援していただく資金は構想のひとつめを実現するための初期費用=ポン菓子機の購入費として使わせていただきたい と考えています。
材料となる米の準備やポン菓子を提供する機会の宣伝、場所代、CAMPFIREへの手数料などにかかる費用は私が負担する想定です。

●ポン菓子機の購入費用 … 18万円
こちらのポン菓子機の購入を予定しています。
ポン菓子機の魅力である「ポン!」という大きな音を最大限楽しんでほしいので、
一般向けに販売されている中でも大型のものを選定しました。
本プロジェクトでは購入資金の一部を支援いただけますと幸いです。

●リターンの仕入れ費用 … 15万円 

●CAMPFIRE手数料 … 7万円 

合計 : 40万円 



私が尊敬する二人の御殿場の米農家さんから応援のコメントをいただきました。
おふたりとも、ありがとうございます!

【しげるさん】
我が家から30m・徒歩1分のご近所さんで、引っ越してきた年の秋に新米をいただいて、あまりの美味しさに翌年からお米を購入。安木が米農家になるきっかけにもなったのがしげるさんです。子供たちはしげるさんのお米が大好きで、しげるさんのような、おいしいお米を作ることが私の目標です。

安木君は若いからよい!
今後30~40年は農業ができる。
そういう人に任せられて安心。
安木君が農業してる間に次が育ってくれることを願う。
とにかく若い安木君には期待している。
これからも頑張って!!

【つとむさん】
同じ地区に住む大農家のつとむさん。苗づくりや田植え・稲刈りのときにはお手伝いさせてもらい、お米作りについて教わっています。田んぼの土手もとてもきれいに管理されている、憧れの農家さんです。
同じ地区の担い手として、
新規就農した安木君を応援しています。
春の苗づくりの手伝いから秋の稲刈りまで、
来年も期待してます。
担い手として田んぼを守れるように頑張ってください。

今回ご支援のお礼としてご用意するリターンをご紹介します。
詳細情報、注意事項については各リターンの説明文もご確認ください。

①ポン菓子しようぜ 10,000円
本プロジェクトのご支援をもとに購入するポン菓子機と一緒に安木が出張します。
全国どこでもOKです!(交通費は別途)
一緒に御殿場コシヒカリでつくるポン菓子を楽しみましょう。

②安木のお米食べ比べセット(計3kg) 10,000円
昔ながらの製法である”天日干し”の御殿場コシヒカリと通常の御殿場コシヒカリをそれぞれ一升(約1.5kg)ずつお届けします。
もちろん現代の作り方の御殿場コシヒカリも美味しいですが、昔ながらの農家さんたちはみんな「天日干しのお米は美味しい」と言います。
スーパーには出回らない天日干しのお米をぜひ食べ比べてみてください。

③御殿場コシヒカリ(5kg) 5,000円
安木が心を込めて作った御殿場コシヒカリを5㎏お届けします。
御殿場名産のお米をぜひご賞味ください。

④”いっしょう”分の御殿場コシヒカリ(約1.5kg) 2,000円
安木の作った御殿場コシヒカリを”いっしょう(一升)”分お届けします。※”一生”じゃないですよ
なにか勝負事がある人、”いっしょう”のお米をゲン担ぎに食べて勝ちましょう!

⑤安木の米&しげるさんの米セット(計10kg) 10,000円
安木が米農家になってしまうほどの衝撃を受けた、美味しい御殿場コシヒカリを作ったのがしげるさんです。子供たちもしげるさんのお米が大好きです。
しげるさんの作るお米のように美味しいお米を作るのが私の目標です。
そのしげるさんのお米と安木のお米をセットにしてお届けします。

⑥安木の米&つとむさんの米セット(計10kg) 10,000円
同じ地区に住む大農家のつとむさん。苗づくりや田植え・稲刈りのときにはお手伝いさせてもらい、お米作りについて教わっています。田んぼの土手もとてもきれいに管理されている憧れの農家さんです。
そんなつとむさんが作るお米と安木のお米をセットにしてお届けします。

⑦安木を応援 1,000円
⑧もっと安木を応援 3,000円

ご支援のお礼をメールでお伝えします。
(お会いできる方には、直接お礼を伝えます!!)
※「安木を応援」「もっと安木を応援」は、金額は異なりますがリターンは同じ内容(お礼メール)です。

⑨まちがい探し 1,000円
正解不正解に関わらず、挑戦してくれた方にはさつまいも500g(形は細身ですが、御殿場産の美味しいさつまいもです)をご提供します。
このページのトップにある安木が田植え機に乗っている画像のまちがい探しです。
実はちょっとしたまちがいがあるのですが…ぜひチャレンジしてください。
回答を「応援コメント」に記入お願いします。


まずはお米に楽しく触れて、御殿場に米農家がいること、そしてこの素敵な風景を知っていただくきっかけを作りたいと思い今回プロジェクトに挑戦します。

いつかは御殿場のほかに同じ課題を抱える地域にも広がっていくことを目指して、自分らしく活動をスタートさせたいという思いです。

ご興味を持っていただけましたら、ぜひ支援のほどよろしくお願いいたします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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