自己紹介
わたし達、国連支援交流協会(以下FSUNと表記)は、国連支援財団の公式パートナーであり、
人権、教育、貧困、環境などの諸問題を解決すべく活動しているNPO法人です。
国連支援財団とルーツを一つとする我々は、国連支援財団を通じて、国連経済社会理事会へ意見書を提出できる立場にあります。
「世界のために、いいことしよう」という気持ちに賛同いただける企業や個人の皆様とともに、イベントの開催・参加、プロジェクトの立ち上げ・推進などを通じて、各国への支援だけでなく、友好関係を育んできました。
このプロジェクトで実現したいこと
「ケニアへの継続的な支援を行うため、ケニアと日本の友好関係のシンボルとなる「テーマソング」をつくりたい」
このテーマソングは、本プロジェクト成功後、日本国内でのCDリリース、各種配信サービスでの展開はもちろん、ケニアでの販売も予定しています。
■ケニア側
ダグラス・ワキウリ (元マラソン選手、歌手)
1963年9月23日生まれ。
ケニア ランガタ地区出身、ケニアから日本に陸上留学した初めてのマラソン選手
19歳でヱスビー食品陸上部に入部。名伯楽 中村清監督の指導により、生来の素質を開花
・1987年 世界陸上選手権(ローマ) 優勝
・1988年 ソウルオリンピック 銀メダル
・1995年 ワールドカップマラソン(アテネ) 優勝
・1996年 現役引退
・2009年5月 故郷ケニアで、自然環境保護をテーマとしたハーフマラソン大会の実行委員長を務める。このマラソン大会は、ナイロビ・ソトコトマラソンとして、コロナ禍の2年を除き、毎年開催。
・2021年6月 日本とケニアとの文化交流の振興などの功績に対し、旭日双光章が授与される。
スポーツを通じて、日本とケニアの架け橋となったばかりではなく、歌手として、スワヒリ語・英語・日本語の入った歌詞の曲を歌うなど、今回の支援にあたり、シンボル的な存在である。
■日本側
Sparky Shadow (FSUN広報大使)
名古屋を中心に活動するダンス&ボーカル ガールズ ユニット。
2014年活動開始以来、過激になりがちなローカルアイドルとファン交流に対し、握手を含む一切の身体接触なしを特徴とする。
2023年、児童虐待防止、性的な搾取の防止などの取り組みが認められ、FSUN広報大使となる。ライブハウスなどでのイベント参加の傍ら、SDGsに関するイベントへの参加多数。
プロジェクト立ち上げの背景
かつて、干ばつや内戦により飢餓のイメージが先行していたアフリカ大陸。
現在のアフリカの姿をご存じの方は、どれほど見えるでしょうか?
日本の都市と変わらないような、大きなビル、立派な道路、豊かな生活。
といったら、信じてもらえるでしょうか?
実は、アフリカの中でも、発展著しい国がいくつもあり、上記のような生活水準になった都市もあります。
ケニアは、内陸国が輸出入するためのハブとなる港を有しており、日本からも多くの企業が進出するなど、経済発展の著しい国の一つです。ただ、あまりに急速に発展したため、いろいろなひずみが生まれてしまっていることも事実です。
例えば、アフリカでも最大級のスラム街「キベラ・スラム」。現在は80万人が暮らしているといわれています。
【インフラの整備状況・住環境】
その生活は様々な問題を抱えています。
都市インフラという観点では何もかもが不十分です。
これはスラムが不法占拠された場所であり、居住区域として整備されたものではないという歴史的背景があります。
そんな場所に建てられた家々は、「小屋」と呼ぶのがふさわしい粗末なものですが、多くの人は、これを借りて暮らしています。
舗装された道は大通りだけで、ほとんどありません。多くの道は、舗装されていないだけでなく、下水の水があふれ、足元はぐちゃぐちゃ、においもひどいものです。日本のように側溝だけでもあれば違うのでしょうが、側溝がある道さえ、一部にとどまっているのです。
上水道は、比較的経済力のある一部の家にしかありません。少ない稼ぎの中から、その水を買うためにお金を払う人々がほとんどです。
川もありますが、ゴミであふれかえり、飲み水に使ったらまずいなということが瞬間的に伝わるレベルです。
下水道は、ありません。そもそもトイレ自体が20~40軒に1つという状況です。
比較的整備されている学校のトイレでさえ、地面に穴が空いているだけのもの。当然、排泄物は地面に垂れ流しとなっており、先ほどの道にあふれた下水の一部になっています。
こうした公衆衛生上の問題は、感染症リスクを高めています。
小さな子どもたちにとって、下痢による脱水症状などは命にかかわる問題となります。
また、日本ではほとんど見られない野犬の問題も、根深く存在します。飢えた野犬は、食べ物を狙い、人間にさえ襲い掛かります。
この際、ケガをするのはもちろん、狂犬病のリスクもあります。
狂犬病が発症した場合の致死率は、ほぼ100%。
感染後、発症前に、病院でワクチン投与を受けられれば、助かるとはいえ、スラムではそうした病院に行くことさえ難しいのが現実です。
【貧富の差】
インフラについて話をする中で、お気づきの方もみえるかもしれませんが、スラム内でも、貧富の差があります。
小屋を貸すもの、水道水を販売するもの、彼らは、スラム内でも経済力がある人々です。
中には、窃盗団であったり、暴力を背景に力を持った人たちもいます。
彼らが売る水の値段は、通常の5倍ほどと高額に設定されていることが多いものの、地元の住民は彼らから買わざるを得ず、経済格差はさらに広がることとなります。
他にも、バイクを持っている、テレビを持っている、など、何かを持つことで、それを商売に活かしている人たちもいます。
これらは、需要と供給のもとに成り立っている商売であり、なんら悪いことではありません。
ただ「スラムに住む人は、すべて貧しい」のではなく、スラム内にも貧富の差があることは、知っていてほしいのです。
【女性を取り巻く環境】
感染症のリスクについて、すでに話しましたが、女性たちを取り巻く環境は、より深刻です。
まず、日本ではあまり知られていないですが、アフリカを中心に「女性器切除」という慣習があります。
ケニアでは法律で禁止されていますが、それでも、都市部から連れ出して、農村部で受けさせるなど、依然として存在しています。性的な快感を感じる部位を切除することで、自発的な性行為をしなくなる、結婚まで純潔・処女性を保てると信じられていることで、結婚の条件とされているケースもあります。
この行為は、母親や親族の女性に押さえつけられ、麻酔や鎮痛剤なしで、かみそりやナイフ、時には石で行われます。
当然、激痛を伴うばかりか、大量の出血、感染症リスク、回復まで続く痛みなど、深刻なダメージを与えます。
麻酔なしで切りつけられることを想像してみてください。それが自身の性器に対してだったら、、、、
あるいは、一部では、結婚前に、親類の男性たちと性行為を強要されるような習慣や、幼い子どもを結婚させる習慣が残っているケースもあります。
こんな笑顔の彼女たちさえ、その危険にさらされています。
結婚とともに語るべきは、妊娠・出産でしょう。15~19歳で出産する女性は10人に1人。
そして、この15~19歳の女性の死因のトップは、妊娠や出産に伴う合併症です。
中には、9歳で妊娠・出産したという信じられない話も存在しています。
運よく、無事に出産できたとしても、そこからは、貧困との戦いとなります。
妊娠の結果、学校を退学してしまったことで、母親たちは勉強を続けられず、将来の選択肢が絞られてしまいます。より高い給料の仕事はできず、貧困が続くことで、子どもたちの健康や教育に影響を及ぼします。こうした状況で、若い女性は、現金を得る手段として、性産業に就くケースがあります。
・子どもの制服を買うため。
・給食費を払うため。
・明日の食事のため。
・自身の生理用品のため。
兄弟や家族のために、自らの身体を差し出さなければならない状況は、本来あってはならないものです。
女性たちの尊厳は守られるべきであり、望まない妊娠、安全でない中絶、性感染症、女性器切除などが、彼女たちの未来を閉ざすことがないように取り組んでいく必要があります。
【赤ちゃんを取り巻く環境】
上記のような母親たちに対して、赤ちゃんたちはどういう状況かというと、こちらも苦しい状況にあります。
日本であれば、紙おむつやおしりふき、粉ミルクなど、ケアが行き届くようなアイテムがそろっています。
これに対して、キベラ・スラムではそうしたアイテムが手に入りません。
母親たちが出産までの期間に十分な栄養を摂取できていなければ、流産や死産のリスクが高まるばかりか、低体重や発育阻害なども発生します。
生まれてから、母親たちが栄養不良となれば、母乳での子育てが困難となり、赤ちゃんたちも飢えることとなります。
粉ミルクが手に入ったとしても、それを作るための水にも問題がある環境では、公衆衛生上のリスクにさらされます。
ケニア全体での統計では、5歳までに亡くなるのが7.3%というデータがあります。
スラムでは、これ以上の割合で、子どもたちが亡くなっています。
【男性を取り巻く環境】
女性たちの悲惨さに対して、男性たちはどうなのかというと、こちらは違う悲惨さを抱えています。
安定して収入を得られる職に就けるのは、一部の人のみで、不安定な生活を余儀なくされている人が大半です。
不安定な生活をする人たちがたくさん集まれば、そこにはトラブルが発生します。
善良な市民として、平穏に暮らしているだけでも、犯罪に巻き込まれる、抗争に巻き込まれるなどで命を落とすケースもあります。
仕事がないことで、なんとか食べていくために、恐喝・強盗・空き巣などの犯罪に手を染める人もいます。こうしたケースでは、警察に射殺される、自警団に制裁として暴行を加えられ死亡するといった例もあります。
仕事も食事もない中で、空腹を紛らわせるために、薬物依存に陥る人もいます。
あるいは窃盗団に入ることで食事を得る人、居場所をつくる人もいます。
【まとめ】
こうした様々な事情により、現代日本では考えられないほど、キベラ・スラムでは簡単に人が死んでいきます。
悲惨な場所だと感じた方がほとんどではないでしょうか?
しかし、そこに生きる彼らの表情は、決して暗いものばかりではありません。
こうした環境下であっても、「生」の喜びを感じ、未来に向けて、行動している人たちがいます。
路上では商売をする人たちがいて、街のあちこちで音楽が鳴っています。
少しでもいい生活を送れるように、学校に通いたい、学びたいという子どもたちもいます。
子どもたちを守るため、一生懸命に生きている母親たちもいます。
彼らを支援するために、すでに多くのNPOや、国や自治体からの支援が行われています。
では、わたし達が、今回行う支援は、それらとはどう違うのでしょうか?
・実績ある支援に対しての支援拡充を行います。
・一時的な支援ではなく、長く、継続的な支援を行います。
・日本からの支援だけでなく、ケニア国内の富裕層からも支援してもらいます。
これまで、日本からの支援は「あげる」支援でした。
お金をあげる、物をあげる、やってあげる、建ててあげる、つくってあげる。
これが一定の成果を残したのも事実です。
中には、人生を救われたという人もいれば、豊かな生活をできる人も生まれました。
ケニアが経済発展しつつある、今。
今度は「ケニア国内で、一定の成功を収めた人たちが、ケニアの貧困層を支援する」というモデルを作っていくことが大切だと考えています。
今回、わたし達は友好ソングをつくります。
この友好ソングを、日本国内のみならず、ケニア国内で販売しようと考えています。
購入するのは、これらの音楽にアクセスできる、比較的豊かな生活が出来ている層です。
「友好ソングのCDを買ってくれると、キベラ・スラムへの寄付となる」
「友好ソングをダウンロードしたり、ストリーミング再生してくれると、キベラ・スラムへの寄付となる」
「友好ソングが、YouTubeなどで利用されると、その利用料がキベラ・スラムへの寄付となる」
「音楽を聴く」という楽しいことが、支援になる。
我々の思いに賛同し、ご支援いただければ幸いです。
予定している支援先
現在、予定している支援先のひとつは、キベラ・セブンキッズスクールという学校です。
わたし達は、この学校に対して2014年ごろから、継続的に支援をしています。
この学校には、現在、約200人の子どもたちが在籍し、3クラス90人ずつが毎日かわるがわる通学しています。
・もう1クラスあれば、もっと多くの子どもたちを受け入れられるのに。
・月に3,500円ほどかかる、授業料や給食費をもっと安くしてあげたいのに。
・教材などもちゃんと買いそろえたいのに。
より多くの子どもたちに、よりいい環境で、教育を提供するため、支援を行っていきたいと考えています。
※昨年 寄贈した文房具の一部
現在の準備状況
状況:
・2024/07/15 プロジェクト キックオフ
・2024/08/21 プロジェクトチーム 新規参画スタッフ向け説明会
・2024/09/13 進捗確認、課題整理
・2024/10/01 Music Wings公式サイトを開設しました。(URL:https://music-wings.info)
・2024/10/19 インフルエンサー向け説明会を実施しました。
【説明会の様子】
リターンについて
現在、用意しているリターンは、下記のとおりです。
・寄付(お礼メッセージ / お礼メッセージ動画)
・CD (1枚/2枚/20枚)
・ブックレットへのお名前記載
・ブックレットへのロゴ記載
・出前ライブお届け券
スケジュール
【2025年】
01月末 クラウドファンディング終了
02月上旬 楽曲製作
02月下旬 レコーディング
03月上旬 マスタリング
03月下旬 CD製作
04月 リターン発送
04月 各種配信サイトでの配信スタート
04月 日本での販売スタート
04月 ケニアでの販売スタート
資金の使い道
楽曲製作費:約50万円
レコーディング費:約150万円
CD製作費:約50万円
CD発送費:約20万円
その他人件費:約30万円
今回集めたお金が、活動後に残るようであれば、楽曲のプロモーション活動や直接支援に充てさせていただきます。
最後に
「ケニアに対しての支援」というと、遠く離れた場所で起きているできごとで、実感が湧きにくいかと思います。
しかし、そこに暮らす人々は、わたし達と同じように、愛する人と暮らし、ご飯を食べ、子どもを育て、という日常を生きている人たちです。
たまたま生まれた場所がスラムであるというだけで、幸せに暮らす権利が奪われてしまう。
そんな悲しい現状を打破するには、「身近なところで起きている、実感の湧く問題」として、ケニアの人々に目を向けてもらい、支援をしてもらうということが必要不可欠です。
このプロジェクトは、音楽という「共通言語」をつかうことで、わたし達の支援のあり方を変えるチャレンジです。
すべての人にとって、素敵な未来のために、このプロジェクトを支援いただければ幸いです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る開始から10日、中間報告
2024/11/10 21:53本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。本プロジェクト開始から、10日間を経過いたしました。日々の閲覧数は、延べ1300を超え、多くの方に関心を持っていただけていること、非常に嬉しく思っております。わたしたちFSUNには、UPS支部があります。ナイロビに常駐し、現地での情報収集、支援の拠点となっています。今回のプロジェクト開始にあたり、私たち日本にいるスタッフも、キベラ・スラムについて、現地スタッフから説明を受けました。「足りてるものは、何もない」日本では考えられないような、子どもたちの生活。だからこそ学校を中心に支援することで、現地の状況を良くしたいという思いを強くしました。一回限りの支援ではなく、長期に渡り、継続的な支援を行なっていくために、わたしたちは「音楽」を選びました。このプロジェクトで作られる楽曲は、Amazon musicや、 Apple musicなどの主要サービスでの配信を予定しています。これらは「聴くだけで、現地への支援」となります。CDを購入いただければ、それも支援となります。みなさま、本プロジェクト拡散にもご協力をお願いいたします。※ハッシュタグ #音翼 をつけていただければ幸いですまだまだ序盤。最後まで全力で走り抜けますので、よろしくご支援のほど、お願いいたします。 もっと見る
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