自己紹介
私は写真家として日本の自然をメインに撮影しています、井上嘉代子と言います。岐阜県出身で、現在は山梨県の北杜市に住んでいます。でも年の半分も家にはいません。国内の写真を撮るために車で移動しながら生活しているからです。
今回、長野県上田市のアイ写真工房の山岸さんからお声掛けいただき、初の写真集を作る話がスタートしました。そして、写真家の佐藤大史さんをアートディレクターに迎え、プリンティングディレクターは鈴木利行さんにお願いしました。来年の2月の出版に向け、主にこの4人で進めていきます!
このプロジェクトで実現したいこと
私は小さな頃は岐阜の長良川のそばで育ちました。小学生の頃「この水はどこからきているのだろう」と思い自転車を走らせ分水嶺まで行きました。今も、雲海や光芒が出れば、どうして出たのか、その始まりが気になります。日の出や日の入りを見ると、沈んだ太陽は今どこを照らしているのか、地球の回転を考えてしまいます。また、私は人そのものは自然だと思っていますし、それならば人が作ったものも自然だと考えていますので、人工物を入れて撮った写真もあります。特に水辺が好きで、水にまつわる写真を多く撮ってきました。
そんな私が今まで撮り続けてきた写真は膨大な量があります。たくさん撮った写真をまとめるのはとても大変です。自分が良いと思ったものだけでまとめると独りよがりになってしまうかもしれない。そうならないよう、客観的に写真を判断してもらうために、同じく写真家である佐藤大史さんにアートディレクターとして入っていただきました。写真展の会場は壁面の長さが合計で60メートルを超える大きめの会場なので、空間のデザインも合わせてお願いしています。
写真展は、長野県松本市の信毎メディアガーデンにて、2025年2月8日から16日まで開催します!!
時間などの詳細は今後アップしていきます。
そして今回、プリンティングディレクターには数多くの写真集を手掛けている鈴木利行さんに入っていただいております。写真は印刷をすると色やコントラストが大きく変わってしまいます。写真集印刷を熟知している鈴木さんが印刷データの管理や印刷時の立ち会いなどをしていただくことで、自然の持つ色や光をみなさんにお見せすることができます。
写真展も写真集も、どちらも個人で行うにはとてもお金がかかります。来年2月までの道のりでかかる金額を支援していただきたくクラウドファンディングをすることにしました。
プロジェクト立ち上げの背景
私がフリーランスとして写真を始めたのは2012年のことです。その3年前の2009年、交通事故に遭い右手が自由に動かなくなってしまいました。デザインの仕事も辞め、好きだったカメラも手放し、落ち込んでいたこともありました。でも、事故の3年後の2012年、就職したばかりの次男がカメラをくれたんです。そのあと、またカメラを持って自然に向き合うようになりました。片手での撮影は思ったよりも大変で、最初は四苦八苦。カメラを構えるのもシャッターを切るのも利き腕ではない左手。望遠レンズは片手で支えられなかった。でも家族の想いを力に、自分を奮い立たせてきました。現在も左手だけで撮影をしています。
私にとって写真を撮ることより大事なのは、まずは自分が自然と向き合って、感動すること。そして、そこにある匂いや音、光を撮りたい。見る人に、そこにいるような気持ちになって欲しいんです。写真を「見る」だけでなく、そこにある音や匂いまで「感じて」欲しい。
私がそう思うようになったことには、一つきっかけがあるんです。ある時出会った脳性小児麻痺の子。自分で動くことのできないその子に「どんな景色が見たい?」。と聞くと「天の川」と真っ先に答えてくれました。同じ障害をもつものとして、私は彼らの目になりたい。そう感じました。この想いが今も私の原動力の一つになっています。
森や川、山に入り、海を見つめて私が感じるのは、全ては地球の一部だということ。2012年から見つめてきた自然を、写真展と写真集で多くの方に共有し、感じてもらいたい。その想いを形にするために、私は写真展と写真集を作ることに決めました。
現在の準備状況
8月現在、ディレクター陣と写真集の内容について打ち合わせをしています。最近撮った写真だけでなく過去に撮ったものも整理し、佐藤さんに見ていただいています。佐藤さんには「少なくとも1000枚は見せてください」と言われていますが、今はまだ300枚。頑張って整理します!鈴木さんは写真集の紙の質や大きさなどを検討してくれています。現在はA4程度のサイズで112ページを検討しています。クラウドファンディングがうまく行ったらハードカバーにアップグレードもできるそうです!
写真集の制作と同時に国内のあちこちで撮影をしていますので、現在どこでどんな風景を見ているか、こちらのページでも共有しますね!
写真集仕様
・A4サイズ横本(横297mmX縦210mm)
・本文112ページ
・写真展数 およそ100点
・オールカラー
・並製本左綴じ
※支援金が目標金額を超えた場合、上製本(ハードカバー)にグレードアップ!
スケジュール
【記載例】
24年9月 クラウドファンディング開始
10月 クラウドファンディング終了
12月上旬 写真集印刷
25年1月 写真集製本
2月 写真展開催
3月 リターン発送
最後に
「ある日突然右手の機能を失い、頭の中が空っぽになり、たくさんのできることも失いました。しかしその反対にたくさんの素晴らしい出会いがありました。
今、私がこうしていられるのは家族を含む全ての支えてくださった皆様のおかげです。
日々感謝の気持ちでいっぱいです。
この写真集と写真展で、皆様に恩返しをすることができたなら...。
そう考え、今も旅をして写真を撮り続けています。
できないことも増えたけど、私にしかできないことも増えました。
それはこの魔法の左手が捉えた日本の自然を一人でも多くの方に届けること。
日本の中でも自然の宝庫である長野の地で成功させ、ぜひこの後にも繋げていきたいプロジェクトとです。」
最新の活動報告
もっと見るいよいよ残り3時間!
2024/09/30 21:03たくさんの方からの応援感謝いたします。残すところあと3時間となりました。このクラウドファンディングは終了してもプロジェクトはまだまだ続きます。これからの写真界に繋げられるよう活動していきます。続けての応援をよろしくお願いいたします。「Source」この世に存在するものには始まりがある。私たち人間含め、すべての自然の命に。美しい水を見つければこれはどこから来ているのか、どこで生まれたのか。水、粘菌、苔、野生動物、宇宙人までどれも私にとっては始まりを知って追い続け、それを写真というかたちで残していきたい。未来の自然を残すために...。 もっと見る
クラウドファンディングも残すところあと3日となりました。
2024/09/28 20:32今回は森と生きているお話です。一年の大半は車で旅をしている私ですが、家に帰ると森の自然が待っていてくれます。標高1400mの八ヶ岳の森は、春になるとクマザザが生い茂り、クリンソウやレンゲツツジなどが庭にひっそり咲きます。フクロウ夫婦が子育てにやって来て、ホンドリスは毎朝屋根の上を運動会。秋はこの緑が一面秋色になり、そこを何十頭もの鹿が走り抜けましす。冬にはマイナス20℃になることもあり、窓越しに庭を舞うダイヤモンドダストが見られます。我が家はそんな自然の中に建てさせてもらった...。だからいつでも自然と共存したい。例えば虫が来ても森のネズミが入り込んでもそっと一緒に暮らします。人間も自然の一部であることをいつも考えながら。今回の写真展写真集には、そんな私の想いもたくさん詰め込んでお届けできれば良いなと思っています。 もっと見る
クラウドファンディングも残り5日間となりました!
2024/09/26 20:00たくさんの方から応援いただき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。井上は14日間の北海道から東北の取材を終えて、八ヶ岳へ戻って参りました。北海道や青森も寒かったのですが、我が家も気温1桁でこんシーン初のストーブON!今日は北海道のキャンプ場でのお話。愛車と共に新潟からフェリーで小樽へ向かいました。そこから一気に道央まで走り、天気が良い時はキャンプ場でテント泊、雨の日は車中泊です。行きのスーパーで食材を買ってBBQをしたり、朝はスキレットでトースト。これが美味しいのです♪道の駅で仮眠をすることもありますが、車中泊OKのキャンプ場だと炊事場も使えるしゴミの処分もしてもらえて安心。お気に入りのキャンプ場は「キトウシの森」です。なんと一泊300円!敷地内にスパもあり、ここのサウナがまた良くって。いつも取材旅の時は、撮影はもちろん他に食事や温泉やキャンプを楽しんでいます。北は北海道、南は西表島までキャンプ場制覇しました。夜、星を見ながらそのまま外で寝てしまったこともあります。いつか撮影とキャンプの動画作れたらいいなーと思ってますが、いつになることか...。それではあと5日間ですが、皆様の応援お待ちしております! もっと見る
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