注目のリターン
もっと見る現時点でわかっている養生サポートバンドの機能についてまとめました
活動報告に、現時点でわかっている養生サポートバンドの機能についてまとめました。
一体どういう作用なの?と思っていらっしゃる方はぜひご一読ください!
2024/12/11の時点で4,192,280円のご支援をいただいています。
ネクストゴールは「あと200名のご支援をいただくこと」です。
12月11日時点ではあと115名です!
自己紹介
初めまして、鍼灸師の若林理砂です。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年にアシル治療室を開院。現在は東京都品川区の戸越銀座にアシル治療室とStudio Libraという武術と東洋医学を学べるスタジオを併設しています。私自身の現在の趣味はカポエイラとブラジリアン柔術です。
著書に『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』『気のはなし 科学と神秘のはざまを解く』『謎の症状 心身の不思議を東洋医学からみると?』(いずれもミシマ社)、『安心のペットボトル温灸』(夜間飛行)、『決定版 からだの教養12ヵ月―食とからだの養生訓』(晶文社)など20冊を超えました。
このプロジェクトで実現したいこと
私のプロジェクトは、着けて動くことで足のアーチをトレーニングしてくれるテーピングの技法を、粘着テープを使わずに再現できる「養生サポートバンド」を販売したい!です。
プロジェクト立ち上げの背景
このバンドのおおもとになるテーピングの技法を発見したのは……忘れてしまうほど昔です。鍼灸師である私は、患者さんの身体全体を見て治療を行うため、あらゆる方法を探っていくのですが、その中で足裏のアーチが崩れることでさまざまな体の痛みを発生させている症例に多数出会いました。
多くの症例では足裏のアーチが潰れる形で崩れ、重心位置が内側に倒れ込んでしまうのです。しかも、足の左右で崩れ方が違っており、立っていると身体の全体が左右のどちらかに歪んできてしまいます。この障害で一番ポピュラーなものが、外反母趾です。そのままにしておくと年齢が上がるに従ってどんどん悪化していきます。
ある時、「これは簡単なテーピングで改善がかけられる」と気づき、患者さんたちにあるテーピングを施すようになりました。このテーピング方法は、足の動きを誘導してくれるテーピングで、単に足をギュッと締め付けるものではありません。テーピングを施して日常生活を送ることによって、体本来の良い動きを誘導、足裏の正しいアーチが効率よく鍛えられるものなのです。
このテーピングを施すと、瞬間的に体の柔軟性まで変わるほど効果があるものです。立位の柔軟性の低下は、関節そのものが硬いことが原因となっている場合より、足裏のアーチ構造の不具合でボディバランスが崩れていることにより適切な力の抜き方がわからなくなっていることが原因であることの方が多いのです。
これで患者さんたちの悩みが解消する!と私は思っていました。
ですが、患者さんから「先生、このテーピングの方法、とてもいいのですが、皮膚が痒くなってしまって毎日できなくて……。」と相談されました。その頃、治療室と併設している武術と東洋医学が学べるStudio Libraの会員さんからも、「足のテーピングを妻に教えたのですが、とてもいいけれどテープでかぶれてしまう。なんとかならないのですか?」とのうったえがありました。
テーピング自体の原理は、皮膚を一部引っ張ってやることで、足の筋肉の動きを誘導しています。ですので、伸縮性のある素材に一部滑り止めを設置し、これにより皮膚を引っ張って巻き付けることさえできれば良いのです。そのようなバンドを作ることができれば、皮膚が敏感な方でも常にテーピングと同じ効果が得られます。
初めは市販の伸縮性のある巻きつけ方サポーターを利用し、そこにシリコンゴム糊を塗り、試作品を作りました。そして、Studio Libraの会員さんたちに試していただいたところ、「これは……テーピングと同じです!」との感想をいただきました。やった、これで製品にできる!!
しかし、ここからが大変でした。伸縮性があってしかも耐久性に問題がなく、装着したまま靴も履けるようにできるだけ薄手のものを……と、素材をいろいろ試して作成。これで行ける!と思ったら、装着しているうちに面ファスナーの部分があっという間にダメになるなど、さまざまな困難にぶち当たりました。
そして……、患者さんや会員さんの訴えから1年半。やっと完成しました。「養生サポートバンド」です。
テーピングは皮膚表面に直接施さなければ効果が得られませんでしたが、「養生サポートバンド」は、素肌に直接装着する以外に、靴下の上から装着しても同じ効果が得られます。ですので、「サポーターをつけるだけでも生地で擦れて痒みが出る」などの敏感肌の方でも問題なくご使用いただけます。
また、従来の足サポーターは、外反母趾を改善するのに足指の間に仕切りがつけてあったり、アーチを保持するために足裏からパッドで支えたり、横アーチを作るのに強く締め付けたりなど、装着時に苦しさを感じるものが多く、つけ続けるのが辛くなって辞めてしまったとおっしゃる患者さんが多くみられました。ですが、「養生サポートバンド」は、テストに参加してくださった皆さんが「つけているのが苦にならない」「キツくない」「これならいつでも着けられる」との感想を寄せてくださいました。
そして、元々のテーピング法が「テーピングをして動くことで足裏が鍛えられる」というもの。「養生サポートバンド」を自宅では素足で、外出時に靴を履く際に靴下の上から、夏場は素足につけてサンダル履き……と、できるだけ長時間つけてくださった方は、足のアーチ構造がかなりの速さで鍛えられ、とても綺麗な足に変わったのです。
テーピングでは、皮膚のダメージが大きくて続けて行うことが難しかったので、ここまで長期間試行することができなかったのですが、「養生サポートバンド」を開発したことで、テーピングテープの理論が正しかったことが確かめられる結果になりました。
現在の準備状況
現在は、製品の仕様も決定しており、装着方法やその他が書かれたブックレットの作成、パッケージの選定まで終わっており、製造メーカーさんが見積もりを行っている最中です。見積もりが終了し支払いが完了次第、作成に取り掛かっていただく状態です。また、実用新案も申請し終わっております。
リターンについて
⒈養生サポートバンドを割引価格でご購入いただけるようにします。
⒉養生サポーターバンド+ボディワークのセミナー参加券
⒊養生サポーターバンド+東洋医学相談の参加券
スケジュール
11月中 見積もり完了、養生サポートバンドをメーカーさんにての制作開始
12月中 クラウドファンディング終了
2月中 メーカーさんから納品。
2月末〜 クラウドファンディングしてくださった方々に品物発送
最後に
プロトタイプをメーカーさんより供与いただき、アシル治療室の患者さん(外反母趾、内反小指、扁平足、魚の目の頻発などの足のトラブルがある方々)にテストしていただいたところ、私も驚く結果が得られています。手術や中敷、硬い装具に頼らなくても、体のバランスは改善できるのだな、と思わされる結果でした。
また、Studio Libraの会員さんに試していただいたところ、「体の安定度が高くなった」「立位体前屈が急激に曲がるようになった」「片足立でふらつかない」「長時間歩いても疲れないからついつい遠出してしまった」。武術仲間に試してもらったところ、「デッドリフトでいきなり重たいのが上がるようになった。どういうこと?ナニコレ?」との感想をいただいています。
装着も簡単、つけ続けてもキツくならない。それでいて効果が高い「養生サポートバンド」をぜひみなさんに試していただきたいです!
(下記は過去に設定したゴール等に関する記載です)
更なるゴールは、『じゃあもう、行けるところまで行ってみよう!』
ムリ目のネクストゴールとして設定した300万円を突破いたしました。
クラファン期間は、まだたっぷり残っております。
研究費はあればあった分だけ助かります。
北川さんが最強装備として全身につけた動画がアップされましたが、体幹部は巻いていないのです。
実は、体幹部にも巻くと、「ある効果」が発揮されるのは、手作りのバンドで確認しているのですが、
「どこにでも巻けるとなると使用者さんたちが大混乱するのでは?」
と思って、今回は足部だけに限定して商品化したのです。
ネクストゴールは「あと200名の支援をいただくこと」に設定し、セカンドロットを発注するための資金も作ることを目標にいたします。ですので、現時点で販売先が決まっていない初期ロットの全てをクラウドファンディングのリターンとして解放します。
これが売り切れた時点でセカンドロットを発注をかけますが、「納期に2ヶ月程度みてほしい」とメーカーさんに言われています。もしも初期ロットが売り切れた場合はセカンドロットもクラウドファンディングのリターンとして設定することを考えておりますが、そちらのリターンは数ヶ月納品が遅くなることをご承知おきください。
もう一度ネクストゴールを設定しました!
開始後12時間で用意した養生サポートバンドが全て売り切れ、翌々日に追加したものも2個組が1日足らずで完売し、5%オフのリターンもわずかになりました。11月12日現在、当初の目標の269%もの支援をいただいています。
269%達成いたしました!
次の目標は300万円!&データをとりに行こう!
(2024/11/12追記)次の目標金額は300万円とし、養生サポートバンドを使った際に身体にどんな変化が起こるかをデータで確認しようと考えています。現在、私の臨床やStudio Libraでお願いし、足に不具合を抱えた患者さんや会員さんに養生サポートバンドを使用してもらっています。わずかな母数ではありますが、さまざまな不具合の改善が見られています。こちらの症例は継続使用により11月現在、さらに改善しています。こういった症例を蓄積したり、計測機器のある施設にて養生サポートバンドをつけた際にどのような変化が起こるかを確認してデータを取ることにご支援いただいた資金を投入しようと考えています。
ネクストゴール設定中!
(2024/11/10追記)クラウドファンディング開始後12時間で用意した養生サポートバンド全てが売り切れてしまいました。私としては「ちょっと多いけど、このくらい売れたらいいなあ……。」と思っていた量をリターンとして設定していたので、朝起きてプロジェクトページを見て、何が起こっているのかしばらく唖然としていました。このクラウドファンディングと当時に、Youtubeコラボ動画を公開いたしました。
ささきスポーツ整骨院 佐々木勇介先生とSYSTEMA TOKYO インストラクター 北川貴英先生とのコラボ動画です。
この動画の中でご紹介しているように、養生サポートバンドは足のアーチの改善以外にも様々な部位に使うことが可能なものです。将来的な展望として、太さや長さが違う養生サポートバンドを制作し、様々な部位に使用することができるようにしたいです。手作りの試作品では、体幹部のねじれなどにも対応できることを実際に確認しています。ネクストゴールで支援いただいた資金は、そちらの研究開発費などに充てたいと考えています。
最新の活動報告
もっと見る納期ズレについてのご報告
2024/12/13 06:49昨日、メーカーから連絡があり、製造工程上の問題が発覚、納期が遅れると報告がありました。最大1ヶ月の遅れとなるため、2月末まで納期がずれ込む可能性が出てきました。現在、支援者様へのリターン品送付が1月末の予定になっていますが、こちらが最大で3月初頭までずれ込むことも予想されます。メーカーには2月末は厳守しこれ以上の遅延はないことを約束、可能な限り早くの納品をお願いいたしました。大変申し訳ありませんが、ご了承ください! もっと見る
養生サポートバンドの原理と機能についてまとめました
2024/12/11 08:55 養生サポートバンドの機能について現在までの間でわかっていることを書いておきます。元々はテーピングの技術です。臨床で発見して使ってきた技法なのですが、探し回った結果、入谷誠先生の書籍に同じ理論を発見しました。 「入谷誠の理学療法 評価と治療の実際」理学療法の現場では当たり前に応用されている技術の一つなのでしょう。とはいえ、あらゆるテーピングについての論文はほぼなく、エビデンスも確立されていないのです。なぜ効くかはわからないが、効果はあるから使用されているという技術のようです。この話を鍼道五経会の勉強会でしたら「え!キネシオテープとかもそうなんですか?」と聞かれました。はい、キネシオもスパイラルもよくわかってないんですよあれ。でも、山盛り使われてますよね。意外とこういう技術、多いんですよ、臨床。鍼灸もそうだしね。 養生サポートバンドと同じ機能をテーピングテープで出す方法はこちら。 上記リンクの方法が合わない場合はこちらを試します。んで、この技術に気づいたきっかけが「武術のくずし」の技法なんですな。相手に握られた手首の中でわずかに皮膚の方向を誘導すると相手が力の方向を見失い、崩しやすくなるんです。中島先生んところではよくやってます。こんなのばっかり練習していた時期が私にもあって。もう一つが、「針金ハンガーをかぶる」ってやつです。これやってみると面白いのですが、回ります。頭。もともと探偵ナイトスクープでやってたのをみて、夜中に試したんですよね私。んでほんとに回るんですごい面白くて。この二つが合わさったようなのが今回の養生サポートバンドだったりします。皮膚を引っ張るのと圧力をかけるのを同時にやる……みたいなやつです。また、皮膚運動学も読んだのですが、動きの方向と直行する方向へのテーピングなので、これではないのだなあと。足裏のアーチの崩れに関してはさまざまな原因が考えられます。①足の筋力の低下②肥満などによる負荷の増大③足に合わない靴④歩き方のくせアーチが崩れる主な原因は、です。このうちの、①と④のサポートを行うのが養生サポートバンドです……肥満は痩せてね(笑。靴はシューフィッターさんにみてもらった方がいいです。このどちらかの方向に重心が抜けていってしまう歩き方の癖があると、外反母趾や内反小指が出やすくなります。 本来だったらこんな動きで重心移動していきます。踵の外側から入って、踵を通って、足の外側に近いところを通って、小指側を通って、母趾へ抜けます。この一連の重心移動がなされるかどうかが足のアーチの形を決めているのです。内側だけを通る場合は母指球に強い負担がかかり、そちらにタコができたり、外反母趾が発生しやすくなります。小指側だけにかかる場合はそちらにタコができたり内反小指が発生しやすくなります。足のアーチはこんな感じ。外側CB・内側CA・横AB。さっきの歩き方の癖の話ですが、外側CBないし内側CAの方によって動いてしまっているのがわかると思います。そうすると、足の中にかかってくる力が均等ではなくなってしまい、歪んだ形で筋肉が発達したり、使っていない方の筋肉が落ちてきたり……そうやって足のアーチが崩れていきます。足の中にはたくさんの筋肉がついており、これらがアーチ構造を作ってくれています。筋肉は使用されている方が強化され、使っていなければ衰えるという原則を持っています。なので、歩き方の癖は足底筋の発達のアンバランスを作り出すわけですね。先天性の扁平足は生まれつきのものなのでいたし方ない部分があるのですが、そうではない場合は内側のアーチが崩れる形で筋肉が足らなくなっていることがよくあります。んで。養生サポートバンドは順方向に巻いた場合は外側に引っ張る力、逆方向に巻いた場合は内側に引っ張る力が歩行時に発生するようにしてあります。滑り止め加工がなされているところが皮膚に引っかかり、伸縮性のバンドが歩いた際に足の形が変わる際、皮膚を引っ張ってくれるのです。上が順方向、下が逆方向の巻き方ですが、引っ張る力がかかる、矢印方向に動作を誘導してくれます。動画で捉えてみたら、こんな感じです。何度か繰り返してみてみてください。順方向へ装着すると小指側から着地するようになっているのがわかると思います。 このように、装着方向へ動作を誘導してくれるので、左側の母指球に逃げるタイプは順方向に巻くと小指側へ、右側の小指側に逃げるタイプは逆巻きにすると母指球がわへ重心移動を促してくれ、その動きにあった筋肉が鍛えられる結果、徐々に足の形が変わってくる……と考えています。……なので、歩行など足を使う運動をしない限り、このバンドは全く機能を発揮しません!! 巻いて座っているだけでは何も変わらないという運動必須の素敵なバンドなのです。みんな、養生サポートバンドつけてがっつり歩きましょうね!! もっと見る
歩行する際の重心移動変化を捉えました。
2024/12/10 08:41 踵→小指側→母趾球と重心移動がなされるのが良い歩行なのですが、足の形が変形している場合はこの移動がきちんとなされていません。養生サポートバンドを順方向に使用すると、小指側への重心移動が促進されるのを映像で捉えることができました。この作用により、足のアーチが鍛えられるのだと思います。というか私、特に左足の方は五指全部が一緒に着地していますね。左足の方が片足立ちが苦手なのですが、内側に脚部の重心ラインが寄ってしまっているのでしょう。 もっと見る
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