自己紹介
長野県伊那市在住 杉山 敦 59歳です。
長野県の高校理科教員を35年勤めてきました。この度、本当に必要としている幅広い世代の子どもたちに理科の面白さを伝えたいと思い、早期退職を決意し『自分探しの旅をお手伝いする塾』というオンライン教育相談塾を立ち上げました。その教材として絵本作りをしています。
このプロジェクトで実現したいこと
・子どもたちの勉強しなきゃから、勉強したいへの気持ちの変換。
・この絵本が理科の勉強のきっかけになってほしい。
プロジェクト立ち上げの背景
高校理科、特に『生物』『化学』の面白さを、授業等で生徒たちに伝えてきてきましたが、もっと幅広い世代に理科の面白さを知ってもらうために、『絵本』と『理科参考書』の融合された新たな本の作成をずーっと考えてきました。世間には、理科の面白さを伝える本が、いっぱい出版されていますが、教科書とリンクさせているものは一つもないと思います。高校生物では、代謝というとても重要な言葉が出てきます。次の図が代謝の流れです。
他にも『車の窓ガラスについた鳥のおしっこはどうして、水に溶けないのか?』を考えます。
これは、高校生物の排出系の進化の部分で出てきます。陸上にいる卵生の爬虫類や鳥類は、おしっこを卵の中に溜めるので、水に溶ける尿素では卵の中が濃くなってしまいます。そこで、水に溶けない尿酸にするわけです。だから、鳥のおしっこは固体なんですね。これは半透膜に関わる浸透圧を勉強すると理解が早まります。
そして、どうして絵本かというと、1️⃣幅広い世代に見てもらいたいことと、2️⃣子どもたちに気づいてもらいたいからです。参考書にしてしまうと、暗記に走ってしまい、気づく感覚ではなくなってしまうので、日常の疑問を、教科書に結びつける橋渡しのためにも、絵本にしました。
現在の準備状況
自分の温めてきた板書ノートから、絵本に載せるべき部分を、ピックアップ中。
生物とは、半透膜の中で、化学反応(代謝)し、子孫を残す(生殖、遺伝、進化)ことです。さらに、生物は、環境に合わせて適応放散していきます。動物は移動しながら食べ物を探し、植物は基本、動くことができませんが、胞子や種子で自分の子孫を広げようとします。このように生物は適応放散しながら進化するといっても過言ではありません。この適応放散が、絵本の全体の考え方となります。
子どもたちには絵として楽しめて、中、高校生には、教科書とつながっている参考書として、そして、大人たちには子育てや生きる上での指標になるようなそんな色々な世代が楽しめる絵本を目指します。
理科の分野や、生物への想いを3つのストーリーに分けながら、三冊の絵本にまとめる予定です。
この考え方については、ブログで、「犬の散歩から理科探し」として掲載中です。
下の絵は、三話の絵本に共通する表紙の絵です。山々は、私の住んでいるところから見える南アルプスです。そして、その麓の森が今回の絵本の舞台です。未来のお話なので、山以外の風景は、今と違っているはずです。
第一話 『ドングリたちの冒険』 -遥か未来のお話-
未来のドングリたちの中には、動くことができるものもいます。なぜ動くのか? そして、動けないドングリたちとの違いは何か?
生物の進化の歴史から人の未来を問いかけます。
第二話 『どんぐり幼稚園』 -ピーマン先生奮闘記-
ドングリ幼稚園には、光、水、二酸化炭素の植物に必要な先生方がいる中で、ピーマン先生が生きることの意味について、ドングリたちに問いかけます。しかし、ある時、子ども達を助けようとしてクマくんに食べられてしまいます。どうなるピーマン先生?
子孫を残すことの意味と、代謝の重要性を問いかけます。
第三話 『ぬいぐるみになったクマ』-クマくんの想い-
未来のクマは、人間のような生活をしています。しかし、家計は苦しく、毎日薪を割りながら楽をして生きたいと思って暮らしています。そんなある日、クマくんは「幸せのチケット」を拾います。そして、あることを書いてしまいます。
楽をすることは幸せなのか?と、何故生物は生きるのかについてを問いかけます。
All-or-Nothingh方式で実施させていただきます。
120万円集まったところで第一話(1冊)を作成し、リターン等の絵本は、第一話とさせていただきます。240万円集まった場合は2冊目を、360万円集まった場合は3冊目までを作りますので、リターン等の絵本は、選択することが可能となります。
リターンについて
・お礼メッセージ等
・オリジナルメッセージ入り絵本の提供
・絵本の提供と、その絵本をもとにしたオンライン授業(講義)の受講
・南アルプスジオパーク(中央構造線上の旧街道)の散策に参加後、国立高遠青少年の家で勉強会
・ドングリキーホルダー等の提供
スケジュール
R7. 1月まで ブログ、HP等で、絵本の進捗状況の告知
R7. 1月 クラウドファンディング終了
R7. 1月 出版社(印刷会社)との話し合い
R7. 4月 販売開始
R7. 4月 お礼等のリターン発送
R7. 5月 お礼以外のリターン発送
最後に
HPの絵本についてやブログで、絵本の概念や、理科の面白さを伝えていきます。
参考書的絵本として、耐えられるものか見ていただいて、ご指摘等もいただけるとありがたいです。
高校の理科の中でも生物や化学は、覚えることが多いのですが、その教科の向かう先、その教科のコンセプトみたいなものを理解すると、驚くほど理解しやすいです。
絵本は、未来の森(南アルプス)が舞台です。人間がいなくなったであろう世界で、動くことができるどんぐりと、どんぐり幼稚園のピーマン先生、そして、人間のように二本足で歩くクマを主人公にします。植物は動けないのに、どうやって離れたところに子孫を増やしていくのか、植物の戦略を含めた生き物のコンセプトをエッセンスとして入れていきます。(どうして未来で、動物の中でクマだけがいるのか?もあります)
奇数ページが絵本で、偶数ページがその絵本の理科的解説となります。また、絵本のページでは、場面を選択できる仕掛け絵本のような仕組みも考えています。
どうぞよろしくお願いします。
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