みなさん初めまして!
愛媛県西予市三瓶町にて野良猫、地域猫の不妊去勢手術や保護活動に取り組んでいる住民団体「みかめ猫ととともに生きる会」会長の竹井孝枝です。
私が生まれ育った三瓶町は愛媛県の西部に位置し、豊かな緑に覆われた美しい山々と、青く広がる海といった多彩な自然が魅力のエリアで、昔から、ちりめん漁や鯛をはじめとした魚の養殖業も盛んな町です。
当地は養豚場や養殖場などが多く、長年、ネズミ除けになる猫と共存してきましたが、近年は地域猫の鳴き声や糞害などから「猫と人とのトラブル」、猫に対する扱いや認識の違いから「住民同士のトラブル」が発生し、問題になっていました。
問題解決に向けて、住民団体のメンバーのうちの数人が個人的に地域猫の保護と里親探しを行なってきました。
しかし、地域には100匹以上の地域猫が生息し繁殖スピードが速いことや、不妊去勢手術には1匹1~3万円の費用が必要で、個人レベルでの活動には限界があることから、2022年に地域猫活動を行う組織「みかめ猫とともに生きる会」を設立し、猫に不妊去勢手術をして元の場所に戻す「T(Trap:捕獲して)・N(Neuter:不妊去勢手術をして)・R(Return:地域に戻す)」活動を開始しました。
昨年9月、愛媛新聞に初めての地域猫活動となる一斉不妊去勢手術の実施に向けて、寄付金を募る記事を
掲載して頂きました。
近隣に対応できる動物病院が無いため、昨年は高知県四万十市の不妊去勢手術専門病院から移動式手術車を招聘し、手術の様子も含め活動中の様子を地域住民に公開するなど、積極的に情報発信に努めたところ、次第に理解が広がってきました。
これまで西予市とも連携しながら、また、地元住民の皆様からの寄付のおかげで、6回のTNRを実施し、2024年12月現在、累計157匹の猫の不妊去勢手術を実施してきました。
手術した証 「さくら耳」
また、地域各所に餌やりや猫トイレを設置し、汚れたら掃除もしています
西予市役所の皆様にもご協力頂きながら、里親探しにも取り組んでいます。
しかし、まだまだ活動は道半ばで、私たちの活動予算にも限界があることから、今後も「ヒトも猫も幸せに暮らしていける地域社会作り」のため、このプロジェクトにチャレンジします!!
①活動実績
・活動期間:2023年10月〜2024年10月でスペイクリニックによる不妊去勢手術を6回実施
・活動場所:西予市役所三瓶支所、三瓶文化会館にてニコワゴンを招聘し手術を実施
保護が必要な猫は、会員かボランティアさんの自宅で保護し、譲渡先を探し譲渡
・活動体制:みかめ猫とともに生きる会、地域づくり団体、西予市職員、ボランティアで協力をして
活動を行ってきました。
②今後の活動計画
・活動期間:2025年4月〜引き続き不妊去勢手術を年に3回~4回程度
・活動場所:三瓶文化会館にて引き続きニコワゴンを招聘し手術を実施
必要に応じて保護し譲渡先を探し譲渡
・活動体制:みかめ猫とともに生きる会、地域づくり団体、西予市職員、ボランティアで協力をして
活動を行っていきます。
※※※私たちの解決していきたい課題※※※
野良猫は人の暮らしのすぐそばにいます。
・そのため、糞害・鳴き声への苦情・交通事故、時にはエサやりする住人のトラブルはまだまだ発生しています。。。
・猫の繁殖力は非常に強く、生後4~6か月で妊娠、年に2~4回の繁殖期、1度に3~5匹の出産、環境が整えばメス猫1匹いれば、1年に10~20匹も増えることになります。。。
・過剰な繁殖により、やむを得ず山や海に捨てる人が未だにいます。。。
・現在は、動物虐待・遺棄は犯罪です。私たちのこの素敵な町から犯罪者を出したくありません。。。
私たちの町で、不幸な猫を増やさないためには、「T(Trap:捕獲して)・N(Neuter:不妊去勢手術をして)・R(Return:地域に戻す)」活動の継続が必要です!!!!!
さくら耳は、不妊去勢手術を施した証です。その猫たちはもう増えることはありません。命を全うするまで地域の方々にかわいがられ、幸せに、そして人もおだやかに暮らせる、、そんな町であってほしいと願って野良猫たちの保護に手術に頑張っています。
どうぞ、私たちの活動を応援してください!
どうぞ、この活動にご支援をお願いいたします!
無事譲渡先が決まり、安心して眠っています。~癒されますね~!!
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