ごあいさつ
(株)Lokomaikai(ロコマイカイ)代表取締役の上野祐希と申します。北海道の十勝地方にある港町、広尾町出身の39才です。
20才で地元の短大を卒業後、札幌市、利尻島、帯広市、音更町、広尾町、ニセコ町など北海道内の様々な場所で働きました。
明るく好奇心旺盛で飽きっぽい性格のおかげ(?)で飲食業、販売業、講師、団体職員など転職を繰り返してきた人生でしたが、どの職場でも人に恵まれ、楽しく働かせていただきました。
暗い話になってしまいますが、今から4年前、私が35才の時に56才の母がガンで亡くなり、私は介護のためにそれまでしていた仕事も辞めていたので、49日法要を終えて、さぁこれから何をして生きていこう?と考えました。
考えた結果、社長になって色んな事業をしたい!と思い、そこから半年ほど準備をして、法人(株式会社)を設立いたしました。
記念すべき最初の事業は何にしようかと考えて、お酒を飲むのも人と話すのも好きなので、スナックを作ることにしました。私は港町で網本の娘として育ち、赤ちゃんの頃から祖父や父の漁師仲間のおじさんたちに可愛がってもらっていて、実家にはいつも色んな酔っ払いの陽気なおじさんが出入りし、酒盛りが行われていました。そんな生い立ちのおかげか、札幌生まれでもないし夜職の経験もないのに、なぜか謎の自信だけはあり、「勝負するならやっぱすすきのでしょ!」と、がっつりコロナ禍の2021年10月、全然人の歩いていないすすきのに「スナックゆうき」をオープンしましたが、今思い返すと自分自身の無鉄砲さにゾッとします。(笑)
しかしそこから徐々にコロナ禍も落ち着き、すすきのにも賑わいが戻ってきました。そして2023年5月、優しく楽しいお客様たちに恵まれたおかげで、本店オープンの1年半後に札幌駅つなぐ横丁に「スナックゆうき2号店」をオープンすることができました。札幌駅周辺はスナックがほぼないエリアなので、どうなるのか心配もありましたが、同じ広尾町出身の社員が楽しくお店を回してくれているおかげで、健全な経営ができています。
今回こちらでクラウドファンディングに挑戦させていただくのは、「お結び屋+スナック+アンテナショップ」という複合空間を作るためです。朝昼はお結び屋、夜はスナック、そして終日アンテナショップが併設されているという面白い空間は、まだ日本のどこにもありません。
まだたった3年ですが、起業しスナックをやって様々な人と出会い、様々な経験をさせていただいたことを活かして、地域の人たちに喜んでもらえる空間を作りたいと思っています。是非みなさまのお力を貸してください。
店名とロゴに込めた想い店名の「おてんとさま」は、ご来店いただいた皆様においしい「お結び」を食べてホッと明るい気持ちになって欲しい、そして地域の方々を照らす太陽のような存在のお店になれるように、という願いを込めてつけました。(私が陽キャだからという説もあります笑)
またロゴのデザインには「梅結び」を使用しています。これには
①固く結ばれた絆
②魔除け
③運命向上
という意味があります。
梅は冬の厳しさに耐える忍耐力と、春に先駆けて花を咲かせ実を結ぶという縁起の良い花です。
築66年のテナントをリノベーション!
1年ほど前からお結びのお店を作りたいと考え始め、同時に路面店の空き物件探しも始めましたが、札幌中心部はほとんど空きがなく、例えあっても家賃が高すぎて「お結び」のような単価の低いお店では手が出せないような物件ばかりでした。それでも、「物件探しは運と縁とタイミングだ!」と思いながら日々過ごしていると、不動産業者の方がこちらのとても興味深い物件を持って来てくれました。
場所は札幌市中央区南1条西14丁目という、地下鉄でも市電でもアクセスできる場所でした。加えて病院、学校、オフィス、マンションに囲まれた、大通公園も徒歩圏内のところにある路面店。「なんて良い物件が出てきたんだ!」と思い、すぐに内覧を希望しました。
しかし初めて内覧にお邪魔した時は、あまりのレトロさに「古っ!」と大きな声で言ってしまいました。(笑)20年以上使われていない状態ということで、玄関には穴の空いたガラス扉、昭和情緒の残るカウンターと椅子、ボットントイレ、何もかもが現代と違う空間で驚きました。しかしこの物件をオシャレ昭和レトロにリノベーションすればとても面白いものが出来上がるのではないかと思いワクワクしたので、この場所で「お結び屋」の開業を決めました。
業者の方が昔の地図を見つけてきてくださり、昭和33年の時点でこの建物があるのを確認できたので、今年で築66年です。
古い物件なので全体的なリノベーションが必要で、人件費、資材費、輸送費などの値上がりに歯止めがかからない今、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。みなさまからの支援金が集まった際には、主に内装費と設備費に使用させていただきます。
食の宝庫北海道のお結び屋です!
新店舗「おてんとさま」では、主に北海道産の食材を使ったおいしいお結び、豚汁、玉子焼き、ザンギなどを提供します。
「お結び」の主役と言っても過言ではないお米は、浦河町産のななつぼしとおぼろづきを特別ブレンドした「悪魔ブレンド」、他にも函館産の鮭、白老町虎杖浜のたらこ、浜中町のブランド豚「ほえいとん」など、食の宝庫北海道の魅力がギュッと詰まったお結び、豚汁、お惣菜でみなさまに笑顔になってもらえたら、と考えています。
過疎化が進む故郷のためにできることを!
「アンテナショップ」では、私の出身地である十勝広尾町の特産品を販売いたします。
広尾町は太平洋に面し、鮭、毛ガニ、ししゃも、イカ、つぶ、昆布など海産物が豊富にとれ、酪農業や林業なども盛んで、また、サンタクロースの故郷、ノルウェーのオスロ市と提携を結んでおり、日本で唯一のサンタランドとしても有名です。
しかし近年は過疎化が進み、私が小中学生だった頃と比べると、人口も半数ほどに減ってしまっています。
広尾町の特産品も販売することで、「お結び」を買いに来てくれたお客様に広尾町のことを知ってもらい、少しでも過疎化が進む故郷の役に立てれば、と思っています。
夜は大人の空間に!
夜には、すすきの、札幌駅つなぐ横丁にある「スナックゆうき」の3号店として営業いたします。「おてんとさま」がある南1条西14丁目付近は、地下鉄、市電、どちらからのアクセスも良く、病院、学校、オフィス、マンションに囲まれた場所にあり人の往来も多いですが、お酒を出すお店は数少ないのが現状です。
夜職の経験のない私がお店に立っているので、本店、2号店ともに良い意味で(?)スナックっぽくありません。また、Googleの口コミを見てご来店される新規のお客様もかなり多く、初めての方でも楽しめるお店ですので、今回も年齢性別問わず楽しんでいただける、居心地の良いお店づくりを目指します。
また、夕方からの営業を予定していますので、すすきのに出る前の軽いお食事とお酒で0次会など、様々なシチュエーションでお使いいただけると思います。これまでこういった酒場に足を運んだことないというお客様にも、是非「スナックゆうき おてんとさま店」で大人の社交場デビューをしていただければ、きっと楽しいひと時を過ごしていただけると思います。
スナックゆうき本店の様子
結びに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
初めてのクラウドファンディングでとても緊張しますが、スタッフ一同、地域のみなさまに喜んでいただけるお店を作るために昼夜を問わず頑張っております!
みなさまからのあたたかいご支援お待ちしております。よろしくお願いします。
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