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熊本県と鹿児島県の県境の山の頂上で、農薬や肥料を一切使用せず茶葉を栽培し、緑茶や和紅茶をつくっています。
「オーガニックティーファーム あまたま農園」代表 天野礼(あまのれい)と申します。
熊本県水俣市と鹿児島県伊佐市の県境付近の山の上が私達(夫婦2人)の活動の場所です。山の上ですが、昔から水が豊富な場所だった為、人々が集まり生活の場となっていたようで縄文時代の遺跡が今でも発掘されています。野生動物も鳥も昆虫も、あまり遭遇したくない爬虫類もたくさんいます。自然と共存した生活をするのに適した場所だと思います。
お茶の栽培も農薬・肥料を全く使用しない栽培ですので、大自然の一部分のようなお茶畑になっています。
敷地面積は14ヘクタールでお茶畑は8ヘクタール。サッカーフィールドの1,5倍が1ヘクタールなので、かなり広いですが、茶園の仕事(茶葉の管理・茶園の管理)は一人で行っています。
山の上では、何か故障すると自分で修理した方が早い為、何でも自分達でやってみるという生活から、家なども自分達で造りながら生活しています。家づくりの様子は、YouTubeでも配信していますのでよかったらご覧ください。↓↓
このお茶畑は、40年以上の間、農薬・化学肥料を全く使用しない栽培されていて、有機JASも取得されていた場所でした。もちろん現在も有機JASは取得し、さらに!現在は、農薬・肥料を全く使用しない栽培の自然栽培にシフトして茶葉の栽培をしています。
ただ、工場もお茶摘みの機械も40年以上前のものなので、故障して動かないものが多いです。
工場の機械は、部品やベルトをこまめに交換してまだ動くのですが、お茶摘みの機械が限界のようで、今期の御茶摘みは大変苦労しました。できる限りのところまで茶摘をしましたが、たくさん採り残してしまった茶葉があります。
とてもとても残念な事でした。
まずは「茶摘の機械」を修理して完璧に茶摘ができるようにし、安定した生産量を目指したいと思っております。
摘んだ茶葉では、安心安全は当たり前の事と、飲んで頂いて美味しいと言って頂ける紅茶・緑茶・ほうじ茶を製造していきたいと思っております。
そして、農薬・肥料を全く使用しない栽培に適したこの場所にあるお茶畑と工場を、これからもずっと残していけるようにし、今後は誰もが遊びに来られるような場所にみなさんと作り上げていけたらと思っています。
もともと実家が「農薬・化学肥料を全く使用しない栽培のお茶農家」をしており、私は、2009年に帰省し本格的にお茶の仕事を始めました。
2019年の11月に独立。その年の12月に、奥さんのがんが見つかり、2020年1月には無事に手術終了。それと同時に、謎のウイルスが猛威を振るい、今まで以上に食と健康の大切さに気付かされました。
2021年の7月から、縁あって現在のお茶畑と工場で農薬・肥料を全く使用しない栽培の緑茶・紅茶・ほうじ茶をつくり始めました。
イベントなどにもたくさん参加させて頂き、お客さんと直接お話しする中でいろいろなヒントを頂き、ストレートティーだけではなく、フレーバーティーも作ってみようと思いました。
ですが。。。もともと一般的なフレーバーティーは飲んだ後に胃がムカムカして自分には合わないと感じていたのと、闘病中の奥さんが最後の味見をするので、ナチュラルな飲みやすいものにしようと考えました。ベースとなる緑茶・紅茶・ほうじ茶がせっかく農薬・肥料を全く使用しないで栽培しているものなのでから、ブレンドする物もオーガニック原料にこだわりたいと思いました。
添加物や人工香料を使わないオールナチュラルなブレンドティーをつくることにしました。
ただ、原料選びもなかなか大変で、例えば同じ品種の薔薇でも栽培する場所が違うと、香りも味も変わってきます。原料と原料だけのブレンドティーなので、素材の味が重要となり、なおかつ自分の作った紅茶との相性もあるので、何度も繰り返し試作品を試してつくってきました。
苦労の甲斐あって、自信の持てるブレンドティーができたと思います。
実績としましては、ありがたい事にたくさんのお店やカフェからご注文頂いており、販売もして頂いています。
いくつかご紹介させて頂くと、東京 表参道15/e organic 東京 新宿駅構内BERG 東京 錦糸町And Tei 東京 港区COFFEE STAND .OTTEN 滋賀 大津市株式会社Manai 岐阜 関市RAKUDA 大阪 阪急梅田喫茶室KOHORO 福岡 DEAN&DELUCA 福岡店、博多店 熊本 阿蘇くまもと空港旬彩館 熊本市サクラマチクマモト旬彩館さくら 熊本市Root’sPurely 人吉市ラッキーブランチ 水俣市Shop & Cafeミナマータ(道の駅) 水俣市道の駅みなまた新水俣駅店 水俣市アルルカン 津奈木町あん・さんく 鹿児島 出水市おるがんと氷店 などなどとなっています。
農薬・肥料を全く使用しない栽培のお茶の栽培での工夫は、雑草を短く残して大地の保水力を高める事です。植物にとって水は血液のようなもので、根から吸収した水分によって全身に栄養をめぐらせます。人間にとってはただの水分ですが、お茶の木にとっては、水分であり血液でもあるという事です。また肥料なども撒かないので肥料に余分な害虫や虫が寄ってくることもなく、その土地の生態系を壊すこともありません。もちろん収穫量は減ってしまうのですが、広さがあるのでお茶の木を休ませたりして、元気なお茶の木を維持しています。
ただ、自然栽培の面白いところでもあるのですが、同じ様に栽培すればどこでも出来るという事ではなく、周りの環境も大切なので、ここのお茶畑は本当に「自然栽培に適した場所」なんだと思います。
また、自社工場では自分の畑で採れた茶葉だけの製造の為、残留農薬も一切検出されません。
製造方法も何度も別パターンでの作り方を行い、より美味しいやり方を取り入れています。時間もかかりますし、思ったほど量も作れませんが、安心・安全だけではなく、自分達が美味しいと思ったものを作りたいので、こだわりながらつくています。
2024年 有機JAS認定証
有機JASの認定証です。この認定証を持っていないと、【有機・オーガニック】という表記は出来ません。審査も毎年来ていただき、厳正なる審査の上 【認 定】 となります。1年間の管理記録や栽培記録、使用した機械の履歴、出荷の履歴など、ほんとに厳しい審査を通らないと【有機・オーガニック】と使えないようになっています。
★当園で栽培、加工したお茶を送らせて頂きます。農薬・肥料を全く使用しない栽培のお茶がどんな味なのか感じてもらえると嬉しいです。
★あまたま農園のウェブサイトにお名前を掲載させてください!最近ではSNSでの再生回数が267万回を超えたり、ウェブサイトへのアクセスも1日3000件を超える時もよくあります。これからも力を入れていく予定ですが、ご支援いただいた方々へのご恩を忘れたくないので、あまたま農園が存続する限り掲載させて頂きたいです。掲載は各クラス先着順とさせていただきます。掲載可能の場合、お名前やニックネーム、会社、お店の名前を教えて頂き、伝えたいこと、宣伝したいこと、SNSのアカウントなどコメントを頂ければ掲載させて頂きます。※ただし、一般的に見て良くない事は相談の上、掲載は控えさせていただきますのでご了承ください。※クラスの表示はわからないように表示いたします。
資金の使い道
独立して4年。今までは何とか売り上げや金融機関からの借入でしのいでいましたが、追加での融資は難しい状況です。本プロジェクトでは、安定した品質と量の緑茶・和紅茶をつくるための資金として使わせて頂きます。
設備費:約83万円
手数料(17%+税):約17万円
そして、農薬・肥料を全く使用しない栽培に適したこの場所にあるお茶畑はもちろん。工場も、負の遺産としてではなく、これからもずっと守り残していけるようにしていき、今後は誰もが遊びに来られるような場所をみなさんと作り上げていけたらと思っています。
ちなみに、下の写真は、2024年6月に下の2列だけお茶摘みが出来たのですが、途中でお茶摘みの機械が動かなくなってしまい、お茶が摘めなかった写真です。選定して、草取りして、準備万端だったのに、2列で茶摘を諦めなければならず悲しかったです。。。
最後に
当園は自然栽培でお茶を作っていますが、農薬や化学肥料が全て悪いとは思っていません。農薬・肥料を全く使用しない栽培でつくると生産量が半分以下になってしまうので、全ての農家が農薬・肥料を全く使用しない栽培をしてしまうと、ただでさえ少ない国内自給率がさらに少なくなり、食べ物が足りなくなってしまう可能性があります。ただその一方、添加物大国と言われている日本の食。お体の具合が悪い方など、身体が食べ物や飲み物を受け付けなくなる方もいらっしゃいます。お客様からのメールで、『農薬・肥料を全く使用しない栽培でお茶をつくって頂きありがとうございます!』といきなりお礼を言われる事もあります。どちらが良いとか悪いとか決めるのではなく、必要と思った方が必要な方を手に取ってもらえるだけで良いと思います。そして、手に取って頂く以上は、自然栽培の農家として、とことんこだわって貫き通していきたいと思っています。長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
あまたま農園 代表 天野礼(あまのれい)
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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