自己紹介(現在の状況)
はじめまして。有限会社魚新の代表を務めております濱野点と申します。
この度は、私どもの想いに耳を傾けていただき、心より感謝申し上げます。
弊社は金沢の鮮魚や干物を珠洲市の飲食店やスーパーへ卸すという仕事をしております。
2024年1月1日、新年の幕開けとともに襲った能登半島地震。あの日、私は目の前で津波に飲み込まれていく街を、ただ呆然と見つめるしかありませんでした。半世紀以上にわたり、父の代から守り続けてきた私たちの事業基盤は、一瞬にして奪われてしまったのです。
社屋の1階駐車場にあった大切な冷凍庫や倉庫、車両も津波で流され甚大な被害を受けました。
「これで終わりなのか」そう思った瞬間もありました。しかし、避難所で出会った地域の皆様から「魚が食べたい」という声を聞いた時、私の中に新たな使命感が芽生えました。
今、私たちは週3回、借りた軽自動車で営業を再開しています。道路状況は悪く、以前の倍以上の時間がかかります。
日々、夜中の1時前に能登から金沢へ出発、午前2時30分から3時くらいに金沢に到着し、1時間〜1.5時間ほど買いつけ、午前5時前にでて、8時に配達という昼夜逆転のスケジュールでがんばっています。
それでも、納入先の小売店や飲食店などお客様の「ありがとう」の一言が、私たちの大きな励みとなっています。
食材なくして、被災地域の復興はありえません。決して楽な仕事ではないですが、この仕事に誇りと使命感をもって取り組んでいます。
能登半島地震で被災した水産卸「魚新」の再建を支援していただけないでしょうか。冷凍庫や車両の再建で、能登の海の幸を守り抜きます。皆様の支援が、この地域の食文化と生活を支え、能登全体の復興を後押しします。共に能登の未来を築いていけたら、これ以上の喜びはありません。
私たちは、新鮮な魚介と伝統の味、そして何より、復興への希望をお届けしたいと思っています。どうか、お力をお貸しください。
プロジェクト立ち上げの背景:能登半島地震について
2024年1月1日、マグニチュード7.6の激しい揺れが能登半島を襲いました。私の故郷、珠洲市を含む能登地方では、家屋の倒壊、道路の寸断、そして沿岸部での津波被害が発生。多くの方々が避難生活を強いられ、地域のインフラや経済活動にも深刻な打撃を与えました。
日本三大朝市のひとつに数えられる「輪島朝市」も壊滅的な打撃を受け、地域は違えど同じ水産物を扱う私たちの事業にも、前述のような甚大な影響がありました。
皆様のご支援で実現したいこと
冷凍庫と倉庫の再建 → 鮮魚と干物を適切に保管し、品質を維持します
配送用車両の購入 → 広域にわたる能登半島の各地へ、迅速に商品をお届けします
社屋の修繕 → 安全な作業環境を整えます
能登の食文化を支える私たちの使命は、新鮮な魚介類と伝統的な干物をお届けすること。そのためには、冷凍庫、倉庫、車両、そして社屋の再建が不可欠です。
地域の復興は、日々の食卓から始まります。私たちは、能登の海の恵みを絶やすことなく、未来へとつないでいきたいのです。
被災地の復興には、行政による支援だけでなく、皆様お一人お一人の力が必要です。皆様からのご支援は、私たち魚新の再建を通じて、能登の水産業全体の復興にも寄与することになります。
プロジェクトの目標
目標金額:3,000,000円
使い道:冷凍庫、倉庫、車両の修理・購入
現在の準備状況
修繕や購入については、見積書等がとれずまだまだ先になる事が予想されます。
リターンについて
「能登の老舗・魚新が目利きした干物」を金沢の魚市場で仕入れ、発送しようと考えています。
支援者の皆様へ
能登の海の幸を愛する皆様、私たちと共に、この地の食文化を守り抜きませんか?
ご支援いただいた方には、感謝の気持ちを込めて、商品を選定しておりますので、ぜひご家庭でお楽しみください。
また、今後は復興の様子をお伝えしていく予定です。能登の現状と、皆様のご支援がどのように活かされているかを、私自身からお伝えさせていただきます。
スケジュール
令和6年12月16日 クラウドファンディング公開予定
令和7年3月6日 募集終了
令和7年3月~4月 リターン発送
令和7年4月以降 事務所、冷凍庫、倉庫、車両の修繕・購入等発注。
令和7年夏頃 完成予定。
私たちの想い
能登半島の最北端、珠洲市。この地で半世紀以上にわたり、新鮮な魚介類を届けてきた有限会社魚新。私の父が始めたこの事業を、私は誇りを持って営んできました。
地震後、電気、水道、ガスなどのライフラインも寸断され、事業の再開には多くの困難が伴いました。しかし、「魚新さんの魚が食べたい」という地域の皆様の声に背中を押され、私たちは再び歩み始めました。今は週3回、借りた軽自動車での営業ですが、この小さな一歩が、能登の復興につながると信じています。
能登の水産業が直面する課題
能登半島の水産業は、私たちだけでなく、多くの仲間たちが深刻な打撃を受けました。漁港施設の損壊、漁船の流出など、その影響は計り知れません。さらに、風評被害も懸念されています。
しかし、この危機を乗り越え、能登の食文化と水産業を守り抜くことが、私たち地域の事業者に課された使命だと考えています。皆様の支援が、その大きな力となります。
能登の復興に向けて
地震発生から、一年が経とうとしています。道路や港湾の復旧工事は進んでいるものの、完全な復興にはまだ時間がかかります。特に、観光業や水産業など、能登の基幹産業の回復は道半ばです。
しかし、この困難な状況下でも、地域の人々は助け合い、一歩一歩、着実に前へ進んでいます。伝統行事の復活や新たなコミュニティの形成など、復興へ向けた希望の芽も確実に育っています。
私たち魚新も、地域の皆様と共に、能登の豊かな食文化を守り、発展させていく一翼を担いたいと考えています。
最後に
能登の復興への道のりは、まだ始まったばかりです。しかし、多くの方々の支援と地域の人々の不屈の精神があれば、必ずや美しく豊かな能登を取り戻せると信じています。
皆様のお力添えが、私たち魚新の再建を後押しし、ひいては能登全体の復興の力となります。
どうか、能登の海の未来に、お力をお貸しください。共に、能登の復興を実現しましょう。
心からのお願いを込めて。
有限会社魚新 代表 濱野点
コメント
もっと見る