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東北最古。太宰治も通った弘前市の喫茶店『万茶ン』を再興したい

青森県弘前市。メインストリートから少し外れた映画のセットのような小路に、もうすぐ創業100年を迎えようとしている喫茶店があります。昭和初頭の珈琲に馴染みのなかった田舎町で、弘前の歴史を見守ってきたお店の歴史がこのままだと途絶えてしまいます

現在の支援総額

2,512,500

125%

目標金額は2,000,000円

支援者数

242

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/10/01に募集を開始し、 242人の支援により 2,512,500円の資金を集め、 2024/11/05に募集を終了しました

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東北最古。太宰治も通った弘前市の喫茶店『万茶ン』を再興したい

現在の支援総額

2,512,500

125%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数242

このプロジェクトは、2024/10/01に募集を開始し、 242人の支援により 2,512,500円の資金を集め、 2024/11/05に募集を終了しました

青森県弘前市。メインストリートから少し外れた映画のセットのような小路に、もうすぐ創業100年を迎えようとしている喫茶店があります。昭和初頭の珈琲に馴染みのなかった田舎町で、弘前の歴史を見守ってきたお店の歴史がこのままだと途絶えてしまいます

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【2024/10/9追記】

開始から10日も経たずして目標額の半分ものご支援、誠に有難うございます!

時間の無い中駆け足で作った落ち度だらけのページでこれほどのお力をいただけましたことはひとえに万茶ンというお店の偉大さに尽きます

反面、支援者さまの数の分思い入れも様々あることでしょう

全てのお客様の意に添うことは難しいかもしれませんが、あまり気負いすぎずお店の良いところは残しながら私らしい万茶ンを作っていければ良いのかなと思います

残り27日、もっともっと宣伝して地元を盛り上げていきますので引き続き応援の程よろしくお願いいたします

地元紙に取材していただいた模様をご覧になれます⬇️

《陸奥新報さん》

https://mutsushimpo.com/news/5qpipv7o/

《東奥日報さん》

https://u.lin.ee/3nzCUsK?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

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めまして

青森県は弘前市在住の木下郁(かおる)と言います

私がこのプロジェクトで実現したいのは、名だたる文化人たちも通った歴史ある喫茶店を継承する事です

祖母の影響で着物が好き

昔からマイペースで型にはまったことが苦手、クラスには馴染めず社会へ出た後も職場の人間関係を上手く築くことが出来ませんでした

県内のホテルを転々とした後、1番長く続いたのは給与が不安定ながら一人の時間の長いタクシー乗務員

そんな少し生きづらい日常の中、地元・黒石から電車に乗って弘前へ珈琲屋さんを巡りにやって来ることが週末のお決まりのようになっていました


先代の頃訪れた万茶ン



のコロナ禍により観光で持っていると言っても過言ではない弘前も大打撃を受けました

当時タクシードライバーをしていて、一日いっぱい流してワンメーターの乗車が2回なんて絶望的な売上の日があったことも覚えています

このままだと街は廃れてしまう

仮にコロナが治まったとしてこんな本州の端っこまで人が戻ってくるまで果たしてどれほど時間がかかるのか

情報も交通の便も整った昨今、気になる景色や食べ物があった時に行こうと思えば行ける土台は整っています

あとは『弘前に行きたい』と思ってもらえるきっかけ作りだと思い、私はタクシードライバーであることをSNSで公表することにしました


SNSのリンク集

ほとんど芸能人の投稿を見るためだけに使っていたtiktokのフォロワーさんは有難いことに見る間に1万人を突破

X(旧Twitter)、Instagramでも青森県や雪国、津軽弁に関する発信をするうち青森近郊はもちろん遠くは神奈川から遊びに来てくださるお客様までできました

アップルパイ屋さんを巡る観光プランを取り扱っていた事もありメディアを見て訪れてくれた観光客も多く、アップルパイと珈琲という弘前の歴史と切っても切り離せない組み合わせは大きな観光の目玉になると気づいたのです

【メディア出演】

*ビデオメッセージでテレビスタジオの的場浩司さんにオススメのアップルパイをご紹介

*宇梶剛士さんをお乗せしてアップルパイ屋さん巡り

他地元のテレビ局さんは一通りと東京、仙台等多数メディアに採り上げていただきました

んな時に知った万茶ンの閉業

時代の流れとコロナ禍により次々と地元の企業さんが店を畳んでいく中、また弘前の歴史がひとつ姿を消してしまう

自分に何が出来るか考えた末持てる知名度を使ってお店を再開し、且つ珈琲とアップルパイを通して今後とも地元を発信していきたく今回の店主募集に応募をしました

しかしお恥ずかしながら上記のコロナの売上の落ち込みにより資金が乏しいため、お店の持ち主である企業さんが提示する年内のオープン予定に間に合いません

そこで全国にいらっしゃるであろう万茶ンファンの皆様のお力添えを何とか頂けないものかとこのプロジェクトを立ち上げた次第です


今や海外からの旅行客も途切れない弘前城


お城が建てられただけあってこの弘前という街は地震や台風の被害が滅多になく、空襲にも遭わなかったためレトロな建物が綺麗な状態で数多く残されていることでも有名です

旧陸軍ゆかりの建物にハイカラな珈琲屋さんが入ったように、過去と現在が調和する弘前に踏み入ることは程よく日常から離れられて良い息抜きになっていたように思います


登録有形文化財の中に入っているスターバックス




1989年陸奥新報

がこの度再スタートさせたいと考えている万茶ンは昭和4年の創業

東北最古にして日本でも4番目という歴史の長さです

創業者の香西かねさんは福島県で生まれました

日露戦争のさなか日本海海戦の勝利の波に乗り日本が発展の道を辿る時期、異国での成功を夢見て家族は幼いかねさんとともにアメリカへ移住し、ここで学んだ珈琲の点て方や洋食の知識が後の喫茶店経営に活かされることになります

結婚を機に帰国、岡山で新生活がスタートするもアメリカ育ちのかねさんの洋装は当時の日本人にはなかなか受け入れられるものではなく、何と破局にまで追いやられる結果に


『よそ者』『異人』扱いを受け心に傷を負う


傷心の中関東大震災に見舞われアメリカへ帰ることも叶わず、遠く第二の故郷へ思いを募らせることしかできない日々が続くかねさんに再婚話が舞い込みました

これまた日本では珍しいピアノ調律師であった香西資敏(すけとし)さんとの出会いです


長男にも恵まれ札幌で開業

ピアノの普及率が低く調律師も少なかったため当初は順風満帆に見えた結婚生活ですが、夫の資敏さんが他人の債務の保証人になったことで環境は一変

夜逃げ同然に札幌を後にし旅館生活を経た後本州へ戻る決意を固めます


札幌時代に知り合った工藤安雄さん夫妻、元・今泉本店の支配人であった今泉栄介さんの助力により土手町のかくみ呉服店の軒下に『万茶ン』をオープン

店名の由来は『何"万"人ものお客様にお"茶"を差し上げてお客様にも店にも"ン(運)"がつくように』だとか


官立弘前高等学校(現・弘前高等学校)の生徒から贈られたレリーフ


当初はテントを張って椅子とテーブルを用意しただけの簡素な作りだったと伝わりますが本場仕込みの珈琲を提供する万茶ンは『土手の珈琲屋さん』としてたちまち評判になったといいます

当時の珈琲1杯の価格は中華そばと変わらない10銭


七輪で忙しなく湯を沸かすかねさんの傍ら、下土手町にある今泉本店から買ったばかりの真新しい本のページをめくったり時には哲学や思想を熱く語り合うなど、珈琲一杯で二、三時間はねばって帰る学生や作家、画家志望の若者が出入りしました

その客の一人にまだ若きのちの文人、大宰治の姿もあったのでした


太宰が好んだレシピを再現した『太宰ブレンド』


太宰を始めとして石坂洋次郎、阿部合成といった往年の著名人も通ったこの喫茶店は私自身も先代のオーナーさんの頃から足を運んでいました

通りから1歩入った、映画セットと見まごうかくみ小路の一角という佇まいも相まって万茶ンを訪れると昭和の伊吹を感じられる気がしたのです


タイムスリップした気分が味わえるかくみ小路



「ちょっと分けてあげるよ」の"ちょっと"がこの量


森県=りんごのイメージを抱かれる方は多いと思いますが、こと弘前に関しては珈琲の文化も根強いのはご存知でしょうか

その歴史はというと150年前まで遡った江戸の昔

本州最北端に位置する弘前藩の武士たちは、幕府から命を受け北方警備の為蝦夷地(現在の北海道)へと赴きました

厳しい寒さに加え整っていない生活環境、偏った食生活で多くの藩士が体調を崩す中、浮腫を予防するために珈琲が役立ったと言います

日本で最初に珈琲を飲んだのが弘前の人だったのですね

やがて時代は明治へと移り、弘前を学徒の街とするべく米国から招いた宣教師が持ち込んだのが西洋りんご

寒暖差の激しい弘前の風土が林檎の生育に適していたことから盛んに生産されるようになりました


現在弘前市内にはそんな弘前りんごを使用したアップルパイのお店が40軒余、軒を連ねており数種類のアップルパイを取り扱う喫茶店もあるので食べ比べもオススメです

オープンできたら私も見た目も味も違うアップルパイを数種類出したいです


珈琲とアップルパイを知ることは弘前の歴史を知ること




食店勤務の傍らオンラインにて食品衛生責任者の資格を取得いたしました

保健所の審査もクリア出来ましたらまたご報告いたします

くなりましたが最後までお読み下さり有難うございました


弘前は四季がハッキリとしたとても美しい街です

データで何でも見られる時代とはいえ、圧巻の桜、ねぷたの熱気、紅葉の艶やかさ、冬に感じる人の暖かさは現地で肌で触れてこそ100%その魅力が伝わるものであると私は考えます

さらにまた少し自分語りになりますが

昔あった喫茶店のウェイトレスさんが着物にエプロン姿でお給仕をする姿がレトロ可愛くて、『いつかこんな格好で働いてみたい』と憧れる気持ちは長年胸の中にありました

喫茶店経営はこの度の募集を知って初めて沸いた感情では無かったのです

私が歴史を受け継ぎ店を構えることで、従来のお店のファンの方に加え私の発信をきっかけに新たなお客様を呼び込みたいと思っています

県外の方には新たに青森を知ってもらい県内の方にも改めて地元の魅力に気づいていただき、このお店が交流の場となり街がより発展を遂げていってくれたら幸いです




支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • 初期費用 初年の家賃140,000 敷金 170,000 管理費 5500 珈琲豆(最小ロッド) 330,000~380,000 ほか食材、消耗品などの仕入れ

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

最新の活動報告

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  • 1部の支援者さまへ

    2024/11/11 08:26

    有難うございます、万茶ンオーナーの木下ですお名前の掲示+ポストカードのプラン(10,000円)をご支援いただいた方へご案内がございます私の不手際で個人情報を入力出来る設定になっていなかったので、サイト内のメッセージ機能を使ってお届け先を教えてもらいたい旨を送信しましたところ、場合より何故か不自然な表示になる現象が起きているようですフィッシング詐欺等に誤解されかねない文章になってしまっていますが、私からは確かにお送りしていますのでメールのリンクからCAMPFIREにアクセスしていただきご返信もらえれば大丈夫ですご心配ならSNSのDMでも構いませんたびたびお手数をおかけしますがよろしくお願いいたします もっと見る

  • 有難うございます、プロジェクト代表及び万茶ンオーナーの木下ですこの度はそれはそれは多くの方々にご支援を賜り、目標額を上廻る250万円以上もの支援金が集まりましたプロジェクトを立ち上げはしましたが、達成出来たのは私一人の力ではありません支援者様の中には私が生まれるより前から万茶ンに通っておられた方も珍しくはないと思われますから、新参の私が今更何を言うものでもありませんが実際メッセージにも「〇十年前に弘前大学に通っていました」「今は離れているけれど若い頃大好きでよく行きました」と言ったような青春をこの街で過ごされた方が圧倒的に見受けられたのが印象的です歴史の長い分、老若男女ファンが多いであろうことから成立するものと見越してプロジェクトの実行に踏み切った部分もありましたそれを踏まえても地元の方ははもちろん、弘前を離れても何十年経っても皆さまの記憶に残り続けるこの万茶ンというお店の偉大さに改めて感嘆もしましたそれだけ昔からお店を愛して、且つ「万茶ンがもう一度やるなら」と快く手を貸して下さる素敵なお客様と、そんな皆さんと今日まで続く絆を培ってくれた歴代の店主の人柄あってのものだと思います私一人がお店をやりたがってもどうにも出来ませんでした皆で掴み取った再スタートです、そして大変なのはまたこれからですこの先どんな困難があるか予想もつきませんが、数え切れない味方の皆様の後ろ盾を得てきっと新たな歴史を紡いでいきたいと思います重ね重ね、心よりお礼申し上げます(早速突き当たった壁です。。。盛りつけのセンス( ̄▽ ̄;)) もっと見る

  • 達成御礼

    2024/11/04 15:37

    プロジェクト代表の木下です200万もの大きな目標額を期限内に突破することができ、何と申し上げたら良いか言葉も思いつきません半ば衝動的に取り組み始めたこの度のプロジェクト厳しいお言葉もたくさん頂戴しましたそれもまた人生の先輩たちからの、私を案じての声だったので今後も胸に留めておきたい所存ですただ、こういう事って理屈じゃない面もあると思うんです自己紹介でも申しました通り、私という人間は世間一般とはズレた次元に生きており突拍子も無い言動が多い自覚は昔からありました結果論になりますがそれによって開けて来た道があることもまた事実なのですクラウドファンディングの達成はお店を始める為の第1歩であり、この先想像もしたこともないようなもっと大変なことも沢山降り掛かってくる事でしょうでもお会いしたことの無い味方も沢山いらっしゃる事が、このプロジェクトを通して身に染みて分かりましたあなたにお会い出来る日を夢見てここからもっと頑張りますネクストチャレンジ250万を次なる目標にひとまずは明日の最終日まで突っ走りますので、なにとぞ引き続きのご支援ならびに情報の拡散をよろしくお願いいたします!重ねて目標額の達成有難うございました もっと見る

コメント

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