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【2024/10/9追記】
開始から10日も経たずして目標額の半分ものご支援、誠に有難うございます!
時間の無い中駆け足で作った落ち度だらけのページでこれほどのお力をいただけましたことはひとえに万茶ンというお店の偉大さに尽きます
反面、支援者さまの数の分思い入れも様々あることでしょう
全てのお客様の意に添うことは難しいかもしれませんが、あまり気負いすぎずお店の良いところは残しながら私らしい万茶ンを作っていければ良いのかなと思います
残り27日、もっともっと宣伝して地元を盛り上げていきますので引き続き応援の程よろしくお願いいたします
地元紙に取材していただいた模様をご覧になれます⬇️
《陸奥新報さん》
https://mutsushimpo.com/news/5qpipv7o/
《東奥日報さん》
https://u.lin.ee/3nzCUsK?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none
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初めまして
青森県は弘前市在住の木下郁(かおる)と言います
私がこのプロジェクトで実現したいのは、名だたる文化人たちも通った歴史ある喫茶店を継承する事です
祖母の影響で着物が好き
昔からマイペースで型にはまったことが苦手、クラスには馴染めず社会へ出た後も職場の人間関係を上手く築くことが出来ませんでした
県内のホテルを転々とした後、1番長く続いたのは給与が不安定ながら一人の時間の長いタクシー乗務員
そんな少し生きづらい日常の中、地元・黒石から電車に乗って弘前へ珈琲屋さんを巡りにやって来ることが週末のお決まりのようになっていました
先代の頃訪れた万茶ン
先のコロナ禍により観光で持っていると言っても過言ではない弘前も大打撃を受けました
当時タクシードライバーをしていて、一日いっぱい流してワンメーターの乗車が2回なんて絶望的な売上の日があったことも覚えています
このままだと街は廃れてしまう
仮にコロナが治まったとしてこんな本州の端っこまで人が戻ってくるまで果たしてどれほど時間がかかるのか
情報も交通の便も整った昨今、気になる景色や食べ物があった時に行こうと思えば行ける土台は整っています
あとは『弘前に行きたい』と思ってもらえるきっかけ作りだと思い、私はタクシードライバーであることをSNSで公表することにしました
ほとんど芸能人の投稿を見るためだけに使っていたtiktokのフォロワーさんは有難いことに見る間に1万人を突破
X(旧Twitter)、Instagramでも青森県や雪国、津軽弁に関する発信をするうち青森近郊はもちろん遠くは神奈川から遊びに来てくださるお客様までできました
アップルパイ屋さんを巡る観光プランを取り扱っていた事もありメディアを見て訪れてくれた観光客も多く、アップルパイと珈琲という弘前の歴史と切っても切り離せない組み合わせは大きな観光の目玉になると気づいたのです
【メディア出演】
*ビデオメッセージでテレビスタジオの的場浩司さんにオススメのアップルパイをご紹介
*宇梶剛士さんをお乗せしてアップルパイ屋さん巡り
他地元のテレビ局さんは一通りと東京、仙台等多数メディアに採り上げていただきました
そんな時に知った万茶ンの閉業
時代の流れとコロナ禍により次々と地元の企業さんが店を畳んでいく中、また弘前の歴史がひとつ姿を消してしまう
自分に何が出来るか考えた末持てる知名度を使ってお店を再開し、且つ珈琲とアップルパイを通して今後とも地元を発信していきたく今回の店主募集に応募をしました
しかしお恥ずかしながら上記のコロナの売上の落ち込みにより資金が乏しいため、お店の持ち主である企業さんが提示する年内のオープン予定に間に合いません
そこで全国にいらっしゃるであろう万茶ンファンの皆様のお力添えを何とか頂けないものかとこのプロジェクトを立ち上げた次第です
今や海外からの旅行客も途切れない弘前城
お城が建てられただけあってこの弘前という街は地震や台風の被害が滅多になく、空襲にも遭わなかったためレトロな建物が綺麗な状態で数多く残されていることでも有名です
旧陸軍ゆかりの建物にハイカラな珈琲屋さんが入ったように、過去と現在が調和する弘前に踏み入ることは程よく日常から離れられて良い息抜きになっていたように思います
登録有形文化財の中に入っているスターバックス
1989年陸奥新報
私がこの度再スタートさせたいと考えている万茶ンは昭和4年の創業
東北最古にして日本でも4番目という歴史の長さです
創業者の香西かねさんは福島県で生まれました
日露戦争のさなか日本海海戦の勝利の波に乗り日本が発展の道を辿る時期、異国での成功を夢見て家族は幼いかねさんとともにアメリカへ移住し、ここで学んだ珈琲の点て方や洋食の知識が後の喫茶店経営に活かされることになります
結婚を機に帰国、岡山で新生活がスタートするもアメリカ育ちのかねさんの洋装は当時の日本人にはなかなか受け入れられるものではなく、何と破局にまで追いやられる結果に
『よそ者』『異人』扱いを受け心に傷を負う
傷心の中関東大震災に見舞われアメリカへ帰ることも叶わず、遠く第二の故郷へ思いを募らせることしかできない日々が続くかねさんに再婚話が舞い込みました
これまた日本では珍しいピアノ調律師であった香西資敏(すけとし)さんとの出会いです
長男にも恵まれ札幌で開業
ピアノの普及率が低く調律師も少なかったため当初は順風満帆に見えた結婚生活ですが、夫の資敏さんが他人の債務の保証人になったことで環境は一変
夜逃げ同然に札幌を後にし旅館生活を経た後本州へ戻る決意を固めます
札幌時代に知り合った工藤安雄さん夫妻、元・今泉本店の支配人であった今泉栄介さんの助力により土手町のかくみ呉服店の軒下に『万茶ン』をオープン
店名の由来は『何"万"人ものお客様にお"茶"を差し上げてお客様にも店にも"ン(運)"がつくように』だとか
官立弘前高等学校(現・弘前高等学校)の生徒から贈られたレリーフ
当初はテントを張って椅子とテーブルを用意しただけの簡素な作りだったと伝わりますが本場仕込みの珈琲を提供する万茶ンは『土手の珈琲屋さん』としてたちまち評判になったといいます
当時の珈琲1杯の価格は中華そばと変わらない10銭
七輪で忙しなく湯を沸かすかねさんの傍ら、下土手町にある今泉本店から買ったばかりの真新しい本のページをめくったり時には哲学や思想を熱く語り合うなど、珈琲一杯で二、三時間はねばって帰る学生や作家、画家志望の若者が出入りしました
その客の一人にまだ若きのちの文人、大宰治の姿もあったのでした
太宰が好んだレシピを再現した『太宰ブレンド』
太宰を始めとして石坂洋次郎、阿部合成といった往年の著名人も通ったこの喫茶店は私自身も先代のオーナーさんの頃から足を運んでいました
通りから1歩入った、映画セットと見まごうかくみ小路の一角という佇まいも相まって万茶ンを訪れると昭和の伊吹を感じられる気がしたのです
タイムスリップした気分が味わえるかくみ小路
「ちょっと分けてあげるよ」の"ちょっと"がこの量
青森県=りんごのイメージを抱かれる方は多いと思いますが、こと弘前に関しては珈琲の文化も根強いのはご存知でしょうか
その歴史はというと150年前まで遡った江戸の昔
本州最北端に位置する弘前藩の武士たちは、幕府から命を受け北方警備の為蝦夷地(現在の北海道)へと赴きました
厳しい寒さに加え整っていない生活環境、偏った食生活で多くの藩士が体調を崩す中、浮腫を予防するために珈琲が役立ったと言います
日本で最初に珈琲を飲んだのが弘前の人だったのですね
やがて時代は明治へと移り、弘前を学徒の街とするべく米国から招いた宣教師が持ち込んだのが西洋りんご
寒暖差の激しい弘前の風土が林檎の生育に適していたことから盛んに生産されるようになりました
現在弘前市内にはそんな弘前りんごを使用したアップルパイのお店が40軒余、軒を連ねており数種類のアップルパイを取り扱う喫茶店もあるので食べ比べもオススメです
オープンできたら私も見た目も味も違うアップルパイを数種類出したいです
珈琲とアップルパイを知ることは弘前の歴史を知ること
飲食店勤務の傍らオンラインにて食品衛生責任者の資格を取得いたしました
保健所の審査もクリア出来ましたらまたご報告いたします
長くなりましたが最後までお読み下さり有難うございました
弘前は四季がハッキリとしたとても美しい街です
データで何でも見られる時代とはいえ、圧巻の桜、ねぷたの熱気、紅葉の艶やかさ、冬に感じる人の暖かさは現地で肌で触れてこそ100%その魅力が伝わるものであると私は考えます
さらにまた少し自分語りになりますが
昔あった喫茶店のウェイトレスさんが着物にエプロン姿でお給仕をする姿がレトロ可愛くて、『いつかこんな格好で働いてみたい』と憧れる気持ちは長年胸の中にありました
喫茶店経営はこの度の募集を知って初めて沸いた感情では無かったのです
私が歴史を受け継ぎ店を構えることで、従来のお店のファンの方に加え私の発信をきっかけに新たなお客様を呼び込みたいと思っています
県外の方には新たに青森を知ってもらい県内の方にも改めて地元の魅力に気づいていただき、このお店が交流の場となり街がより発展を遂げていってくれたら幸いです
最新の活動報告
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2025/03/03 07:25三月の営業日をお知らせしますこうして見るとお休みが多い気もするものの、今月は確定申告もありますためゆるりとやっていきたいと思います先週は暖かい日が続きアイスクリームがよく出ましたので急いで発注したところですが今現在の気温(ー2度)を考えると取り越し苦労だったようです三寒四温の候、体調も崩しやすいことと存じますが春はもう間も無くですね再オープンして初めての桜祭り大混雑は想像に難くないので今から恐ろし。。。楽しみです もっと見る営業カレンダー
2025/02/18 09:15有難うございます、木下ですこちらにはお載せするのがすっかり遅れてしまいまして、せっかくお越しいただいたお客様にはお詫び申し上げますX(旧Twitter)、Instagramではお店のアカウントもございますのでお使いになりやすいコンテンツからご覧いただければと存じますSNSリンク集お店のInstagramお店のX”神奈川なんですけどYouTubeを見てどうしても来たくて!””京都から来ました。地元が弘前です”そんなお言葉をいただくたびに力になっています(*^^*)本日もお足元の悪い中、国内外各地から有難うございました もっと見るお知らせ続続
2025/02/06 09:54有難うございます、木下です多数お声を頂戴しておりました珈琲チケットとドリップ珈琲の販売がスタートしておりましたチケットの挿絵を担当してくれたのはメニューのイラスト同様、Ayumiちゃん手描きならではの温かみあるタッチで手動のミルという何とも粋なデザインになりました10枚セット5,000円にて販売太宰ブレンド、スペシャルブレンド弘前、アイス珈琲にお使いいただけますAyumiちゃんのオンラインショップは↓こちらhttps://suzuri.jp/Ayuringoそして返礼品の一つでもあるスペシャルブレンド弘前のドリップタイプもお待たせしました酸味とスッキリとした喉越しのバランスが絶妙な万茶ンオリジナルブレンド昭和天皇皇后両陛下が弘前を御巡幸の折召し上がったと伝わります一つ150円、15個ですと2,500円とややおトクお店の味をご自宅でお手軽に弘前では7日より弘前では雪燈籠祭りが始まります記録的な寒波が居座ってしまっていますので、暖かくしてお越しくださいお城を見た帰りに万茶ンで一息入れるのも一興かもしれません もっと見る
届いていますよ。ファイトです。