自己紹介
鎌秀院 副住職の竹内と申します。私は大学で近世地域社会における寺院の在り方に興味を持ち、それを参考に現代においてどう寺院を活用していくべきなのか考えてきました。端的に言えば近世寺院は、落語や宝くじ、相撲など娯楽を通じて民衆を寺院へとつなぐ
『結縁の場』
として存在していました。その最たるものが御開帳であったと考えられます。それをふまえて新たな試みを始めたいと考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
2025年3月22日、お彼岸に行われる薬師如来のお祭りとともに地域住民の結縁の場として
「寺フェス」
を開催したいと考えています。
薬師如来を守ってきた若連が次の世代へ
家の長が担った役割が次の世代へ
様々な体験を経て民俗文化が次の世代へ
寺院世話役が次の世代へ
その間を取り持つ場として。
イベント名を『ニルヴァナロックハラミッタ』と題し、ダウンサイジングな音楽フェスとともに体験型ブースを多数設置し、若い世代から高齢者まで幅広い年齢層が一緒に楽しめるイベントにしたいと考えています。
音楽、演劇、ダルマの絵付け、ものつくり体験、お茶、聞香体験(香道のような専門的なものではなく単純に焚いて匂いをかぐ)などさまざまな文化に触れる一助となることを願って。それを通じた交流から次世代への継承を。
プロジェクト立ち上げの背景
地域の伝統文化を次世代に伝えつつ、現代的な働きかけをして、次世代の寺院へふれあう機会を作りたいと考えています。近年では薬師如来のお祭りがあることを知らない世代が増えてきたように感じます。若連も次世代へと考えたときに不安が拭えない状態だと伺っています。
また、寺院においても世話役の方々の世代交代が課題となっています。何らかの形で寺院にかかわる形があればと思案の中の立ち上げであります。
次世代の人間がお祭りに携わり、またお祭りという固定観念に縛られず様々なアイディアを実現していいんだ、という場を作っていきたいと考えています。
そこで、伝統を活かしながらも現代的な要素を取り入れながら子ども、大人、高齢の方までが楽しめるイベントを企画しました。
現在の準備状況
地元の若連や有志とともに寺フェスの具体的なプランを推敲している状況です。
アサヒ電子様、コジマビックカメラ様、リオンドール様、こころネット様などの企業からも駐車場をお貸しいただけることになりました。また、伝統文化に造詣のある方々と体験型ブースの充実を図っています。さらに、地域の学校と連携することで、幅広い層の参加を促すための準備を進めています。
・葬祭業たまのや様ご協力 葬儀や終活について賢く楽しく相談ブース→承諾
・仏壇のふくば様ご協力 聞香体験のブース並びに販売→承諾
・キャンドル作り体験のブース出店→承諾
・苔テラリウム作成のブース出店→承諾
・就労支援系との連携 企画中
音楽ブースの入場チケットはオリジナルTシャツ付きで販売の予定です。
・ぷろすとーん和様より協賛いただきました。
・仏壇のふくば様よりご協賛の意思をご提示いただきました。
リターンについて
お守り以外のリターン品は3月初旬に発送予定です。
1500円以上支援いただいた方は、祈禱にてお名前を読み込みます。(身体健全、病気平癒など)
当日ご来場いただける方は薬師堂にて支援した旨とお名前をお伝えください。お守りを授与いたします。
音楽ブースはTシャツ付きチケットとして販売予定です。
チケットはSNSをフォローしていただき公開までお待ちください。
オリジナルデザインのものは非売品です。デザインは変更となる場合がございますが、寺フェス特別仕様となるよう尽力しています。
また、会場でCDやアーティストグッズ以外の販売予定はありません。
体験型ブースは状況によって時間の追加など、臨機応変に対応できればと思います。
スケジュール予定
11月 直接協賛の告知開始
ポスター最終決定
11月 中旬~12月中旬 ファンディング開始
12月 ポスター告知開始
チケット予約開始
1月 ファンディング締め切り 返礼発注
2月 返礼追加発注
3月 上旬 お守り以外発送開始
22日 寺フェス
11時~薬師如来大祭
14時~有料ブース 演奏演劇
上記は予定です。
最後に
地域住民、企業と一緒に、支援いただいた方を巻き込みながら、近世寺院のようなコミュニティを再興する機会と考えています。皆さんの支援とともに、
このお祭りを様々な文化と人の結縁の場として
作り上げていきたいと考えています。
どうか、この街に愛の歌が響かんことを。
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