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一緒にすごそう。島根県江津市に辛い時にも行くことができる多機能な居場所をつくる。

他人も助けてくれる。あたたかで、程よい距離感のある、泊まれる場所、働ける場所、集える場所をつくります。

現在の支援総額

487,000

16%

目標金額は3,000,000円

支援者数

22

募集終了まで残り

44

一緒にすごそう。島根県江津市に辛い時にも行くことができる多機能な居場所をつくる。

現在の支援総額

487,000

16%達成

あと 44

目標金額3,000,000

支援者数22

他人も助けてくれる。あたたかで、程よい距離感のある、泊まれる場所、働ける場所、集える場所をつくります。

プロジェクトの実行者についてこんにちは、多田祐子です。私は出雲大社から車で1時間以上、山口方面に走ったところに位置する島根県江津市で、『風のえんがわ』というカフェを夫と始めて10年以上が経ちました。

 私はカフェをする中で、様々な方に出会わせていただきました。家で安心して過ごすことができない方、食べるものが買えなくて困っている方、とても辛い経験をされた方、仕事がなくなってしまった方など様々な状況な方と出会い、話しを聴かせていただいてきました。帰る家がない方や、帰ることができないという方もいらっしゃいました。カフェには遠方からも来てくださり、次の道が見つかるまで、泊まられていく方もいらっしゃいました。

しかし喫茶店をしながらの場所や時間、資金のやりくりでは難しく、自分の力不足を感じていた日々でした。

 また私は数年前より、江津市内の子ども若者の居場所でスタッフとしても働かせていただいています。その日々でも、その枠では支えきれない年齢や状況の様々な方にお会いしています。居場所からさらに、仕事を提供できる場所や安心してゆっくり泊まれる、枠のゆるやかな居場所が必要だと思う出会いがたくさんありました。

このプロジェクトで実現したいこと
オープンホーム「ひとっ風」

   誰もの身体の真ん中に在る、暖かい陽、熱いともしびの戸を開く風がどこからか吹いてきて、その人がその人らしく生きていけるエネルギーを自ら感じ、思い出し、見つけられる。そんな場所になるようにと願いを込めました。風はここにある豊かな自然や出会うおおらかな人たちや仕事から必ず吹いてきます。

 まずは風のえんがわの隣にある古民家を改修してできた駆け込み寺にもなれる泊まれる場所「ひとっ風」で必要な方にはご飯を、必要な方にはお風呂を、そして仕事や泊まりなどをその人に応じて準備し話をお聞きしながら過ごせる場所を提供します。そしてお菓子作りや畑仕事などができる働ける場所や就労支援になる場所を準備し、話しを聞き合えたり、自然の中で過ごせる定期オープンの居場所を作り、相談と体験付きの一人旅なども企画をしていきます。

  譲れない真ん中と、頼って委ねて楽しむ、人との間。真ん中の『ひ』を開いたら、皆、自らをあたため、周りも照らせる、助け合えるあたたかな世の中をつくっていけると思います。

そして「ひとっ風」に来たらまるで「ひとっ風呂」あびてきたように、何かすっきりさっぱり!疲れがとれるような場所になりますように。

『オープンホーム』は一人で悩まない。家族だけで抱えない、弱さを見せられ、辛い時にも帰ってこれる家族のようなつながりをつくる場所として、開かれていくようにという意味を込めました。

(歩いて行ける場所にうま牧場Leraiがあり、馬ともふれあえます)

 どこからが病気で、どこからが病気ではないのか、何歳までが子どもで何歳からが子どもでないのかなど福祉の制度にのっとると、たくさんの境目をつくり、役割をこなさなければなりません。

 オープンホーム『ひとっ風』は子どもも、大人も、高齢者も、年齢制限もなく、個性や個人の今を、そのときに丸ごとうけとめ、福祉や教育、医療の隙間に暖かな風が吹くような、緩やかなつながりを作る場所となっていきます。

 色々な立場、境遇だからこそ助け合える、気付け合える場所。それは辛い状況にある時にもほっと一息つける場所、人に会いたくない時に行ける場所。自己と他者への信頼が回復でき、その人その人に合った仕事を楽しみ、挑戦し、自分の役割を実感できたり、新たな一歩を踏み出したいと思えるような営みを、サービスではなく、一緒にすごし、一緒に悩み、見つけてゆける場所にしていきます。そして今のサービスではどうにもならずにいる方が利用出来る場所になります。

プロジェクト立ち上げの背景

 私は福祉の四年制大学を出て、社会福祉士の資格を持っています。料理人の夫と結婚し、カフェを手伝うことになったものの、料理やお菓子をつくるのが得意ではない私は少しでも風のえんがわに来られた方が自分らしく深呼吸できるような場所になるように、心と身体を伸ばしてゆっくりすごせるようにと場を作り、4人の子育てをしながら駆け抜けてきました。

 私は人の育ちや出会いには、離れて見て感じることのできるおおらかな第三者の存在がとても大切だと感じます。私も子どもの頃から今までどれだけの方に助けていただき今があるかわかりません。

『あなたはあなたのままでいいんだよ。』『親御さんもあなたがただ元気にすごしていてくれるだけでうれしいんだよ。』

親元を離れて一人暮らしをしていた学生時代、地域で出会った方々に、そんなメッセージのお声をたくさんかけていただき『役に立たなきゃ、頑張らなきゃ、すごいねと言われなくてはいけない』と空回りして倒れそうだった10代の私は救われていきました。

そしてオープンハウスやオープンスペースとして、自宅の一角を解放して様々な居場所を作られていた、たくさんの方にお会いしたり、学校にいけなかった時代に地域のこのような第三の居場所と人に助けられた若者にもたくさん出会いました。

 お茶をしたり、一緒にご飯を作って食べたり、他愛のない話をし、また時には心のうちから真剣に話をする。年齢も経験も様々な人とたくさん出会い、私にとっても自分の狭い価値観から追い出され、自分の住む世界が広がった大切な時間となっています。

 誰にでも自分はダメかもと思ってしまう時があります。辛いことが重なり、出口がないと感じてしまう時があります。そんなとき、話せる人や行ける場所があるかどうか、また様々な幅広い人生の選択肢があることを感じられる出会いや経験があるかどうかが生死に関わるほどにとても大切なのだと感じます。

 私は一人でもそんな状況の方が遠方からも来ることができ、心の内を出し、話していける場所を作りたい。また身体を動かして仕事をするということが、どれほどその人の自信に繋がっていくのかということをカフェをする日々中で実感する出来事がたくさんありました。

これまでの活動と準備状況

 夫が立ち上げた小さな会社の会社名を2022年に『株式会社ひとつぶのうた』に変更し、私が代表になりました。ひとりひとりがその人らしく一番大切なことを大切に呼吸し、生きていける地球をつくりたいという想いを込めています。 

 夫は現在、風のえんがわで料理やお菓子をつくりながら荒れ地の開墾をしています。何かを作り出すことがとても得意な人です。野菜をシンプルな調理でおいしく変身させて感動させます。一緒に汗をかき、何かを育て、育み、作り出すことができます。

 そして今も私たちの近くに話を聞いてほしい。食べ物を分けて欲しい。お風呂に入れて欲しい。働かせてほしいと相談に来てくださる方がいらっしゃいます。

 必要に迫られ、2024年秋より風のえんがわの隣りにある古民家の最低限の改修を始め、一先ず泊まれる場所として許可を取ることができました。最低限の改修をしましたが古い家の電気や水道工事だけでも想像していたより費用がかかりました。そしてこれから手付かず部分の改修、就労を手助けするための仕事や活動の準備、開拓、伴奏支援をしていく人件費や活動資金が必要になります。



リターン

この居場所『ひとっ風』をあなたのもう一つの故郷に。離れた実家のように、いつでも来れる、あなたの故郷になり、つながり続ける関係をつくりたい。

活動内容の新聞と風のえんがわの焼き菓子や、縁あるおいしいものをおとどけします。

スケジュール

2025年 5月半ばクラウドファンデング終了

2025年 春〜泊まり、オープンスペースの開始、就労支援のための場所の開拓。

2025年 秋よりサロン的な相談、居場所定期open。就労支援開始、相談と体験や仕事を含む『息をする一人旅』開始

🌿応援メッセージ🌿

詩人・生け花アーティスト  末富 晶

  多田祐子さんと初めて会ったのは、今から25年ほど前、まだ十代の頃のことでした。

 私より少しだけ年上の彼女は当時大学生で、東京のとある場所で共通の友人を通じて知り合い、それからは上京の度にお家に泊まりに行かせてもらったり、どこかへ一緒に遊びに行ったりと、濃い時間を共にしていたことが懐かしく思い出されます。

 その頃、祐子さんを見ていて「この人はすごいな」と感じた、私の記憶に深く刻まれている瞬間がいくつもあります。

 駅の階段を上りながら、捨て置かれた空き缶に人知れず手を伸ばし、通行人に踏まれない場所へと動かしていたこと。

 電車の座席シートに、たった今乗って来た親子連れが並んで座れるように、パッと席を移動していたこと。

 出会ったばかりの私に「一人でも、いつでも、家に来ていいよ」と言ってくれて、それが社交辞令などではなくて、本当にその通りだったこと。

 きっと彼女は覚えていない、日常の中の何気ない、あまりに些細な瞬間の数々だけれど。自分ならきっと気づかず通り過ぎる風景や、見過ごすような誰かの憂いに、まるで当たり前のように差し伸べられるあたたかな手を「こうありたい」という憧れを持っていつも見ていました。

「その人がどんな人間かは、口にする言葉よりもその行動にこそ現れる」とも言われますが、その内容をもう一つ深めれば「語られる思いと行われる行動の一致する場にこそ、その人の本質が現れている」という方がより真実に近いのではないでしょうか。

今回、このプロジェクト『ひとっ風』のお話をお聞きして、これまで彼女がやって来たこと、言葉にしてきたこと、大切に持ち続けてきた思いの灯火がひとつもブレることなく、それどころかより大きく本質的な行動へと展開され、今も灯り続けていることが感じられてとても嬉しく、ぜひメッセージを書かせていただきたいと思いました。

― 誰もの身体の真ん中に在る、暖かい陽、熱い灯火の戸を開く風 ―

その風の吹く場が開かれることに、心からの応援を送ります。

僧侶 玄慈

「生き物は、生き物でしか成長できない。」私たち、人間という生き物は、この自然界の中で生きさせていただいています。大昔であれば、自然界と共存して歩んできた時代があったと思います。ただ、現在は自然界で過ごすというより、工作物が多く、人間という理性が私たち社会を過ごしにくい世の中にしていると感じています。

 私は過去にうつ病を患い、命を絶つ計画をしていました。その時、私の危機に気づいてくれた仲間がおり、何も言わずにただただ寄り添って、側にいてくれました。また、気づくと森の中、源泉の湯(温泉)、親戚での畑仕事(土いじり)をすることで、心は平穏を取り戻し、今に至っています。

 「ひとっ風」は、多くの人たちにこれから必要とされていく場所になると感じております。人と人が繋がり、人と自然が共存し、人と生き物が戯れていける場所であり、生きているだけでご自身の存在をありのまま受け入れ、心安らかに平穏を感じる場所となるでしょう。

 是非、ご一緒にご支援をしていただけたら幸いです。どうか宜しくお願いいたします。

合掌

未来記憶デザイナー 徳永陽一

人は誰でも、心細さを感じる瞬間があります。だけど、“頼ってもいいんだ”と思える場所がひとつあるだけで、不思議と未来に向かう力が湧いてきます。そんなあたたかい拠り所をつくろうとしているステキなご夫婦がいます。

この場所が目指しているのは、“誰もが自分のままでいられる”ということ。家に帰れない人、悩みを打ち明けられる相手がいない人、社会に踏み出す勇気が持てずにいる人、どんな境遇の人でも区切られることなく、ただそこに集い、安心して過ごせる。

必要なときは手を伸ばせば温もりがあるし、ちょっと一人になりたいときもそっと見守ってもらえる。そんな居場所があると思うだけで、心が少しだけ軽くなりませんか。

ここは“もう一つの故郷”のような存在。おしゃべりをしてほっと一息ついたり、馬と触れ合ったり、畑やお菓子づくりを通じて新しい自分を発見したり。ここでは年齢や肩書きにとらわれず、自分を取り戻し、また進む勇気を得ることができます。

この場所を大切に育てていくためには、応援が欠かせません。小さな力でも集まれば、大きな風を起こせます。「ひとっ風」に共感したら、ぜひ力を貸してあげてください。あなたの想いが、きっと誰かの笑顔や命を支える力になります。

一緒に、誰もが安心して「ただいま」と帰れる場所を作っていきましょう!

詩人 思想家 中野和政

オープンホーム「ひとっ風」開設に寄せて
 ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍ ﹍

人の心は風なのよ

貴方が私を受け入れるなら

私はあなたの風になる

〈呼吸〉という名の風になる 

神がアダムにしたように

生命(いのち)を与える風になる

人の世を生きる風になる

人津(ひとつ)風、人の風

虚な心に吹き込んで

空(から)の骸(むくろ)を満たしなさい

 ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉ ﹉

最後に

 私は相談することがとても苦手でした。迷惑かけないように、巻き込まないように、自分でなんとかしなくてはと思ってきました。

 この度も必要迫って次の場所作りに動き始めましたが、必要だと思うことや作りたい場所を作るためには一人では難しく、これからの活動には共感してくださる皆さんの応援やお力が欠かせなく、相談してみよう、発信してみようと思うことができました。 そして悩みは隠しているから悩みになるんだと自分のこととして初めて気がつきました。困っていますと声をあげることができた時、もう心と身体が前に動き始めていました。私は悩んでますと言える。そんな場所がしたかったのに、自分ができてなかったことにも気が付くことができました。  このプロジェクトは、行き場のない時、相談する相手がいない時、心や身体が動きにくい時に必要な何かを提供することができます。

 私たちには大きな想いと行動力があります。辛い状況にある時にも自分の命を諦めずに、あたたかな人と自分の大切な内側とつながれる場所をつくるためにぜひ応援してください。

 そしてよろしければぜひ、私たちのつくる居場所をお母さんのように子どものように、故郷のように離れていてもいつも帰れる一つの田舎の居場所として感じていただけましたらと思います。そんな出会いをもたらせるようなつながりを作っていきます。

無理のないご支援をどうぞお願い致します。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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