数年前の熊本地震と大雨による土石流、コロナの大打撃に見舞われましたが、たくさんの方に支えられ復旧する事ができ、こだわりのコーヒー等ドリンクや洋菓子をご提供するカフェを新設した事で、今まで以上に【温泉・宿泊・飲食】を楽しんでいただける環境が整えられました。
より多くの方に当温泉旅館で寛いでいただきたい、そのための情報発信として、今回このプロジェクトを立ち上げました。
熊本県の南阿蘇村の「地獄温泉 青風荘」は、雄大な阿蘇の自然豊かな山間にある温泉宿です。
江戸時代より200年以上続く当温泉宿は全国的にも珍しい泉質の温泉、絶景と趣を感じられる宿泊部屋、
ミシュランガイド3つ星の老舗料亭で修行した板前や神戸の名店で修行したフレンチの料理人が創るお食事をお楽しみいただけます。
地震後の土石流で建物は屋根近くまで埋まった状態に。
2016年4月の熊本地震、その2ヶ月後には大雨による大規模な土石流により、当温泉宿の施設は8割が壊滅的状況という被害を受けました。
屋根近くまで埋まった建物、壁や柱を粉砕しほぼ倒壊寸前にまで建物など、これまで創業から200年以上多くの方に愛していただいた施設は無惨な姿となりました。
当温泉宿の元湯の被災時の様子。
離れや各温泉等の施設の中間に位置する広場は、土石流の溜まり場に。
『1日でも早い復旧を』という想いでツルハシ・シャベルを手に取り組むも、梅雨時期の大雨により裏山が崩壊、再び土石流が襲い施設は更に壊滅的な被害を受けました。
また、山間部のインフラ復旧の遅れ、建設会社の事業継続困難による辞退等、再生を図ろうにも図れず時だけが無情に過ぎていく日々でした。
震災の傷から復興を目指しもがく日々の中で、世界規模で蔓延した新型コロナウィルス感染症問題による新たな被害にも遭いました。
施設復興に向けて絵を描き多くの方にご協力いただきながら進めていた矢先、感染への恐怖と外出自粛はやむを得ないとは思いつつも、タイミング的にもかなり苦しく廃業を考えたこともありました。
震災と土石流被害からあっという間に4年が過ぎ、その間に多くの方に励ましのお言葉やボランティアにご参加頂き、施設復旧が遂に叶いました。
多くの方と共に実現できたこの瞬間は今でも忘れられません。
また、壊れてしまった建物の基礎部分から約200年前の創業時の先達の苦労や苦心の跡が見つかり、『どのような想いでこの地に宿を建てたのか?』と今を生きる私たちがこれからの青風荘、これからの温泉宿として発信していく価値を考えるきっかけとなりました。
創業時の約200年前とは人々の価値観は当然異なります。
便利な重機も入浴施設も調理器具も宿泊施設も当然、当時はありません。
そんな中、先達が想い描き挑戦し今の時代まで受け継がれてきたのは、『阿蘇の大地の恵を満喫できる空間での癒しを提供し続けていく』という事。
私たちはこの想いを震災やコロナという逆境を乗り越える機により明確に実現を目指し、施設の復旧に加え『もっとこの地でのんびりして頂く、もっと人生の癒しと活力となる場になる』ために、温泉・宿泊・料理というこれまでの癒しの要素に加え、カフェを新設いたしました。
「どんな感じの温泉か気になってフラッと来てみた、今日は泊まらないけど温泉入ってコーヒーを飲もう」
「夕食までの間、温泉に入ってちょっとケーキを食べよう」
「本格的なコーヒーを飲みながら雄大な山々を眺めてボーッと寛ごう」
「子供と一緒にケーキを食べて、部屋で読書して温泉入ろう」
温泉・宿泊・朝夕食・カフェ、それぞれがある事で、雄大な自然に囲まれたこの地での寛ぎ方はより豊富になりました。
お一人で、ご友人や恋人と、ご家族と、様々な方の癒しの場となり思い出となれる人生の湯治場として、ご利用いただければ幸いです。
訪れる人々の寛ぎ方の選択肢を増やしたいという想いから新設したカフェ、【H_NNTO COFFEE】(ホントコーヒー)。
以前の形式では宿泊時のみお食事がご利用可能でしたが、カフェができた事で日帰り湯治の方もお食事をお楽しみいただけるようになった他、お誕生日ケーキのご準備などに対応できるようになりました。
地元の食材を使ったサンドウィッチなどの軽食、オリジナルのコーヒー牛乳など、南阿蘇を楽しめる品々をご用意しております。
店長は福岡にて9年間バリスタの修行を積んだ職人。
コーヒーをはじめ様々なドリンク、スウィーツ、サンドウィッチやキーマカレーなどのフードをご用意しており、連日ご好評いただいております。
私たちは新しい湯治の形を提案します。地獄温泉には、足下湧出の奇跡の湯“すずめの湯”、
高温で湧く“たまご地獄”“元地獄”と複数の源泉があり、
“すずめの湯”や“たまごの湯”“元の湯”ではそれぞれ異なった泉質の湯を体感していただけます。
歴史を感じ、阿蘇の自然を感じ、お湯の良さを感じてください。
病気を癒やす長期の湯治とは別に、少しの時間でもお湯につかり、現代を生きる人々が抱えている悩みやストレスをそっと癒やすような心のケアが出来るような湯治。
誰しもが地獄温泉に来て、阿蘇の自然を感じ、心の底からリフレッシュする。
地獄湯治を体験してください。
すずめの湯
「すずめの湯」は地獄温泉の象徴でもある奇跡の湯。
熊本震災、その後の土石流災害を逃れ滾々と湧き出る湯は地獄温泉復興に臨む私たちの心の支えとなりました。
足元から湧き、加水もせず生まれたての湯にそのまま浸かる奇跡の湯。
一番新鮮な究極のかけ流しの湯は全国でも稀有な存在です。
その温泉の特質ゆえ、裸で混浴であったスタイルを一変、老若男女すべての人が交わり、気遣いなくお湯を楽しむために“着衣入浴”といたしました。
このお湯の中では老いも若きも男も女も親も子もどなたも平等。
みなさまが気持ちよく過ごしていただけるように入湯の掟を守りお過ごしください。
▼入浴時間
日帰り入浴:10:00~17:00(最終受付15:00)
宿泊者:15:00~23:00 / 6:00~10:00
▼効能
すずめの湯に含まれる硫黄成分は肌に吸収されやすく免疫抑制効果があることからリューマチやアトピーに効くとされています。
また温泉とともに湧き出る硫化水素ガスは慢性の気管支疾患に良いとされています。
元の湯
元の湯は裏山にある「たまご地獄」「元地獄」から湯を引き、溜め升を利用して適温になったお湯が浴槽に注がれます。
土石流で埋まった石の湯船を掘り出し復元した浴槽、昔の元湯を彷彿させる大きな梁を巡らしたお湯処。
昔の佇まいを引き継ぎ新しくなった「元の湯」、新しく立てられた「たまごの湯」とは男女入れ替え(※お泊まりのお客様のみ)。
それぞれの湯船をお楽しみ下さい。
▼入浴時間
日帰り入浴:10:00~17:00(最終受付15:00)
宿泊者:15:00~23:00 / 6:00~10:00
▼効能
日本特有の泉質で「直しの湯」「仕上げの湯」といわれ、殺菌効果が高いので水虫や湿疹など慢性の皮膚病に効果があるとされています。
また酸性の成分が肌の古い角質を除去する作用がありアトピーなどの皮膚病にも良いとされています。
ただし、酸性が強いため肌の弱い方などは注意が必要です。
たまごの湯
元の湯の上方、震災前は女性専用の「仇討の湯」という名称のお風呂があった場所に新しく作られたお湯処です。
元の湯と同じお湯を引いておりますが、趣が異なるモダンな造りになっています。
そして元の湯が木を感じさせるお風呂とすればこちらはコンクリートを多用して造られた近代的な造り。
それは「たまごの湯」裏手にある山から、もし土砂災害が起きたとしても「たまごの湯」の躯体が擁壁となるように考えられています。
そして震災の影響を逃れた「仇討の湯」の露天風呂は「たまごの湯」の一部として形を残しています。
この「たまごの湯」は阿蘇カルデラ内でも一番高いところに位置し、阿蘇を一望できる最高の景色が望めます。
▼入浴時間
日帰り入浴:10:00~17:00(最終受付15:00)
宿泊者:15:00~23:00 / 6:00~10:00
▼効能
日本特有の泉質で「直しの湯」「仕上げの湯」といわれ、殺菌効果が高いので水虫や湿疹など慢性の皮膚病に効果があるとされています。
また酸性の成分が肌の古い角質を除去する作用がありアトピーなどの皮膚病にも良いとされています。
ただし、酸性が強いため肌の弱い方などは注意が必要です。
当旅館では阿蘇の大自然に囲まれた静かで快適な宿泊施設でお寛ぎいただけます。
客室は和風の落ち着いたデザイン、ゆったりとした空間が提供されており、都会の喧騒を忘れさせるリラックスした雰囲気を楽しめます。
自然の中で心地よい眠りを得られるだけでなく、木の温もりを感じる事ができる造りに心を和ませられる事と思います。
しっかりとしたプライベート空間を作りながらも、昔ながらの雰囲気を最大限に残したお部屋に生まれ変わりました。
さらに、各部屋にトイレ洗面所のスペースが出来、居間とベッドルームというゆったりとお過ごしいただける空間が生まれました。
朝、昼、夕、夜と時間によって異なる自然の景観、鳥や虫の音、草木の揺れる音、阿蘇の大地に包まれるような空間を見て聴いてお休みいただける空間です。
また、宿泊施設は本館と離れの2つが有り、本館では熊本地震の被害にあった歴史ある建物の骨組みや梁、天井、柱などできる限り使い復旧することを第一のコンセプトとしました。
宿泊棟の中では最後になりましたが、以前までの木造の雰囲気、木の息吹を感じられるどこにも真似できない宿泊棟へと生まれ変わりました。
本館の特徴でもある回り縁(建物をぐるっと回る縁側)は寛ぎの場となりました。
曲水舎という名称の離れはお客様や支援してくださる人から頂いた様々なジャンルの本を1階、2階の本棚に並べ、その本を中心とするように客室を配置しました。
1階にはキッチンを備えた湯治のお部屋と、曲水舎ならではの古民家の雰囲気を味わうお部屋。
2階にはロフト(屋根裏)と名付けられたゲストハウス的に使えるお部屋。
滞在する人と人とが曲水舎内ですれ違い触れ合う、そんなコミュニケーションが生まれる空間です。
当旅館では、阿蘇の豊かな自然に育まれた地元食材をふんだんに使った料理が自慢です。
コース料理となっており、各コースとも新鮮な野菜や阿蘇の名物あか牛、地元で採れた山菜や川魚を使った季節感あふれる料理は、素材そのものの味を最大限に活かしています。
一品一品が手間をかけて丁寧に作られ、訪れるお客様に阿蘇の恵みを感じていただける内容となっています。
地元の味覚を堪能し、心と体を満たすひとときを提供いたします。
竈から漂う煙とご飯の香り、囲炉裏で焼かれる食材の匂い。
ここでしか味わえない、そして体験できない「食」をお愉しみください。
山竈(やまくど)コース
以前の食事処「曲水庵」で人気だった囲炉裏焼きコース。
炭火で焼く食べ方は継承しつつ、地獄温泉でなければ食べられないユニークで美味しい料理コースです。
ここ阿蘇でなければ食べられない食材や、肥後あか牛の希少部位を取り入れ、その調理法や味付けにフレンチの香りをまとわせる。
〆の炊きたてかまどご飯、そこにフレンチ料理をプラス。和と洋が融合した地獄温泉ならではのオリジナル料理をお愉しみください。
夕食コース代 お一人様 12,100円(税込)~
旬彩懐石コース
京都の三ツ星料亭「菊乃井」にて修行した料理長が腕をふるう本格懐石料理。
先付/八寸/向付/焼物/強肴/椀物などなど、料理長が丁寧に織り上げた月替りの料理を一品ずつお出しします。
食事時間はじっくり2~3時間かけて召し上がっていただきます。
季節や食材に合わせた器も愉しめる本格懐石料理を、山竈処内の個室食事処“あそつみ”にてごゆっくりとお召し上がりください。
夕食コース代 お一人様 16,500円(税込)~
季節の鍋コース
その季節で穫れる食材で作られる鍋が主役のコース。
猪鍋、鴨鍋、鹿しゃぶ鍋など山の恵を使った季節の鍋。
その食材に合うようにしっかり考えられた出汁が極上の鍋に仕上げます。
それぞれの季節の鍋を味わっていただきたいコースです。
夕食コース代 お一人様 8,800円(税込)~
阿蘇の朝食
朝食も山竈処にてご用意致します。
お食事時間の30分前に煙突から上がる煙は準備の合図。
炊きたての竈ご飯とともに、阿蘇の季節を感じられる和朝食を囲炉裏の火で炙ってお召し上がりください。
食後はシェフが炭火で特製フレンチトーストをお焼きします。
※全て税込での金額です。
①お礼メッセージ・・・2,200円
②カフェチケット・・・3,300円
③カフェチケット・・・5,500円
④カフェチケット・・・11,000円
⑤日帰り湯治回数券+カフェチケット・・・5,500円
⑥日帰り湯治回数券+カフェチケット・・・11,000円
⑦日帰り湯治回数券+カフェチケット+石鹸・・・22,000円
⑧年間パスポート+カフェチケット・・・27,500円
⑨宿泊券+カフェチケット+石鹸・バスタオル1セット・・・55,000円
⑩宿泊券+カフェチケット+石鹸・バスタオル2セット・・・110,000円
・9月30日(月)クラウドファンディング開始予定
・11月24日(日)クラウドファンディング終了予定
・11月25日(月)から順次リターン品発送予定
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