プロジェクトの実行者について
こんにちは。プロジェクト実行者の菊原伸郎(きくはら のぶお)と申します。
子どもの頃からサッカーに魅了され、地域クラブや部活動でプレーし、筑波大学では蹴球部へ入部して関東リーグでプレーしました。大学卒業後はJリーガー(浦和レッズ)となり、現在は埼玉大学准教授として学生を指導するかたわら、週末は埼玉大学サッカー部監督として選手と共にリーグ戦を戦っているほか、埼玉県サッカー協会技術委員会の一員として指導者養成にも携わっています。
2016年には企画・監修・プロデューサーとして、まち映画「DOUMON IKAN 〜同聞異感〜」を制作しました。映像や音楽を活用して、教員や地域のスポーツ指導者の在り方について問題提起をしたいとの想いに賛同していただいた有志の皆様の協力を得て、実現できた作品です。大人が子どもたちを導く時に感じる「どうも いかんなぁ〜」という気持ちが隠されたタイトルになっています。観てくれた方の心に何かが響き、観ていただいた方とスポーツ指導者談義ができればと願って制作しました。
今回のプロジェクトでも、子どもたちが前に一歩踏み出す瞬間に共感していただける映画をお届けしたいと考えています。タイトルの「VOY i GO」とは、ブラインドサッカー®での掛け声である「VOY(ボイ)」と「GO(ゴー)」の間に、プレーヤーである自分自身を表す「i(アイ)」を入れたものですが、「i GO」が「iGO(囲碁)」とも・・・(^ ^)。映画第1弾同様、私の好きな言葉遊びをしつつ、内容を端的に表す覚えやすいタイトルにしています。
このプロジェクトで実現したいこと
映画「VOI i GO」の制作費の一部を集めたいと思っています。
映画第1弾である「DOUMON IKAN 〜同聞異感〜」は自費での制作でした。素敵な仲間と共に素晴らしい作品を創り上げることができましたが、多くの人にお届けすることがなかなか難しいところがありました。今回、クラウドファンディングで制作費の一部を集めさせていただくことによって、制作段階から「こんな映画をつくっています」ということをお知らせしていくと同時に、制作に関わる環境の質的向上を実現していきたいのです。
さらに、応援してくださる方だけでなく、このページを見かけた方が「こんな映画あるんだ」「できたら観てみようかな」「サッカー/囲碁好きなあの人に教えてあげよう」と思ってくださるかもしれません。プロジェクトを通して制作費の一部を賄うことで、一人でも多くの方にこの映画の存在を知っていただき、より質の高い作品を完成させたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
2016年制作のまち映画「DOUMON IKAN 〜同聞異感〜」は、部活の指導に悩む中学校教師が主人公。囲碁好きな元体育教師や、「4+1メソッド」を提唱する大学教授などに導かれながら、バラバラになってしまった部員たちと心を通わせ、成長する様をコメディタッチで描いた作品でした。この「どうもいかん」は、私自身が教員として、またサッカーの指導者として日常を過ごす中で感じてきた感情です。漠然としているかもしれませんが、誰にでも湧き上がってくる「このままではいけない」という直感です。
この映画で、そうした指導者の悩みに対するひとつの解決方法を提示して、ことあるごとに投げかけてきたのですが、未だに多くの指導者が葛藤を感じていることを知りました。さらなる解決方法をお伝えしたいとの想いから、今回の作品では「囲碁(マインドスポーツ)」と「ブラインドサッカー(パラスポーツ)」の要素を取り入れ、前作から8年後を描く続編映画をつくる決断をしました。この映画が迷える指導者の共感を呼び起こし、それぞれが抱える問題を解決する一助となれば幸いです。
映画の内容
主人公は小学生の女子児童。おじいちゃんに勧められて始めた囲碁でしたが、いまだに囲碁の楽しさがわからずモヤモヤした時間を過ごしています。そんな時、偶然ブラインドサッカーに出会い・・・という30分ほどの映画になります。
愛する孫を見守るおじいちゃんとおばあちゃんの姿にも注目していただきたいですし、第1弾の映画で活躍いただいた方もどこかで登場する予定ですのでお楽しみに。あの人がこうなったのかと、物語のつながりと成長ぶりに、きっとくすっと笑っていただけると思います。
撮影場所は昭和ノスタルジーあふれる川越市街や、老若男女がボールを追って躍動する運動施設であるレッズランドなど、埼玉県内となります。地域の魅力もふんだんにお伝えしながら、映像そのものの美しさや楽しさをお届けできると考えています。
私が囲碁と出会ったのは20年ほど前ですが、サッカーをプレーしたり指導する上で備えておきたい力について囲碁からヒントを得ることが多くあり、サッカーと囲碁という2つの競技の面白さを、もっと多くの人に伝えたいとの想いを強く持っています。また、10年前に出会ったブラインドサッカーからも、多くの示唆と刺激を受けました。こうした私の経験は、ストーリーに大きく活かされています。
本作はサッカーの中でもブラインドサッカーにフォーカスしながら、囲碁との不思議な関係性と楽しさについて、子どもの成長を通してお伝えすることで、指導や日常で不安や迷いを抱えている方のヒントになる作品にしたいと考えています。
これまでの活動と準備状況
ロケハンやキャスティングを終え、台本も最終稿まできています。
前作は多くの方々にご協力をいただき、私の想像を超えた作品を完成させることができました。今作も、脚本とキャスティングはもちろん,撮影スケジュールとロケ地の確保も順調に進んでいます。多くの団体様からの後援と協力を得ることができております。あとは制作費用の一部を集めることで、より質の高い作品を皆様にお届けできると確信しています。
リターンについて
私がプロデュースした映画に関わるもの(ロゴ入り商品・シナリオ・DVDなど)をはじめ、映画制作のベースになっている自著(サッカー指導書や学校教育で活用できる書籍)、さらにはブラインドサッカーをベースにした「目隠し遊び」の体験会&講演、「子どもたちに獲得させたい力(体力)について」の講演やサッカー指導&講演などをご用意いたしました。本プロジェクトへのご支援に対して、ささやかながらお礼ができればと思っております。みなさまの気になるもの、お役に立てるものがあれば、ぜひご支援かたがたお手に取っていただきたいと考えております。
スケジュール
【2024年】
9月から12月上旬 ロケハン・キャスティング・台本読み合わせ会
10月下旬 クラウドファンディング開始
11月下旬 クラウドファンディング終了
12月上旬 クランクイン
12月下旬 クランクアップ
【2025年】
1月下旬 リターン発送(順次)
2月下旬〜 叶うなら上映会!
スタッフ
プロデューサー:菊原伸郎(埼玉大学教育学部准教授・埼玉大学サッカー部監督)
監督・脚本・編集:藤橋誠(まち映画制作事務所代表・尚美学園大学芸術情報学部准教授)
ラインプロデューサー:阿野剛士(合同会社A.makes)
撮影:奥谷浩太
撮影助手:五十嵐太地・秦野由惟・多田知夏
助監督:大橋彩乃・關根千聖
録音:金澤那緒:土田悠斗・八角禅
照明:尾山優乃・近藤大空・松田和也
記録:藤原愛理・菅波里帆
制作:杉本彩華・立川萌海
デスク:藤橋朋子(合同会社エフブリッジ)
アートディレクション:居城達志(株式会社スタジオビジョン)
音楽監督:本多徹 MA:高梨智史(株式会社HIGHPAIR)
後援:公益財団法人日本棋院 川越市 川越市教育委員会 小江戸川越観光協会
協力:特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 埼玉T.Wings 一般社団法人レッズランド 川越igoまち倶楽部
企画:まち映画制作事務所
制作協力:国立大学法人埼玉大学教育学部身体文化講座 菊原伸郎研究室 尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 藤橋誠研究室
制作:合同会社エフブリッジ
製作:「VOY i GO」製作委員会
最後に
映画制作には多くの時間と労力、そして多くの方の情熱とお支えが必要になります。プロジェクトに共感して応援してくださる方のお力添えあってこそ、この映画は完成します。ご支援いただくことができましたら、観てくださった方々に感動や気づきを提供できる作品を送り出せると確信しています。
どうかこのプロジェクトに加わっていただき、一緒に素晴らしい映画を創り上げる仲間になってください。
ご支援のほど、心よりお願い申し上げます。
【応援メッセージが届きました!】
加藤健人さん(映画にも出演! 元ブラインドサッカー®日本代表)
こんにちは!
ブラインドサッカー®選手の「カトケン」こと加藤健人(かとう けんと)です。
僕は病気のために、高校生のころからだんだんと目が見えなくなり、将来について悩んでいた時にブラインドサッカー®に出会いました。その時、思い切って一歩を踏み出したことで世界が広がり、日本代表選手として国際大会にも出ることができました。
「始めなければ 始まらない」
それ以来、この言葉が僕のモットーです。そしてこのモットーは、この映画の主人公にも当てはまります。僕が演じるブラサカ®選手は、主人公の世界が広がっていくきっかけとなる人物です。かつて自分が声をかけてもらったことを思い出しながら演じていこうと思っています。
この映画を通してブラサカ®のことを知ってもらえたら、そして一歩を踏み出すことの大切さを感じてもらえたら、とてもうれしいです。
「始めなければ 始まらない」を合言葉に、このプロジェクトへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします!
酒井真樹さん(囲碁棋士 九段)
はじめまして。
囲碁棋士の酒井真樹(さかい まき)と申します。
この映画のお話を菊原伸郎先生から伺った際、囲碁を取り上げていただけたことに感謝の気持ちが湧き上がってきたと同時に、どのような映画になるのかワクワクしてきました。プロデューサーである菊原先生との出会いは、埼玉大学の授業で囲碁を教える機会をいただいたことがきっかけで、それ以降、菊原先生の熱い想いに魅了され親しくさせていただいております。
中学を卒業後18歳でプロ(囲碁)の世界に入った私にとっては、大学は雲の上のような存在で、初めはキャンパスに入るのにも緊張しましたが、今では学生に指導する時間がとても楽しく、これまでに感じたことのない刺激もいただきながら、素敵な時間を過ごさせてもらっています。
受講生のほとんどは囲碁の初心者ばかりです。制約の少ない囲碁は、はじめての方にはとても難しく感じられるものなのですが、そうした囲碁にチャレンジすることの意味や意義を、
「できないことやわからないことに直面する感覚を知ること」
「それをどうやってクリアしていくかを体感すること」
と、菊原先生が事前に学生に伝えてくれているので、学生の成長が目に見えてくるとみんなで囲碁の面白さに取り組めていて楽しいです。そんな菊原先生と作ってきた授業のエッセンスが、この映画にも反映されることを期待しています。
主人公が、囲碁とどのように向き合い、どんな「活路」(囲碁から生まれた言葉です!)を見いだしていくのか、楽しみでなりません。
みなさんも私と一緒に、その結末を見届ける応援者として一員になりませんか?
応援の程、ぜひよろしくお願い申し上げます。
#JFAクラファン
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