1.摩周湖とは?
摩周湖は、北海道の東部にある阿寒摩周国立公園内(弟子屈町)に位置し、2001年に北海道遺産として最初に登録された北海道を代表する湖です。噴火活動によって凹型になり、そこに雨水が長い年月に渡って溜まって出来たカルデラ湖であるため、流入・流出する河川がなく、原生的な自然の残る環境であり、日本を代表する自然景観・自然環境がそこにあるという理由で、1934年に道内で3番目の国立公園に指定、1954年に国の特別保護地区に指定されました。
2.摩周湖での調査について
前述でも少しだけ触れましたが、摩周湖では毎年水質調査を行っております。基本的には「特別保護地区」のため立ち入りは厳しく規制されておりますが、水質調査の際は国から許可を受け、摩周湖にて調査を行っております。
なぜ調査を行っているのかというと、摩周湖は地形の性質上、流れ込む川も流れ出る川も無く、人による汚染の影響が極めて少ないという特殊性から※GEMS/Waterのベースラインモニタリングステーションに日本の湖沼で唯一登録されています。
摩周湖の水質調査は、1981年から国立研究開発法人 国立環境研究所により総合的な調査が進められていましたが、研究機関の方針変更により、2017年の調査をもって終了することとなりました。
しかし、この美しい摩周湖を後世に守り残すため、摩周湖周辺の5町(清里町・別海町・中標津町・標茶町・弟子屈町)および関係機関において、2018年に「摩周湖環境保全連絡協議会」を発足し、摩周湖の水質調査を引き継ぐほか、摩周湖の環境保全のための普及啓発活動を行っております。
3.どんな調査を行っているの?
調査を行うにあたり、摩周湖は約200mもの高低差のある急斜面や非常に滑りやすい道や岩場など厳しい環境です。調査時には人の手で調査船の燃料や水質調査機材などの重たい荷物を持ち運び、ロープやハシゴを頼りに湖岸に降りていきます。
これらの調査により得られたデータは、GEMS/Waterナショナルセンターへ提出した後、ドイツ本部へ送られ、後にデータベース化されます。これらのデータは、国連機関はもとより各国の研究機関へ無償で提供され、学術研究などの幅広い分野で利用されています。
今後もこのデータベースを生きたデータとして活用していくことは、自然環境の変動を知るためのきっかけになります。摩周湖は、流入河川がないため、水質が短期間に大きく変動する要因がほとんどなく、大気を通じて汚染物質が混入した場合、すぐにその変化を見つけることができる「自然環境の異変を監視する高感度センサー」として、非常に重要な役割を果たしています。
4.調査等に掛かる費用
同協議会は摩周湖の水質調査のほか、環境保全の普及啓発活動、クラウドファンディングなどを実施しておりますが、年間に掛かる費用は下記の内訳からなっております。
このように、年間でかかる費用が270万円と額が大きく、協議会でこの費用を用意することが難しくなったため、クラウドファンディングにて資金を調達しております。
5.資金の使い道
集まった支援金は、上記で説明した費用に使わせていただきます。
※目標金額を超えた場合は、プロジェクトの運営費として充てさせていただきます。
6.実施スケジュール
2024年度のクラウドファンディング、2025年度の水質調査は以下のスケジュールで準備を進めております。
《2024年度》
【12月~2月】 クラウドファンディング実施
【1月中旬】 GEMS/Waterへ調査結果(令和5年度分)を報告
【2月~3月】 返礼品作成・発送準備
《2025年度》
【5月下旬】 令和7年度調査の日程調整や調査に伴う申請
【7月下旬~8月上旬】 本調査に向けた事前準備(ロープやハシゴの設置)
【8月下旬】 令和7年度摩周湖モニタリング(予定)
7.今回のリターン品の紹介(ご支援いただく前に、必ずご一読ください!)
各リターン品の詳細については、下記をご覧ください。
☆お礼状・・・ご支援いただいた皆様に、ささやかながらお礼のメッセージをお届けします。
発送予定時期…2月~3月頃
☆調査報告レポート・・・令和7年度に予定している摩周湖のモニタリング調査の様子について、普段見ることのできない水質調査の写真と併せて、皆様へお知らせします。
※調査を8月~9月に行う予定としておりますので、報告レポートの発送時期が遅くなってしまいます。ご了承ください。
※調査終了後、1回のみの発行となります。
発送予定時期…10月~11月頃
☆卓上ケース付きカレンダー・・・摩周湖の水質調査にて撮影した写真や、摩周湖周辺の5町の写真を使用した卓上カレンダーをお届けします。
発送予定時期・・・2月~3月頃
☆摩周湖の水・・・「超」が付くほどの軟水でコーヒーやお茶のほか、様々なお料理利用することが出来ます。口当たりがなめらかで、まろやかなのが好評です。
※500㎖×3本をお届けします。
発送予定時期…2月~3月頃
☆中標津町の特産品~AFくらぶゴーダチーズ~・・・オランダ発祥のセミハードタイプのナチュラルチーズです。酸味やクセが強くなく、だれにでも食べて頂けるような食べやすいマイルドな味が特徴です。そのままお酒のおつまみやコーヒーと共におやつとして食べたり、またはサンドイッチ等の軽食やグラタンなど熱を通す料理に使ったりと、幅広くお使いいただけるオールマイティなチーズです。
※250g×4個をお届けします。
発送予定時期…2月~3月頃
☆清里町の特産品~焼酎とパウンドケーキセット~・・・じゃがいもで作られた清里町特産品のじゃがいも焼酎「北海道 清里<樽>」と、清里産小麦粉きたほなみとじゃがいも焼酎を使用した「じゃがいも焼酎パウンドケーキ(プレーン・カフェモカ)」のセットです。
※通信販売酒類小売業免許を有する「きよさと観光協会」から直送します。
(通知書文書番号:網法第178号)
発送予定時期…2月~3月頃
☆別海町の特産品~べつかい乳製品セット~・・・別海町で育った乳牛の生乳を使用したコク豊かな牛乳、手作りストリングチーズ、まろやかなゴーダチーズ、風味良く仕上げたグラスバター、焼きたてパンに最適な発酵バターを提供します。一度ご賞味ください。
発送予定時期…2月~3月頃
☆標茶町の特産品~星空の黒牛 焼肉食べ比べセット~・・・星空の黒牛のカルビ、ロース、モモを盛り合わせにしたセットとなります。夏は30℃、冬はー25℃の北海道標茶町で、限りない愛情とたくさんの手間暇をかけ、1頭1頭自社牧場で大切に育てあげた当社自慢の自社ブランド牛です。お好みでタレ、塩、わさび醤油等でお召し上がりください。
※カルビ・ロース・モモ 約550gをお届けします。
発送予定時期…2月~3月頃
☆弟子屈町の特産品~テシカ2023と弟子屈チーズセット~・・・-20℃以下となる厳しい環境で力強く育ったヤマブドウ品種「山幸」を使用し、スッキリとした余韻の辛口ワイン「テシカ 2023 赤・スパークリング」と、摩周湖から湧き出る清らかな伏流水と雄大な大地の恩恵を受けて育った牛たちの新鮮なミルクを贅沢に使用し、しぼりたての生乳を感じられる香りやさわやかな酸味が特徴の「弟子屈チーズ」を合わせてお届けします。
※ワインの数量によっては、「テシカ 2023 赤・スパークリング」が「葡萄色の旦」に変更になる場合がございます。
※通信販売酒類小売業免許を有する「株式会社 テシカガタウンラボ」から直送します。
(通知書文書番号:釧酒第23号)
発送予定時期…2月~3月頃
☆摩周湖の調査同行権(宿泊券付き)・・・令和7年8月~9月に予定している、摩周湖のモニタリング調査に限定で同行することができます!今年も、弟子屈町内で使用可能な宿泊券(1万5千円分を予定)付きです。現在、摩周湖岸へは調査目的でしか入ることができません。普段は展望台などからしか見下ろすことのできない摩周湖を、身近に感じることができます!調査では実際に調査船に乗り、透明度測定などのお手伝いをしていただきます。【調査船の定員の関係上、限定2名とさせていただきます】。
※注意事項を熟読された上で、選択してください。
発送予定時期…8月~9月頃
<注意事項>
・体力および足腰に自信があること(約200mの高低差がある急斜面を沢づたいに下りていくことになるため、危険も伴います。目安として年齢制限(18~65歳まで)を設けさせていただきます。ご了承ください)
・調査当日の宿泊場所、交通費(公共交通機関・レンタカー等)、食事等については、ご自身で手配いただきますようお願いいたします。
※宿泊費が不足した場合、ご自分でご負担願います。
・調査当日は指定された場所までお越しください(調査ルートは非公開のため、集合場所については追ってご連絡します)。
・関係各所との調整が必要なため、調査日程が決まるのが調査日1~2ヶ月前となります(※参考 令和4年度:8月中旬、令和5年度:8月下旬、令和6年度:8月下旬)
・調査は2~3日間で行われますが、そのうち1日の参加となります。
・悪天候により調査船が出せない場合は、翌日、翌々日に延期、または中止となる場合がありますので、ご了承ください。
・1人1口までの申し込みとし、原則申し込まれたご本人様のみの参加とします。・当日の傷害保険については、当協議会にて加入手続きを行います(費用は協議会にて負担します)。
・本人確認のため、事前に身分証明書の写し等をご提示いただく場合がありますので、ご協力ください。
☆摩周湖の調査命名権・・・「摩周湖モニタリング調査」、「摩周湖水質調査」等...定まった呼び名がない本調査。本リターン品を支援いただいた方に、本調査名を命名していただき、新聞掲載する際などには、命名していただいた調査名を使用します!(調査名については、協議の上決定することとします。ご了承ください)【1,000,000円支援者のみ、1名限定】
※命名権については、クラウドファンディング終了後(2月~3月頃)に事務局より詳細についてご連絡させていただきます。
発送予定時期…2月~3月頃
コースについては下記の一覧をご覧ください!
最後に・・・
ここまでご覧いただきありがとうございます。
次年度は、調査を当協議会で引き継ぎ7年目、クラウドファンディングを開始して6年目になり、多くの方々にご支援をいただきながら調査を続けております。調査で得られたデータは、地球環境の変化を紐解いていく上で必要な「生きたデータ」です。これからも調査を継続していくために、もっと多くの方々にこの活動を知っていただくため情報発信に全力で取り組んでおります。今後とも、調査を継続していくため、また、綺麗で美しい摩周湖を後世へ守り残すために、皆様の温かいご支援お待ちしております!
◎協議会構成町村については下記をご覧ください
摩周湖環境保全連絡協議会の設立について
・清里町
・標茶町
・弟子屈町
・中標津町
・別海町
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る