大会1日目那覇空港から関西国際空港、イスタンブール国際空港、イズミル・アドナン・メンデレス空港を飛行機やバスで乗り継ぎ、無事、トルコのイズミールの大会会場に到着した代表選手たち。体調もよく、元気に会場入りすることができました。国際大会では、移動距離や移動時間が長いため、選手が体調よく元気に会場入りできることが、とても重要です。まずは無事に大会会場に到着できたことに感謝しながら、選手たちは笑顔を見せていました。予想以上に大きな会場に驚きなら会場に入ると、荷物検査が行われていました。他の国の選手達達もたくさん到着しています。日本代表団は、出場14チーム、関係者含め約100名の参加です。競技会場の入り口周辺にはロボット関連の企業ブースがたくさんありました。歩くロボットがいたり、最新技術の体験もできました。87の国と地域から約600チームが世界中から参加しているということもあり、とても広い競技会場でした。選手達は、出発前に書いてもらった日の丸の応援メッセージを手に、やる気いっぱいです!大会1日目は、選手が自由に練習する時間が設けられています。世界のさまざま国の選手、審判に囲まれて、練習時間がスタート。AMICUS R2K、AMICUS GIRLs、どちらも審判や他の国の選手と英語でコミュニケーションをとりながら、順調に練習を進めます。ROBO SPORTS、Future Innovators、Future Engineers、他の競技も準備や練習を進めています。コーチミーティングが競技コートの一角で始まりました。競技を進める上での注意事項が英語で説明されます。各国のコーチが集まり、すごい人数です!夕方から開会式が始まりました。開会式ではステージでスピーチやダンスが行われ、参加国が順番に呼ばれます。自分の国が呼ばれると、旗を振ったり拍手をしたり、歌を歌って盛り上げます。そして各国の代表選手が、国旗を持ってステージに上がります。日本代表は、AMICUS GIRLsが国旗を持ってステージに上がりました。紙吹雪の舞う中、開会式が終了し、1日目の大会が終わりました。大会2日目朝日を見ながらホテルからバスで移動して会場入り。2日目も、日本代表チーム全員が体調を壊さず元気に会場入りできました。これから本番、競技1日目(Day1)が始まります。競技開始前、みんなで気合いを入れて、選手席へ向かいます!Day1のサプライズルール発表の時間となりました。すでに発表されているルールに加えて、当日新たに発表される追加のルールがサプライズルールとなります。各部門、一斉に発表されます。チームの代表者一人が、競技コート周辺に集まり、先に英語で審判からサプライズルールの説明を聞きます。審判の説明の後、質疑応答をしながらルールを理解していきます。質疑応答の後、英語でサプライズルールの説明の書かれた用紙がチームの代表者に渡されます。チームメンバーが待つチーム席へ戻り、すぐに戦略の話し合いです。その後、翻訳する時間として5分間、コーチと話す時間が与えられます。AMICUSの両チームは、インターナショナルスクールで学んだ英語力を生かして、審判に質問をしながらルールをしっかりと理解して戦略を立てていました。頼もしいです!1回目の試走がスタートしました。試走では、新たに出されたサプライズルールのプログラムを作成しながら、ロボットの動きを確認していきます。Day1は、1回目、2回目の試走(90分)、3回目の試走(60分)と3回の競技があり、競技では審判にタイムを計ってもらいながらロボットを走らせます。3回の競技の中で一番よい得点を出せた記録が、Day1の成績となります。試走時間が終わると、1チームずつ1回目の競技が始まります。最初にオブジェクトを並べる時間が1分与えられ、その後、審判の「スリー、ツー、ワン、ゴー!」の掛け声でロボットのボタンを押し、競技スタートです。競技中は自分たちが作ったプログラム通りにロボットが動くか、祈るように見守ります。1回目の順位は、AMICUS GIRLsが131点で10位。AMICUS R2Kが115点で17位。試走では満点を出していたにもかかわらず、本番ではロボットが同じように動かず、満点を出せませんでした。1回目の競技終了後は、会場を移動してランチタイムです。選手や参加者にチケットが配布され、ドリンクとランチに交換できます。競技1日目の昼食は、サラダ、パスタ、マッシュポテト、カツ、パン、デザート、ジュース、水でした。食後、気持ちを切り替えて、2回目の試走(90分)が始まります。同じ競技コートを6~8チームが使用して試走するため、順番待ちがあります。そのため、90分の試走時間内にロボットを走らせることができる回数はとても少ないです。2回目の競技、3回目の競技、両チームとも試走で満点を出していたにも関わらず、本番で満点が出せず実力を出せないまま、順位はAMICUS GIRLsが13位、AMICUS R2Kは30位でDay1の競技を終えました。大会はDay1のベストスコアとDay2のベストスコアの合計で順位が決まります。選手達は諦めずに、明日のDay2で頑張って逆転することを誓い、フレンドシップナイトが開催される会場へ向かいました。競技が終わった後は、選手が楽しみにしている国際交流の時間、フレンドシップナイトが開催されました。会場にはたくさんの国の選手が、自分の国の衣装やお土産を持って、物々交換しながら交流をします。AMICUS GIRLsとAMICUS R2Kの選手は、黄色と青の法被を羽織って、日本から持ってきた紙風船や折り紙、日本のお金やお菓子を交換。紙風船の膨らまし方や遊び方を英語で説明して、いろんな国の選手と一緒に楽しい時間を過ごすことができました。サッカーや自転車競走など、選手が交流できる場も準備されていました。他にも、タイの選手からリクエストがあり、法被とジャンバーを交換、ジャマイカの選手からもリクエストがあり法被とマラカスを交換、コスタリカの選手とハチマキと帽子を交換するなど、声をかけてお互い欲しいものを交渉しながら交換していました。大会3日目競技2日目(Day2)の朝、競技会場に到着すると会場がざわついていました。よく見ると、一部の競技シートにオブジェクトが配置されていたのですが、家の上に自転車があったり、競技シートの角やマンションの上にオブジェクトが置かれていたり、立ててあったり、さかさまに置かれていたり、驚くほど移動が難しい場所にオブジェクトが配置されています。選手はびっくりしながら、すぐにどう攻略していくか戦略を考え始めていましたが、審判のイタズラだと発覚。ホッとしながら選手席へ向かいました。Day2の競技は、エクストラルールと呼ばれ、Day1とは全く異なるルールとなります。10個前後の新たなミッションが出題され、その場で攻略方法を考えながらプログラムを作成しなければならないため、難易度が高い競技です。Day1と同じように、最初にルール説明が審判から行われ、コーチとの翻訳時間が5分間設けられます。Day2は、1回目の試走が90分、2回目の試走が75分で、競技が2回行われます。出題されるミッションが多いため、挑戦するミッションの順番を考え、ロボットを無駄なく移動させて時間内になるべく多くのミッションを攻略していくことが重要になってきます。車検が行われ、Day2の競技1回目。競技のチャンスが2回しかないため、ドキドキしながら手を合わせてロボットを見守ります。競技1回目、AMICUS R2Kはロボットが思い通りに動き、30位から一気に6位へ順位を上げました。AMICUS GIRLsも13位から順位を6位に上げていきます。2回目の試走時間も残り少なくなり、最後の競技です。2分という短い時間ですが、全ての運命が決まる瞬間。ロボットの動きを祈りながら見守ります。AMICUS GIRLsは作成していたプログラムをなんとか走らせ、Day2のベストスコアは115点、Day1のベストスコアと合計して259点。AMICUS R2Kは満点とはいきませんでしたが、190点の高得点。Day1と合計して305点となりました。最後に審判の方から、一緒に写真を撮ろうと声をかけていただき、写真撮影。審判は各国からボランティアで参加してくださっている方々です。選手のことを気遣い、声をかけてくださった審判の皆さまには本当にお世話になりました。AMICUS R2Kは、イタリア国際大会でお世話になった審判の方にも再会することができました。ロボットを片付けて、閉会式が行われる隣の会場へ移動します。会場にはたくさんの席があり、選手は国ごとに分かれて座ります。自分の国の旗を準備して、旗を振っている人が大勢います。閉会式が始まり、ダンスでだんだんと会場の雰囲気が盛り上がります。そして、いよいよ各競技の順位の発表です。部門別に8位から順番に発表されていきます。シニア部門、AMICUS R2K、第6位!ジュニア部門、AMICUS GIRLs、第7位!AMICUSチーム、世界のベストエイトに入りました!そして、ROBOMISSIONでは日本代表チームが頑張り、一緒に頑張ってきたシニア部門の仲間が1位と3位に入賞!ジュニア部門は5位に入賞!FUTURE INNOVATORS でもシニア部門が7位に入賞。日本代表チーム全体で6チームが入賞するという素晴らしい結果となりました!1月15日のルール発表から約1年。遊ぶ時間、勉強時間を割いて、多くの時間をロボットに取り組み、世界一を目指して頑張ってきたAMICUS R2K、AMICUS GIRLsの選手達。表彰台に立てなかった悔しさを涙目で噛みしめながらも、トルコ国際大会出場を果たして世界のベストエイトに入れたことに感謝し、最後は笑顔で写真撮影ができました。今回、ロボット大会で世界一を目指す沖縄の子ども達に、多くの方よりたくさんの応援メッセージ、ご支援をいただきました。皆さまからの応援が大きな励みとなり、選手達は最後まで諦めずに頑張ることができました。今年の悔しさをバネに、来年も世界一を目指して、選手達はシンガポール国際大会に向けて挑戦を続けるそうです。是非、来年も応援していただけますと嬉しいです!応援していただき本当にありがとうございました!!
皆様からの心のこもった温かいご声援とともに、 「日本の未来を担う!ロボット競技で世界一を目指す子ども達の挑戦!」プロジェクトが終了し、応援してくださった88名のご支援者の皆様から1,116,000円のご支援をいただきました!!世界一を目指し、沖縄県代表、日本代表として頑張る子ども達を応援し、ご支援くださった皆様へ、心より深く感謝申し上げます。本当に本当にありがとうございました!!おかげさまで、トルコ国際大会で代表選手の子ども達は最後まで粘り強く頑張り、両チームとも世界のベストエイトに入ることができました!!■ROBOMISSION エキスパート競技 シニア部門 AMICUS R2K 世界6位/104チーム中■ROBOMISSION エキスパート競技 ジュニア部門 AMICUS GIRLs 世界7位/114チーム中大会中苦しい場面もありましたが、皆さまからの応援メッセージが大きな励みとなりました!!本当にありがとうございました!!大会の様子は、引き続き活動報告にてご報告いたします。また現在、リターンについて選手とスタッフが準備を進めております。数日中に感謝の気持ちを込めて、全ご支援者の皆さまへお届けする予定です。ご到着までもうしばらく、お待ちいただけますようお願い申し上げます。