プロジェクトの実行者について
こんにちは。病院敷地内のカフェ雑貨店にて、個人で委託販売をさせていただいている、アクセサリーショップArujisu(アルジス)と申します。
私は1年前まで自宅に引きこもり、約20年間社会との関わりを避けた生活をしてきました。
両親も高齢になり収入が少なく、私の行く末を案じて一家心中をはかりましたが、全員生還し失敗に終わりました。
母に「あなたの自立を見届けたい」と泣かれてしまい、20年も経ってようやく自分と真剣に向き合わねばならないと思い、行動に移す決意が固まりました。
受動的な傲慢
私は幼い頃のいじめの影響からか、対人恐怖なところがあり、自己開示をすることが苦手で人と打ち解けることが難しい性格です。
20年前はホテルの宴会課で働いておりましたが、お客様にお声がけする文言は決まっているので接客はできても、社内の人と意見を交わす場になると体が強張って言葉に詰まり「何を考えているのかわからない人」になってしまいます。
次第に浮いた存在となり、上司や先輩に無視をされ入社4年で自宅から出られず退職。自室に引きこもり、家族に負担を負わせ40代になってしまいました。
自分と対峙
心中に失敗した後、まずは身だしなみを整えるため意を決して歯科医院へ。緊張で髪が濡れるほどの汗を噴き出し落ち着かず、迷惑な患者だったと思います。それでも週一回の予約を入れ通院を続けました。
同時にゴミ屋敷化していた自室の掃除を進めていると、以前趣味で製作していたアクセサリーや工具、収集していたビーズを発見。試しにネックレスを作り、唯一の外出先である歯科医院へ身につけて行きました。
そのうちに新作を作っては身につけるようになり、いつしか
作る楽しみ+身につける楽しみ=外出する愉しみ
へと、気持ちが変化していきました。1年がかりで治療していただき、終盤は足取りも軽く先月で歯科通院を終えることができました。
能動的に動く
ある日、病院敷地内のカフェ雑貨店でハンドメイド品の委託販売作家を募集していることを知り、私にできる事はこれだ!と、意欲を取り戻すことができました。
自宅の不用品を売って材料を揃え、作品画像をお店へ送信したところ、販売許可をいただくことができました。作品を自分のスペースに陳列するだけで済むので、私のような者にとっては本当に助かりました。
ショップ名は、元ホテルマンの私が作品を通じてではありますが「おもてなしをする」という意味のArujisu(あるじす・古文単語)と命名。初月は3千円、翌月は5千円を売り上げ現在3か月目です。
私が作ったものが商品として受け入れられたことが何よりも嬉しく、心中に失敗して良かったと身にしみて感じました。この命といただいたご縁を大切に、今後も継続していきたいです。
ニーズに応えたい
月一度の通院時に来店されているという方から、SNSでメッセージをいただきました。
・通院時の楽しみになっている
・金属アレルギー対応商品を増やしてほしい
・遠方に住んでいるのでオンラインショップがあれば購入したい
という大変嬉しいご要望でした!
また、お店の方からも「入院中のお客様もサージカルステンレスのアクセサリーを探しに来店されていますよ」というお話を伺い、ニーズに沿った商品を拡充し、オンラインショップも開店したい!と考えるようになりました。
代償による壁
金属アレルギー対応商品を作るには、サージカルステンレス製や樹脂製の金具、コーティング剤など、これまで以上に高価な材料を揃えなければなりません。そのほか、20年以上前に購入した工具を使用していますので買い替えも必要です。
そして、オンラインショップには包装・梱包資材、撮影機材、宣伝費用など、こちらも多額のお金を要します。
資金を用意するために、飲食店、倉庫作業、清掃など面接を受けましたが、少ない経歴や20年のブランクを理由に、全て断られました。雇う側の視点に立てば、当然の判断です。
交友関係など頼れる繋がりも無く、田舎で働き口が少ないこともあり、このままではお金を得る術がありません。
実現したいこと
このプロジェクトを通じて、今年12月を目標にオンラインショップをオープンさせたいと考えています。
金属アレルギーの方にも優しい作品に切り替え、レンタルボックスと同じ商品をオンラインでも販売することで、遠方のお客様のみならず、入院されているお客様も離れた病棟から足を運ばなくても便利にお買い物を楽しむことができます。
また、このプロジェクトを成功させることで、以前の私のように引きこもっている方々の励ましになるような、一つの例になることができたら嬉しいです。
プロジェクト立ち上げの背景
アクセサリー作りは私を外の世界へ連れ出し、外出することの愉しみを与えてくれた支えであり、今や私にできる唯一のライフワークです。
委託販売までは漕ぎ着けたものの、黒字には程遠く、お客様の切実なニーズにお応えするためには、資金面が大きな壁となっています。
20年間何者にもなろうとしなかった私ですが、この1年間行動した結果、お客様からご要望をいただけるまでに到達しました。
どうか皆さまにお力添えをいただき、お客さまの声に耳を傾けることのできる作家として、本格的に歩み出す機会を私に与えていただけませんでしょうか。
リターンについて
すべての支援者さまのお名前を、オンラインショップ内「Special Thanks」ページに掲載させていただきます。
1,000円以上のご支援をいただいた方に、御礼メールをお送りします。
4,000円以上のご支援をいただいた方には、Arujisuのチェコビーズアクセサリーをお送りします。
スケジュール
2024年10月末 クラウドファンディング終了
2024年11月 開店準備、材料購入、製作
2024年12月 開店、リターン発送開始
2025年 3月 リターンお届け完了
最後に
アクセサリーには人を前向きにする力があると私は信じています。
願わくは、身につけるだけでワクワクするような、お出かけをさらに愉しむことのできるアクセサリーをご提案できるブランドに成長させたいと考えております。
小さなお店だからこそ出来る柔軟さで、お客様のニーズにお応えし、お気に入りジュエリーの仲間に加えていただけるようスキルを磨き、Arujisu(おもてなしをする)という名に相応しいサービスの向上に取り組んでまいります。
現状のやるべき事はアルバイトの面接を受け続けることですので、引き続き挑戦してまいります。
このプロジェクトにご賛同いただき、ご支援をいただけましたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
最新の活動報告
もっと見るご支援いただきありがとうございました
2024/11/03 10:40このたびはアクセサリーショップArujisuのプロジェクトに多大なるご支援・ご声援を賜り、心より感謝申し上げます。支援者様のお力添えのおかげでプロジェクトを実行することができ、アクセサリー作家として前進する勇気を持つことができました。感謝をしてもしきれないほど、胸が熱くなる思いでおります。頂戴しましたご支援金は、材料と工具の購入費用に充てさせていただきます。12月のオープンを目標に、より身を引き締めて取り組んでまいります。リターン品については、12月にお届け可能でございます。今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。改めまして、このたびは当プロジェクトに多大なるご尽力を賜り、誠にありがとうございました。まだまだ未熟者ですので、ご意見や改善点などございましたら、お気軽にお知らせいただけますと幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。 もっと見る
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