自己紹介
はじめまして!現役理学療法士と声優ナレーターという組み合わせの二人組で活動をしている『雫Lab.』と申します!当プロジェクトをご覧頂き誠にありがとうございます!
私たちは、『表現と福祉を繋げたい』をテーマに、自分たちのスキルを活かしながら活動をしています。
▼雫Lab.メンバー
・篠住卓冶(しのずみ たくや)
雫Lab.代表
平素は現役理学療法士として勤務しながら、役者・声優・ナレーター・弾き語り・ワークショップ講師などマルチに活動している。
・森下結月(もりした ゆづき)
雫Lab.副代表
声優・ナレーターとして活動。
不定期で、療育が必要な未就学児さんや小学生さんのためのプチ音読教室や読み聞かせのボランティアを行う。
雫Lab.内で制作している作品の脚本・原案・構成などを担当している。
このプロジェクトで実現したいこと
雫Lab.で行っている『活弁レクリエーション』を、新しい介護予防事業の一つとして、
ご高齢者様施設様だけでなく、地域の皆様にも認知して頂き、
活動の輪を広げていくための公演をより多く実施していきたいです!
プロジェクト立ち上げの背景
当プロジェクトにご関心を頂き、誠にありがとうございます。
活弁レクリエーションの脚本を担当している森下結月と申します!
日頃は声優ナレーターとして声のお仕事をさせて頂いております。
昨年末、篠住から「ご高齢者施設様のレクリエーションのネタの内容が尽きて悩んでいます」というご相談を受けたということを伺い、私が声優養成所時代に大変勉強になった『活弁』をご提案させて頂きました。
『活弁』は簡単にご説明させて頂きますと、スクリーンの横に立って白黒の無声映画をリアルタイムで解説していく日本の伝統話芸の一つで、解説者のことを『活動写真弁士』と言います。
大正時代から昭和初期にかけて、人々に親しまれた大衆娯楽である活弁。
しかし、現在施設様をご利用していらっしゃるご年齢層の方々の殆どは、
「活弁は知っているけれど、機会がなく観た事がなかった」という事で、
活弁公演を実施するお話を施設様で告知して頂いた段階で大好評だったと伺いました。
なら、より当時の雰囲気を楽しんで頂ける様に演出したいね!
わたしも篠住も、その想いが強くなりました。
しかし突然のお話でもあったので、この時予算は本当に限られていました。
限られた中で工夫をしようと話し合い、衣装はアンティーク着物を採用。
機材や備品は、日頃声優ナレーターとしてお仕事で使用しているものを利用、足りないものは連日中古品店を巡り状態の良いものを買い揃えました。またスクリーンやプロジェクターを乗せる台は箱馬をDIYし、親しみのある手作り空間を目指しました。
そして、2024年4月、ついに施設様にて公演を実施させて頂きました。
これが雫Lab.の『活弁レクリエーション』の始まりでした。
▼雫Lab.が行う活弁レクリエーションについて
当初の構成では、短い2作品をパフォーマンスさせて頂きご鑑賞頂く予定でした。
しかし、構成を練っていく内に、私の亡くなった祖父のことを思い出しました。
祖父は、両耳が遠く、もともと人との交流が苦手な人でした。祖母が亡くなってからは一人暮らしになり、更に人との交流を避けるようになって、ヘルパーさんを追い返してしまったり、デイケアは勝手にやめてしまったりと、家族も施設のスタッフさんも頭を悩ませた困ったおじいちゃんだったそうで、最後は重度の認知症になり病院にお世話になりました。
そんな祖父の趣味は、映画鑑賞と歌謡曲鑑賞。
「もしおじいちゃんが生きていたら、どんなレクリエーションなら参加してくれたかな」と考えるようになり、構成を練り直しました。そこで思いついたのが、声優ナレータのーの発声訓練の一つである「あいうえお体操」と、映像に合わせて声を出したり動作を行う「脳トレ体操」でした。
前半を活弁鑑賞、後半はご参加者の皆さんと一緒に活弁の1シーンを作る体操ありのレクリエーション、という構成に変更し、現役理学療法士である篠住に、台本全体の誘導指導などの構成を監修してもらいました。
そして、施設様にて実施させて頂いたところ、下記のメリットが見られました。
・耳が遠い方でも映像を楽しめる
・目がご不自由な方でも音で楽しめる
・男性の方も積極的に楽しめる
・不穏をお持ちの方もその時間不穏が止まり、楽しんでご参加くださった
など。
また、ご参加者様や施設のスタッフ様からはこのようなお声を頂きました!
「女学生の頃に戻れたようで楽しかった!」
「また一緒に声を出したい!」
「面白かった!もっと見たい!もっとやりたい!」
「ずっと観ていたかったです!」
「レクリエーションのネタがが尽きていたのでとても勉強になりました!」
「皆さん大喜びでした!来て頂いて良かった!」
など。
私たちは声優ナレーターのお仕事や、役者としての舞台活動を行っておりますが、
本物の活弁士さんではありません。
ご活躍なさっている活弁士の先生方とはまた違う声優役者ならではの音色豊かな節回しは、
ありがたいことに、ご参加者様方から「7色の声」とご評判頂き大変喜んで頂けました!
公演前はこんなにもたくさんの嬉しいお声を頂戴できるとは思っていませんでした。
現役理学療法士の篠住による監修があったからこそ実現した、
娯楽と体操を組み合わせた、今まであるようでなかった新しい形のレクリエーション。
公演後のご参加者様たちの笑顔は、私たちにとって活動の励みになり、「自分たちのスキルを活かし合いながら、この活弁レクリエーションをよりたくさんの方々に広めていきたい!楽しんで健康維持にお役立て頂きたい!」と考えました。
しかし、実際のところ私たち二人の力ではなかなか広まっていかないのが現状です。
クラウドファウンディングは難しい世界であると存じておりますが、
ぜひ皆様のお力をお借りし、お一人でも多くの方に私たちの活弁レクリエーションをお届けしたく、このプロジェクトを立ち上げました。
▼活弁レクリエーションの効果
理学療法士の篠住です!
活弁レクリエーションはレク中の離床時間を有益に過ごしていただくために、ご高齢者様方の集中力や疲労感が溜まりにくいであろう30〜60分という公演時間の中で、リハビリの対象となりやすい運動・認知・発声・嚥下機能などの身体機能全てに、アプローチができるよう意識して体操の内容を考案しています。
また多くの方が親しみやすい「映画鑑賞」と同時に行うことで施設内でのストレスケアも望める内容となっています。
活弁は台本を自分たちで作ることができるので、ご参加くださる方々に合わせて脚本・体操を変更することが可能です。そのため、
・ご高齢者様施設であれば、1日のほとんどを寝て過ごされる方や認知症を患ってらっしゃる利用者様の「参加」のきっかけづくりや離床のきっかけ、身体機能の維持向上に
・地域の方々であれば、遠くに外出をするのが困難な方でも、自宅近辺にて本格的な機材の中で映画鑑賞を楽しみながら、健康増進を目的とした体操にお使いいただけます。
目的に合わせてお使いいただけるレクリエーションを目指しています。
福祉施設様であれば言語聴覚士や作業療法士が在籍していない施設も多いと思いますので、声や嚥下にアプローチしながら行えるレクリエーションはご使用頂きやすいのではないかと思います。
現在の準備状況
これまで、大阪市にてご高齢者施設様を対象に公演を実施、また滋賀県にて地域の方に向けた活弁LIVE公演を実施させて頂きました。稽古風景などは、雫Lab.のInstagramにて投稿しております。
2024年6月、それまで表現サークルのような状態であった雫Lab.を個人事務所として正式に開業致しました。
以前舞台公演でご縁があり、その後も大変よくして頂いている滋賀県長浜市のまちづくりセンターの皆様にご助力を頂き、滋賀県の新聞に私たちの活動をご掲載頂いたり、街づくりイベントの講師として、また人権セミナーでの公演などにお呼び頂き、自分たちの活動を知って頂く取り組みを行っています。
ご支援金の使い道について
一番の大きな使用用途と致しましては、現在家庭用の自家用車(軽自動車)にレクリエーションで使用する機材一式を積み込み現場にお伺いしております。今後長時間の移動や、より安全迅速な車内への積み込みを考え、活弁レクリエーション用の社用車として軽のバンを一台購入したいと考えています。この購入費の一部として使用させて頂きたく考えております。
次に、先ほどお話しさせて頂きましたが、使用している機材などは中古品店で購入したり、企業様からお譲り頂いたものばかりで、実際に稽古中にプロジェクターの寿命が来てしまい公演の前日に急ぎ新品を購入したことがありました。そのため、ご支援金の一部は機材の新調の際に使用させて頂きます。
その他と致しましては、稽古費用、公演の際のイベント実施費用(施設利用料金や交通費)に使用させて頂きます。
また、応援してくださる皆様に雫Lab.をより覚えて頂きやすいよう、イラストレーター様にご依頼をして、ミニハンカチや、ステッカー、クリアファイル、Tシャツなどグッズ展開の販売を行いたいです。
スケジュール
決まり次第、随時ご報告させて頂きます!
最後に
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます!
このプロジェクトは、ご高齢者の方だけでなく年齢性別を問わず、幅広い層の皆様に楽しんで頂ける内容を目指しています。『表現』という自己開放を気軽に楽しみながら、皆様の末長いご健康の一助となれますよう、私たちも日々邁進しより良いパフォーマンスをお届けしていきます!そして、皆様との繋がりを大切に、活動の幅を広げていきます!
ご支援ご助力の程、何卒よろしくお願い申し上げます!
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