く自己紹介>
多々内三恵子と申します。 幼児教育を学び、気がつけば34年間、3歳〜6歳の子どもたちと付き合い続けました。その間いろいろな保育者、企業家の方々と出会い、研修の場に参加しながら自分の保育の見つめ直し、子どもとは、人間とはという命題を追求し続けています。
追い求めることができるその要因は「子ども時代」は世の中の流れが変わっても普遍で、子どものものの見方や、思考が、いつも私には「意外性」「おもしろさ」で伝わってくるからです。子どもそのものがが面白く、結局仕事はやめたり転職することなく、私にとって保育という仕事は、自分の生活そのもの・趣味の領域になっていきました。
2014年 そうはいってもマンネリになりそうな自分の生き方に、刺激を与えるため、ベトナムに移住。なぜベトナムだったんだろうと思い返した時、全てがオートマティック化され、オシャレで便利な先進国にはない、「人として生きる」原点を身体中でビンビン感じることができると思ったからでした。場所が変わっても自分の好きな「子どもの面白さの追求ができる」これから益々発展・変化を遂げていくであろう国や街でその様子を目の当たりにできることが歓びでした。
子どもたちから刺激を受けて、普遍的な「人」とは何かを追求できる時間が今の私の原動力となっています。
しかし一方、ベトナムに赴任されるご家族の中にはまだ「ベトナム」で本当に暮らせるのかという不安は隠しきれません。どの国であっても、子どもたちは変わらず「子どもらしさ」を振りまいて大きくなろうとしていること、私自身の感動が子どもたちが大きくなろうという気持ちにつながると確信していること、この二つを赴任されるご家族に、伝えたいと思っています。
次の10年に向けて!子どもたちと我々大人が一緒に!!
「子どもが子どもらしく」成長していく保育の場を追求していきたい!!!

Myプロフィール
静岡市出身
・静岡大学教育学部幼児教育科 卒業
・青山学院大学大学院文学部教育学科修士課程 修了
・静岡大学教育学部附属幼稚園 教諭
・青山学院幼稚園 教諭
・青山学院大学文学部 非常勤講師
通算32年間の教員時代、多数の研究会に参加。自分の人生計画を再構築。「子どもと関わる仕事ができる」ことを誇りに思えることを確信。
2014年3月渡越
2015年10月おおぞら日本人幼稚園設立
現在に至る
このプロジェクトで実現したいこと
質の良い保育の実現
質の良い保育を実現するための環境作り。10周年を機にさらに次の10年に向かって、新しい保育の形を追求しながら おおぞら日本人幼稚園の継続を願います。
ベトナム文化との交流
おおぞら幼稚園は日本人家庭だけでなく、国際家庭(ベトナム人と日本人のご両親)のお子様も通っています。文化の違いを痛切に感じますが、日本とベトナムのハイブリッド感が出せる保育も目指しています。
子どもたちを刺激する「真剣な大人の姿」を見せたい。
真剣に自分の仕事・役割・趣味を持った大人が子どもたちの傍で仕事をする姿を見せることができる機会を作りたいと考えています。ご支援いただいた皆様お一人お一人、ぜひご来園いただき、子どもたちにご自身をお伝えいただけたら嬉しいです。何かやるということに捉われることなく、子どもの傍で、彼らの仕草を優しく見つめていてくれることも大きな子どもたちの励ましになります。それが子どもたちを「憧れ」の世界に導くエネルギーとなっていることは確かです。
真剣に働く様々な大人の姿が、質の良い保育の実現に繋がっていくと信じています。
*父の日に

父の後ろ姿に何か伝わるものが
そしてこうなり
こうなる
*よしだるみ氏の壁面製作に
もっと聞きたい、見たいことたくさん
見たことのないホンモノの動きに注目中
描く迫力を目の当たりに
今まで興味なかった絵の具に思わずこころが動く
子どもたちの驚きと感動の瞬間をたくさん作りたい。
子どもたちの感性をくすぐる色展開
ベトナムにも子どもたちの感性を刺激するものはたくさんありますが、画用紙・絵の具類・絵本は、現在日本から運んできています。四つ切り画用紙サイズがなく、色の展開も非常に乏しい。色彩の豊かさを伝えるには日本の画用紙(ミューズコットン)、日本の絵本が最適です。
画用紙ミューズコットンの色展開が豊か
日本の文化の伝承
餅つきは、日本を離れた日本人には日本に触れる大切な文化となっています。餅つきは家族で楽しめるイベントで幼稚園でも、お正月だけに限らず、5月子供の日の草餅作りや、3月お雛様の菱餅作りでも大活躍です。創立当時日本から運びましたが、臼がカビが生え、内側が削れてしまったため、うまく仕上がりません。
画用紙・絵本・臼と杵とどれも重量があり運搬には費用がかかります。
タオルの部分内側が削れています。
消極的餅つき
子どもたちの楽園であるために必要な環境
手作り感、木の素材を大事にしています。しかし10年を経た木製の靴箱、保育室の子どもたちの机、椅子、棚は老朽化が進みました。ベトナムでの木工製品製造過程の技術も進み、10年前よりはるかに洗練された机、椅子などを注文することができるようになりました。子どもたちが清潔に安定して過ごせる保育室の環境が整えられることを願っています。
補修を重ねてきましたが、もう限界か。
強風で穴が空いた園庭日除屋根はそのまま使用中・・
プロジェクト立ち上げの背景

外国での学校の創設、運営には日本自治体や政府からの助成金などはなく、私を含め数名の方からの出資のご協力をいただき、2名の園児からスタート。そこから5年ほどで90名近くの園児数となりました。2020年 5周年には日本から高嶋ちさ子さんにご来越頂き小さな演奏会を行いました。その後コロナ禍 日本に帰国するご家族が続出。一気に園児数減少。一時は25名まで減少しました。
世界中の動きがコロナ禍で一時停止をしました。ベトナムはロックダウンで7ヶ月の間リモートでの保育となり、この間の援助・補助金も一切ありませんでした。
飲食業なども経営の態勢を変えざるを得なかったり、店を閉めることになったりするケースもあり、不安な気持ちは募るばかりでした。徐々に回復していったわけですが、幼稚園がある7区という地域には、コロナ前のように家族帯同の赴任者もはなかなか増えませんでした。
10周年を前に、このまま園児が増えないのであればと一時閉鎖を考えたことも事実です。
2024年度、ようやく回復の兆しが見えて来ました。コロナ前のように日本企業がどんどん増えているような状況ではありませんが、確実に日本企業の新たな動きが始まっているという雰囲気を感じます。
現在も政府機関からの補助金がない中、保護者からの保育費のみで運営をしています。常に不安との戦いではありますが、10周年まで継続できたのも協力していただける保護者や関係者の皆様のおかげと、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして今、次の10年に向かって、その時代時代に輝く真の保育を続けていきたいという強い思い持ってこのプロジェクトを立ち上げました。
「文化的実践の場」を目指して
私は大学院時代、佐伯胖氏(元青山学院大学教授)に師事し、自分の保育の在り方が整理できました。と同時に幼稚園を含めた学校教育の向っていく方向を気付かされたことも大きな学びでした。
特に教育の場=「文化的実践に参加」が私のキーワードとなりました。「教育の場」とは保育者だけでなく社会を作っている我々「大人たちの場」でもあると今は感じています。
難しい言葉を出しましたが、言葉を変えれば「子どもたちが憧れる場を一緒に作ろう」なんです。保育者になりたての頃、私は驚きの連続でした。私が予想していることとは全く別の方向や展開が毎日子どもたちの遊びから巻き起こるのです。そしてそれは、保育者を続けている30年を経て、変わらず起こることなのです。本当におもしろい!
私は今まで「意外性」という言葉で子どもたちの遊びの面白さをまとめていましたが、これこそが「文化的実践の場」だと確信しました。
子どもたちの学びの量は想像を遥かに超えます。特に幼児期は毎日、その瞬間が学びにつながっています。日常の中にある「発見」「驚き」が「興味・関心」になり、それらが彼らの大きくなりたいというエネルギーになっていきます。自然現象・日常生活・音楽・絵本・ダンスなどなど彼らを取り巻く環境から学んでいます。
自らの発見はもちろんですが、そこに関わる自分たちよりも遥かに熟練されて何かに真剣に取り組んでいる大人の姿が「興味・関心」を「憧れ」に変えていきます。
多様な中で生きるという意識が高まる現在、子どもたちを取り巻く環境の中にいる我々大人も「興味」「関心」の対象となっています。
保育者の視点・興味が常に社会に向いていることが幼稚園にはとても大事なことだと考えています。学校で教師が自分のクラス内だけに向かない、内側に向かうベクトルではない。社会と学校との接点をいつも感じることができる保育者の感性が、子どもたちの大人を見ての感動や驚きをもたらすと考えています。
我が幼稚園の保育者の研修は熱を帯びています。
子どもたちは社会の中に生きている。「子どもたちには社会にいる大人たちの真剣さを見てほしい。」という熱い思いを持って保育に向き合っています。
*幼稚園前の道路 工事中Live
泣いている子も、ローラーパレードを見ると泣き止むという現象
見る視点がそれぞれ
*誕生日会にHCMCブラスバンドがやってきた
いろいろな本物楽器の音色に注目かと思いきや
たくさんの楽器を目の当たりにして・・
どうやってこの大きい楽器を持って帰るのか
興味はそこにいった
保育の質
「質の良い保育」の追求が「子どもたちの面白さを倍増させる」と思っています。保育者の経験は大事ですが、「こんなものかなー」とか「保育はこうあるべきです」と言ったような同じ内容を繰り返す保育は不要です。保育に到達点はなく、変わる時代の流れとともに、その社会に生きるために必要な力を子どもたちに育んでいってあげるのが教育の現場であると思います。保育者自身が常に社会と接し、子どもたちにこんな経験をさせたいと熱い思いを持って保育する人たちが保育の質を高めてくれています。
現在の準備状況
10周年イヤーに先駆け、新鋭の絵本作家「よしだるみ」氏による幼稚園の外壁画作成からスタートしました。イヤーの締めくくりには非常に個性的な舞台俳優「多田慶子」氏に一人芝居を見せていただく計画を立てています。
保育設備は机・椅子、教材棚始め、老朽化が進んでいます。安全に、清潔に、綺麗に環境を整えていくためにも早急に発注・購入をしたいと切に思っております。
園舎も同じく老朽化が進み、雨漏り、シロアリの駆除、園庭の整備が必要となっています。
・10月25日(土)は10周年記念大運動会と称し、日本人学校の体育館を借りて、全園児・保護者・支援者参加希望者を交えて一緒にできるプログラムを行います。
保護者競技・みんなで踊ろう。子どもたち競技・親子競技がございます
運動会のお土産は、日本から懐かしのおもちゃシリーズをを選びます。
・子ども達の感性に大きく揺さぶりをかけるお二人、先駆けとして絵本作家のよしだるみ氏にまずご来園いただき、外壁制作を行なっていただきました。イヤーの締めくくりとして俳優の多田慶子氏をお迎えし、一人芝居を見せていただきます。表現する素晴らしさを本気モードで見せていただくつもりです。支援者の皆様も参観できます。
リターンについて
支援いただいた皆様には皆様の本気度を幼稚園でご披露または子どもたちと一緒に遊んでいただく権利を差し上げます。(渡航費・宿泊費等は自己負担となります)
支援金使用目的
設備修繕(保育室棚・机・靴箱など購入) ¥100万
園庭修理 ¥50万
新教材購入 ¥90万
講師謝礼(吉田氏・多田氏) ¥50万
10周年記念グッズ製作 ¥10万
コース別
2025年9月1日〜いつでも来園可能となります。(ただし夏休みなどの休園日を除きます)支援者の皆様のご都合に合わせてご来園ください。
・幼稚園で一緒に遊ぼうの権利(給食付・ホテルから幼稚園までの専用車での送迎付など)
・10周年記念運動会(2025年10月25日)参加の権利
・Performance day(2026年1月31日) 参加または出演の権利
・子どもたちの遊びトピックス動画配信(不定期)
・多々内三恵子とじっくり対談「子ども」を語ろう「人」を語ろう。
今後の保育のあり方までお話ししましょう。
・渡航費用、宿泊費は各自負担となります。
オリジナルポスト(よしだるみ画)カード(共通)
・来園された方には、直接お渡し
・来園できない方にメールにてPDFで画像をお送りいたします
スケジュール
2025/1月 2025年度 創立10周年イヤー公表
2月 絵本作家 よしだるみ氏来越・来園
幼稚園外壁 描画制作
4月 クラウドファンドスタート
2025年度 創立10周年イヤー保護者に伝える
5月 クラウドファンド終了予定
5月 保育用机・椅子・棚、新しく発注
7月後半〜8月 園庭修繕
9月〜3月 支援者(希望者のみ) 幼稚園ご来園 〜一緒に遊ぼう〜
10月 10周年記念運動会
2026/1月 10周年記念公演 多田慶子氏来越・来園
「ひとり芝居」
3月 10周年イヤー終了
4月〜 支援者にお礼メッセージと動画配信
<よしだるみ氏>プロフィール


<多田慶子氏>プロフィール

あなたの本気が子どもたちのエネルギーになる
「おおぞら日本人幼稚園」は、子どものための質の良い保育の追求、教育を通しベトナム文化との交流もできるようこのプロジェクトを全力で推進していきます。「あなた色」を持って幼稚園のキャンバスに色を加えていただき、新しい色彩を一緒に創り出しませんか?それはおおぞら日本人幼稚園の「真の保育」の実現に向けた大きな力となります。
ぜひ、私たちのプロジェクトに賛同し応援していただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。心より感謝申し上げます。
最新の活動報告
もっと見る
10周年企画第1弾
2025/07/01 11:37ベトナムダラットにある農園 Thien Shin Farmの開発コーディネーターの濱周吾氏による子供の未来に向けた企画でした。21家族が参加され、直送の野菜を生で食べたり、子どもたちは苗を植えたりと、いい時間となりました。 もっと見るまず、園庭の屋根を修理しました!
2025/06/13 12:47こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
達成しました!
2025/06/05 15:29ご支援いただいた皆様へ昨日、100%達成することができました。本当に暖かいご支援・ご協力ありがとうございました。クラファンを通したくさんのことを学びました。まずは自分の保育観の整理ができました。改めて45年間の教師生活がどんなものだったか振り返ることもできました。そこで、自分が大切にしてきた思いを確認できたことが、このクラファンを立ち上げる際の土台になりました。そして 何より自分が好きでこの保育という業を続けていることに気づかされました。保育は仕事という枠でなくでほとんど私の趣味、いや生活そのもの子どもたちが面白い。一緒にいることで私自身もたくさんのことを発見したり、迷ったり、悩んだり、、そして今、子どもはこうだと決め付けない。 一人一人違っていい!!これは子どもを通して学んだ事です。このクラファンで本当にたくさんの方々からご支援、応援をいただきました。幼稚園が皆様から支えられていると本当に実感が溢れています。いただいたご支援を、次は私たち保育者が形に変えていきます。子どもたちの居場所、そして経験からたくさんの学びができる環境作りにまず励みます。幼稚園の様子を不定期ですが配信させていただきます。楽しみにお待ちください。引き続きご協力よろしくお願い申し上げます。まずは達成のお礼とご報告させていただきました。Ozora日本人幼稚園 園長 多々内三恵子 もっと見る




コメント
もっと見る