注目のリターン
はじめまして、須藤真希と申します。「いつか世界の子どもたちのために自分の経験を役立てたい」という想いを実現するため、2024年10月からエジプトにて、日本式保育を取り入れた保育園「Tsumugi」を運営しています。
日本の魅力とエジプトの魅力を掛け合わせた、子どもたちが楽しく主体的に学べる保育園を世界中に作りたい。私たちが取り組む活動を一人でも多くの方に知ってもらうため、保育園で子どもたちが過ごしやすい環境を整えるため、今後の活動を支えるための資金調達をしたく、クラウドファンディングへの挑戦を決めました!
わたしがエジプトに上陸し、保育園を立ち上げるまでのストーリーを漫画にまとめた動画をアップしています。ぜひ、ご覧いただけたら嬉しいです。
ツタンカーメンやピラミッド、UFOやミステリーなどが大好きだった私は、幼いころから考古学者になることを夢見ていました。しかし、都内で88年続く私立保育園で生まれたこともあり、祖母の説得を受ける形で、保育の道に進むことに。
20歳の頃に参加したタイのボランティアでスラム街の子どもたちと触れ合い、ストリートチルドレンの実態を知り「いつか世界の子どもたちの役に立つ仕事がしたい」と思うようになりました。
保育士として経験を積みながら子どもの権利条約を学び、2010年にはジュネーブで開かれた国連子どもの権利委員会に保育士として報告書を提出。子どもの権利委員とも話す機会に恵まれたり、保育士として園長を経験したりと様々な経験を積んできました。
日本式の保育とエジプトのよさを取り入れたセッションやワークショップを立ち上げた理由は、どんな家庭環境に育った子どもでも、平等に学びを受ける機会を設けたいから。絵本や紙芝居を取り入れて、子どもたちと遊びの中で「日常の疑問や不思議」から学びを得るワークショップは、エジプト人に大好評!
回数を重ねるうちに、「2時間のセッションではなく保育園をしてほしい」「お昼に子どもを見てくれる人がいなくても困っている」「共働きなのでもう少し長い時間見てほしい」といった保護者からの要望に応える形で、自宅のすぐそばのアパートを借りて急遽保育園をオープンしました。
エジプトの人たちは、「今に感謝し、今を生きる」のがとても上手で、幸せを体感する力が長けています。
家族で過ごす時間を大切に考える文化があるエジプトは、親子で過ごす時間が長いのも特徴。家族はもちろんのこと、周囲の方たちも子どもたちに愛情をもって接する人が多く、地域全体で子どもたちのありのままの姿を受け入れています。
愛情を目いっぱい受けた子どもたちは、自己肯定感が高く「僕ならできる!」と初めて取り組むことにもイキイキと目を輝かせながら、様々なことに挑戦しています。
エジプトでは、子どもも大人も今を楽しみながら精一杯生きています。私自身、エジプト人から「生き方」「楽しく人生との向き合う方法」を沢山学ばせてもらっています。
「その人のありのままの状態」を受け入れ、家族と友達を愛する文化がある魅力溢れるエジプトですが、保育現場では様々な課題があります。
エジプトでは学力や教科学習に重きを置いた詰込み型の教育が一般的で、保育園でも「フランス語や英語が学べます」といった語学教育制度を売りにしています。
2歳~3歳児の頃から数学や英語などの語学教育がはじまり、絵本の読み聞かせや手遊びといった日本の保育現場で当たり前に取り入れられている子どもの自主性を育むための取り組みは実施されていません。保育園に預けられている時間は、お勉強の時間。朝からずっと同じ場所で長時間、勉強をしている状況なのです。
幼少期からの知識学習で、学力の向上は見られるものの、子どもの主体性や仲間とやお友達とともに協力し合う協調性、社会性が身に着けにくいことが課題として挙げられています。
エジプトには「保育士」という職業がありません。子どもの保育をするのに子どもの健康や発達のスペシャリストの知識をもつ「保育士」が子どもの保育をすべきだという認識や価値観がそもそもないですからです。
保育園には、数学教師・英語教師など教科特化型の講師が複数所属していて、「幼い頃から教科の勉強をすることが子どもの成長に一番よい」という価値観が根強くあります。子どものおむつの取り換えや食事の見守り等は、「ダーダさん」と呼ばれるアシスタントさんに一任しており、社会的地位も給与も低いのが現状です。
ですが、本来保育とは、単純におむつを替えたり身の回りのお世話をしたりすることや、詰込み型の教育をすることではありません。子どもの心身の発達や健康、心を育むためのコミュニケーションを積極的にとることや大人との関わりを通して「学びを提供する」こと。そして、子どもの権利を守り、安心、安全な環境を提供する「擁護」を合わせて保育と呼びます。
子どもが親以外の他人と密に関わり合うはじめての人は、「保育者」。保育者自身が子どもの心身の健康の知識をきちんと身につけること、子どもの感受性や気づきを促すための積極的なコミュニケーションは、子どもの健やかな成長には欠かせない基盤です。
エジプトの保育園は私立かNGO主体の保育園がメインです。私立の保育園は国からの補助金が入らないため、保護者からいただく保育料で保育園を運営しています。そのため保育料を安く設定すれば、必然的に人件費や経費を低くせざるを得ず保育者の給与は低く、社会的地位も低いのが現状です。
これらの課題を解決するために「Tsumugi」では、以下の取り組みをしています。
エジプトの子どもたちが子どもらしく育ちながら、遊びの中で「できる」を積み重ねていってほしいー。日本の保育園で自然に取り入れられている紙芝居や絵本の読み聞かせ、手遊びを取り入れ、日常生活の暮らしのなかで、他者を想いやる気持ちや協調性を育んでもらう取り組みを行い、年間で100人以上の子どもたちと関わりました。
「Tsumugi」では、学ぶ意識が非常に高いエジプト人が、保育者として子どもたちと関わっています。
子どもたちの健常状態について理解を深めようとしていたり、栄養の知識や発達の知識を身に着けようと積極的に質問をしに来てくれたりしています。保育園とは、養護と教育が一体になった場所。日常生活の中や遊びの中から学べるように子どもたちとコミュニケーションをとり、教育をしていく必要があります。
おむつをかえることひとつでも、ただ無言でおむつを取り替えるのではなく、「おむつが濡れていると肌が濡れていて気持ち悪いよね」と声をかけ、取り替えたら「肌がさっぱりして気持ちいよね」と子どもたちに声をかけることで、子どもたちは肌が濡れていないとさっぱりして気持ちいいんだという学びにつながります。
すべてのことを学びに結び付けるのが保育士の仕事。
子どもに興味関心を持たせる関わり方ができるようにするためには、「何が大切なのか」を保育者にお伝えしています。
将来国を担う子どもたちを育てる場所が、ビジネスの場となっている現状は悲しい。誰でも平等に教育を受ける、楽しく学ぶ権利があると考える私は、「Tsumugi」を非営利の保育園として運営しています。志を持って保育するエジプト人が増えてほしい想いから、保育者への給与も周囲の園の2倍~2.5倍の費用をお支払いしています。園が立ち上がったばかりで資金も潤沢ではないため、保育者への給与はわたしの貯金からお支払いしている状況です。
日本の保育とエジプトの魅力を掛け合わせた保育園を広めたい
日本の保育とエジプトの魅力が融合した保育園が広がれば、エジプトの子どもたちの未来がより明るくなるだけでなく、エジプト人の雇用の場を新たにつくることにもつながります。
また、日本語を話せるエジプト人の就職先がとても少ない課題があり、保育園を立ちあげることで彼女たちの就職先の選択肢も増えていきます。まずは私が、エジプト人に日本式の保育をお伝えする。学んだエジプト人がまた別のエジプト人へお伝えをしていく。「日本人が運営する日本の保育園」ではなく、エジプトの魅力と日本の保育が融合した新しい価値観の保育園の形が広まってほしいと考えています。
日本の保育士に、誇りをもって仕事をしてほしい
日本で長年保育に携わっているなかで感じることは、真面目な保育士さんほど「理想の保育ができない」と保育の環境から離れていってしまう方が多いです。
世界から日本の保育の魅力を伝えることで、日本の保育士さんに誇りをもって保育の仕事をしてほしいと感じています。
エジプトでは、絵本を読んだり紙芝居を聞く文化がないので、子どもたちが絵本に触れる機会がほとんどありません。はじめて絵本の読み聞かせや紙芝居をしたときの子どもたちのキラキラとした目とはじけるような笑顔は世界共通で、絵本の力のすごさを感じました。
子どもたちにもっと絵本や紙芝居を身近に感じてもらえるように、バスを改造して移動図書館を作りたいと考えています。
バスで移動しながら各地に赴き、紙芝居やお話会を開いて、たくさんの子どもたちに読み聞かせができたら幸せです。エジプト各地の保育園を訪ね、ワークショップや研修を行いながら日本式保育を取り入れる方たちが増えたらとても嬉しいですし、日本の保育士にもエジプトに足を運んでもらう機会を作れたらと考えています。
保育園訪問・体験
ニューカイロ、6th October シティ、ギザエリア、アレキサンドリアなど、20ヵ所以上の保育園を訪問・見学させていただき、6th October シティ全体を統括している方ともお話をしました。また、ポートサイドのJICA幼児教育隊員さんと一緒に保育をお手伝いするなどの教育を経験しました。
日本の保育をエジプトに広めるプロジェクト「ネグメトアマル」をスタート
「ネグメトアマル」とは、アラビア語で「希望の星」という意味です。プロジェクトの一環で、カイロ大学の日本語学科の生徒さんや卒業生が集まり日本の絵本や紙芝居、歌などをアラビア語に翻訳してくれています。
プロジェクトの活動を支えるため、SNSを発信
Instagram、Tiktokでボランティア活動の様子やエジプトでの日々を発信。Facebookでは、日本式保育のプライベートページを作り、保育について投稿をしています。
※リターン品に含まれる「エッセンシャルオイル」は、化粧品・医薬部外品に該当いたしません。
奥田 朱美
さま
NPO法人わらべうたベビーマッサージ研究会 理事長・
産後ケアハウスあかね助産院 院長
須藤さんとは、日本の良き文化であるわらべうたを使ったベビーマッサージをエジプトで広めたいとのことで、アラビア語わらべうたベビーマッサージを一緒に作っています。現在3月末にエジプトでベビーマッサージのワークショップと講習会を計画して、前向きに取り組んでいます。
エジプトで日本式保育園が立ち上がりました。すごいです。しかし情熱だけでは定着、継続することはできません。長く継続できるようにどうぞご支援お願いいたします。
佐野 秋良 さま
エジプト在住16年 日本人旅行者のためにボランティアで旅行をサポート
エジプト🇪🇬と聞くとどんな印象でしょうか!?
ウザい・ボッタくる・ゴミだらけ!
そんなネガティブな意見が多く出てきますが😢実際その通りで💧その現状を何とかしたい💪と思い、培った「幼児教育」の立場からこの現状を打破しよう!!と単身立ち上がったのが真希ちゃん❣️
考えが固まった大人を諭すより幼児期から、日本人のような「来た時よりも美しく」「使った物は自分がなおす」といった5Sを基準とした教育をする事で、将来的にエジプト全体が住みやすくなる国への土台作りになれば^_−☆
このような崇高な理想を掲げて頑張っている真希ちゃんに是非支援の手をよろしくお願いします🙇
小泉 清美 さま
国内外において漫画を出版、「エジプト漫画プロジェクト」を発足、漫画コンクール審査員を務める
「エジプト人は、今を精一杯楽しむんです」と真希さん。
日本の社会で生活していると、無駄に先のことを心配したり、過去の失態を憂いたり…。そんな日本人とは対照的に、エジプト人は常に現在進行形なのだとか。エジプト人はくよくよしたりしない。いつも元気で明るくて楽しくて…。
そんなエジプトの子供たちに、相手を思いやる日本の幼児教育を広めたならば、エジプトはもっと素敵な国になる!お互いの国の良い部分を、最大限に生かした幼児教育って素敵ですよね。
エジプトの子供たちを、豊かな愛情で育む真希さんの活動を是非応援して下さい!
四津谷 伸子 さま
真希の祖母、1950年から保母として56年間保育現場で働く
元東京社会福祉協議会保母の会(現東京保育士会)会長
私は須藤真希の祖母であり、長年一緒に保育士として働いていました。
私もボランティア活動としてタイの保育園に訪ねていた経験もあり、真希さんも海外に日本の保育の良い所を広めたいと希望するようになりました。
エジプトでは文化の違いや価値観の違いで日本の保育を広めるのにとても苦労しているようです。エジプトに行って応援してあげたいけどこの歳では無理なので、日本の地から成功を祈るばかりです。
このプロジェクトが前進するためには大勢の皆さんのご支援が必要です。どうか広いお心で協力を心からお願いいたします。
モハンマド・ヤシーン さま
エジプト・アレキサンドリア出身、オンラインや対面で多くの日本人にアラビア語を教える
現在は学童保育で働く傍らユーチューバーとしても活躍
私はエジプトで生まれてから28年間生活してきました。日本にきてから3年が経ちました。日本の子どもたちは、「これはルールだから守らないといけないよ」と伝えると、きちんとそのルールを理解し、実際に守ろうとします。この点はとても素晴らしい文化だと思います。一方で、エジプトの子どもたちは、そう簡単にはルールを受け入れてくれないことが多いです。
日本文化のこうした良い面をたくさんの人に知ってもらえるよう、マキ先生にはぜひ頑張っていただきたいです。皆さんも一緒にマキ先生を応援しましょう!
イブラヒーム•ジャーベル さま
エジプト・ルクソール出身、クエートの高級ホテルのシェフを務める
現在は神楽坂にて人気エジプト料理店「アブイサーム」を営む
マキさんとの出会いは、マキさんが私の店に来てくれた時から始まりました。
エジプトに渡って、日本の保育を広めたいと聞いた時はびっくりしましたが、エジプトの教育が良くなる活動をしてくれるマキさんを心から尊敬しました。文化が全然違うエジプトで日本の保育を伝えるのは本当に大変。でもパイオニアとしてこの活動を成功させてエジプトの子どもたちが幸せになることができたら私も嬉しいです。
ぜひみなさんも私と一緒にマキさんを応援しましょう。
皆様からいただいた資金は、子どもたちが保育園で安全に過ごせる環境を整えるために大切に使わせていただきます。
・保育園で使用する備品費用
(備品に係る事務経費、エアコンディショナー、扇風機、本棚、おもちゃ棚、テーブル、子供用椅子、ままごとキッチン、子供の荷物棚、靴箱、壁面の安全化工事、砂場、園庭のおもちゃ、子供用お昼寝ベッド、ガスコンロ、換気扇、冷蔵庫、電気ケトル、電子レンジ、調理器具)
・人件費
2025年 2月 2日 クラウドファンディング開始
2025年 3月 31日 クラウドファンディング終了
2025年 4月~ リターン品返送開始
2023年1月。
父の遺品整理をした日のこと、私が中学3年の時の通知表がありました。
担任の先生からこんなメッセージが書いてありました。
「明朗快活で人を分け隔てなくつきあい、人の輪が常にありました。他人を素直に受け入れる態度は立派です。いつも目に輝きを持ち、身体全体が躍動感に満ちています。目標に向かって前進し、自分を発揮できることを祈ります。」
かなりの年月が経ちましたが、やっと「世界の子どもたちの役に立つ」という想いのスタートラインに立てました。
自分の夢に向かって、やりたいことを悔いのないようにやりきろう!!
たくさんの困難や失敗、悲しみを乗り越えてきたけれど、その経験が今の「私」を作っています。そして数々の素晴らしい出会いは私の宝物。ともに歩んでいく仲間、夢を後押ししてくれる家族。かけがえのない友に囲まれる日々を大切にしながら、これからもエジプトで子どもたちの幸せのために、できることから一つずつ取り組んでいきます。
このプロジェクトへのご協力がエジプトの未来を明るくする第一歩、日本の保育の魅力を伝えることにつながります。私たちの活動に温かいご支援をお願いいたします。
最新の活動報告
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2025/02/15 17:25月曜日、日本からミュージックセラピストのミセラさんとご一行様がTsumugiを訪問小さなワークショップを開いてくれました。触れたことのない楽器に触れて子どもたちの目がキラキラと輝いていました。本日支援者の数も60人を超え、支援額も70万円を突破しました。本当にありがとうございます責任もどんどん重くなりますが自然体で無理せずがんばっていきたいと思っています本日無料のワークショップをいたしますご報告はまた後日いたしますね もっと見る今週のTsumugi 保育園
2025/02/09 00:41ここ2、3日カイロも寒い日が続いています。クラウドファンディングの支援者が51人となりました。みなさん本当にありがとうございますTsumugi にある大半のおもちゃたちは、私が日本から持ってきたものとエジプトへの旅行者の方や友人からもらったものです。旅行の際にシールや雑巾、プラスチックバッグ、折り紙などなどたくさんいただき本当にありがたいです。エジプトでは入手不可能だったり、値段が日本の5倍くらいしますので、なかなか購入には勇気が入ります。改めて日本の皆さんのご協力のおかげで子どもたちがたくさんの経験ができていることに感謝申し上げます。もっとたくさんの子どもが安心してTsumugi に通えるよう、環境をこれから整えていきます もっと見る【開始1日半で目標金額の50%を突破!】50万円のご支援本当にありがとうございます!
2025/02/04 14:38こんにちは!須藤真希です、日本の幼児教育のすばらしさと教育の重要性を伝えていくこと。世界の子どもたちの役に立ちたい想いで、クラウドファンディングの立ち上げに踏み切りました。2024年10月~エジプトで日本式保育を取り入れた「Tsumugi」をオープンしました。どんな家庭環境に育った子どもでも、平等に学びを受ける機会を設け、絵本や紙芝居を取り入れて、子どもたちと遊びの中で「日常の疑問や不思議」から学びを得てほしい。保育にかける情熱とこれまでの経験をもとに展開してきたワークショップは、国境を越えて、嬉しいお声をいただいています。このプロジェクトを通して、世界中の子どもたちが平等に教育を受けられる機会を持ち、「今に感謝し、今を大切に生きる」心優しい子どもに育ってほしいと思っています。ぜひ、プロジェクトの応援よろしくお願いいたします! もっと見る
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