はじめに。

はじめまして。

鳥取市で保護猫活動とTNR活動（猫の捕獲・不妊去勢手術・元の場所へ戻す）を行っている川上と申します。

（↑インスタグラムでも活動を発信しています。）

現在は個人で活動を行っており、全ての作業を1人で対応しています。

保護猫活動の詳細を話す前に私のことについて簡単にお話ししたいと思います。

私は生まれつき「単純性血管腫」という病気で顔に大きな赤いあざがあり、それがきっかけで、いじめやつらいことがたくさんありました。

そんな時いつも一緒に居て支えてくれたのが、猫ちゃんたちでした。

それで私は猫に恩返しをしたく、ただただそれだけの想いで、今まで30年近く困った猫を手助けするようにしていました。

しかし、このような無防備な猫たちは、ただ放っておくと命を落としてしまう可能性が非常に高く、私はそのような悲しい場面に何度も直面しました。

　　　　　　　　　（↑眼球癒着のため目が開かない状態の子猫）

こうして目の前の猫たちを助け続けているうちに、ふと「このままずっと保護し続けるだけで良いのだろうか？」と疑問を抱くようになりました。

どれだけ多くの猫を助けても、根本的な問題を解決しなければ、いつまでも同じことの繰り返しです。

そこで、不妊去勢手術を行うことで、無計画に増えてしまう命を抑え、交通事故や病気で命を落とす猫たちを少しでも減らしたいと強く思うようになりました。

この活動を通して、一匹でも多くの猫たちが、幸せな暮らしを送れる未来を目指しています。

現在は地域の猫たちを守るために、いくつかの活動をしています。

まず、地域猫たちが安心して暮らせるよう、地域の方たちの協力を頂きながら、「地域猫活動」を行っています。

それに加えて、TNR活動では猫たちが増えすぎないように、「捕獲・手術・元の場所に戻す」取り組みをしています。

また、母猫がいないミルクが必要な子猫や、病気やケガで治療が必要な子猫を保護する活動もしていて、小さな命が無事に育つように、必要なケアをしながら支えています。

そして、保護した猫たちに新しい家族を見つけるため、里親探しにも取り組んでいます。

しかし、個人でできる範囲にも限りがあり、精一杯頑張ってきましたが、野良猫が想像以上に多く資金的に厳しい状況が続いています。

たとえば、野良猫を捕獲するための捕獲器や捕獲の際に必要なペットシーツ、ご飯、そして手術費用(助成金を使ってない場合もあります)など、ほとんどが私の自己負担です。

とくに手術費用やワクチン接種などの医療費は高額で、1匹でも大きな負担になります。

これらの活動を続けるためには、どうしても多くのサポートが必要で、皆さんのご支援があれば、もっと多くの猫たちを救うことができるのです。

資金があれば、必要な物資や医療費に充てることができ、さらなるTNR活動や保護活動を進めていくことができます。

私一人の力では、できることに限界があります。

しかし、悲しい命を増やさないために無責任な餌やりではなく、今生きている命をもっと大切にしたいと強く感じています。

この想いに共感してくださる方々と一緒に行動できれば、もっと多くの命を救えると信じています。

あなたなら、この現状をどう感じ、どう考え、そしてどのように行動しますか？

目がまだ開いていない乳飲み子を保護し、ミルクを与え、少しずつ離乳食を始め、最終的に新しい里親さんと結びつけてあげることで、その猫は安全で幸せな暮らしを手に入れられるのです。

また、TNR活動を通じて、「捕獲・不妊去勢手術・元の場所に戻す」ことで、これ以上増える命を防ぎ、地域における猫たちの生活環境を少しでも改善できるはずです。

地域猫活動では、住民の方からたくさんの応援と感謝の気持ちを頂くと、とても励みにもなりました。

こうした取り組みを続けていくことで猫たちにとっても私たち人間にとっても、より良い未来を作り出せると信じています。

そもそもTNRとは？

そもそもTNRについて詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。

そのような方のためにTNRについて説明させていただきます。

TNRとは、野良猫を

1.捕獲(Trap）

地域などで暮らしている野良猫を安全に捕獲します。この時、猫を傷つけない専用の捕獲器を使用します。

2.不妊去勢手術（Neuter）

捕獲した猫に、病院で不妊去勢手術（オスは去勢手術、メスは避妊手術）を行います。

これにより、繁殖を防ぎ、野良猫の数を増やさないようにします。

3.元の場所に戻す（Return）

手術が終わった猫を元の場所に戻します。

元々その場所で生活していたため、猫にとって一番安心できる場所です。

また、TNRで手術した猫は画像のように耳の一部をカットするようになっています。

オスは右耳、メスは左耳をV字カットするのが一般的です猫の耳を切る理由は、手術済みの猫が一目でわかるようにするためです。

これにより、同じ猫を再度手術する必要がなくなり、無駄なストレスを与えずに済みます。

手術を受けた猫は、地域での繁殖を防ぐ重要な役割を果たしますし、耳のカットはその証明となります。

なぜTNRが重要なの？

野良猫がそのまま放置されると、短期間でどんどん繁殖し、地域の猫の数が増えてしまいます。

これにより、近隣住民とのトラブル（鳴き声や匂い、ゴミあさりなど）が増え、猫たち自身も病気や栄養不足に苦しむことが多いです。

TNRを実施することで、以下の効果が期待できます。

・猫の数を抑える：繁殖が防止され、自然に猫の数が減っていきます。

・猫の健康改善：手術を受けた猫は、発情によるストレスやケガのリスクが減り、病気になる確率も低くなります。

・地域社会との共存：TNRにより、野良猫が管理され、トラブルが減少します。地域住民も猫と穏やかに共存できる環境が整います。

1. 野良猫の数をコントロールできる

野良猫が繁殖を続けると、猫の数がどんどん増え、住民にとってさまざまな問題が発生します。

TNR活動によって繁殖が防止されると、自然に猫の数が減少し、これに伴うトラブルも減っていきます。

これにより、野良猫の急増を防ぐことができ、地域全体が猫にとっても住民にとっても安心な環境になります。

2. 鳴き声による騒音や臭いによる臭気問題が軽減

繁殖期の猫は大きな声で鳴いたり、縄張りを守るためにケンカをしたりします。

また、オスの猫はマーキングのために特有の強い匂いを放つ尿をまき散らします。

不妊手術を受けることで発情期特有の鳴き声やケンカが減り、オスの猫のマーキングも減少するため、騒音や臭気が大幅に改善されます。

これにより、住民は静かで清潔な環境を取り戻すことができます。

3. ゴミ荒らしや糞尿被害の減少

野良猫は食べ物を求めてゴミ袋をあさることがあり、これがゴミの散乱や不衛生な環境を生む原因になります。

また、繁殖期の猫はあちこちで糞尿を残すため、庭や駐車場が汚されることも。

TNRにより、食べ物を探すための行動が落ち着き、発情による縄張り争いも減るため、これらの被害が大幅に軽減されます。

4. 地域住民と猫の共存が促進される

TNR活動を行うことで野良猫が急増するのを防ぎ、また、手術を受けた猫が健康に生き続けることで、地域住民も猫たちと共に暮らすことに理解を示すようになります。

これにより猫が地域の一部として受け入れられるようになり、住民と猫との共存が促進されます。

5. 人道的な解決策で地域のイメージが向上

地域全体が動物にも優しい場所として認識されることにつながるので、地域のイメージ向上にも繋がります。

TNR活動は、野良猫だけでなく、地域住民にとっても多くのメリットをもたらす解決策です。

猫の数やトラブルが減り静かで快適な暮らしが実現できるため、地域全体にとって最善の方法ではないでしょうか。

このプロジェクトで実現したいこと

・TNR活動の実施

・猫たちの健康と安全の確保

・地域との関係構築

・ボランティアの募集など

・持続可能な活動の基盤作り

まず第一に、TNR（トラップ・ニューター・リターン）活動を実施して地域の野良猫たちに不妊去勢手術を行います。

これにより繁殖を抑え、猫の数をコントロールすることで、猫たちが悲しい結末を迎えないようにすることが一番の目標です。

不妊去勢手術を行うことで、病気や怪我のリスクを減らし、猫たちが健康的な生活を送れる環境を作りたいと考えています。

また、必要に応じて怪我や病気の治療も行う予定です。

さらに、この活動を通じて地域との良好な関係を築くことにも力を入れたいと思っています。

TNR活動を成功させるためには、地域住民の理解と協力が不可欠です。

地域の方々とコミュニケーションを取りながら、共に猫たちのために何ができるかを考えていきます。

加えて、このプロジェクトではボランティアの募集も行います。

多くの人の協力があれば、TNR活動の範囲を広げ、より多くの猫たちを救うことが可能になります。

動物が好きな方や、地域猫の問題に関心のある方は、ぜひ協力して頂けると幸いです。

最後に、持続可能な活動の基盤を作ることもこのプロジェクトの重要な目標です。

今後も猫たちのための支援を続けていけるような基盤を築いていきたいので、ご支援して頂けると幸いです。

現在の活動状況

・活動期間：2023年頃〜現在（動物の保護活動は30年近く携わっていました。）

・活動場所：TNR活動は鳥取市内を対象に行い、猫の保護は自宅で行っています。

・活動体制：1人（個人で行っています。）

現在は毎月5〜10匹の猫を確保しTNRや保護活動をしています。

支援金による準備が整えば規模を徐々に拡大していく予定です。

資金の使い道

目標：約42万円

（支援金は3ヶ月分の活動費用に充てられます。）

内訳

・猫の管理費（医療費、シーツやフード費用など）約20万

・捕獲機器やゲージなどの購入費：捕獲機（2万円×5個）ゲージ（1万円×2個）  約12万円

・交通費：約3万円

・雑費（お礼品など）：約2万円

・手数料（12%）：約5万

リターンについて

・3,000円：Emailでのお礼

・5,000円：Emailでのお礼＋地域猫または保護猫のポストカード3枚

・10,000円：Emailでのお礼＋地域猫または保護猫のポストカード10枚

スケジュール

・支援金による活動開始：2024年12月1日〜

・活動場所：今後もTNR活動は鳥取市内を対象に行い、猫の保護は自宅で行っています。

・活動体制：今後も基本的には個人で活動していく予定です。

 ・支援金は3ヶ月分の活動費用に充てられます。

今後の展望　　　　　　　　　　

現在は個人でできる範囲の活動なので、鳥取市の中でもさらに地域を限定して活動するのが手一杯です。

支援金を得ることができれば活動力が大きくなるので、活動範囲を鳥取市全体に広げたいと思ってます。

最後に　

このプロジェクトは、鳥取市にいる猫たちの幸せな未来をみなさんと一緒に作るための大切な取り組みだと考えています。

TNR活動を積極的に行い、地域の野良猫たちの繁殖を抑えて、人も猫もみんながストレスなく健康に共存さえできれば私は十分だと考えています。

ただし、このプロジェクトを成功させるためには、私個人の力だけでなく皆さんの温かいご支援が欠かせません。

地域の皆さんと力を合わせてこの活動を進めていくことで、より多くの猫たちを助けることができます。

そのため、私の活動に興味・関心がある方は支援金だけでなくボランティアでも、積極的に参加していただけると幸いです。

みんなで力を合わせれば、持続可能な解決策を見つけることができると信じています。

最後に、このプロジェクトが猫たちの生活を良くするだけでなく、社会全体がもっと優しい場所になることを願っています。

皆様の応援が、大きな力になります。

頂いた支援金は猫のために大切に使用させていただきます。

気になる点ございましたら、いつでもお気軽にお尋ねくださいませ。

ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。

川上