
こんにちは! プロジェクト代表の宮本です。クラウドファンディングも残り、9日となりました。今回は「認知症高齢者とセンサーキッズ」<前編>についてです。私は看護師として39年のキャリアを持ち、そのうち30年間は認知症高齢者のケアに携わってきました。その経験から、世間一般で認識されている認知症のイメージとは大きく異なる現実に気づきました。多くの人々は、認知症の方々を「ボケた」「壊れた」「人格を失った」存在と見なすことが多いです。私自身も学生時代の教科書でそのように学びました。しかし、実際にはそうではありません。認知症の方々はそれぞれ独自のキャラクターを持ち、記憶障害によって困難を抱えている状態なのです。この理解を広めるため、これまでに500回以上の講演を行い、認知症の方々が「壊れた人」ではなく、記憶障害で困っている人々であることを強調してきました。つまり、一人ひとりのキャラクターと症状に寄り添い、適切な環境を整えることが最も重要なケアとなるのです。次回、<後編>へ 続く…