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飛騨の人々を癒してきた伝説の池が危ない! 〜美女ヶ池環境再生プロジェクト〜

美しく澄んで乗鞍連峰を映していた「美女ヶ池」の水が土色に濁ってしまった。畔に群生する水芭蕉をはじめ植生にも影響が出始めている。その「美女ヶ池」の環境を再生するプロジェクトをスタート。今後、数年に及ぶと考えられるプロジェクトの第一弾にご協力を!

現在の支援総額

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目標金額は3,000,000円

支援者数

0

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/06/18に募集を開始し、 2016/07/31に募集を終了しました

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目標金額3,000,000

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このプロジェクトは、2016/06/18に募集を開始し、 2016/07/31に募集を終了しました

美しく澄んで乗鞍連峰を映していた「美女ヶ池」の水が土色に濁ってしまった。畔に群生する水芭蕉をはじめ植生にも影響が出始めている。その「美女ヶ池」の環境を再生するプロジェクトをスタート。今後、数年に及ぶと考えられるプロジェクトの第一弾にご協力を!

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現在の池の状況を多くの方に知ってもらい、このプロジェクトに関わって頂く最初の一歩として、濁りの一因と考えられる外来魚「ソウギョ」の駆除を目的に、2016年9月3日〜4日「草魚釣大会」を行います。大会を通じて「美女ヶ池」の環境再生に直接的、間接的に参加していただける方、協力していただける方を募集します。 

プロジェクトの目的

「美女ヶ池」の美しく澄んだ水を取り戻し、池及び周辺の環境を再生する。

人の都合で放流した草魚を、人の都合で駆除する。この理不尽な行いを通して、人と自然のかかわり方を考える機会としたい。

将来的には、活動を通して、参加していただける方、協力していただける方々に、再生状況の報告や、現場見学等を通して、「美女ヶ池」を環境保護、環境再生のあり方を考える場としていきたいと考えています。

 

▲昭和時代の美女ヶ池と乗鞍岳

美女ヶ池

岐阜県高山市朝日町(旧大野郡朝日村)にその池はあります。

昔々、この池の畔には八百歳を過ぎてもなお若々しい比丘尼が住んでおり、池の主である大蛇の化身とも伝わるこの比丘尼は、目も覚めんばかりの絶世の美女であったことから「美女峠」「美女ヶ池」の名がついたという美女伝説が残されています。

また、「美女ヶ池」周辺湿地帯は高山市指定文化財に指定され、4月には1万株のミズバショウが花を咲かせるとても自然豊かな池で、現在にいたるまで、飛騨に住む人なら一度は訪れる癒しの場として親しまれてきました。

▲水芭蕉の群生と水芭蕉まつりの賑わい

水が濁った

そんな、自然豊かな池ですが、十数年前から、水は濁り、昭和の頃の美しさが失われています。周辺の湿地帯のミズバショウも年々その数は減少傾向にあり、存続が危ぶまれています。水の濁りだけでなく周辺の植生環境にも問題を抱えていると思われます。

何故水が濁ったのか、このまま放置しても大丈夫なのか、調査なども行ってきましたが、原因の特定には至りませんでした。ジュンサイ等が水質改善に効果があると聞き、ジュンサイを植栽した事もありました。効果はありませんでした。

そんな時、「草魚」と言う魚の話を伺いました。草食の外来魚で、昭和の頃にはダムや池などの水草や藻の除去の為、多く放流されていた魚のようです。しかし、その「草魚」が水草やジュンサイを食べつくし、自然の浄化機能が失われ、餌である水草を食べつくし今度は、岸辺の草を食べ、土手を崩し、最終的に池が濁り水になってしまうそうなのです。伺ったのは「草魚」を駆除して池の水質を改善したというお話でした。

 

▲えぐられた岸と茶色の水 

あっ!お爺ちゃん

十数年前、私のお爺ちゃんは「池を覆うジュンサイを減らせば、手漕ぎボートなどで遊ぶ人たちがもっと楽に漕げ、もっと楽しめるのでは!」と考え「草魚」を放流していたのです。

池を訪れる方のことを思って行ったことで、お爺ちゃんに責任はないのですが、ネットや書籍などを調べるうち、水の濁った一因は「草魚」の可能性が高いという結論にいたりました。 

私が植栽したジュンサイも、この草魚たちに食べられ全滅していたのです。

 

▲2012年に捕えられたソウギョ

環境の再生

水質の悪化ももちろんですが、水草のなくなった池で小魚たちはどうなったのだろう?ミズバショウの減少の原因にもなっているのかも?このまま放置していては、環境はますます悪くなるばかり。そこで、水質の改善と、周辺環境を再生するプロジェクトを立ち上げることにしました。

まずは何から取り組めば良いのか?

最初に、水質が悪化した一因と考えられる「草魚」の駆除をしようと考えました。農業用水としても利用される池のですので、農閑期に池の水を抜いて「草魚」を捕獲しようと考えました。しかしながら、あまりにも大規模な作業になること。池には微生物や他の生き物も生息していること。われわれ素人が適当な考えで行って良いものか?知識のある方のアドバイスや調査。環境再生の計画立案、それを実行に移す組織作り、応援してくれるサポーター作りなど、まず行わなければならない事がたくさんあります。

 第一弾の具体的な取り組み

以上にまずは取り組みたいと考えました。

草魚釣大会

まずは、知ってもらう、関心を持ってもらうための行動として、「草魚釣大会」を行います。多くの方と楽しみながら、第一歩を踏み出したいと計画しております。また、大会当日にはプロジェクト概要と意義を参加者、見学者の方々にお伝えしたいと考えています。現地を訪れた方はもちろん、協力いただいた方が、これから美しさをとり戻してゆく美女ヶ池に関心を寄せ、その未来に「ワクワク!」していただけるようなスタートにしたいと考えています。

 

開催日/2016年9月3日(土)12:00〜4日(日)12:00
場所/美女高原キャンプ場「美女ヶ池」

詳しい情報やエントリー方法はFacebookページにて順次アップしていきます。
https://www.facebook.com/bijogaike/

ご支援いただいた資金の使途

大会運営費、広報費、環境調査費(事前、事後)、環境再生計画にかかわる費用、支援者ボード制作費、草魚慰霊碑設置

支援者ボードについて

美女ヶ池の環境再生が多くの方のお力添えで実現し、多くの方々の自然環境への貢献のストーリーを残したいとの思いから、ご支援いただいた、すべての方のお名前をボードにして残したいと考えています。お名前は、ニックネームでもお子様のお名前でも結構です。将来、再生した美女ヶ池を訪れた時、自分がこの環境再生に携わったと懐かしんでいただける日を夢見ております。 

物品のリターンについて

リターンは、この話に快く協力していただいた地元企業様の産物を中心としています。 

最後に

元はといえば人間の身勝手な行動によるものとはいえ、次世代に美しい自然を残すためには、人間自ら復元のための努力をしなければならないと考えています。そのためには今回の「草魚釣大会」で終わることなく、環境保護への啓蒙として草魚慰霊碑の設置、そして今後は池の干し上げ、専門機関への調査依頼、在来植物の移植・繁殖など様々な活動を続けていく計画です。

ぜひともご賛同いただきたく、よろしくお願い致します。

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