プロジェクトの実行者について
こんにちは。私は合同会社といろ 代表の山本智恵子です。私は現在、医療ケア付き重度障害者グループホームを運営しています。私たちのホームは、重い障害のある方々が安心して医療を受けながら、その人らしく生活できる環境を提供するために日々努力しています。これまでの経験や知識、ノウハウを活かし、より多くの方々に支援を届けたいと考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、障害のある母と子供を家族で受け入れられる部屋を新たに増やすことを目指しています。このような家族が一緒に生活でき、困った時にいつでも相談できる環境を整えることで、彼らの生活の質を向上させ、安心感を提供したいと考えています。障害があるからといって家族が分断されることなく、一緒に過ごせる場所を作ることが私たちの目標です。
障害者グループホームとは?
障害者グループホームとは、身体・精神・発達・知的障害のある成人の方(18歳以上)が、地域で自立した生活をするために、集団で住む場所を提供するサービスです。
基本的に、夜間帯の見守りを中心とした支援体制がベースとなり、最低限の生活支援は担保されるものの手厚い人員体制とはいえません。
入居できるのは、単身者でなければならないという決まりはありませんが、報酬単価が低いため、同居する人のお世話までは手が行き届かない、というのが現状です。
実際に、母と子、または父と子、家族での受け入れが可能であるグループホームは、ほとんどありません。
プロジェクト立ち上げの背景
テレビや報道でもよく見られるようになった児童虐待。年々増えつつあるのは既知の事実です。なんと、20年前に比べると11.5倍にもなっています。
私たちのグループホームでは短期入所も併設していますが、近日、虐待やネグレクトの保護ケースでの利用が多くなっています。その背景には、母に知的や精神に障害があり、誰にも相談できず孤立することで、虐待やネグレクトに至ってしまうということがありました。
被虐待経験者を対象にしたヒアリングにおいて、その34%が親に発達・精神障害があることがわかっています。(2021年度 児童虐待に関する実態調査報告書 特定非営利活動法人ひだまりの丘調査より抜粋)
私達は障害のある母と子供が一緒に生活することの難しさを身をもって痛感しています。彼らを親子で受け入れられるグループホームは全国的にも非常に少なく、安心して家族が一緒に暮らせる環境が不足しています。この問題を解決し、彼らが安心して生活できる場所を提供するために、このプロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動と準備状況
これまで、私たちは障害者グループホームの運営を通じて多くの経験を積んできました。看護師も24時間常駐し、いざという時のための万全の体制を整えており、行政、地域の方々や医療連携機関、福祉関係機関との信頼関係を築き、様々な支援を受けながら運営を行っています。また、新たな部屋を増やし、サポートできる人員体制も確保できるよう準備しています。皆様のご支援を受けて、さらに一歩前進したいと考えています。
リターンについて
様々なコースをご準備しました。
当社の就労継続支援B型トイロハンドワークスの仲間たちが作った作品もお楽しみいただけるコースもあります。
スケジュール
令和7年1月 クラウドファンディング終了
令和7年1月〜2月 改装工事
令和7年1月〜3月 リターン発送
令和7年3月 見学案内会
令和7年4月 新居室2室 入居開始
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございます。このプロジェクトは、障害のある母とその子供が一緒に安心して生活できる環境を提供するためのものです。皆様のご支援があれば、彼らの生活の質を大きく向上させ、虐待やネグレクトによる親子分離を防ぐことができます。どうか、このプロジェクトにご協力いただけますよう、心からお願い申し上げます。
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