Introduction
こんにちは!
英語教師の小河園子(おがわ・そのこ)と申します。
埼玉県の公立高校で38年間英語の教員をしてきました。
そして今なお、英語教育に携わっています。
日本の英語教育の移り変わりを、
公教育の現場に立ち続けながら触れてきた経験があります。
文法・訳読中心から
コミュニケーション中心に切り替わった時代には
✅ 語学指導助手(ALT)のお世話係
✅ 海外の姉妹校との交流
✅ 文部科学省指定の新しい指導法研究開発主任
✅ 英語ディベート部
✅ ソロおうち英語(おかげで息子は商社マンに!) などなど...
一般的な高校教師の3倍ぐらいの活動量。
🌱アイディアの種を、穴の開いた袋に入れて歩き回っているようだと言われました。
🌱不規則に歩き回るから周りから手伝おうにも、どう手を出してよいかわからない。
🌱🌱🌱いつの間にか芽吹いた種は、野生の力を発揮して、ぐいぐいと伸びる伸びる。
🌸花が咲くと、「あ、嬉しいわ!」と振り返りはするが、もう次の種まきに夢中🌱
🌱小河園子が夢中になるのは学習の土台作り、マインドセットの部分です。
後ほど詳しく書きますが、
私の変わった英語学習の土台作り・マインドセットは
一般的な学校教育とは一線を画すような
たくさんの花を咲かせていきました。
🌸秘密のメソッドの見える化のために、
Gakken『気がつくと子供の英語力が伸びている「おうち英語」』(12月12日発売)
という書籍の形で出版できることになりました🌸
英語教育に携わるようになってから、40年。
嬉しい夢のような出来事です。
今回、せっかくなので
🎈🎈どんどん湧いてくるアイディアを、「種袋」に入れて、
風船に付けて大空に向けて飛ばしちゃおう!と
クラウドファンディングを立ち上げました!🎈🎈
Project
未来の子どもたちのために、英語の学び方・言葉と心の育て方あれこれ、
アイディアの種をまこう!
🌸どんな花が咲くのか、ふわっと気持ちをあげてくださればOK!🌸
無理なお願いは苦手なので、チラッと中身を見ていただき、
英語の学習とその先の未来に少しでも興味を持っていただけたら、
それだけでも十分にありがたいです🌱🌱
🌸そして、イングリッシュディバイド(英語を学ぶチャンス次第で人生の質が変わってしまうこと)を避けるどんな工夫があるのか、一緒に考えていただけたら、さらにありがたいのです🌸
Story:
40年前にわたしが教員になったころには、
教室で英会話と言うと、たらいの水を割りばしで回しているようだと笑われました。
でも笑いながら「回していれば案外大きな渦になるかもな」と言ってくれた先輩の言葉。 その言葉が後押しとなり、気づくと最初の小さな渦は、…随分と大きくなっていきました。
40年前には考えられかったことですが、
今や、小学校から英語を教えるようになり、
中学高校の授業内容も実践的な内容になり、
社会人も使える英語への関心が高まっています。
私の英語学習歴(1972-2024)と英語教師としての職歴(1983-2024)は、
グローバル化の波の中で日本の英語教育がたどってきた道筋と重なるので、
ちょっと振り返ってみます。
🌱52年前の12月、小学校6年生の時に、NHKラジオの英語講座を聞き始めました。
・ジングルベルの歌が音に合わせて自分なりには完璧に歌えるようになった!
・12の月の名を英語で書けるようになった!
・時間を英語で言えるようになった!
ちいさな達成感と、英語の向こうに広がっていそうな世界にあこがれて中学校から本格的に英語を学び始めます。
🌱🌱高校時代には、英語をもっと極めたくなってAFSアメリカプログラム1年間に参加しました。英語で夢をみるようになりました。コミュニティサービスという時間に小学校に毎週通い1年生のチューター(授業補助)もしました。そこでは、アルファベットがまだ書けない子どもたちのフォローをしたのですが、このあたりが今のわたしの原点です。ことばを学ぶこと、そして教える事は心を通わせるチャンスを増やすことだと悟りました。
☔帰国後は東京大学で外交官を目指しますが、フランス語が身に付かなくて挫折、英語一筋で行くと決めて、故郷、埼玉県の公立高校教員となります。大学で学んだ言語学は、その後の教員人生で生かせる、英語史・語源などの知識面を分厚くしてくれました。
🌱最初の勤務校、浦和第一女子高校ではALT(語学指導助手)の先生たちのお世話係になりました。新任のALTの銀行口座を作ったり生活雑貨の買い出しに付きあったりしました。和服を着たい要望にも応えたりなど、なんでもやってました。
息子(1989年12月生まれ)も同席です。
🌱🌱教員人生12年目の転勤では中堅校に配属。
「受験のための英語は要らない。もっと面白く教えて!もっと役立つように教えて!」
ALTの先生と教材開発に取り組むと授業が生きたものになりました。
英語の詩、英語の歌、スピーチ、ディベート、時事英語。
🌱🌱🌱そんな中、ありがたいことにALT活用研修のリーダー役となり、文部科学省派遣 英語教員海外研修(6ヵ月)に公費で派遣が決まります。6歳の子どもを親と夫に預けての海外単身赴任です。秋休みに夫と子供がイギリスに訪ねてきて、子どもは多彩な経験をしました。ロンドン自然史博物館(無料)に2日続けて通い、恐竜に夢中。
🌱🌱🌱🌱🌱英国派遣帰国後、文部科学省指定スーパーイングリッシュハイスクール研究開発主任として「国際コミュニケーションリテラシーのための地域連携型プロジェクト」に取り組みました。使いながら学ぶ英語と、はじまったばかりの小学校英語活動との連携でした。応答の速さは小学生の圧倒的な勝利で、高校生も大きな刺激を受けました。
🌸🌸その教室からは、海外大学に直接進学する生徒も現れましたし、インドで日本語学校グループの女性社長になった人もいます。(書籍の中で紹介しています)
🔰2008年4月、「浦高でも同じことをやってください」と言われて転勤をしました。
(補足をすると、浦高とは県内トップの進学校であり、そこから声がかかったのです)
逆説的に聞こえるようですが、
小河園子の取り組みは、受験という目標から見ると、遠まわりのようなことばかりです。
・ALTとの授業は全部英語でディスカッションやディベートをする。お題は自転車のマナー、食事と栄養のような、身近なところから、クローン技術や自動運転の倫理的課題まで。
・教科書をひたすら音読する。1分間に140語のスピードで読むことを目指す。
・教科書以外に世界や日本のニュースを英語で読む、聞く、映像で見る。
☔今これらを書いていると、あたりまえでしょ、と言われそうですが、15年前は“非・常識”で、そういうことをやるよりは一つでも多く単語を覚え、文法問題をこなすべきだと言われていました。
こんなこともありました。
「せっかく作った音読シートの全クラス分、いらないから」と言われ、
自分のクラス以外は破棄することになった時の紙の冷たさはまだ覚えています。
企業で言うヘッドハンティングのような形で声をかけられ、
意気揚々と取り組もうとした改革は長らく理解を得られませんでした。
🏆孤軍奮闘、英語教育的には空回りしかけていた浦高着任4年目のわたしをなぐさめ励ますかのように、担任する生徒がスポーツ大会のバレーボールで優勝しました!
🌱元気を回復した私は、「外堀」から強化することに決意します!
🌱🌱海外提携校との連携強化です。1年に1人交換留学で送る生徒を厳選しました。
🌱🌱🌱英語力は中の上あればよくて、その代わり、将来学びたい科目の基礎力が高いこと(数学・物理・科学など)、忍耐強いこと、そして、一晩寝ればエネルギーが戻りそうな性質であること。
🌸こうした資質は、預かって伸ばしてくれる提携先の先生にとって、とてもやりやすいと好評でした。それだけなく、目に見える形で結果がついてきたのです。
それまでは10年に1人だったケンブリッジに
毎年のように受かるようになりました。
他にも、オクスフォード、インペリアル、セントアンドリュースに次々に受かりました。アメリカでは、UCバークレー、NY州立ゲネシオ、ウィチタ州立大学(航空宇宙)、人文系ならホイットマンカレッジ、世界の名門校です🌸
え?それもトップ校ならばあたりまえ?
超進学校から海外大への進学は、15年前には異端児の挑戦であったのです。
東大に受かりそうな子が海外大学に挑戦しようとすれば
「(東大合格する)虎の子の数字を1つ、減らす気か?」という空気が流れました。
そんな時でも、英語の授業が一つうまくいけば、笑顔が戻る得な性格でした。
☔☔☔定年退職で、県立浦和高校を離れるのは難しい決断でした。しかし、直前に大病をし、親の介護も始まったため、定年延長制度は使いませんでした。コロナ禍で歓送会も飲食なしの花束贈呈、かなりさみしいものでした。
📚教職経験と修士の資格(2000年~2002年立教大学院異文化コミュニケーション研究科・鳥飼玖美子氏に師事)のおかげで、大学の非常勤に抜擢されたものの、さみしさと無力感にさいなまれました。今までは組織として「ガンダムロボット」に乗っていたようなものだった。身一つで地上に降りて、さあ、私は何をしよう。
🌱その時に、むくむくと頭をもたげたのか、「種まきを続けたい!」という思いでした。
🌱🌱埼玉大学教育学部「初等英語科教育法」、聖学院大学「英語学概論」「教科教育法(英語)」「教えるための英文法」、お茶の水女子大学附属高等学校「論理・表現III」で次々に講師の機会をいただきました。さらに、教室の外へ学校の外へ、思いを届けたい、「種まきに出かけたい!」という思いが高まりました。
📚📚📚教え子の松村雄太さん(リターンでもご協力いただいています)が出版するという話を聞いて、連絡を取り、城村典子先生の出版アドベンチャーコースを紹介してもらいました。
何回も企画書を書きなおし、コンセプトを模索し、Tipsを蓄積していたおかげで、ある方の出版記念パーティで名刺交換をした編集者(Gakken 古川有衣子さま)とメールのやりとりが盛り上がり、ご検討いただいた結果、出版に結びついたのでした。
それは命をかけた闘病生活からちょうど6年目。ベッドの上で何回も祈った夢がついにかなったのでした。6年過ぎたらもう大丈夫。あと4年は経過観察ですが、その間にできることをしよう!命の意味をかみしめて、新たな挑戦が始まりました!
Message:小学生の頃に英語の種まき🌱を!
2002年、小学校で「英語活動」が始まったころ、小学校交流で訪れた小学校の児童のはじけるような笑顔に感動しました。
2024年の今、小学校英語の教科化が4年目を迎えています。
9月には荒川区立の小学校の英語授業研究会の講師に招いていただき、英語の授業を参観しました。子どもたちの素直さと先生たちの熱心さに心打たれました。
コミュニケーション重視の方向性は、楽な道ばかりではありません。中学校では次の学習指導要領からは、小学校での「既習」をふまえて、いわゆるBe動詞と一般動詞が混在した形で第一課が始まります。自己紹介で「わたしは〇〇です」(Be動詞)と「私は○○が好きです」(一般動詞)と「私は○○が得意です」(be good at という連語)はセットだからです。「私の好きな○○」で使うfavoriteは読み書きの難易度高めです。
これは大変だ、中学の壁が大きい!
という声が聞こえます。
確かに、東南アジアや北欧・南欧での現象と思っていた
イングリッシュディバイド(英語を学ぶチャンス次第で人生の質が変わってしまうこと)
が、日本にも起きつつあるのかもしれません。
小学生で英検準1級や1級を取ったという報告がある一方で、
中学に入ったとたん、英語の成績がガタ落ち、中間テストの平均点が60点台?!
大丈夫です!
🌱やる気種まきメソッド🌱を使えば、中学の壁は越えられます。
🌱音から入る、絵本などで英語にふれる、英語を実際に使うチャンスを逃さない!
🌱色と形の組み合わせは英語のセンスを鍛えます!
いきなりですが、34年前の我が家の「おうち英語」の様子です。
この子がまもなく35歳、大手総合商社で社長賞をいただく人材になるとは
夢にも思っていませんでした。
「おうち英語」という言葉もコンセプトありませんでした。
ただ、この少し前に、
100万円する英語の教材セットを断ってしまったので、代わりに何かしてみよう!
負担なく楽しく毎日できることをしよう!と工夫し実行しました🌱🌱🌱
🌸🌸🌸38年間、10,000人の生徒たちが教えてくれました。
- ✅英語を使って海外の人とつながりたい
- ✅英語を使って海外のことをもっと知りたい
- ✅英語を使って社会の一員として貢献したい
こういう気持ちになれた時に、がぜん、英語に対してやる気がわいてくるのだと。
こういう気持ちを、お子さんの心の中に、育んでいただければ良いのです。
「気がつくと子供の英語の力が伸びている『おうち英語』」は可能なのです。
Returns:英語の種まき🌱プロジェクト
こうした英語に触れ続けてきた
私の人生の長い旅を凝縮した1冊が
Gakken『気がつくと子供の英語力が伸びている「おうち英語」』(12月12日発売)です。
私が生徒たちに伝えてきたことを
おうちでどの家庭でも、どんな子どもたちにも伝えられるような
1冊になっています。
英語に苦手意識がある親御さんでも大丈夫。
子どもの世界を広げてあげたい気持ちさえあれば、OKです。
今回のクラウドファンディングでは、
おうち英語にまつわるエッセンスを体験できる
リターンをたくさん用意しました。
たくさんの種まきが
リターンを通じて広がっていったら嬉しい想いです。
リターンは私だけの力だけでなく、
知る人ぞ知る専門家にもご協力いただいています
☝あみさんは、オーストラリアやイギリスの教育をヒントに「おうち英語」を実践中。
☝ZOOのみなさんは、楽しく有意義な英語学習コミュニティを日本で広げています。
☝ゆみぱんのシュトレーン(11月30日申し込みまでの限定リターン)
🌱楽しみながら、ゆっくりと、焦らず、気負わず、比べず、でもあきらめず!
ぜひ自分にあったスタイルをみつけてください。自分にあう学習スタイルからお悩みの方は、小河園子の個人相談にお申し込みください。イベントを楽しむだけでも良いですね。
Schedule
12月 クラウドファンディング終了
12月 リターン発送
12月~3月 リターンイベント実施
Let's begin!! 「種まき」を未来へつなげよう!
🌱このプロジェクトは、家庭での英語教育を支援するための重要なステップです。
🌱🌱小河園子と共に、新しい教育の形を創り上げるこの挑戦に、一緒に飛び出しましょう。心よりお待ちしております。
日本人がもっと英語を使えたら、地球の未来はもっと明るくなる!
そのための「おうち英語の種まき🌱」をいっしょに始めましょう!
▲▲▲注意事項▲▲▲
・提供する素材は著者及び協力者による「種まきプロジェクト🌱」限定提供となりますので、二次利用はお控えください。
・予定されていたイベントも不慮の災害や超高齢の家族への対応により日程が急遽変更となる場合があります。お申し込みの方に連絡をいたします。
・ご記入いただいた個人情報は、「種まきプロジェクト🌱」に御参加いただく目的においてのみ使用させていただきます。
(以上です)
最新の活動報告
もっと見るYouTube対談を配信しました
2024/11/19 22:18https://www.youtube.com/watch?v=4sVKrfrUw6Y英語苦手なママが子供の英語力を伸ばす方法というYouTubeの収録・公開を行いました。今回、一番人気のリターンとなった「シュトーレン」の提供者、フランス語で「小さな幸せ」の意味のル・プチ・ボヌールを主宰する、ゆみぱんさんとのコラボレーションです。シュトーレンの由来や楽しみ方について、楽しくお話ししていますので、よろしかったら視聴してみてくださいね。お知り合いにもご紹介くださいシュトーレンは12月初旬にお届けします。もう少しだけお待ちくださいね! もっと見る
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