自己紹介
インセクトファミリーの古谷と申します。
私たちはカブトムシ・クワガタを養殖するブリーダーと、
その活動をサポートする5人の仲間、インセクトファミリーとして活動しています。
私の自宅の一室で、主に世界最大のヘラクレスオオカブトをブリードし、
ブリードした生体をweb販売やフリマ販売で活動資金を調達しています。
そうして得られた生体と活動資金で、児童養護施設へ生体を寄贈する活動を行っています。
このプロジェクトで実現したいこと
今回、私たちが普段行っている資金調達からブリード、
そして児童養護施設へ寄贈、最後に子ども達からの感謝の笑顔を頂く、
いう経験を、このプロジェクトを通してみなさまにもご体験いただきたいです。
多くのみなさまが体験していただいた結果、
その支援していただいた資金を元に、外部にブリード施設を借り、
さらに活動の幅を広げ、多くの児童養護施設の子ども達に届けたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
私たちが育てた生体を児童養護施設に寄贈しに訪問に伺うと、
どの施設でも、子ども達が目の色を変えてささーっと集まってきて、
必ず取り囲むように興味を持ち、やがては勇気を出して触り始めます。
小さなお子さんから女の子でも、最初はおそるおそるですが、
みんな勇気を振り絞ってナデナデしはじめます。
そして、次にはじまるのが「お名前をつける」です。
名前何にしようか~とどこからともなく声があがり、
たいていがヘラクレスくんという名に(笑)
お渡し後は、エサやり当番などを決めたりして、
楽しそうに名前を呼びながらエサを与えてくれます。
そして残念ながらそのヘラクレスくんが亡くなってしまうと・・・
みんな涙を流したり、もっと一緒にいたかった、もっとお世話をしたかった、
もっと大切にすればよかった、今度また会えたらもっと可愛がるなど、
それぞれが思い思いに命の尊さと儚さに気付きます。
これこそが、私たちが一番子ども達に伝えたいことであり、経験して欲しいことで、
自分たちより、犬や猫より、遥かに短い時間で生涯を終えてしまうカブトムシだからこそ、
その尊さと儚さを伝えてくれ、それが大きな情操教育になるということです。
但し、よくその辺にいる日本のカブトムシではなかなか難しく、
どこにもいない珍しく、とてつもない大きさでインパクトのあるヘラクレスだからこそ、
その役割を大きく担ってくれています。
楽しい、嬉しい、可愛い、愛おしいという時間も、
一瞬で過ぎ去ってしまい、後悔しても戻らない現実を子ども達に経験してもらうことで、
次に寄贈したときは、観察はもちろん、エサやりも声がけも、
とても真剣に一生懸命やってくれます。
今まで5年間の活動の中で、そうしてヘラクレスなどに触れ合った子どもは、
思いやりや優しさがとても身についているなと実感できます。
そうして幼い大切な時期に思いやりと優しさが身についた子ども達は、
将来きっと、今よりも思いやりと優しさがある素敵な日本にしてくれると信じています。
但し、残念ながら現実として、自宅の一室でのブリードでは、
施設からの需要にお答えするだけの数には対応できない現状であり、
反対に買いたくても買ってくれる保護者がいない児童養護施設だけ絞ろうと、
今は、保育園・幼稚園・小学校への寄贈はストップしているくらいです。
また、一か所の児童養護施設でも、多くの子ども達が暮らしている施設もあり、
そのような施設では何棟かで運営されている施設もあり、
それでも今の現状では一か所の児童養護施設に一匹程度しか寄贈できておらず、
各棟に頂けたら・・・というご要望にはお答えできていません。
さらに寄贈して子ども達が喜んで迎え入れてくれているのに、
すぐに亡くなってしまうヘラクレスもいて、
そんなときには代わりをすぐに用意してあげたくても、
十分に対応してあげられないときも多々あります。
そんな現状ですが、ブリード数を増やせる広い場所と資材さえあれば、
より多くの数を繁殖させられるので、課題を解決できるのだが・・・と悩んでいました。
これまでの5年の活動の中で、ブリード自体のノウハウはある程度確立できましたので、
あとは場所さえあれば・・・という。
これまでのように保育園・幼稚園・小学校まで手を伸ばそうとすると、
とてつもない規模でないとできませんが、
せめて買ってもらいたくても、買ってくれる保護者がいない子ども達が暮らす
児童養護施設には十分に届けてあげたい、そんな想いでいました。
何か方法はないか模索していたところ、クラウドファンディングを思いつき、
私たちの活動は必ず賛同してくださる方がおられるはずだと思い、
思い切って立ち上げてみようというのがプロジェクト立ち上げの背景です。
リターンについて
支援してくださったお金で広めの倉庫と飼育資材を準備します。
そちらで1年半かけて支援者の代わりにヘラクレスオオカブトを育成します。
育成期間中は3ヵ月に1度、ブリード進捗報告動画を支援者にお届けします。
育成したヘラクレスオオカブトを支援者の代わりに児童養護施設に寄贈します。
児童養護施設にて撮影した子ども達からのお礼の動画を支援者にお届けします。
つまり、
私たちが行っている児童養護施設の子ども達への支援活動を全体を通して体験できる、
驚きと喜びに満ちた子ども達の笑顔と温かいお礼の動画が貰える
というのがリターンとなります。
スケジュール
2024年10月 クラウドファンディング開始
2024年11月 クラウドファンディング終了
2024年12月 ブリード施設・資材準備
2024年12月 ブリード開始
(ブリード期間約1年6か月、その間3ヵ月に1度、飼育進捗報告動画を発送)
2026年6月 児童養護施設に寄贈・動画撮影
2026年7月 支援者へ児童養護施設の子ども達からのお礼の動画発送
寄贈先の選定方法
児童養護施設で子ども達からのお礼の動画を撮影協力して頂ける施設にお届けします。
お届けは基本的に訪問で行いますので、
私達が伺える東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の児童養護施設を予定しています。
ヘラクレスオオカブトを飼育し、1年半程度で成虫になった時点で、
児童養護施設に寄贈をし、動画撮影を実行します。
編集作業なども含め、翌月には支援して頂いた方へリターンである、
児童養護施設の子ども達からのお礼の動画をお届けするという流れになります。
最後に
いつ訪問しても、児童養護施設で暮らす子ども達は普通の子ども達です。
他の子どもと何ら変わりのない普通の子供どもです。
ただ環境に恵まれなかっただけで、
普通の子供達が保護者におねだりすれば手に入る物や経験も、
児童養護施設で暮らす子ども達が手にすることは困難だったり、
そもそも経験できなかったりします。
恐らく、どの児童養護施設でも用意しないであろうヘラクレスオオカブトは、
児童養護施設で暮らす子ども達にとっても、確実に貴重な寄贈になります。
おもちゃ、ゲーム機などと違い、一風変わった寄贈ではありますが、
それだけに子ども達から頂けるリターンの動画はとても素晴らしい物になります。
私たちも毎回寄贈するたびに、子ども達から素敵な想い出を頂きます。
これはお金や物にも代えがたい、もっと大切な物を頂いた気持ちになります。
是非、このプロジェクトに賛同して頂いて、子ども達はもちろん、
あなたにとってもかけがえのない貴重な体験をしてください。
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