「あんたなんか、産むんじゃなかった」
「あいつが死んだの、あんたのせいだから」
こんな言葉を投げかけられた日。あなたは人生において、どのような選択をしますか?
*
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*
愛した人。受け入れてくれる居場所。
それが手元から零れ落ちてしまったとき。
彼女たちはどう生きたのでしょうか。
*
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「一水四見」
仏教の教えに、こんな言葉がありました。
心の持ちようで、同じ事柄でも見え方が変わる様を表したものです。
この場に正解はありません。
彼女たちの物語を、私はあなたに、ただまっすぐに、届けます。
観終わった後。
果たして、皆様は共通の感情を持つことができているのでしょうか。
その答えを、是非、私に教えてください。
本プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
本作の監督を務める宮永梨愛と申します。
XXX、ご覧いただけましたでしょうか。
先の文章にはいくつか、皆様に向けた質問があったかと思います。
その質問を受けてあなたはどのように思考を凝らしましたか?
ただ純粋に読み進めた人、自分にあてはめ、考えてみた人。
様々だと思います。
このプロジェクトではそんな人々の思考の違いを利用しています。
きっと後悔はさせません。面白いものに仕上げること、お約束いたします。
そのために、皆様のお力を、私に託していただけませんでしょうか。
本作のメインは短編映画三本でございます。
第一章「She」
誰もいない閑散とした真冬の海。いびつな出会い方をした二人の少女の戯れは、
あなたの目を魅了する。
第二章「心に春が欲しかった」
母からの心理的虐待に耐えつつ、別れた父を思う心春(こはる)。
しかしどこにも居場所がないわけではなかった。
彼女らと一緒に心春は非行を繰り返す。そこに居場所があるんだと、
ただ、そう素直に信じていたから。
第三章「君を薫って」
ただ二人で勉強して、一緒に帰って、デートの予定を立てる。
ただそれだけで楽しかった。
その裏でずっと自分が守られていたことは気づく由もなかった。
そんな日々の中で、愛する人は突然いなくなった。
上記の映像作品に加え、本作では展示活動を行います。
そうすることで、より、このストーリーに厚みと実体を感じてもらいたいと思っています。
(詳細は支援者限定の活動報告にて先行公開予定)
展示を含めた本作全体のテーマは「一水四見」という、
一つの水でも立ち位置を変えれば四つの見え方がある。
そんな仏教の教えですが、
私はその中でもこの映画において、ひとつ、
「生きづらさ」 「居場所」
をまた別のテーマとして設定しました。
居場所が欲しいということは、少しこの場所では生きづらい、ということでもある。
そう思っているからです。
そして物語の内容として選んだのは、LGBTQ+を抱える人と毒親家庭で生きる人の話。
繊細な話題ではありますが、私はあえてこれらを軸に書くことで、
よりこのテーマがリアルにずっしりと響くものになると考えています。
作品を仕上げるうえで、妥協はしたくない。
見に来てくれる人を後悔させたくない。
これが、プロジェクトを立ち上げた一番の理由です。
ここに至るまでには紆余曲折がありました。
だからこそ、より、私にしか出せない世界観にこだわりたいと思っています。
「こだわり」を実現するには、やはり資金が必要です。
映画内の衣装、美術、使用する機材、実際の展示に使う備品などなど。
でもそれだけではありません。
このプロジェクトに参加してくれた皆様全員に、心地の良い環境を提供したいです。
そうすることでよりクオリティも上がる、そう考えています。
腹が減っては戦は出来ぬ。みたいなことですね。
また、私は今まで何度も「妥協」というものをしてきました。
でも今回は最後の制作です。絶対にしたくありません。
胸を張れる、満足のいく作品を世に届けたいです。
そして、
「よかったよ」
この一言を一人でも多くの人から引き出したい。そう強く思っています。
ですがそのためには、目標金額である120万円(手数料を引くと大体90〜100万円)が
必要です。
これは、今まで自分が参加した現場の予算感や制作における雰囲気、余裕など、
色々を見て、振り返って、決めさせていただいた目標金額です。
正直本当に高い壁だと思います。
でも、このプロジェクトを見つけてくださったあなたの数千円の支援が、
私たちの励みになります。
どうか、温かいご支援をお願いします。
私、宮永に加え、本作品に協力してくださるスタッフの皆様(一部抜粋)のご紹介です。
今回ご紹介したスタッフ以外にも、たくさんの方にご協力いただいております。
是非、エンドクレジットにもご注目くださいませ。
12/15時点でのスケジュールプランです。大幅にずれ込むことがないよう、制作陣一同、精進します。
11月
16日:撮影(済)
17日:撮影(済)
12月
1日:撮影(済)
18日:撮影
21日:撮影
22日:撮影
28日:撮影
29日:撮影
1月
1~14日:編集作業
15日:完パケ、提出(~21日)
18日:メインビジュアル撮影
25日:ビジュアル、ポスター公開
26日~:展示準備
2月
14~16日:卒業制作展
28日:クラウドファウンディング終了
3月~6月
リターン準備、発送(プランにより発送時期は異なります)
※12/15現在の進捗です。
11/16より、本編の撮影初日を迎え、
無事、作品制作のスタートラインに立つことができました。
しかしながら、今後の撮影で使用する予定のロケ地など、
金銭面に大きな支障があるものにつきましては、
このクラウドファンディングと並行して調整していきたい所存です。
本プロジェクトでは様々なリターンをご用意しております。
目標金額は120万円ですが、最終的にそれを越したご支援をいただき、予算に余裕が出た
場合は映画館での上映(一部支援者有料1000円)も視野に入れていきたいと思っております。
ぜひ、皆様のお力を貸してください。
(詳細は支援者様限定の活動報告にて、プロジェクト終了後に共有させていただきます。)
※リターン履行時期につきまして※
①支援者限定活動報告→支援直後から履行いたします。
②展示案内、先行試聴URL配布→1月末からの履行を予定しております。
③企業様向けのリターン→一部6月以降の提供となります。
詳細につきましては、リターン選択ページをご確認ください。
④その他のリターン履行時期→選択ページのお届け予定月をご確認ください。
【支援者特典】
【個別特典】500円~5,000円
【個別特典】10,000円~80,000円
【個別特典】100,000円~1,000,000円
【企業様向け特典】
このプロジェクトで集まった支援金はおもに以下の用途で使用させていただきます。
・撮影費:15万円
カメラ・機材レンタル、ロケ地費用、撮影用備品購入 etc.
・人件費:30万円
俳優・スタッフ(撮影、編集、音響、照明など)のギャランティ etc.
・制作費:20万円
衣装・小道具購入、映像編集、音楽制作、メインビジュアル制作 etc.・宣伝費:6万円
ポスター・パンフレット制作、SNS広告 etc.・展示準備費:6万円
展示備品購入 etc.・リターン費用:10万円
本プロジェクトのリターン制作・発送 etc.・予備費:5万円
・CAMPFIRE手数料:24万円
ここからは、私のこの作品にこめた想いとはじまりの物語を、お話いたします。
私はたまに、居場所がほしい、と感じることがあります。
もちろん一切居場所がないわけではありません。
ただ、その場所で自分は素でいられているのだろうか。
ふと、そう考える瞬間があります。
皆さんは、どうですか?
私は卒業制作に取り掛かるにあたって、
最後くらい、自分の気持ちを作品に落とし込んでみたい、
なんて思いました。
でも、私の実話に起承転結なんてないし、胸糞悪い終わり方ばかりだし、
作るなら誰かの頭にこびりつくようなものを、
なんて思う人間ですので、
やっぱりいつも通り、フィクションを一から作ることにしました。
しかし私は、映画制作のゼミではなく、
「Digital Plastik para la Convivencia」
という、”メディアアート” のゼミに所属しています。
三年生の後半、ゼミに所属する前は、本当に映像しかやってこなかった私ですが、
ゼミの展示活動を通して、映像ではない作品の制作もできるようになりました。
だからふと、卒業制作、映画一本じゃもったいなくないか、と思いました。
ならいっそ、この一本の映画をバラバラにして、観る順番、数、組み合わせを
好きに選んでもらえば、人によって違う感情が生まれるかもしれないし、
もっと面白い、私らしいものができるかもしれない。
そして、映像を三本仕立てに変えました。
でもそれだけじゃ私が学んだもの、出しきれていないことに気づきました。
「展示」です。
三年生になってから、何回も重ねてきたもの。
ひと工夫すれば没入感たっぷりにできるかもしれない。
思い切って、掛け合わせてみることにしました。
そんなこんなで生まれたのが、今回のプロジェクト「She」です。
きっと見ごたえ、あると思います。
本作にご出演いただくメインキャストの皆様からのコメントを紹介させていただきます。
”私たちの生活は先入観と共にある”
少し、大きなお話になってしまうかもしれませんが、そのように考えています。
最終的にこの作品を通し、人の無意識下にある先入観を壊す。
それが私の目指すゴールです。
具体的な方法としては、
複数の映像作品を交わらせることで違った見方を生むこと、
展示を用いることで、映像作品を見ているだけでは味わえない没入感を出すこと。
そして、人々がつながることのできる体験型のコンテンツを用意することで
新たな思考の角度を得てもらい、
先の「先入観を壊す」を実現したいと強く思います。
自分の感じたものを共有するのは、日常生活においてする機会が少なかったり、
なかなか勇気が出なかったり、様々な事情で嫌煙されがちです。
ですが私は、この作品に触れているその時間だけでも、忖度や配慮のない、
自分だけの意見を自由に共有できる場を作りたい。
そう思います。
下記のSNSでは、キャストのオフショット、撮影報告などを順次アップしています。
「She」は、私の、大学生としての最後の作品です。
最高に胸を張って、自信を持てる作品にしたいと思っています。
そのために是非、皆様の応援のお言葉とお力を、貸してください。
ここまで読んでくださり、そしてプロジェクトを見つけてくださり、
ありがとうございます。
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