みなさんは、2025年新春からスタートする大河ドラマ『べらぼう』の主人公と、その舞台である場所をご存知でしょうか? 主人公は、“江戸のメディア王”との異名で知られた「鳶重(つたじゅう)」こと蔦谷重三郎(つたやじゅうさぶろう)。そして舞台は、現在の東京都台東区に位置する江戸の吉原遊郭です。
蔦重は吉原大門前にて書籍の編集・出版業を開始し、吉原のガイドブック「吉原細見」を手始めに、絵本、錦絵などを精力的にリリース。さらに、時代の自由な空気を背景に、葛飾北斎、十返舎一九など当代随一の文化人と交流を持つ傍ら、無名時代の歌麿や写楽の才能を見出して世にデビューさせました。
そして時代は移ろって令和となった現在。同じ吉原のエリア内に、日本唯一の遊郭専門書店があります。世に知られていない新進気鋭の作家を集めて個展を開くなど、まさに“現代の蔦重”ともいうべき活動をされているのが店主の渡辺豪さん。
「NHKが大河で吉原を取り上げるとあって、いま出版界では吉原本のリリースが相次いでいます」
当時、日本三大遊郭のひとつとして知られた吉原が、時を隔てていま違った理由で再び注目を浴びているというのも不思議なもの。そして遊郭に通う人だけではなく、人々が総じて活力を求めていたような、この時代独自の雰囲気があったのかもしれません
「それまでは伝統医学としての位置付けであった漢方も、さまざまな学派が現れたことにより日本独自のものへと大きな発展を遂げ、その中で多くの活力素材が注目を浴びた時代とも言えるでしょう」
念願だった太平の世を謳歌し、人々はより貪欲に活動的でありたいと願ったはず。それに対し、現代社会でストレスや疲れなどを抱えがちな私たちから見ると、なんともうらやましい限りです。
「そうそう、当時の吉原で重宝されながらも現在では姿を消してしまった、非常に面白い漢方の活力素材があるんですよ」
渡辺さんの、この何気ないひと言から私たちのプロジェクトは生まれました。
「吉原では当時、『黄精売り』という商人が人気でした。彼らが売っていた漢方こそ、現在ではほぼ見かけることのない『黄精』という活力素材です」
渡辺さんによると、実際に「黄精」という活力素材は当時の文献に記載を確認できるとのこと。
①「初見世へ黄精売りは引っ込まれ」(柳多留4編28丁)
②「売溜がなくば黄精でも置きな」(柳多留10編38丁)
「柳多留(やなぎだる)」とは、江戸時代にほぼ毎年刊行されていた川柳の句集。①は、遊郭で「黄精」売りが引っ張りだことなっている様、②は、金のない黄精売りへ代金の代わりに「黄精」を要求する様を表しているのだとか。人々がこの活力素材に熱狂している様がうかがえます。
「当時の人々がこれほどまでに夢中になっていた『黄精』って何だろう?」という、ふとした疑問が湧きました。
調べてみると、ユリ科・アマドコロ属の植物、「ナルコユリ」の根茎を乾燥させたもの。そして、中国の薬物学書『中葯志』や、江戸時代中期の百科事典『和漢三才図会』にも漢方素材として記載があることがわかりました。
名前の由来は、活力が衰えて疲労が蓄積すると、物が黄色に(かすんで)見えるのを癒す作用があるとの意味から。活力源として日本 で広く知られるようになったのは江戸時代の頃であり、そのため吉原を中心に一大ブームとなっていたことがうかがえます。
「原料のナルコユリは元々岩手県が産地だったそうですが、そもそも『黄精』って最近は聞くことがありませんよね。調べてみると面白いかもしれません」と、渡辺さん。
たしかに、現在サプリなどで人気の活力素材といえば、マカや高麗人参、すっぽんなど。「黄精」という素材をご存知の方は少ないはずです。活力を求める江戸の人々を熱狂させたこの漢方素材は、その後いったいどのような運命を辿ったのでしょうか?
調べてみると、意外な事実が判明しました。
2019年に取材した時点で、かつての名産地・岩手県西和賀町で最後の一軒となっていたナルコユリ農家でも、収穫量が0になっていた事実が判明。古くから活力源として重宝されてきた「黄精」の原料・ナルコユリは、惜しいことに現代に至るまで、自然環境の激変、栽培の困難さ、価格の高騰などの理由によって、徐々に生産が失われてしまったようです。
さらに調べてみると、現在「黄精」は主に中国産のナルコユリ原料を使用して一部の高級栄養ドリンクに、それもごくわずかな量が含まれていることが確認できるのみでした。
江戸の人々を熱狂させたこの活力素材は、肥沃な大地の栄養を贅沢に蓄えた滋養成分の塊であることは、記載のある文献の多さが示しているところ。
「実際のエピソードとして、江戸時代の俳人・小林一茶は、50歳過ぎから3人の妻を娶り、5人もの子供をもうけるほど活力旺盛な生涯を送った人物であると知られていますが、彼もまた『黄精』を酒に漬けた『黄精酒』を愛用していたことが彼の日記に綴られています」と、渡辺さんは言います。
時代に忘れ去られ、幻となってしまった悲運の活力源「黄精」。調べるほどに魅了され、同時に使命感にも似た思いが湧き上がりました。
「これほどの活力素材が失われてしまって良いのだろうか? 現代に甦らせることができれば、活力不足を抱えがちな私たちの強い味方になってくれるはずだ!」そう考えた私たちは、「黄精」を現代に甦らせるプロジェクトの開始を決意。
早速原料探しをはじめたところ、想定した以上に高い壁が私たちの前に立ち塞がりました。
アポイントを試みた何十社もの原料メーカーから「原料確保が困難」を理由に断られ続け、原料を調達できる会社探しの段階から一歩も先へ進めない状況。でも…
「必ずどこかにナルコユリの栽培元はあるはず。何としてでも探し出してやる!」
熱い想いを胸に秘めて悪戦苦闘する毎日の中でようやく見つけたナルコユリの供給元も、やはり原料は中国産のものしか見当たらない。吹き荒れる向かい風にさらされる中、ついに資金にも限界が…。
そこで、国が100%出資する信頼性の高い金融機関、日本政策金融公庫に融資を依頼。市場にまったく類例がありませんでしたが、魅力を詰め込んだ創業計画が認められて資金調達に成功。
「絶対にこのプロジェクトを成功させなければ!」
背水とも言うべき状況になったことで、私たちの決意はさらに強くなりました。
そして、ひとつの高い壁を乗り越えた私たちに、さらなる追い風が…!
粘り強く生産者探しを続ける私たちに吹いた追い風。それが、栃木県の山奥で人知れずナルコユリ研究を続ける農学博士、蜷木 理(になぎ おさむ)先生との出会いでした。今年で76歳になるその人生の大半を農業研究に費やし、今なお熱意あふれる根っからの研究者です。
農林省に入省し、ほどなくして農学博士号を取得。その後大学教授、名誉教授にまで上りつめた輝かしい蜷木氏の研究者人生ですが、生育に関しての資料すら乏しいナルコユリの研究は苦難の連続だったと言います。
そんな蜷木博士がナルコユリを実際に成分解析をしたところ、活力不足を補う成分として有名なアミノ酸の一種「アスパラギン酸」、循環をスムーズにして体の機能を正常に働かせる水溶性ビタミンB群の一種「ナイアシン(ニコチン酸)」のみならず、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸に代表される粘液多糖類、ステロイドの原料となるカルボン酸などを含有していることが判明!
「研究者として長年培った経験からも、元気をすり減らした状態で毎日を過ごさざるを得ない『活力不足の現代人』にとって、まさにぴったりの素材だと言えるでしょう」
と、蜷木博士も太鼓判を押すナルコユリ。古いものにありがちな迷信めいたことではなく、実際に活力成分の宝庫であることがわかった瞬間、今までの苦労が報われた気持ちに。
ところが、私たちに吹いた追い風はそれだけでは終わりませんでした。蜷木博士が苦心のすえ栽培法を確立し、手塩にかけて育て上げた貴重な国産ナルコユリですが、
「この素晴らしい植物が秘めたチカラを多くの方に喜んでもらえるのであれば」
と、なんと当プロジェクトへの原料提供を特別にご快諾いただきました!
余分なものを一切混ぜないことを条件に、大量栽培ができないため今回限りの数量限定販売でこそありますが、ついに幻と言われた国産ナルコユリのみ丸ごと100%使用した商品の実現という、最高の結果に辿り着きました。
原料の確保に成功してホッとしたのも束の間、そのあとに待ち受けていたのが製造コストの高く分厚い壁でした。本当に良いものでも、手の届く価格で販売しない限りは、試してみたいという方のご期待には添えられません。かといって1袋あたりに配合する量を少なくしてしまうと、この希少な活力素材の持つ本当の魅力は伝えきれない。だからこそ…
「価格にも配合量にも一切の妥協したくない!」
まずは試した方が明らかな違いを感じられるよう、1袋あたりなんと「黄精」40,000mgというケタ違いの配合量を実現! 高級栄養ドリンクでもごくわずか、それも主に中国産原料が一般的であるのに対し、当プロジェクト限定の希少な国産ナルコユリ原料をまるごと100%使用しているにも関わらずです。
そして、ここに至るまでたくさんの人たちの想いを背負って進んできた私たちだけに、正直なところ利益を優先するという考えはありません。この素晴らしい活力素材が持つ価値を感じていただき「心から試してみたい!」と思った方にこそ、ひとつでも多くお届けしたい。そのため、購入袋数が多くなるほどお得になるおまとめ割引の形で思い切った割引率を設定、お求めやすい価格帯を実現した各リターンをご用意しました。
「40歳を越えたあたりから活力不足を痛感する機会が増えてきた…」
中高年男性を中心に、こうした深刻な思いを抱えている方も多いのではないでしょうか? そして悩める人の多さに応えるべく、現在市場には数え切れないほどの活力系サプリメントがあふれていますが、品数の豊富さゆえに自分に合った商品とはめぐり逢えない人が多いのもまた現状です。
さらに、活力不足に悩む人はますます増え続けていると指摘されており、もはや現代病とまで呼ばれるほど私たちに身近な悩みです。中度以上の深刻さで悩んでいる人数は、1996年の調査で約1,130万人、2019年の全国推計で約1,304万人。調査からわずか20年で実に170万人以上も増加していると言われています。
その原因とされているのが、加齢、ストレスに加えて、過度の飲酒や喫煙、運動不足、睡眠不足などの「乱れた生活習慣」。便利なのにせわしない、窮屈な文明社会に生きる私たちにとって、それらはどれも逃れにくいものばかりです。
活力不足の対策として、マカや高麗人参、すっぽん、にんにく、亜鉛など、今までいろんな活力系サプリを試した方も多いことでしょう。そんな方こそ、江戸時代に人々が熱狂した「黄精」を試すことで違いがお分かりいただけるはずです。
気になる商品名は、2025年大河の主人公・蔦谷重三郎が活躍した吉原で「黄精」が一大ブームとなったことにあやかり、『鳶重印の活力粉(つたじゅうじるしのかつりょくふん)』としました。
飲みやすい粉末タイプのため、1日おおよそ小さじ1杯を目安に、水や白湯などと一緒にそのままお飲みいただくことがお勧めです。摂取量1回ごとの個包装をしていない大容量パックですので、ヨーグルトや煮物、カレーライス、味噌汁など、お好みの料理に好きなだけふりかけてもおいしくお召し上がりいただけます。
希少な国産原料のみを100%使用しているだけに、数は多くご用意できません。ですが、価値を感じていただける方には購入袋数が多くなるほどにお得になるおまとめコースを、それに加えて「1袋だけでも試してみたい」という方にもわずかばかりではありますが、早い者勝ちの1袋特別お試しリターンもご用意しております。
蔦重の活躍した江戸時代に一大ブームとなった活力源「黄精」、他では購入できない国産原料をまるごと100%使用した自慢の逸品『蔦重の活力源』。この貴重な機会にをどうかお見逃しなく!
●名称:ナルコユリ粉末
●原材料名:ナルコユリ(栃木県矢板市産)
●内容量:40g
●賞味期限:製造から2年
●保存方法:高温多湿、直射日光を避けて保存してください
●販売者:吉原花くすり合同会社(東京都台東区千束4-39-3)
●製造者:ツジコー株式会社(滋賀県野洲市市三宅457)
●栄養成分表示(40gあたり)熱量152kcal/タンパク質2.6g/脂質0.2g/炭水化物35g/食塩相当量0.1g
最新の活動報告
もっと見る【お礼】開始直後から目標金額達成!!
2024/12/20 15:26皆さんこんにちは。当プロジェクトは、開始直後から目標金額を早速達成することができました! ご支援いただきました方には厚くお礼申し上げます。苦心の末作り上げた自慢の逸品をひとりでも多くの方に知っていただくため、更なるゴールを目指して期間終了まで走り続けるつもりです。引き続きのご支援、心よりお願い申し上げます! もっと見る
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