自己紹介
舞草刀研究会 会長 田辺 清
このプロジェクトで実現したいこと
*舞草刀研究会 舞草刀地肌再現実験と刀身構造の解明
儛草神社と境内の舞草古鍛冶石碑
*奥州一関舞草地区の刀剣の流れ
奥州一関舞草地区は、古代より白山岳の鉄鉱石や砂鉄川砂鉄の刀剣に最適で良質な鉄鉱石等に恵まれ、さらに金鉱石を含む鉱脈が沢山有り、豪族同志の戦いや中央からの覇権争いで戦が絶えませんでした。それにより各豪族達が戦いに勝つ為に絶えず刀剣の改良が進み蕨手刀・毛抜形刀・毛抜形太刀・古太刀へと変化して行きました。古伝書の中にも舞草地区の名前を見る事が出来き、さらにいまでも鍛冶屋敷が伝承されております。
今回はその後に、平泉に百年もの黄金時代を築き上げた藤原清衡公軍団の地肌が大板目の舞草系のNi(ニッケル)含有量の多い海外産鉄鉱石の舞草系刀剣を利用した地肌再現実験と刀身構造の解明を行いたいと思います。
*舞草刀の全体図の写真
・太刀 銘無銘(舞草) 長さ 86.6㎝ 反り 3.8㎝
・大板目肌滓立ち、奥州「舞草」独特の地肌に、焼き刃は直ぐ刃調に小湾れ匂口沈むも小沸付く。
・時代は、鎌倉時代頃を降らないと見られる。(舞草刀研究紀要第25号口絵)
*舞草刀の地肌の写真
・舞草刀研究会初代の梅原廉会長の舞草刀研究紀要「創刊号」の挨拶「序にかえて」の中の部分に
「 主として一関市を中心とした地域の人々によって研究会が組織されておりますが、その活動の如何によっては、さらに広く各地域からの参加も得られて発展するものと期待しております。それには何よりも実証的、科学的でなければならず、いろいろな分野からのご指導を仰がなければならないと思っております。」との挨拶がありました。
この言葉を信条として、我々は、先人達が残した貴重な舞草刀研究紀要資料を参考に、さらに実証的かつ科学的な調査をして後世に活用して頂きたいと思い取り組みを行います。
プロジェクト立ち上げの背景
元舞草刀研究会会長の故刀匠法華三郎信房氏の一関市舞草地区の白山岳鉱石を利用した刀剣の製作、元会員で故刀匠鉄山士信吉(菅原平)氏が舞草刀の再現に人生をかけ、それを受け継いだ刀匠早坂政義氏が今回古い舞草刀の素材を利用して舞草刀の地肌の再現実験を行う。
訃報:元会長の刀匠法華三郎信房氏は、令和6年11月11日行年86歳にて永眠した事を御報告申し上げす。
*舞草刀地肌再現実験を利用して舞草刀の刀身断面組織の解明
古い舞草刀を利用して資料の一部を分析機関に刀身構造の依頼予定をしております。 参考資料:日本刀の考察8 日本刀の刀身構造 日本刀の刀身構造の解説の中で、時代による刀身構造の変遷図等の資料を参考に分析を予定しております。 *参考資料は、「日本刀の考察8 日本刀の刀身構造」をネット検索出来ます。 貴重な参考資料ですので、是非御覧頂きたと思います。 舞草刀の今後の構造研究に役立てたいと思います。
現在の準備状況
令和6年の6月の舞草刀研究会の総会で、この再現実験の事業計画の承認を頂き、且つ舞草刀研究会の取り組み内容を知って頂く為に、舞草刀研究会ホームページを作成して、世間一般の方々にも広く知って頂く様に取り組みして、儛草神社にて、9月29日に刀匠早坂政義氏をお招きして役員と舞草刀地肌再現実験の成功を祈祷祈願しております。この内容は、舞草刀研究会ホームページでも掲載致しております。
・舞草刀研究会ホームページの公開アドレス
mokusatoukenkyukai.com
*儛草神社にて刀匠早坂政義氏をお招きしての舞草刀地肌再現実験の目標達成の祈祷祈願写真
リターンについて
お返しの品やサービスのおすすめポイントや特徴を紹介しましょう。
刀剣の聖地、儛草神社の「ご朱印」(舞草刀発祥の地:刀剣の図有)と貴方の身上を御守りする「御守り札」と「舞草刀研究会紀要 第30号記念誌・第31号・第32号」を御支援のお返しと致します。
詳細は、別紙の支援のお返しに記載しております。
*儛草神社の「ご朱印」の写真 ご朱印の寸法 横幅:約10.8㎝、縦幅:約16㎝
*儛草神社の貴方の身上を御守りする「御守り札」の写真 御守り札の寸法 横幅:約5.8㎝、縦幅:約9㎝
スケジュール
【記載例】
10月 クラウドファンディング CAMPFIRE 資格の取得
12月 クラウドファンディング開始と並行して舞草刀の分析して素材を決定する
1月~2月 クラウドファンディング募集と平行して舞草刀素材の断面構造解明依頼
令和7年度 刀匠 早坂政義氏の刀剣製作の状況を写真で公開予定
令和7年度 舞草刀完成予定
令和7年度 舞草刀地肌再現の刀剣披露を後日舞草刀研究会ホームページで皆様に公開予定です。
舞草刀研究会ホームページで写真等で報告致しますので、皆様からの御支援を宜しく
お願い致します。
最後に
平泉に100年もの黄金時代を築き上げた藤原清衡公軍団の大板目の地肌の舞草系の刀剣が現柳之御所(旧平泉館)から鉄塊800gが発見され、科学分析で舞草刀と一致して、舞草刀生産場所の可能性が高くなった事から、数少ない舞草刀の地肌再現実験と刀身構造の解明で舞草刀の素晴らしさを皆様に知って頂く機会になる事を希望致します。
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