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「輸血できない」を理由に失われるわんちゃんの命を救いたい。愛犬家医師の挑戦!

輸血さえできれば一命をとりとめられるにもかかわらず、適切な血液が手に入らないことを理由に、命を落としてしまうわんちゃんがいることを、ご存知でしょうか?日本にはわんちゃんのための血液バンクがないため、緊急で輸血が必要でも、飼い主さん自身が献血をしてくれるわんちゃんを探してくる必要があるのです。

現在の支援総額

1,652,500

110%

目標金額は1,500,000円

支援者数

88

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/11/12に募集を開始し、 88人の支援により 1,652,500円の資金を集め、 2024/12/26に募集を終了しました

「輸血できない」を理由に失われるわんちゃんの命を救いたい。愛犬家医師の挑戦!

現在の支援総額

1,652,500

110%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数88

このプロジェクトは、2024/11/12に募集を開始し、 88人の支援により 1,652,500円の資金を集め、 2024/12/26に募集を終了しました

輸血さえできれば一命をとりとめられるにもかかわらず、適切な血液が手に入らないことを理由に、命を落としてしまうわんちゃんがいることを、ご存知でしょうか?日本にはわんちゃんのための血液バンクがないため、緊急で輸血が必要でも、飼い主さん自身が献血をしてくれるわんちゃんを探してくる必要があるのです。

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皆様、はじめまして。東京・目黒で「Alohaさおり自由が丘クリニック」という診療所の院長を務めている、藤堂 紗織(とうどう・さおり)と言います。

私は今回、とあることがきっかけで、わんちゃんのための献血マッチングサイト「コネクトライブズ」の立ち上げを決意しました。

このページでは日本のわんちゃんを取り巻く現状と、私が本プロジェクトを立ち上げるに至った経緯とともに、「コネクトライブズ」のサービス内容について紹介させていただきたいと思います。

家族の一員として、私たちの毎日を支えてくれるわんちゃんたちですが、病気などが原因で輸血が必要になる場合があることをご存知でしょうか?

具体的には、

・貧血

・低タンパク状態

・止血機能の異常

がみられる場合に、輸血が必要になることがあります。これらの症状が引き起こされる主な原因は以下の通りです。

わんちゃんたちは言葉を話せないため、知らないうちに病気が進行し、ある日突然輸血が必要な状態に陥ることも珍しくありません。

つまり、「いつ輸血が必要になるか」はわからないのです。

人間の場合、日本赤十字社の全国血液センターがあるため、無限ではないとはいえ、万が一の場合でも血液バンクを通じて輸血を受けられます。

アメリカではわんちゃんに対しても、人間と同様に血液バンク制度が整えられており、1989年にはすでに最初の献血センターが開設されています。

健康診断や血液検査、各種予防接種などの費用免除を報酬として、一般家庭のわんちゃんから献血を募集し、その血液を輸血が必要なわんちゃんに提供する、という仕組みです。

しかし今の日本には、こうしたわんちゃん専用の血液バンクはありません。

そのため輸血が必要になった場合は、その場その場で以下のような対応をとらなければなりません。

1.自宅で飼っている、他のわんちゃんから輸血を受ける

2.友人、知人のわんちゃんから輸血を受ける

3.各動物病院で、献血のために飼育されている「供血犬」から輸血を受ける

もちろん、いずれの場合でも前掲の条件を満たしている必要がありますし、

3の場合でも1頭につき前回の輸血から1ヶ月以上が経過していなければ輸血ができないため、タイミングによっては輸血が受けられない可能性もあります。

最悪の場合、輸血によって繋ぎ止められるはずの命も、適切な血液が手に入らないがために失われてしまう。

これが、今の日本のわんちゃんたちを取り巻く現状なのです。

私が、わんちゃんのための献血マッチングサイト「コネクトライブズ」の立ち上げを決意した理由。

それは、実家で暮らしていた7歳の黒ラブ“マロン”が、まさに輸血ができないまま、命を落としかねない事態に陥ったことがあったからです。

2019年の12月末、実家に住む母から、気落ちした声で電話がかかってきました。

「マロンが体調を崩したから、獣医さんに見てもらったんだけど、病院でもらった薬も飲まないし、ご飯も食べないし、お水も飲まないの。あなたお医者さんでしょ?何かわからない?」

人間の医師と動物の医師では勝手は違うものの、薬も飲めないような状態の患者様を経過観察だけすることは滅多にありません。

母に「もう一度病院に行って、ちゃんと診てもらった方がいいよ」と伝え、その日は電話を切りました。

翌日、再び電話がなりました。母の声は、今にも泣き出しそうなほど切羽詰まったものでした。

血液検査をしてもらったらね、マロン、死んじゃうかもしれないんだって……!

先生が『いつ何があってもおかしくないから、覚悟してください』って言うの。私、もう、どうしたらいいかわからなくって……」

「わかった、すぐ行く。大丈夫だから、お母さんは病院で待っててね」

私は電話を切ると、大急ぎで母のいる動物病院に向かいました。

獣医の先生から話を聞くと、血液検査の結果、血液を固める役割を担う血小板が全くゼロの状態で、前足の傷口から感染を起こし、敗血症にかかっている可能性がある、とのことでした。

「敗血症は、細菌の感染により体中に毒素が回ったり、貧血によるショック状態が起きたりして、命に危険が及ぶ病気です。

ただし、マロンちゃんの場合は、輸血することで一時的に症状を抑えられ、原因となった細菌感染の治療ができるかもしれません」

そこまでの説明は、医師である私にとって予想していた通りでした。しかしこの後に続いた先生の言葉に、私は目の前が真っ暗になったのです。

「なので、輸血できるわんちゃんをご自身で探してきてください」

恥ずかしいことに、私はその時になるまでわんちゃんのための血液バンクがなく、適切な血液が手に入らなければ輸血を受けることもできない、ということを知りませんでした。

時計を見ると、もうすっかり夜も更け、世間は正月休みの真っ只中。いったいこの時間から、どうやって協力してくれるわんちゃんを探せばいいのか。

一瞬は諦めかけた私でしたが、不安げにこちらの様子を伺うマロンを見て「今、この子を守れるのは、私しかいない!」と思い、すぐにわんちゃんと暮らしている友人たちに連絡をしました。

ある友人はSNSで協力を募り、ある友人は都内で供血犬のいる救急動物病院を探し、と年の瀬にもかかわらず、友人たちはすぐに力を貸してくれました。

友人が見つけてくれた病院に連絡したところ、輸血が可能ということがわかったので、担当の医師の了承を得、マロンを車で運んで輸血を実施。

なんとかその夜は一命をとりとめ、元の病院に戻ってくることができました。

しかし、マロンの病気は一朝一夕に治るものではありません。症状を改善させるためには、状態に応じて輸血を繰り返しながら、治療を進めていく必要があります。

いつ輸血が必要になるかはわからないため、輸血に協力してくれるわんちゃんと飼い主さんには、常に待機しておいてもらう必要があります。

「そんな都合のいいお願いを、いったい誰にすればいいんだろう?」

今度こそもうダメかもしれない、と思ったその時、SNSに知らないアカウントからDMが届きます。

スマートフォンを開いてみると、なんと友人の投稿を見た東京や北関東に住む愛犬家の方々からのメッセージでした。

「朝でも夜でも、連絡をくれたら車でかけつけます!」

「うち、ボルゾイの男の子がいるので、いつでも協力できますよ!」

私は愛犬家の方々の愛の大きさに心から感謝しつつ、1通1通に目を通し、丁寧に返信をしていきました。

結果、たったの1日か2日の間に、20頭以上のわんちゃんの飼い主さんから連絡をもらい、そのうちの3頭のわんちゃんとご家族にご協力いただけることになりました。

見ず知らずのマロンのために、こんなにも多くの手が差し伸べられることに、私はもちろん、担当の先生も驚いておられました。

救える命は、見過ごせない

2024年7月5日に、マロンは、12歳を迎えることができました。

一時は私たちも覚悟を決め、入院から自宅療養に切り替えたこともありました。

しかし、輸血による症状の緩和と合わせて、ビタミンCサプリを飲ませるなどしてマロンの免疫力を高め、なんとか病気に打ち勝つことができたのです。

5年間私たち家族は、いつまたマロンの身に何事かが起こるかもしれないという不安を抱きながら、毎日毎日を「奇跡の1日」と噛み締めるように過ごしてきました。

こんな奇跡の日々を過ごせているのは、間違いなく、献血に協力してくれたわんちゃんたち、飼い主さんたちのおかげです。

ですが、日本にわんちゃん専用の血液バンクがない以上、今こうしているうちにも、輸血が受けられず、本来救えるはずの命が失われているかもしれません。

医療従事者の使命は、病気に困っている患者様に適切な治療を提供し、健康に笑顔で過ごせる毎日を取り戻すことです。

確かに、命はいずれ終わりを迎えるものです。

でも、それが「今」でなければならない理由はありません。

・輸血を受けられずに困っているわんちゃんと飼い主さん

・「困っているわんちゃんと飼い主さんを助けたい」と考える愛犬家の方々

両者を繋げることができれば、マロンがそうだったように、もっとたくさんのわんちゃんの命を救うことができる。

であるなら、一人の医師として、救える命を見過ごすわけにはいかない。

わんちゃんのための献血マッチングサイト「コネクトライブズ」のプロジェクトは、そんな想いからスタートしました。

コネクトライブズには大きく2つの役割があります。

マロンがそうだったように、今の日本ではいざ輸血が必要になった時に、必ずしも輸血が受けられるわけではありません。

しかしコネクトライブズがあれば、近隣で輸血に協力してくれるわんちゃんと飼い主さんをすぐに見つけることが可能です。

「貧血」「低タンパク状態」「止血機能の異常」といった輸血が必要な症状は、いつ現れるかわかりませんが、あらかじめコネクトライブズに登録しておくことで、万が一の時の備えになります。


「わんちゃんの命を救いたい」と考えているのは、飼い主さんだけではありません。日々動物の病気と向き合っている獣医の先生方も、同じくらい強い想いを持っておられます。

コネクトライブズは、こうした動物病院とも連携し、医療サイドから飼い主さんに「コネクトライブズという選択肢」を提案できるような体制を構築していきます。

具体的には、受付等にコネクトライブズのサイトに繋がるQRコードを設置。

輸血が必要で、かつ適切な血液の提供が受けられないわんちゃんに対し、マッチングサービスを使ったドナー探しを提案していただく、という形です。

こうしてコネクトライブズの輪が広がれば、より多くのわんちゃんの命を救うことが可能になります。

コネクトライブズでは、ご登録くださった飼い主さんたちから980円の月額利用料をいただく予定です。

これはコネクトライブズのサイトを持続可能なものにするための運営費用として、大切に使わせていただきます。

皆さんの応援が、皆さんのわんちゃんを守るための支えになります。

また、サイトを運営していく中で、運営費用がまかなえるようになれば、余剰の資金については、保護犬団体や、献血犬の支援などに寄付させていただきます。

なお、寄付金額等のご報告はサイト内でさせていただきます。

https://exoticpetsaver.com/

本プロジェクトを応援いただいた皆様には、金額に応じて以下のようなリターンをご用意いたします。

本プロジェクトでご支援いただいた資金は、以下の用途に使用させていただきます。

・「コネクトライブズ」サイト内の献血マッチングシステムを構築するための費用

・当面のサイト運営資金

※2024年11月12日〜12月26日:プロジェクトの実施

※2025年1月下旬頃:「コネクトライブズ」サイトおよび、献血マッチングシステムの完成予定

※2025年2月:サービス開始予定

命の危機が迫り、輸血が必要になった時、家族であるわんちゃんを守れるのは、飼い主さんだけ。

残念ながら、今の日本の環境では、これが現状です。でも同時に、飼い主さんさえ声を挙げれば、手を差し伸べてくれる愛犬家の方々は、驚くほどたくさんいます。

コネクトライブズは、今まさに助けが必要な飼い主さん、あるいは万が一の時に備えて「手段」を持っておきたい飼い主さんと、

そうした飼い主さんやわんちゃんに手を差し伸べたいと考える方々を繋ぐ、マッチングサイトです。

プロジェクト立ち上げまでには、本当にたくさんの壁があり、私自身、何度も挫けそうになりました。

しかし、今も元気でいてくれるマロンや、マロンを助けてくれたわんちゃんと飼い主さんのことを思うと「私がこんなところで諦めている場合じゃない!」と踏みとどまることができました。

もし今回のプロジェクトでご支援が集まらなくとも、必ずサイトを完成させる覚悟です。

皆様お一人おひとりの支援が、「救うことのできる命」を繋ぎとめるための大きな力となります。

皆様からの温かい応援を、心よりお願い申し上げます。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • サイト制作費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • こちらがQRコードとなります。登録ぜひよろしくお願い致します。また、周りの方々にも拡散してくださると嬉しいです。Alohaさおり自由が丘クリニック藤堂紗織 もっと見る
  • 皆様、クラウドファンディング最終日まで、応援、ご支援ありがとうございます!今完成されつつある「Connect Lives」このような形になっております。大切な家族をみんなで守りたい、優しい世界を目指しての献血犬マッチングサイト完成までもう少しです!楽しみに待っていてください!サイトが完成した際には、お礼と共にURL送らせていただく予定です。応援、ご支援、拡散ありがとうございます! もっと見る
  • 皆様、温かい応援、ご支援、拡散、本当にありがとうございます。昨日、このプロジェクトのファーストゴール150万サクセス致しました!これも全て、応援、ご支援くださった皆様のおかげです。感謝しております。輸血で助けていただいた私の愛犬マロンのために、そして助けてくださったわんちゃん、飼い主さんのためにも、自分を奮い立たせて1人でプロジェクトを立ち上げたものの、ただの医師がどこまでできるのか、不安でしかありませんでした。しかし、皆様が一緒に応援、そしてご支援してくださったおかげで、自分のプロジェクト立ち上げが間違いではなかったと、思うことができました。本当にありがとうございます。今からもまだまだ継続をしていくために、ラスト5日、ネクストゴールにむけて走っていきます。みんなの大切な家族を、みんなで守っていく、そんな優しい世界を目指して。更なる応援、ご支援、拡散よろしくお願い致します。 もっと見る

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