大変な大赤字でもやりたいんです
クラウドファンディングの集まった金額から18%を差し引くという仕様と、売価の高さ、原価率の高さが理由で、サンプル制作費用を考えると大変な、大赤字です。
それでも私はこのプロジェクトをやりたいです。
それは、私がこのお財布に対してたくさんの想いを持っているからです。その思いを読んで、共感していただけると幸いです。
従来のお財布との比較
取り出すことにも一苦労
カードが取り出しやすく、落ちる心配も要りません!
カード推奨枚数は4~8枚となっています。
少し縦長のカードも、縦ポケットに!
横長のカードは横ポケット、またはお札入れの場所に収納可能です。
代表の吉原が、お財布に大量の浪費をして失敗した話
私はずっと、自分の求めるお財布に出会えませんでした。
「いいお財布を使えば、持つ人も際立つはずだ!」そんな思いで、いろいろなブランドやデザインのお財布を次々と購入しました。けれど、使ってみると問題が多く、
買ったお財布のほとんどは処分してしまいました。
お恥ずかしい話ですが、何十個、何十万円分も購入しましたが、どれも期待を裏切る結果に終わりました。
15年以上使用した 超最高品質栃木レザー (株)
指で触れると、しっかりした手触りでありながら、手に吸い付くような柔らかさも併せ持つ。これが実力です。
似たようなレザーの市販品はすべて、多かれ少なかれ革の表面に顔料を載せていますが、
こちらは、100%水染め染色をしただけの古くから行われている伝統的な作り方の革です。
でも、どうしても諦めきれなかったんです。
『自分にとって本当に満足できるお財布なんて、この世にないのかな?』と、 毎晩ネットでお財布を探しながらずっと考えていました。
その度に、過去の買い物の失敗を思い出して、胸が強く強く、締め付けられるようでした。
「それなら自分で作るしかない!」この思いを胸に灯してからの私は、今思い返してもとても楽しそうでした。
一生モノのお財布をたくさんの方に使って欲しい思い
このお財布は、原価率80%超えという贅沢な設計を実現。
一般的な製品では原価率20%前後が通常ですが、代表の吉原は「品質最優先」で製造しています。そのため、販売価格の22万円も「一生使える価値」としてご納得いただけるはずです。
デザインの苦労
私は一生使える。長財布が欲しかったのですが、小銭の出しずらさ ファスナーなどの耐久性に悩みました。
本当に、様々な問題があり私の求める長財布はありませんでした。
そんな私に訪れた転機
特に私は、長財布の小銭入れについての不満がとても大きかったです。
50円と100円もよくわからない、さらには取り出しずらい。この問題を解決できないものかと必死に考えていました,,,
そんな時、
使っていた「コンパクト財布の小銭入れがとっても使いやすいんです。」思わず『これだ!』と声をあげてしまったほどです。
そこで、長財布を模倣したものに、コンパクト財布の小銭入れをうまく繋げてみることにしました。
あの時の興奮は今でも忘れられません。
長財布に小銭入れをつける、それが物理的に形になるとわかった時は、頭に血が登って倒れてしまいそうなくらい喜んだのを覚えています。
そうとなれば、紙にスケッチ! 小さい頃、少しだけ絵を描いていた経験から、立体的にお財布のデザインを書いてみました。とてもよく出来たデザインだと自分でも興奮したのですが、絵に書いただけでは形になるはずもなく、落ち込んでしまいました。
やはり現実は、アニメのように簡単にはいかなかったのです。
さらに、学生の僕には酷だと言えるほど、大きな壁が再び立ちはだかりました。
どうしよう、工房が見つからない
物珍しいデザインと、複雑さから、どこの工房も若さを指摘されたり、「そんな企画は無理だよ」と軽くあしらわれる事がほとんどでした。
ですが、あるとき偶然ネットで「オーソドキシー」さんのホームページに出会います。 そこには、革製品に対する思いと、こだわりが書かれていて、私の持っている革製品に対する情熱に近いものを感じたんです。
『合皮ではなくせっかくの本革だから、金具が壊れるなどして捨ててしまうのは勿体無い』長く愛用したい! という私の思いそのものを代弁してくれているように感じました そこで、来店予約をしてみることに、電話をするのは緊張するのでメールで予約をして、当日を迎えました。
話を進めていく中で、初めて僕の話を真剣に聞いてくれる職人さんの目を見たとき、「これなら本当に形になるかもしれない」という希望が生まれました。
値段は大きな壁になります
最初は、お財布を作るのに高くても、8万円だと予想していました。
このアイディアを形にできると聞いた時は嬉しかったのですが、なんとサンプルを作るのに20万円以上が必要だと言うことを聞いた時、私の頭の中は、旅行で家に充電器を忘れた時のような複雑な感情を抱きました。
「どうしようそんなお金もってない」シンプルにこの一言しかありません。
決断の意思
私はお願いすることにしたんです。 お金をどうしたか気になりますよね?
それは本当に大きな決断でした。
まず初めに、どんな場所にも一緒に行き、思い出をたくさん作った、大切なカメラを売ることにしました。私は大好きなカメラを手放してでも、この活動を実現させたかったのです。
加えて、最も価値があるお金の使い方が「投資」であることを知っていたのも関係しています。この活動はお金に変えられない価値だと考えました。
それでも不思議と悲しくはなかったです。
カメラを売っても、お金が足りなかったので、趣味や浪費に使う予定だったバイト代を全て回したのは言うまでもありませんね。
一般的な高校生は口をたくさん動かしますが、行動しないことが多いです。そのことからも私の意思を感じていただければ幸いです。
工房の方とした会話の中で、特に記憶に残っているのは、
16歳が来るのは異例であること、
数々のフルオーダーの受注を受けてきたであろう代表の今野さんの「斬新なアイディアだね」「売れるかもしれない」という言葉です。
このプロジェクトを話そうかと悩んでいたことや、工房を探す上で抱えていた僕の気持ちと心が救われた瞬間でもありました。
あの時の感情は、言葉に書くことがむずかしいほど複雑で大きなものでした。
試作品の感動
こうして試作品が完成した時、本当に形になるんだ…。と胸が熱くなり、これならきっと多くの方に喜んでいただけるはずだと確信しました。
ですが、この挑戦を次のステージへ進めるためには、あなたの力が必要です。
完成した後の葛藤
原価率が大きすぎて、私の利益はほぼありません。代表の今野さんも、問題点を指摘してくださったり、妥協をして、価格を落とす事も可能だと教えてくださいました。
それでも私は、クオリティに妥協することが許せませんでした。 「私のように長財布に不満を持っている人もきっといる」そんな方の役に立てる商品「10年以上使える品質とは何か」を考えた結果、今があると僕は信じています。
写真からでも伝わる品質、私には革の匂いまでしてきます。
長財布でも、小銭の支払いはスムーズ
50円玉と100円玉を間違えて、小銭トレイを彷徨うそんな経験は誰しもあると思います。
ですが、このお財布は、コンパクト財布特有の「小銭取り出し口」を採用することで、小銭の支払いを驚くほど簡単にしました。
小銭の推奨枚数は、12枚程度となっておりますが、個人的に20枚以上入れてもあまり問題に感じません。
このお財布が、日常の些細なストレスを取り除くことをお約束します。
受注先の独自開発レザー
この革は、特別な基準で選び抜いた最高品質の革だけを使用しています。
他社製品では加工で隠されるような、傷や粗は一切ありません。自然のままの美しさをお届けします。
最高品質のJapan made
アカシアの樹液を用いた100%植物タンニンで1カ月もの時間をかけてゆっくりと鞣すことで、ドラム式や機械式の鞣しでは不可能な、最良の経年変化をする革が生まれます。
非常にシンプルな工程ですが、素材の革の状態を常時細かく注意しながら天候なども考え合わせるという、熟練工による微妙な調整が不可欠です
オーソドキシーさんの技術と品質
https://orthodoxee.com/quality/craftmanship/
どんなに有名なお店でも、どんなにお金を払っても
私たち以上のオーダー品を作れるお店は存在しない自負と、誇りがあるお店です。
全てが手作業で金型を使わず、一つ一つの細かな違いを調整して最高の品を作ります。 40年以上の歴史があるからこそ、 できる職人の技巧といえます。
個人的にも愛用、使い方ガイド
まずお札入れの部分に交通系カードを入れています、これにより改札を通ることが可能になります。
厚みに関しても、小銭入れの厚みと調和するので問題ないです。
その下にあるカードポケットには、取り出す頻度の低いカードや絶対に無くしたくないカード(身分証明書)(限度額が大きいカード)を入れています↑
縦ポケットには、素早く取り出せるというメリットがあるので
よく使うカードや、クーポンがおすすめです。私の場合ナムコカードを入れています
若いのになぜ起業なのか
小さい頃に感じた生きづらさを解消したいと思ったからです。家でも学校でも居場所を感じられず、個性や考え方が否定される環境で生きることの苦しさを経験しました。
その点、ものづくりには自由が存在したり、自分のお気に入りのお財布を持つことは自分自身を表現することだと考えています。
子どもにとって家と学校が世界の全て
その中で「生きることを諦めなかった」のは僕のように苦しむ人を救いたいという思いがあったからです。
孤独や鬱に苦しみ、親も先生も味方をしてくれませんでした。
特に学校は、日本の未来を大きく変える可能性がある人をを否定するような集団を作り出していると感じました。
ですが個性は否定されるべきものではありません。
「あなたはそのままでいい」
と伝えられる場を作り、未成年が自分を肯定できる環境を提供したい。その結果、「自殺が最後の手段にならないよう支えてあげたいという想いがあります。」
僕自身、まだ未成年ですが、同じ立場だからこそできることがあると信じています
少しずつでも、規模を大きくして、未来を担う子供たちを支えられる活動をすることをブランドの核として、成長していきたいと考えています。
最後に
私たち to Kain のプロジェクトは、
単なる製品の提供に留まらず、革製品の新しい可能性を広げる挑戦です。皆様のご支援により、耐久性と機能美を兼ね備えた革財布を多くの方々に届けることができます。
皆様の応援が未来を明るくする一歩になります。
最後までご覧いただき心から感謝いたします。代表 吉原海翔
コメント
もっと見る