こちらの「アンブルジェ2」は「スマートキーが2本入るミニ財布」をコンセプトに2022年に販売をスタートしました。
各クラウドファンディングサイトで先行受注を実施。
今までに「200名」以上のサポーター様にご支持を頂き、目標金額を大きく達成し大成功のプロジェクトとなりました。
https://www.makuake.com/project/hamburger/
プロジェクト終了後、一般販売をスタートしましたが各ECモールにてお客様より嬉しい声を頂戴しています。
前回のプロジェクト実施中や一般販売開始後も、複数のお客様より「他の色(革)の販売予定はないか?」とのご質問を多く頂戴しておりました。
そこで新たに取り扱いを始めた、イタリアンレザー「マルゴー」で再度プロジェクトに挑戦します。
「財布+キーケース」= キーウォレット
「キーウォレット」として売りだされている「一体型革小物」の多くは、どちらかと言えば「キーケース」をベースにしたアイテムが多く「財布」としての機能はおまけのような印象でした。
キーケースの細身のデザイン合わせて、お財布機能を組み合わせると、どうしても小銭が取り出しにくかったり、お札を折り曲げて収納する必要があります。
そこで「アンブルジェ」は「財布」をベースに「キーケース」を組み合わせています。
「アンブルジェ」とは、ハンバーガー(Hamburger)の意味です。
フランス語で「Hamburger」を発音すると、「アンブルジェ」となります。
お財布を横向きにした時、「革のふっくらした重なりがハンバーガーみたいだな・・・?」との、思い付きから命名しています。
そんなアンブルジェ2のポイントは「5つ」。
ポイント1 : お札に折り目が付かない「U字構造」
「コンパクト財布」はお札を小さく畳んで、収納する為どうしてもお札に「折り目」がつきやすいデメリットがあります。
こちらのアンブルジェは、決して薄い財布ではありません。
どちらかと言うと「ふっくらした」フォルムです。
ただ、そのふんわりとアールの掛かったU字構造に秘密があります。
お札を収納した時、全体に圧が掛かりにくくなっています。
丸めて収納した時の「曲げ癖」はつきますが、くっきりとした「折り目」が付きにくくなっています。
ポイント2 : 3カ所のカードポケット
カードポケットは内側2か所、外側1箇所の計3ヵ所。
カードは最大2枚重ねて収納可能になり、全体で6枚程が収納可能です。
※収納アイテムにより前後します。
※革が馴染むまで出し入れしづらい場合がございます。
外ポケットに「交通系ICカード」を収納すれば、パスケースとしても使えます。
ポイント3 : 鍵が財布の中で暴れない「スリット」
一体型アイテムをデザインする時、どちらかの機能が偏っては使いにくくなってしまいます。
「財布」と「キーケース」を一体化した時、支払い時に財布を縦にすると、鍵が垂れ下がってしまいスマートではありません。
ちょっとした工夫ですが、この問題を「スリット」を入れる事で解決しています。
キーフックでまとめた鍵束の先端をスリットに差し込むことで、財布の中で鍵が暴れる事を防止しています。
この「スリット」により財布として、支払いを行うときもスムーズに行えます。
ポイント4 : 小銭が取り出しやすいL字ファスナー
小銭ポケットは外側に配置しています。
L字に大きく開き、指を入れ易く小銭が掴みやすい作りです。
ちょっとした支払いの時など、財布を開かずにそのまま支払いが可能。
見た目よりも深さがあり、15枚~程の小銭が収納できます。
ポイント5 : スマートキー2個が並列で入る
意外に大きく、持ち歩きに苦慮するのが「車のスマートキー」ではないでしょうか。
一般的な「3つ折りキーケース」では収納するのに厚みが足らず、蓋が閉まらない事がほとんどです。
お車2台持ちの人なら、持ち歩くスマートキーは2つ。
こうなると普通のキーケースには収納が難しいため、キーホルダーなどにぶら下げている人がほとんどではないでしょうか?
そこで、「スマートキー2個」を並列で収納してもフタが閉められるよう、スナップボタンを2段階調整としました。
これにより厚みが増した時でも、無理なく蓋を止める事ができます。
逆に極端に中身が少ない時も、余分なスペースを減らすのに役立ちます。
一般的な「キーフック」ではなく「二重リング」を採用しています。
「フック」の方が取り外しが簡単なのですが、「フック」は背が高い為、大きめのスマートキーを取り付けたときに、ケースから大きくはみ出る可能性があります。
そこで高さを詰めることが出来る、「二重リング」を採用しております。
約6.5cm程度のスマートキーがはみ出ずに収納可能です。
※スマートキーはカバー無しの状態を想定しています。
※一般的なスマートキーの収納を目的にしています。
「車種別に収納可能かどうか」、「車種別に2個並べて入るか」などのお問い合わせにはご返答できかねます。
小さくても侮れない収納力
コンパクトに見えますが「財布」としても「キーケース」としても、充分な収納が可能です。
【お札:10枚 カード:5枚 小銭:15枚 鍵:5本 スマートキー:1本】程度が収納可能。
これだけの中身を収納したて厚みが約5cm。
※スマートキーは外のキーリングに取り付けています。
お手持ちの「鍵の本数」や「スマートキーの個数」に臨機応変に対応できます。
取り外し可能な「キーリング」が付いているので、使用頻度の高い鍵は外側に取り付ける事も可能です。
吊るして使うミニ財布
ベルトループに通して、腰から下げる事で軽快なイメージに。
休日のサブ財布としてもお勧めです。
バッグの持ち手に提げるのもワンポイントで○。
ループは簡単に取り外せるので、三つ折りミニ財布のようにバッグインで使う事も可能です。
休日にピッタリなオールイン・ミニ財布です。
素材について
【MARGOT / マルゴー】スクラッチ加工オイルレザーイタリアのトスカーナ州ポンテ・ア・エゴラ地区にあるVirgilio Conceria Artigiana社(ヴィルジリオ・コンチェリア・アルティジャーナ)が製造する、表面のスクラッチ加工が特徴のショルダー革です。
タンナー紹介(Virgilio Conceria Artigiana社)
ヴィルジリオ社は1961年に創業されたタンナーです。
トスカーナ州の伝統的な「スローバスタンニン製法」を採用する数少ないタンナーの1つです。
スローバスタンニン製法とは、革を長時間ゆっくりとタンニン液に浸す製法。
時間と手間をかけていますが、革への負担は少なく、革の内部までタンニン液が染み込んでいくため、とても綺麗な仕上がりになります。
※↓↓ AGILITYで販売中のマルゴー/ターコイズを使用した長財布。
物性としては、バケッタ製法の植物タンニン鞣しで染料仕上げ、オイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、高級感のある自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
表面はスクラッチ加工によりざらついたタッチ感でマットな印象ですが、使い込むほどに通常の銀付き革以上の艶がでる、経年変化の振り幅が魅力の革です。
アフターケア&諸注意
内部に浸透したオイルが革を乾燥から守ってくれるので、基本的には乾拭き程度のケアで良い状態を保てます。
数年以上使用しエイジングが進むと、艶が出てきますので、革用のクリームを塗布していただくことで革の寿命が延びます。手順としては、まず革用のブラシで表面の汚れを落とし、皮革用クリームを薄く塗布したら、乾拭きで仕上げてください。頻度としては、多くても数か月に一度で十分です。
※革本来の表情や素材感を活かすために、表面に防傷加工をしておりません。
※製造工程中や保管、運搬の際に擦り痕などがつくことがあります。
※表面の色の濃淡は、個体差や部位、温湿度によって一枚一枚出方が異なります。
カラー展開
ブラウン/9188
ターコイズ/9189
グリーン/9190
ネイビー/9191
ブラック/9192
サイズ・仕様
製品名:アンブルジェ2(0348)
サイズ :約 W 8.5 × H 9.0 × D 3.0(cm)
重量:約 本体110(g)
素材 :牛革 (マルゴー)
生産国 :日本
※革により個体が生じます。
スケジュール
2024年 11月 プロジェクト開始受付スタート
2024年 12月下旬 受注数に応じ革・資材の発注 ~ 商品の縫製スタート
2025年 1月22日 受付終了
2025年 1月下旬~ お申込み順にお客様のもとに発送開始
2025年 4月末 全ての発送業務の完了予定
わたしたちについて
「シンプルでモダンなデザインと、真の使いやすさ」がコンセプト。
東京の下町、日暮里の工房で生みだされるAGILITYは、1998年にブランドをスタートしました。
小さな工房ですが、企画デザインからサンプル、生産、修理までを一貫して行っております。
実際に手で触れて頂き、デザイナー・職人に商品について質問することが可能です。
是非お気軽にお立ち寄りください。前回のプロジェクト(アンブルジェ2/栃木レザー)商品解説動画はコチラから
AGILITY 日暮里革工房
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里6丁目55-7 1階
営業時間 平日、土:10:00〜18:00
※休業日 土・日・祝日(※第一土曜のみ営業 ←SNSにて確認をお願いします)
日暮里革工房インスタグラム https://www.instagram.com/agility_nippori/
長年の使用に耐えられる構造、縫製にこだわり安心してご愛用頂けるものを職人が一針一針、心を込めて作っています。
さいごに
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
「お客様の声」をダイレクトに商品のデザインに取り入れることができる、工房直結の「一貫生産体制」が強みです。
一度使ったら手放せない。そんな愛着の持てる、『ものづくり』を常に目指しています。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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