削り、そして磨く。
ベルト1本作るのに2週間を要する
他で見ることのできない日本の本革削りベルト

削り、そして磨く。また磨く
そんな革のベルトが日本にありました。

靴やバッグと同様に、男性のコーデを格上げするベルト。
せっかく高級なスーツに身を包んでも、ベルトが安っぽいと台無しですよね。
腰周りという目立つところに装着するからこそ、相手からも無意識にみられるベルトは、
コーデの出来を左右するもの。
とはいっても、ベルトは、どれも同じようなものだと思われるかもしれません。
そんな洒脱な男性をうならせるような逸品、それは削りベルトです。
削って作ると言われてもピンとこないと思いますが、通常の革のベルトは、
ベルトの長さと、幅に切られた革を貼り付けて、縫っていくことで作られます。
もちろん、それでなんの問題もありません。
しかしながら、ベルトの高級感を醸し出す一つに、「革の厚さ」があります。
革が厚いとその分、重厚感もあり、腰周りが段違いに見栄えもよくなりますが、
ベルトの厚さには限界があります。
それはベルトを縫うことができなくなるからです。革が厚く、固いと当然、針が入りません。
裁断するのも特別な裁断機を使います。


機械も普通のベルトを作る用に量産化されているので、規格外のベルトを作ることはとても困難になります。
かつては、革の厚い削りベルトが、高級ベルトとしてオーダーメードスーツにこだわるような紳士が顧客のテーラーやブランドストアで取り扱うこともあったようですが、上のような事情で量産化できないため、分厚いベルトを作れる職人がいなくなっていくのと同時に、いまではほとんど見かけることができなくなりました。
絶滅寸前の技法でつくる本革ベルトは
東京の小さな工房から生まれます

大都市、東京では、昔から東部のほうで、靴、バッグ、ベルトなどの
革製品の一大生産地であることはよく知られています。
靴、バッグ、ベルトなどのアイテムは、オートメーションで
すべて作ることが困難で、職人の技術があちこちに入ります。
その中でも、この削りベルトはとても変わっています。
なにしろ、完全手作業の工程であり、
さらに、1日で1工程しか進めない作業も多く存在します。
例えば、染色工程。
通常の革ベルトであれば、染色された革を切り、ベルトを作ります。
しかし、この削りベルトは、まっさらな革のシートを切り、
それを削りながら形にした後で、色を染め上げるのです。

そして、色も一度だけではなく、何度も染め上げます。
染めて、乾燥させて、また染める。
通常のレザーベルトの何倍もの厚さの革を用いて
後染めによるたまらない風合いを醸し出します。
染めた後に一晩中置いておく。
そうすることで深みがまし、乾いた時に色が変わる。
そこも踏まえて色を想像していく。
そのような工程を経ることで、すでに染められた革から作るベルトとは
風合いの違うしっとりとした色合いを削りベルトが纏うのです。

そんな気の遠くなるような作業を1本のベルトを作るために黙々と行っていく。
そんな姿に尊敬を抱きつつ、私たちにできることは、そんなベルトを必要としてくれる人を一人でも増やすということ。
このプロジェクトをぜひ成功させたいと思っています。

精魂込めたベルトは耐久性が違う。
だから自信の3年保証を付けました。
突然ですが、このベルトのベルト穴は、少し横に長くなっています。

これはベルトの革が厚く、普通のベルト穴ではベルトを通せないからです。
でも、その穴の形がデザインなだけではなく、ベルトを通しやすくなる効果もあります。
ベルトがだめになっていく一番の原因である、同じ穴に何度も通すことによる、革の劣化も、この厚い削りベルトでは、とても起こりにくいため、長くきれいなベルトとしてご使用になれます。
毎日使うベルトとしてこれ以上ない耐久性です。
そんな耐久性の自信のため、この工房では発送日から3年の保証を付けており、もしベルトが劣化したときには、手直しを行います。
毎日使うベルトにも3年の保証。これが職人の矜持の証でもあります。

最後に
皆さんもご承知の通り、多くのファッションアイテムは、様々な過程を経て世に出されます。
工場から製品を買い上げるメーカーや、販売店に卸す代理店などを通りながら各過程で利益が上積みされていきます。
もちろんそれは、健全なことであり、ブランドを維持するための努力は大変なものです。
しかし、だからこそ、本当に質の良いものは、いつの時代もなかなか手の届かない金額になることは事実。
また、量産化が困難な熟練した職人による手作業となると、数量を確保できず、スケールメリットもだせないので、企業側としては、利益を取りづらくなります。
それでも、世界的にも作られていない日本の技術でつくる削りベルト自体がなくなってしまうのはとても惜しいし、できればその良さがわかる方には体感していただきたいということで、東京のある工房で一人で作るベルト職人の方にお願いし、承諾を頂いたのが今回の削り本革ベルトになります。
製造工場と消費者をつなげるために残された日本の一流職人のベルトを直接注文できる機会を持つことができました。
今回ご紹介するベルトはそんな一級の工房で作られた生粋の完全手作業な日本製本革ベルトなんです。

この取り組みには双方にメリットがあります。
・購入する人にとっては、メーカー、代理店などを通さずに本物の上質なリバーシブルベルトをリーズナブルに手に入れることができる。
・作る工房にとっては、販売金額を変えることなく、多くの人に購入してもらえるし、在庫リスクがない。
まだ作られていないそして、大量生産に不向きな希少価値の高いベルトを注文できる仕組みだからこそ実現した企画と言えます。
世界中の洒脱な男たちを満足させるようなアイテムは、いつの時代も小さな数人の職人によって生み出されています。
日本のベルトづくりに宿るたぐいまれな伝統技術。
大量生産品では決して作り出せないものがあり、それは失ってからでは遅いと多くの人に気づいてほしいなと思っています。


スケジュール
11月末 プロジェクト終了
1月下旬に 順次お届け開始
リターンについて
完成したオリジナルレザーベルト

ブランド紹介
Beau Bryan Byron(ボー・ブライアン・バイロン)
日本やヨーロッパの一流工房から、上質なメンズアイテムのみ厳選し、提供するブランド。
洒脱な男たちが満足する製品を妥協せずに作り続けています

実行者紹介
私たち、株式会社アズロッソは、消費されるファッションではなく、持つことで自分に自信をもてるようなファッションアイテムを開発し、世界中に届けることを目指しています。
手頃でコスパがよいということは一見いいことに見えるかもしれません。
しかし、ファッションのみならず、製品を消耗品のように使用する考え方は、人の心も消耗させます。
持つこと、身に着けることが誇りとなるような製品をつくることは職人の誇りです。
作り手も買い手も誇りに思ってもらえるようなブランドを作り続けていきたいと思っています。
リスク&チャレンジ
※仕様・デザインについては、予告なく若干の変更になる場合がございます。 また、画像の色味や風合いと実際が若干異なる可能性がございます。
※不良品の場合は交換させていただきますが、良品の範疇である場合には、お断りすることもございます。
※ご支援の数が想定を上回った場合や製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。
※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。購入形式の性質上、配送遅延のおそれがございます。 原則として、配送遅延に伴うキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から3ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。






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