ご挨拶
はじめまして!法政大学航空工学研究会HoPE2025年度会長の大橋真帆です。
私たちHoPEは毎年夏に琵琶湖で開催される鳥人間コンテストに出場することを目標として、日々機体制作に励んでいます。
HoPEは滑空機部門の機体を製作しており、現在の部員数は男子35名女子6名の合計41名です。
HoPEは2023年度と2024年度に、2年連続で鳥人間コンテストへの出場を果たしました。2023年度から2024年度にかけて、HoPEは大きく成長しました。設計が大きく変わり、他大学との交流を深めるなど、様々な新たな取り組みを行ってきました。今年度のフライトは残念な結果でしたが、私達は来年度の希望を諦めていません。
しかし、HoPEの財政は再び危機的な状態にあります。今年の鳥人間コンテストでのフライトでは機体製作に欠かせない、機体の主軸となる部品が破損してしまいました。熱意と向上心に溢れた部員が多く、チームが確立しつつあるのにも関わらず、このままでは来年度の鳥人間コンテスト出場を断念しなければならなくなってしまいます。
そこで私たちはHoPEの記録更新を目指すべく、今年もクラウドファンディングに挑戦することにしました。
このプロジェクトで実現したいこと
本プロジェクトの目標は、来年度も鳥人間コンテストへの出場を実現することです。
そして、部の記録を更新し、連続してコンテストに出場できる、強豪校になることです。
プロジェクト立ち上げの背景
私たちは大学からの補助金と部員から部費を集めることで、機体製作を行っています。大学からの補助金は前年度の活動実績で決まりますが、それだけでは十分な機体製作を行うことが出来ません。2024年度のフライトの際に壊れてしまった部品を買い替える必要もあり、このままでは機体製作ができない状態です。
HoPEは、これからまだまだ進化し、成長していくチームです。資金不足という理由で鳥人間コンテストの出場を諦めるわけにはいきません!
HoPEについて
私たちは4つの班に分かれて機体制作を行っています。機体の設計をする設計班、コックピットを製作するコックピット班、翼を製作する翼班、滑空機の電子制御を担当する電装班があり、すべての作業を学生のみで行っています。最初は単なるパイプや発泡スチロールだったものが徐々に飛行機の形になっていくのを見るのはとても楽しく、やりがいを感じることができます!
[設計班]
設計班ではCADソフトを用いた翼やコックピットの設計、機体全体の設計図の制作、機体の材質の決定、コストや重量の概算を担当します。また、実際には設計図通りにいかないこともたくさんあります。自分たちで作り上げた機体が適切かどうかを確かめるため、いくつかの試験を行います。その一つが桁試験です。桁試験では機体の骨組みである「桁(けた)」が、飛行時にかかる荷重に耐えられるかどうか確認します。
設計図に描かれているものと実際にできあがるものは違います。自ら手を動かして、たった1つの夢に向かい仲間と息を合わせることは、座学では感じることのできない希望、見えてこない境地です。
[コックピット班]
コックピット班はフレーム班とフェアリング班の2つに分かれます。フレーム班はその名の通り、コックピットのフレームを作成します。フェアリング班は、空気抵抗を減らすためにフレームの上から被せるものを、発泡スチロールを使って製作します。コックピットを人間の体で表すなら、フレームが骨で、フェアリングは肉にあたる部分です。その他、キャノピーや、桁等の他班がやらない部分の作成も担当します。昨今、発泡スチロールの値上げが相次ぎ、とても苦しい状況です。
[翼班]
翼班は機体の主翼、尾翼など翼の製作のすべてを担当します。設計班が設計した翼の型(マスター)をCADで作り、スタイロフォームから翼の主な部品となるリブを切り出します。そしてリブを機体の骨組みとなる桁にレーザーを使いながら1mmのずれも出ないように接着します。そして、空気抵抗を小さくするため、表面が滑らかになるようにスチレンシートとフィルムでリブを覆い、完成です。翼班は全体を通して非常に繊細な作業が求められます。ただ、1枚のスタイロフォームが機体のメインのパーツである翼になっていく様子を1番間近で見られるのは翼班ならで、とてもやりがいを感じられます!
[電装班]
電装班は、滑空機の尾翼を上下左右に制御する機構と機体が離陸した後パイロットの足を覆う装置であるハッチ、そして滑空中の機体の情報を取得するセンサーシステムの開発を行っています。
尾翼とハッチの制御にはサーボモータを使用し、Arduino言語というプログラミング言語を用いて制御プログラムを製作します。
また、機体には計7個のセンサーを搭載し、機体の高度や姿勢などのデータを収集しています。このデータは次世代の滑空機製作に繋げています。
電装班は技術力の高い2年生を中心に、2024年度に大きく進歩を遂げた班です。
バグなくどのような環境でも動くシステムを作ることは大変ですが、とてもやりがいを感じます。
来年度は今年の反省を踏まえてさらにパワーアップした電装システムをお見せします!
ほぺどり
HoPEのマスコットキャラクターである「ほぺどり」(左)です。
2024年度の機体名「Gryphon」は、設計が大幅に前年度から変わったことにちなみ、ほぺどりが進化したイメージである「ほぺグリフォン」(右) が機体マスコットとなっています。
ほぺどりおよびほぺグリフォンは、お送りするリターンのデザインにも使用しています。
資金について
今年度、鳥人間コンテスト出場までに要した金額は1,032,454円です。
そして、その内訳は以下の通りです。
その他費用
リターンについて
【お礼のメール】3,000円
【クラウドファンディング限定キーホルダー】5,000円
【機体コンセプト・機体構造詳細書類】10,000円
【機体お披露目】20,000円
【Tシャツ】30,000円
【機体名提案】50,000円
【ほぺどりぬいぐるみ】100,000円
【テストフライトスポンサー】300,000円
スケジュール
2024年8月 2024年度機体設計スタート
2024年11月 クラウドファンディング開始
2024年1月 クラウドファンディング終了
2025年2月 鳥人間コンテスト応募書類提出
2025年5月 テストフライト
2025年6月 機体お披露目会
資金の使い道
皆様からの支援金は機体の材料費と機体製作に必要な機器の購入に充てます。
その内訳は以下の通りです。
※支援総額の17%(手数料12% + 決済手数料5%)に消費税を加えた額をCAMPFIRE様に手数料としてお支払いします。そのため、目標金額は必要な金額に手数料を加えた額となっております。
最後に
私達の機体が再び琵琶湖の空に羽ばたけるように、是非皆様の力をお貸しいただけないでしょうか。私たちは必ず来年度も鳥人間コンテスト出場を果たし、部内記録を更新して見せます!
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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