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小笠原鳥類 第二評論集『現代詩が好きだ』出版支援プロジェクト

amazon詩論ランキング1位を獲得した前作『吉岡実を読め!』に続く、詩人 小笠原鳥類の最新評論集『現代詩が好きだ』出版のためのクラウドファンディングです。発売日は12/1予定ですが印刷会社様へのお支払がその翌月なので12/31までの期間で行います。詩の歴史に残る評論の実現にご協力をお願い致します。

現在の支援総額

549,000

54%

目標金額は1,000,000円

支援者数

63

募集終了まで残り

40

小笠原鳥類 第二評論集『現代詩が好きだ』出版支援プロジェクト

現在の支援総額

549,000

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目標金額1,000,000

支援者数63

amazon詩論ランキング1位を獲得した前作『吉岡実を読め!』に続く、詩人 小笠原鳥類の最新評論集『現代詩が好きだ』出版のためのクラウドファンディングです。発売日は12/1予定ですが印刷会社様へのお支払がその翌月なので12/31までの期間で行います。詩の歴史に残る評論の実現にご協力をお願い致します。

【プロジェクトの実行者について】

私たちは、埼玉県川越市を拠点に活動する小さな出版社、ライトバース出版(NPO法人ライトバース)です。詩に対する情熱と探求心を持ち続け、これまでいくつかの詩集や詩誌、評論を世に送り出してきました。代表である黒崎晴臣は詩人としても活動しており、詩の持つ力を信じて、多くの人々にその魅力を伝えることを使命としています。あなたのご声援が、現代詩の世界をより豊かで深いものにする手助けとなります。

弊社の活動内容はこちらからご覧ください。



【このプロジェクトで実現したいこと】

このプロジェクトを通じて、詩人 小笠原鳥類さんの最新評論集『現代詩が好きだ』を出版したいと考えています。現代詩に対する深淵な洞察と深い愛情を込めた本作品は、詩の永遠性を歴史に彫刻し、より多くの人々にそのおもしろさやこわさ、凄さを届けることを目的としています。私たちはこの評論集が、現代詩の新しい扉を開き、未知の永遠を発見する手助けになると信じています。


【著者 小笠原鳥類さんからのコメント】

「このページをご覧いただき、ありがとうございます。現代詩の小笠原鳥類です。私は1990年代から現在(2024年)まで、雑誌「現代詩手帖」「ユリイカ」などに詩と、詩についての文章を書いてきました。詩集『素晴らしい海岸生物の観察』『テレビ』『現代詩文庫 小笠原鳥類詩集』『鳥類学フィールド・ノート』、詩論集『吉岡実を読め!』などがあります。


現代詩は、冷遇されています。いい詩が、たくさん書かれているのに、「現代詩はダメだ」「終わった」のようなことが言われてしまいます。そのように言う人が悪いのではなくて、いい詩が、どのように、いいものなのか、言うことができなかった詩人たち、詩論を書く人たちが、よくなかったと思っています。


現代詩とは何か。たくさんある、まっとうな説明の文章では、書くことができないことがあります。壊れているような、変であるような、ふしぎな言葉で、書くことができることがあります(でも、雑な破壊でもなくて、しっかり書かれているのが、よい詩だと思います)。そのような〈別の言葉〉は、「難しい」と言われることもあります。でも、書かなければならないときもある。それは、知である、とも言えますけれども、好きなことがあって、好きだー!という叫びが、どうしても、そのようになってしまう。


好きだ、たのしい、おもしろい、この言葉があって生きられる、という言葉が、現代詩です(現代詩についての、ありがちな、つまらない定義が、愛を失っているときがあります。それがよくない)。「読者が少ないからダメだ」という、愛がない、かなしいことを言わないでください。「難解だ」と思われるとしたら、愛の種類が違っているので、違いに困惑されているのです。


いろいろな愛情のありかたがあります。多くの人は、現代詩を好まないかもしれない。どうしても好きになれない人がいても、別の何かが好きであるなら、それでいい。でも、現代詩が好きである人が、多くないとしても(これから多くなるかもしれないですが)いるのであって、私も、そうです。


好きなものが好きで書いているのですが、でも、「現代詩はダメだ」と、いろいろなところで言われて、私は、苦しいと思うことがあります。現代詩を批判してはいけない、とも言えないです。やっぱり、ふしぎな言葉は、あやしいものであり、おもしろいですが、怖いものでもあります。


怖いな、いやだな、と思われるとしたら、それは間違っていないかもしれない。人を傷つける愛もありえて、それは批判されるべき。そうであるからこそ、正確に現代詩を読んで語らなければならない。(完全に、ではなくても)否定されるのであったとしても、正体がはっきりしているものを否定するべきで、なんだかわからなくて不安だから否定だ、は、よくないです。現代詩を肯定するためにも、もしくは否定するためにも、正確に読まなければならない。いいかげんなことが多く言われるのはよくない。


そこで私は『吉岡実を読め!』(ライトバース出版、2024)を書きました。『吉岡実全詩集』(筑摩書房、1996)の詩を、ぜんぶ読んで、1つ1つの詩について、ここは、いい、ここは、どうだろう、ということを書いていきました。458ページの無謀な出版でしたし、1冊も売れないことも予想しましたけれども、予想よりは売れました(第2刷ができました)。ありがとうございました。


しかし、本を作ると、お金がかかるのが、現実です。次に作ろうとしている評論集『現代詩が好きだ』(ライトバース出版)も、予定では400ページを超えてしまっています。この本で、1999年から2024年までの、私がいろいろな雑誌や本に書いてきた、現代詩についての文章(詩であるものも、あるかもしれません)をまとめて、現在の現代詩を一望できるようにしたいと思っています。いい詩がたくさんあるので、ページの数が多くなっています。


内容を少し紹介すると、吉岡実、北村太郎、犬塚堯、岡井隆、入沢康夫、谷川俊太郎、嶋岡晨、支倉隆子、野村喜和夫、広瀬大志、佐藤勇介、鳥居万由実、榎本櫻湖、芦川和樹…詩人たちの詩だけではなくて、それから、短歌や俳句や小説などについても、幅広く書いています。現代詩は、他のものから孤立しているのでもないです。あるいは、現代詩は、予想よりも、もっと、いろいろなものであるようです。


現代詩を、しっかり読んで書いている本が、これまで、なかったのでもないのですが、しかし、ややもすれば「現代詩はダメだ」の大きな声(決して、悪い人たちではないのです。むしろ、まっとうに幸せに生きることができている人たちであるかもしれない)に、押しつぶされそうです。もっと、現代詩はいいぞ、現代詩が好きなんだ、と言わなければならない。そうしないと、多くない人の愛情のありようは否定されて、この国、この世界が、もっと生きることが困難になってしまいます。


たくさんの人に読まれていない現代詩の言葉が、しかし、これまで言われていなかった、発見のあることを言う言葉であるので、人間の生存を可能にしていくことも、あると思っています。生きていて、つらくなってきたら、別の言葉が必要になるかもしれない。そうでもないかもしれませんが、それでも、必要ではない言葉の、たのしさ、おもしろさもありえます。まず、好きなものについて正確に語って、この愛でいいのか、よくないところもあるとしても、でも、いいところがあるのだ、と確認したい。


このように生きている、このようにしか生きられないかもしれない、私だけではない人間たちの記録の本にしたいのです。クラウドファンディングへのご協力、よろしくおねがいいたします。」


※こちらのイラストは本書の唯一の挿画で、著者 小笠原さん自身が描かれたものです。


【西脇順三郎賞詩人 広瀬大志さん本書帯文紹介】

「人はいかにして鳥へと進化したのか。

 この本は詩の生態を緻密で快適に洞察した、羽ばたきの記録だ。」



【プロジェクト立ち上げの背景】

現代詩は時代を超越して人々の心を打つ表現の一形態ですが、その魅力が広く伝わっているとは言えないのが現状です。前作『吉岡実を読め!』は多くの方々にご支持をいただきましたが、未だに詩の世界が遠く感じられる方も多いはずです。そこで、現代詩の魅力をより広く伝えるために、小笠原鳥類さんの新たな評論集を世に送り出そうと決意しました。この評論集は、現代詩の新たな可能性を探求する一冊です。本書は詩と評論の境界を超越する本当に素晴らしい作品です。そのお力添えを皆様にお願いしたく本プロジェクトを立ち上げました。

【これまでの活動と準備状況】

これまでにライトバース出版は、詩集や評論集の出版を通じて、詩の普及活動を続けてきました。amazon詩論ランキングで1位を獲得した『吉岡実を読め!』は多くの現代詩の愛好者から支持を受け、詩の素晴らしさを再認識するきっかけとなりました。現在、評論集『現代詩が好きだ』の内容はほぼ完成しており、発売日に向けて最終段階の調整を行っています。しかし、小さな出版社であるため、出版に必要な資金の確保が大きな課題となっております。(印刷代金は発売後の支払いということもあり、発売は12月1日予定ですが、本クラウドファンディングは2024年いっぱいの応募とさせていただきます。)

『現代詩が好きだ』カバー下表紙画像 ※作成中の為、変更になる場合がございます。予めご了承くださいませ。


【リターンについて】

全コース基本的に著者 小笠原鳥類さんの直筆サイン入り本書完成本が返礼品となります。

また、上級コースで支援いただけた方には、前作『吉岡実を読め!』の小笠原鳥類さんサインおよび帯に広瀬大志さんの署名が入ったWサイン本も合わせてお送りします。こちらは限定8口となります。

その他にも、本書のほかに支援者様が指定した動物や魚で小笠原鳥類さんがあなただけの詩を書いてくださるコースもあります。奮ってご参加ください。

【スケジュール】

12/1発売開始予定&そこまでのお申し込みの方への著者サイン記入開始

12/5頃から返礼品(サイン本)発送開始

12/31クラウドファンディング終了

2025/1/31 までに全リターンお届け完了予定


ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 書籍出版費用 印税および謝礼 送料 広告費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

エンタメ領域特化型クラファン

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