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2025年夏に、無料で使える施設ディーパ【dipa】を完成させたい!!!

ディーパ【dipa】とは箱根町湯本に所在する正眼寺の公益事業「自尊他尊舎」が運営する施設です。2018年に始まったプロジェクトで1階が学びの場、2階が寄宿舎という施設へ建築学生とリノベーションしています。2025年夏完成を目指しています!

現在の支援総額

651,000

32%

目標金額は2,000,000円

支援者数

50

募集終了まで残り

19

2025年夏に、無料で使える施設ディーパ【dipa】を完成させたい!!!

現在の支援総額

651,000

32%達成

あと 19

目標金額2,000,000

支援者数50

ディーパ【dipa】とは箱根町湯本に所在する正眼寺の公益事業「自尊他尊舎」が運営する施設です。2018年に始まったプロジェクトで1階が学びの場、2階が寄宿舎という施設へ建築学生とリノベーションしています。2025年夏完成を目指しています!




放光山正眼寺は箱根湯本に所在する臨済宗大徳寺派の寺院です。起源は鎌倉時代にさかのぼります。

小野宗幸は2005年より住職を務めています。

私たちはリノベする学生団体DaBoです!

学生が自ら設計施工を行い、自分たちの手で触れながら建築の価値を探っていく実践的な活動をしています。建築学生を中心に活動しており、東京近郊に加えて長野県や熊本県などの遠方を含め全国各地で民宿や地元食堂など、設計施工を行っています。

参加大学:芝浦工業大学、昭和女子大学、東京工芸大学、東京電機大学、東京理科大学、日本大学、日本女子大学、明治大学、早稲田大学(50音順)

HP: https://ironna0503.wixsite.com/dabo/project-1

私たちはディーパというこの施設を2025年夏に完成させることを目標に活動しています!

その目標を達成させるためには資金が必要だということ、そして、完成後により多くの方にこの施設を利用してもらえるように、みなさんにディーパをつくるプロジェクトのことを知っていただきたく、今回クラウドファンディングを始めました!

年間約2千万人の観光客が訪れる箱根の玄関口・箱根湯本でいま、無料の自学施設ディーパ【dipa】をつくるためのプロジェクトが進行しています。

正眼寺の「公益事業施設」として、江戸時代のメインストリート・ 旧東海道に位置する寺のほぼ正面に所在した「旧オクツ薬局」の建物をリノベーションするプロジェクトを2018年から始め、これまで主に建築系学生を中心に約300名、のべにして約4,000名が参加し、現在「第4期」が進行中。この夏より2階部分の本格的な施工が始まりました。

来年で8年目を迎えるこのプロジェクトの費用(学生の活動費+建設関連費)は、これまで全て正眼寺の財源で賄ってきましたが、この度電気設備関連の費用を、主旨に賛同して下さる方々からの資金で賄いたく公募することとしました。


1)原点は阪神・淡路大震災の経験

ディーパを生み出す原点は、阪神・淡路大震災の支援活動です。2005年より正眼寺住職を努める小野宗幸が被災されたの方々への支援活動を5年間経験しました。

左:『デイリーニーズ縮刷版』発行:あらばき協働印刷(1999年)
右:1997年10月14日 神戸新聞記事

1995年当時、小野は東京の小さな印刷会社で印刷工として働いていました。阪神・淡路大震災の被災状況をテレビで見ていた印刷会社社長の発案で、被災された方々へ情報を届ける活動をするため、船旅企画で世界をまわる活動をしている「ピースボート」の関係者有志と1週間後に神戸市長田区に入り、日刊新聞『デイリーニーズ』を創刊。その後地区の7割以上が全焼した神戸市長田区御蔵通5・6丁目の再建支援を2000年まで続けました。

2)〈喪失〉と〈護持〉が照らす「ひとの尊厳」のかけがえのなさ

神戸市発行「安全で快適なまちづくりをめざして」より抜粋

それまでの「普通の暮らし」が、ひとりひとりの生き様や地域のあり方に大きく影響することを支援活動を通して痛感すると共に、〈喪失〉した生活環境に向き合うことの困難さを知ることとなりました。

他方、御蔵からほど近い「真野地区」と呼ばれる地区では、地震直後の消火活動や救援活動だけでなく、その後の地区再建の取り組みまで、住民(組織)とそれを支える専門家の力で乗り越えていくさまを小野は目の当たりにし、地区を〈護持〉することは、一朝一夕の取り組みではできないことを痛感します。

3)〈志〉が〈地獄〉の中から〈よりどころ〉を生みだした

                        (写真提供:まち・コミュニケーション)

被災された方を取り巻く理不尽で困難な、得もすれば〈地獄〉とも言い表せる厳しい状況のなかでそれと向き合い奮闘する多くの〈志〉を持つ人たちと、小野は支援活動を通して繋がり支え合いました。そこで培われ育まれた経験や繋がりは、震災から30年を経た今も多くの人の心根に〈よりどころ〉とされ続けています。

4)楽しく生きるために必要な〈よりどころ〉

中村元訳『ブッダ最後の旅』発行:岩波書店「”自ら”を〈よりどころ〉とし、”法”を〈よりどころ〉とせよ」という仏教の始祖・ブッダが遺したとされる言葉があります。「自灯明、法灯明」とも言います。仏教は「人が自分で気づいた教え」です。『ブッダ最後の旅』に、年老いたブッダがお弟子さんに対してまるで突き放すように、「”本来の自分(=仏)”と”法”を〈よりどころ〉にして”他”を〈よりどころ〉にしてはいけない」とおっしゃります。


それは他人から与えられるままでは、“本来の自分”に気づくことができないからであり、それに気づけば安心(あんじん)を得る=「楽しく生きるための“法”」に気づくからです。仏教では、それら仏・法と「気づこうとする人たちの集まり=“僧”」を合わせて「三宝(さんぽう)」としています。つまりは、楽しく生きることに気づこうとする〈志〉をもった人たちの集まり」という〈よりどころ〉が、宝だと言えます。


5)〈地獄・よりどころ・護持・喪失・志〉が歴史のなかで交錯する箱根湯本

奈良時代に起源をもつとされる温泉地・箱根湯本の歴史は1300年に及び、正眼寺のルーツを物語る「地蔵菩薩立像(通称・曽我地蔵)」は鎌倉時代に建立されました。

左:ワンコインシリーズ⑤箱根の歴史と文化 右:正眼寺「曽我堂」に安置される木造地蔵菩薩立像

地蔵菩薩とは〈地獄〉にいる人の〈よりどころ〉として平安時代以降日本中に広まりました。曽我地蔵は様々な災厄のなか〈護持〉されて、その歴史を伝えます。やがて正眼寺は江戸時代末の戊辰戦争の煽りで建物を〈喪失〉することになりますが、64年後の昭和7年に多くの方々の〈志〉により、本堂・庫裡が再建されます。箱根湯本の地は、そのような経験が交錯して現在に至ります。

6)無料自学施設「 ディーパ【dipa】」

ディーパとは仏教の最も古い経典で使われている古代パーリ語で、「洲・島・灯火・よりどころ」を意味します。「”自ら”を〈よりどころ〉とし、”法”を〈よりどころ〉と」するために、〈志=楽しく生きることに気づこうとする気持ち〉を持ち、自ら学ぼうとする人ならば、どなたでも全ての設備が無料で使える「自学施設」として準備しています。

2000年、阪神・淡路大震災で被災された方々の共同再建住宅「みくら5」が完成しました。ディーパのプロジェクトはその建設に関わった小野・宮西悠司氏・藤川幸宏氏の3人の繋がりから生まれました。


震災からディーパ設立の流れ


1)2階のコンセプトを考える

2023年に4期が始まりました。施主の小野さんから「2階は8つの機能がある空間にしたい」という要望を受け、1年かけて2階全体のコンセプトを考えました。先輩方の設計を受け継ぎ、それを取り込みつつより良い空間をつくることを考えました。

2階に簡易的なギャラリー、上映、ゼミなどを設置してみたり、朝6時から坐禅にも挑戦したり、箱根の街歩きをしたり、石巻や都内に事例調査に行ったりしました。8つの機能について調べて理解は深まりましたが、「機能の共存」という部分が疎かになっていることに気づきました。

        

2)今ある空間に目を向ける

そこで初心に立ち返り、ディーパの空間とにらめっこ、一日中2階で過ごしてみて日の当たり方、風通しがいい場所、どこに人が溜まるのかなど、「2階のポテンシャル」を調査し始めました。これから作る空間だけでなく、今ある空間にも目を向けることの大切さを学びました。

ポテンシャル調査を図面に色ごとのレイヤーに分けて落とし込み、条件が重なることでどのような行動が誘発されるのかを考えました。行動を言語化し、そこから素材やデザインなどの条件を書き出していきました。

               

3)基本設計を始める


コンセプトが決まり、2024年より、基本設計に入っていきます!

水周り班、個室・モザイク班、漆喰・フローリング班の3班に分かれて設計を進めます。

ポテンシャル調査も元にアイデアをみんなで出し話し合い、案をまとめて、施主の小野さんと建築士の藤川さんに発表し、2人のフィードバックをもとに、もう一度班で話し合うことを繰り返して設計案を深めていきました。


4)解体と施工

基本設計のあとは、長期休みに壁の一部の解体と施工を進めました。大工さんやOBに教えてもらいながら、壁を壊したり、新しい柱を入れたりしています。

自分たちが時間をかけて考えた設計プランが現実に形になっていく過程はとてもワクワクします。大工さんや建築士さんと一緒にディーパをつくりあげる経験は、将来建築士になったときのイメージが膨らみ、とても貴重な経験になっています。

            

5)実施設計とモックアップ

現在は、基本設計を元に実施設計を行っています。作り方や構造を意識しながらの設計となるのでとても実務的な作業です。一部の壁を土壁にする前に、モックアップ(試作)として簡易的な土壁を作ってみて、竹小舞の編み方や土の塗り方の練習をしました。

実施設計と並行して、春休みに毎週合宿をして、施工を進めています。

          

最後の追い上げとして、電気工事などの外注にまとまったお金がかかり、想定していた予算では足りなくなってしまいました。

みなさんから集まった資金から手数料を引いて手元に残る150万円は電気工事に使わせていただきたいと思っております。


ご支援していただいたすべての方にお礼メッセージとディーパPJの活動記録をまとめたPDFをメールでお送りいたします。

また、3000円以上のすべてのご支援にはdipaオリジナル栞のお渡し、10,000円以上のすべてのご支援にはdipa2階に設置するお名前パネルへ掲載をさせていただきます。

なおリターンのメニューには、2024年5月に開店(箱根湯本駅徒歩5分!)した、正眼寺が直営するシェアショップ&ギャラリー「いっとき処いろんな」と連携したメニューもご用意しました。そこに出店しているパン屋さん、織物雑貨屋さん、本屋さん、農家さんの返礼品もあるのでぜひチェックをお願いします!

箱根湯本駅徒歩4~5分の「いっとき処いろんな」

2025年

 1月17日 クラウドファンディング開始

 3月31日 クラウドファンディング終了

 4月中旬 リターン発送開始

 9月下旬 2階竣工

 10月  1階2階合わせてオープン!


2018年に始まったこのプロジェクト。

施主の小野、建築士の藤川さん、まちづくりプランナーの宮西さん、大工さん、OBOGなど、そして学生と完成を目指して頑張ってきました。

この建物には延べ4000人以上の学生が関わってきました。

ディーパに来た人が自分の学びを見つけられる空間にするにはどうしたらいいのか、使いやすい、居心地が良いと思ってもらえるにはどうしたらいいのか、常に使う人のことを考えて設計してきました。だからこそ、ディーパの2階を完成させて、1階2階合わせてこの施設が使われているところを私たちは見たいです!

完成したら是非とも、自分の学びのよりどころとしてディーパを利用してください。

クラファンチーム一同

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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