はじめまして。
北関東を中心に総合福祉事業を営んでおります、めぐ株式会社の代表取締役・小沼宏彰と申します。
本プロジェクトにご関心を持っていただき、誠にありがとうございます。
私たち「めぐグループ」は、高齢者向けグループホーム、デイサービス、訪問看護などの分野でサービスを提供し、おかげさまで2025年には創業20周年を迎えさせていただきます。
4年前からは、障がい者向けのサービスに取り組み、グループホーム8件、農園型障がい者雇用支援事業、就労継続支援B型事業を運営しています。
就労継続支援事業を始める前、障がい者を取り巻く実情を知り、私は愕然としました。
「就労支援」と銘打っていますが、手にできる収入は自活には程遠い金額なのです。
1カ月働いても10.000円未満という所が多々ありました。
めぐグループでは可能な限り支給しようと努力していますが、それでもお渡しできるのは12,000~13,000円程度です。
働いて自活する喜びを障がい者にも持ってほしい。
せめて月収80,000円程度になる仕事を提供したい。
これが私の悲願です。
その悲願を叶えるため、埼玉県加須市に設立した「めぐ就労継続支援B型 加須」で取り組み始めたのが、リユース・リサイクル事業です。
これまで、介護サービスで各ご家庭を訪れると、「終活」や「実家じまい」の際に出る不用品の処分に困っているというご相談が多々ありました。
そこで、不用品のリユース・リサイクル事業を行えば、介護サービスを利用する高齢者と、就労支援事業所で働く障がい者をつなぐことができるのではないか、と考えたからです。
様々な試算を行い、資金調達の方策を考えましたが、介護・福祉事業をめぐる環境は想像以上に厳しく、自己資金や銀行借り入れ等で調達することは困難です。
このため、新規事業を展開するための資金を皆さまにご支援していただきたく、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることにいたしました。
何卒ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
■就労継続支援B型事業とは
障がいや難病により一般企業やA型事業所での就労が難しい方のために、就労能力の維持・向上を目的とする事業です。雇用契約に基づく就労が困難な方が対象で、利用者は事業所と雇用契約を結ばずに仕事をするため、最低賃金が適用されず、利用者が受け取る労働の対価は「賃金」ではなく「工賃」と呼ばれます。工賃は生産活動の利益(売上-経費)から支払われることが定められおり、原則として公的な給付金から工賃を支払うことはできません。また平均工賃は月額3,000円を下回ってはならない定めがあります。
埼玉県加須市に設立した「めぐ就労継続支援B型 加須」では、これまで「メダカの飼育・販売」をメインに施設内就労を行ってきました。
おかげさまで、メダカの販売は引き合いが多く、春から秋にかけてはお祭りやイベント等での「メダカすくい」で忙しく、希少種の飼育・販売も大変好評をいただいております。
ただ、晩秋から春先までは閑散期となるため、利用者の仕事が少なくなるという課題がありました。
仕事が減ると、工賃も減るという現実もあります。
そこで、社会的にニーズがあり、利用者自身もやりがいが感じられる新たな事業として「リユース・リサイクル事業」を始めることになったのです。
2024年10月から、とりあえずできることから始めようと事業をスタートさせましたが、本格的に展開していくためには、回収に伺う自動車の増台や、保管するための大きな倉庫、販売に必要な写真を撮影する機材が必要です。
これまでは小さなこと、できることからコツコツと積み上げて事業を大きくしてきましたが、たくさんのお声かけや、せっかく譲ってもらえる品を回収・保管できなければ事業を進めることができません。
障がいを持ちながらも前向きに仕事をしたいと思っている利用者の安定した仕事のために、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
回収に伺うと1件で大きな車の荷台がいっぱいに
昔からの親友にもリユース・リサイクルに協力していただきました
物置に置いておけるものはとりあえずガレージで保管しています
回収品でいっぱいになった部屋の片隅で簡易的にリユース品の撮影をしています
皆さまのご家庭やオフィスに、まだ使えるのに不要になったものが眠っていませんか?
「めぐ就労継続支援B型 加須」が取り組むリユース・リサイクル事業では、近隣地域での再利用可能なアイテムの回収・販売を行い、限りある資源の循環をめざします。
まだまだ使える物たちが、誰かの役に立てる日を待っています
不要な家具や電化製品、衣類などを寄付して、他の方に再利用される機会を提供しながら、廃棄物を減らしていきませんか?
皆さまのご協力が、障がい者の働く喜びを継続できる環境づくりにつながります。
これも、サステナブル(持続可能)な社会の実現をめざした取り組みだと、私たちは考えています。
地球にも、人にもやさしい未来を、一緒につくっていきましょう。
不要品のご提供でもご協力いただける方は、お気軽にお問い合わせください。
『めぐ就労継続支援B型 加須』では、「めだかの育成・販売」で、精神障害、知的障害、身体障害、難病、ニート、引きこもり、障害者手帳をお持ちの方など、様々な方が安心して利用できる環境をご用意しています。
利用される方には、一人ひとりが責任を持ってめだかの育成に取り組んでもらえるよう、めだか研修を受けた専門職員が全面的にサポート。
専門的な知識を身に付ける時間を設けることで、 めだかの販売やイベントでの対応にも自信を持って取り組むことができる環境を整え、将来の自立をめざします。
当施設のめだかの育成・販売の特長
●半日のみお仕事など、自分に合わせた利用ができる!
●拠点送迎で施設までの送り迎えがある!
●めだかの育成方法から販売のための接客方法まで学べる!
●特許技術を駆使した他社が真似できない「めだか飼育」を実現!
●流行のメダカビオトープの作成にも取り組んでいる!
●メダカの産卵床やお掃除グッズ、ミシンを使った小物作成などの商品づくりもできる!
昔はどこの川にも棲んでいたメダカですが、今では自然の中でその姿を眺めることが珍しいほど、数が激減してしまいました。
そんな貴重なメダカを繁殖・飼育して、人とふれ合う機会を創出するため、利用者の方が大切に育ててくれています。
利用者の方にはそれぞれ担当水槽を設け、責任をもってメダカの育成・販売をしてもらっています。
自分で育てたメダカを自分で販売することで、「働くことの楽しさ」や「やりがい」を感じて、施設に来ることが楽しみになっている方もたくさんいます。
生き物を育てることは、簡単なようで難しいことです。
でも、それがあるから「働きがい」を感じることができるのです。
前述の通り、春から秋にかけてはお祭りやイベント等での「メダカすくい」で大変忙しくさせてもらっています。
また、希少種の飼育・販売も大変好評をいただいており、年々引き合いが増えてきました。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお声かけください。
メダカブームの火付け役にもなった人気の「楊貴妃」
白銀に輝く背中が美しい「幹之(みゆき)」
人生を決めた
幼少期の原体験
私自身は幼少期から祖父母に育てられてきました。
父母は近くには住んでいたのですが、事情があって一緒には住めない状況だったのです。
父は小学校4年の時に蒸発して、それ以来会ったことがありません。
母は、群馬県板倉町の小さなスーパーマーケットを営んでいました。
あるとき、近所に住む障がい者のご家族が来店していることに、母が気づきました。
毎回、来店してはインスタント食品だけを購入して帰っていくのです。
今にして思えば、そのご両親共に知的障がいがあり、予算から逆算して栄養バランスの取れた献立を立てて調理することが難しかったのでしょう。
しかし、そのご家族には幼い兄弟がいました。
育ち盛りの兄弟がインスタント食品のみを食べていては成長に差し障りがあるのではないか…。
心配した私の母は、いつしか見切り品や総菜をそのご家族に届けるようになりました。
私も母についていき、2歳差のお子さんたちと遊ぶようになりました。
そのご家族と交流を深めるにつれ、私は幼いながら社会の現実を目の当たりにしてきたのです。
「障がいを持って生きることは大変なんだ」
当時の小学校では知的障がい者をからかう風潮がありましたが、私自身はそういった経験もあったので、差別することもなく普通につきあい、障がいを持つ友だちと一緒に遊んだりしていました。
今でも隔たりなくつきあえるのは、その当時に培われたものなのです。
障がい者は、誰も好き好んで障がい者になっているわけではありません。
そういう方々の役に立つ仕事に就きたいと、この頃からおぼろげに考えていました。
「めぐ就労継続支援B型 加須」での作業風景
導かれるように
障がい者支援の道へ
私は、家業の仕事をする傍ら、折を見て福祉施設で働きながら福祉のことを学び、35歳の時に福祉事業の会社を創業します。
祖父母に育てられたこともあって、当初は高齢者の介護をしていましたが、幼少期に抱いた想いはいつも心のどこかにありました。
そして不思議なことに、めぐグループの高齢者介護施設には、障がいのある子どもを持つ母親が、次々と社員やパートで入ってこられるのです。
「高齢者介護には多くの施設や様々なサービスがあるのに、障がい者には同じような施設やサービスができないのは何故?」
「私たちが亡くなったら、この子たちの行き場はどうなるのか心配」
などの声に続いて、必ず私に障がい者支援の施設もつくってほしいと要望があるのです。
これこそが、私がこの世に生まれた理由なのかもしれない。
そんな想いもあり、4年前に障がい者向けの事業に取り組み始めました。
ただ、同じ介護業界の仲間でも、障がい者向けの支援に取り組む方は少ないという実情があります。
それは、同じ支援でもやり方がまったく違うため、高齢者介護のノウハウが通用しないこと。
そして、人によって障がいが異なるため、個々の対応が大変であること。
さらには、障がい者の介護は危険が伴うという偏見がまだ存在しているからです。
私の場合は幼少期から偏見がなかったので参入の壁はありませんでした。
しかしながら、実際に就労継続支援B型事業を進めていると、利用者が得られる収入は月額1万数千円にしかならず、施設によっては最低工賃の月額3,000円のケースも見受けられます。
これでは、幼少期に出会ったインスタント食品しか食べられない家族の生活すら難しい…。
何とかしなければ!
そして、冒頭でお伝えした想いを抱くようになったのです。
働いて自活する喜びを障がい者にも持ってほしい。
せめて月収80,000円程度になる仕事を提供したい。
これを実現し、
関東No.1の喜ばれる就労継続支援B型施設にしていきたい!
幼少期から心の片隅にあった想いを実現するため、リユース・リサイクル事業を立ち上げました。
就労継続支援は、人によって障がいが異なるので大変ではありますが、さまざまなイベント等を企画・開催して「働くことが楽しい」と利用者に言っていただける事が、私のやりがいにつながっています。
また、見学に来られる方も多いのですが、みなさん一様に「スタッフの方が暖かくて優しい」「良い意味での田舎感があるゆったりと落ち着いた雰囲気がいい」と、おっしゃってくださいます。
今回のクラウドファンディングでも、実際に施設にお越し頂き、体験・見学をしてもらえるリターンもご用意しましたので、ご興味のある方は、利用者が楽しく仕事をしている様子をご覧いただければと思っております。
目標金額は
50万円をめざします!
集まった支援金は、campfire手数料17%+消費税を差し引いた上で、以下の費用として大切に使わせていただきます。
●リユース・リサイクル事業に必要な設備資金
・回収品を運ぶワゴン車などの中古車購入費
・貸倉庫の賃料
・リユース品販売時の写真を撮影する機材購入費
・SNSやWebの運用・更新費用
皆さまからのご支援は、人と地球のより良い未来づくりの一助にもなります。
ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
回収させて頂いた物で部屋もいっぱいに…
本プロジェクトに賛同してくださった皆さまには、より深く『めぐ就労継続支援B型 加須』を知っていただける見学会や、利用者さんのハンドメイド作品など、さまざまなリターンをご用意いたしました。
詳しくはリターン一覧をご覧ください。
主なものを以下にご紹介させていただきます。
利用者さんのハンドメイド
【小物入れ(編み物)】
3,000円(消費税・送料込み)
利用者さんが作成した小物入れ(編み物)を1点お送りいたします。
利用者さんのハンドメイド
【ストラップ or キーホルダー】
5,000円(消費税・送料込み)
利用者さんが作成したハンドメイドストラップorキーホルダーを1点お送りいたします。
利用者さんのハンドメイド
【ひな人形のお着物カードケース+コースター】
10,000円(消費税・送料込み)
利用者さんがひな人形のお着物の生地を再活用して手作りで作った、高級感のある金襴生地のカードケースとコースターを1枚ずつセットでお送りいたします。
【個別施設見学】
15,000円
個別て施設説明と見学(1時間程度)をしていただけます。
ハンドメイド品1品付き(編み物の小物入れ or ストラップ or キーホルダー)
見学有効期限2026年3月末まで
※詳細は支援者さまにメールにてご案内を差し上げます。
その他、個人スポンサー、企業スポンサーなどのリターンもご用意しております。
詳細はリターン一覧をご覧ください。
●スケジュールにつきまして
2025年1月下旬 クラウドファンディング開始
2025年2月28日 クラウドファンディング終了
2025年3月~ お礼とリターンの詳細確認について連絡をさせていただきます。
2025年4月~ ハンドメイド作品などは準備が整い次第、発送いたします。
ここまで、私たちの想いを読んでくださり、本当にありがとうございます。
私たち「めぐグループ」は、関東一円の介護・看護・障がい者福祉を通じ、関東No.1の喜ばれる総合福祉グループをめざしています。
このビジョンは、利用される皆さま一人ひとりの悩みの解決や希望の実現に対し、「総合的な福祉サービスによって問題解決に挑戦をし続ける」私たちの意思でもあります。
この想いを実現するため、介護施設、訪問看護ステーション、精神科訪問医療、障がい者支援施設を次々と設立してきました。
私たちは、これからの変化の厳しい時代においても、利用者様の声や期待に応える総合福祉グループであり続けるため、日々前進を重ねてまいります。
誰もが安心して希望を抱ける未来を実現するため、挑戦を恐れず、そして多くの皆さまからのご支援にお応えできるよう、今日もまた新たな一歩を踏み出していきます。
ぜひ一緒に、すべての人が幸せに生きられる社会を創っていきましょう。
皆さまからのご支援を心よりお待ち申し上げております。
めぐ株式会社
代表取締役 小沼 宏彰
めぐ株式会社
東京都台東区雷門2丁目19番17号浅草雷一ビル518
めぐグループHP:https://megu-group.com/
めぐ就労継続支援B型加須
埼玉県加須市琴寄405
営業時間:10時00分~16時00分
休日:土曜・日曜
E-mail:megukazo@megu-group.com
Tel:0480-37-7877
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