


これが鼻毛が生える最大の目的だと言えますが、鼻毛は鼻呼吸をした時に空中のホコリやウィルスが体内へ入るのを防ぐ、フィルターの役割をしています。
鼻の奥には粘膜があり、喉や肺へと繋がっているので画像キャプション、鼻毛がないとホコリやウィルス、さらには小さな虫までも気管支へと吸い込んでしまうことになります。
鼻毛があれば、吸い込まれた異物が鼻毛に引っかかり、物理的に体内に入ってこない、というわけです

ふたつ目は、鼻の中を一定の湿度・温度に保ち、乾燥を防ぐ役割です。現代ではどこにいても空調が完備されており、冬に限らず、一年中空気が乾燥しています。鼻の奥にある粘膜が乾いてしまうと、「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」と呼ばれる状態になってしまいます。
ドライノーズになると、鼻の中が乾燥することでムズムズ感・ヒリヒリ感を感じたり、線毛運動が低下してウィルスやアレルギー物質などが排出されにくくなり、鼻炎や感染症などの症状が起こりやすい状態です。鼻毛はこのようになるのを防ぐため、鼻呼吸時に水蒸気で湿り、鼻の中を加湿しています。

さらに、鼻毛はニオイを嗅ぎ分ける役割も果たしています。鼻毛のなかには「嗅毛(きゅうもう)」と呼ばれるニオイを感知する毛が存在します。
鼻の奥にはニオイ物質を感知する粘膜「嗅上皮(きゅうじょうひ)」があり、嗅上皮の上に「嗅毛」が生えています。嗅毛には嗅覚受容体というニオイのセンサーが備わっていて、ニオイ物質を捉えるとその種類を判別して脳に伝えます。




鼻毛を抜くのは強烈な痛みがある上に、危険なのです。
鼻毛を無理に抜くと、出血するだけでなく、毛穴の奥にある毛を包んでいる部分(毛包)に菌が入り込み、炎症を起こしてしまう可能性があります。
他の場所でも起こりえますが、鼻の中は粘膜でできている上に常に湿っており、菌が繁殖しやすい環境ですので、リスクも上がります。




