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耳で「感じる」次世代プラネタリウムを作りたい!

視覚障がい者と晴眼者が共に感動できる次世代型プラネタリウム「宇宙のサウンドスケープ」の制作のためクラウドファンディングを立ち上げました。このプラネタリウムでは、音声を通じて宇宙の音を感じ取り、本物の宇宙食を味わうことで、視覚に依存している従来の宇宙に対する認識を超える体験ができると考えています。

現在の支援総額

761,000

76%

目標金額は1,000,000円

支援者数

115

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/12/16に募集を開始し、 115人の支援により 761,000円の資金を集め、 2025/01/04に募集を終了しました

耳で「感じる」次世代プラネタリウムを作りたい!

現在の支援総額

761,000

76%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数115

このプロジェクトは、2024/12/16に募集を開始し、 115人の支援により 761,000円の資金を集め、 2025/01/04に募集を終了しました

視覚障がい者と晴眼者が共に感動できる次世代型プラネタリウム「宇宙のサウンドスケープ」の制作のためクラウドファンディングを立ち上げました。このプラネタリウムでは、音声を通じて宇宙の音を感じ取り、本物の宇宙食を味わうことで、視覚に依存している従来の宇宙に対する認識を超える体験ができると考えています。

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はじめに・ご挨拶

みなさん、こんにちは!NPO団体CURASCOPIUM(キュラスコーピアム)の代表理事、田中優作です。

今回、私たちは「視覚障がい者と晴眼者が共に感動できる次世代型プラネタリウム」の実現に向けて、クラウドファンディング第2弾を開始することになりました。

前回は「宇宙食」をテーマに、宇宙の体験をよりリアルに感じられる試みを行い、多くの方からご支援をいただきました。本当にありがとうございます。今回は、さらに一歩進んで、視覚情報に頼らない新しい宇宙体験を提供し、誰もが平等に楽しめるプラネタリウムを目指しています。

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このプロジェクトで実現したいこと

夜空を見上げたとき、誰もが一度は思いを巡らせたことがあるはずです。人生の中で楽しい夜も、つらい夜も、星空は私たちに寄り添い続けてきました。

宇宙は、とてつもなく広大で、不思議に満ちた世界です。その広さや魅力を目の前にすると、人は自然と想像力をかきたてられ、心が解き放たれるような感覚を覚えます。そんな宇宙を楽しむのに、必ずしも視覚情報が必要でしょうか?

私たちは、答えは「NO」だと信じています。音や振動、触覚を活用すれば、視覚に頼らなくても宇宙の素晴らしさを感じられるのです。私たちは、この体験を通じて、視覚障がい者も晴眼者も共に宇宙を感じ、感動を共有できる場を創りたいと考えています。

このプラネタリウムでは、「視覚」以外の感覚を使った体験を大切にします。音の広がりで宇宙の広大さを感じ、星々の動きを追いかけ、その奥深さに心を震わせる。視覚情報に縛られない新しい宇宙体験を、すべての人と分かち合いたいのです。

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私のこれまでと、このプロジェクトに込めた想い

私がこのプロジェクトに取り組むきっかけは、幼い頃の友人との出会い、そして大学での学びや出会いが積み重なって生まれたものです。

神奈川県の田舎で育った私は、幼馴染と多くの時間を共にしました。彼は重度の知的障がいを持ち、正直なまでの振る舞いが時に誤解され、いじめの対象になることもありました。その姿を目の当たりにした私は、何もできない自分に苛立ち、無力感を覚えるばかりでした。

それでも、彼と過ごした時間には多くの学びがありました。休み時間に一緒にドミノを倒して遊んだり、運動会に向けて縄跳びを練習したりした彼の笑顔は、今でも私の中に深く刻まれています。その純粋な喜びを共有できた瞬間は、私に「障がいを持つ人たちが感じる幸せを広げたい」という強い思いを植え付けました。

その後、天文学好きの父の影響で宇宙への興味を深めた私は、「天文学」と「障がい者学」という二つの異なる分野を学ぶため、カリフォルニア大学バークレー校に進学しました。学びの中で、私は「何か新しい形で二つの分野を結びつけ、誰もが平等に楽しめる体験を作りたい」と考えるようになりました。

大学在学中に見つけた音楽イベントは、私にとって転機となりました。落合陽一さん主催の「耳で聴かない音楽会」というタイトルで開催されたそのイベントは、聴覚障がい者が音楽を触覚や振動で体験できるというものでした。最後に、耳が聞こえない少女が「これが演奏なんだ」と笑顔で語った瞬間、私は大きな衝撃を受けました。「視覚や聴覚がなくても、伝わるものがある。そうした新しい体験を宇宙でも実現できるのではないか」と、心に火がつきました。

私はこの経験を通じて、「障がいという垣根を超えたい」という思いを強く抱くようになりました。障がいとは、能力の優劣ではなく、ただの違いです。人それぞれ異なる方法で物事を体験し、楽しむことができる。その「違い」を受け入れる社会こそが、本当に豊かな社会ではないでしょうか。

この信念を胸に、私は「視覚障がい者に宇宙の素晴らしさを伝えて、感動を共有する」を理念とし、NPO団体CURASCOPIUMを設立しました。団体名には、「好奇心(キュリオシティ)と宇宙の素晴らしさをスコープ(観察する)」という意味を込めています。立ち上げにあたっては、天文学だけでなく、多くの専門家や学生の力を借りました。現在、メンバーには医学、建築、アート、音楽、コンピューターサイエンス、物理学、天文学、経済学など多様な分野の人々が参加しており、このプロジェクトの成功に向けて日々活動しています。

また、筑波大学の落合陽一准教授との交流も私の取り組みを後押ししてくれました。彼のアドバイスを受けながら、「視覚障がい者も晴眼者も一緒に楽しめる宇宙体験」という構想を具体的な形にするための挑戦を続けています。

私は、自分が歩んできた道と多くの出会いを通じて、「誰もが平等に感動を共有できる場を作りたい」という想いを強く抱いています。このプラネタリウムプロジェクトは、その想いを実現するための一歩です。私は、この夢を多くの人と共有し、実現に向けて邁進していきます。

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プラネタリウム概要

私たちが目指すのは、視覚障がい者と晴眼者が共に感動を共有できる「次世代型プラネタリウム」です。このプラネタリウムでは、視覚情報に頼らず、音や言葉の力を駆使して宇宙を体験することができます。その中でも特に注目していただきたいのが、「宇宙のサウンドスケープ」です。  なお、このプラネタリウムのプロジェクトリーダーを、弊団体理事の張原宏光が務めます。彼は今、ケンブリッジ大学大学院博士課程にて幹細胞生命科学の研究をしています。 


サウンドスケープとは?

サウンドスケープという言葉をご存じですか?サウンドスケープとは、「音がしめす景色」のことを指します。例えば、海岸で波が打ち寄せる音を聞くと、目を閉じても海の情景が浮かび上がるように、音はその場にいなくても景色や情感を伝える力を持っています。

では、「宇宙のサウンドスケープ」とはどうでしょう?本来、宇宙には音がありません。真空の宇宙空間では音波が伝わらないからです。しかし、もし宇宙に音があるとしたらどのように感じるでしょうか?

このプラネタリウムでは、天体物理学の研究者が手掛けた独自の「宇宙サウンドスケープ」を通じて、全く新しい宇宙体験を提供します。例えば、銀河の回転音を低音のハーモニーで表現したり、星の爆発(超新星)をダイナミックな音響効果で再現したりします。

この新しい宇宙体験を実現するために使用される音源は、私たちのメンバーである松添壱成が制作しました。彼はUCLAで物理学を専攻して卒業後、現在は慶應義塾大学大学院で量子コンピューターの研究に取り組んでいます。


仙台市天文台の先進技術と融合

この体験を可能にするのは、仙台市天文台の先進的な立体音響技術です。この技術を駆使し、宇宙の音を「感じる」体験を作り上げます。視覚情報を超えた世界観で、目の見える人も見えない人も、同じ場で同じ感動を味わうことができるのです。


プラネタリウムのその他の特徴

1. 声優による没入型ナレーションプロの声優がナレーションを担当し、物語性を持たせながら宇宙の魅力を伝えます。視覚障がい者にも理解しやすい表現を心がけ、情感豊かな語りで宇宙旅行を案内します。  

2. 宇宙食体験プラネタリウム内で提供される宇宙食も、体験を一層引き立てます。「宇宙にいる感覚」を味覚からも楽しめる工夫を凝らし、より没入感のある空間を作り上げます。  

3. 完全インクルーシブなデザイン視覚障がいを持つ方へのマンツーマンサポートを提供し、安心して体験を楽しんでいただける環境を整えています。また、晴眼者にとっても新鮮で刺激的な体験を提供し、双方が同じ場で同じ感動を共有することを目指しています。

このプラネタリウムは、宇宙を「見る」のではなく、耳で「感じる」体験を提供します。すべての訪問者が視覚を超えて感じる新たな宇宙の魅力。私たちは、この体験を通じて、宇宙の素晴らしさをすべての人に届けたいと考えています。

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支援の使い道とリターン

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視覚障がい者の方々との連携方法:

現在、学会発表やイベントを通じてプロジェクトを広め、特別支援学校や支援施設、視覚障がい者が多く所属するコミュニティへの積極的な声かけを行っています。SNS発信もしていきます!

施設・学校単位での集客・特別支援学校や福祉施設と連携し、視覚障がい者の方々に直接情報をお届け・筑波技術大学などの専門機関にリーチアウトし、広報活動を展開・学会での発表や宣伝を通じて、関連する専門家や支援者ネットワークに情報を拡散。

仙台市天文台との協力 ・仙台市天文台からの公式広告・プラネタリウム紹介を通じて広報活動

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プラネタリウムの実施時期と場所:

2025年1月4日(土)第1回 13:15~13:50

2025年1月5日(日)第2回 17:15~17:50

2025年1月5日(日)第3回 18:25~19:00

(各回とも、開場は開始15分前となります)

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お問合せ先

メールアドレス:curascopium@gmail.com

Webサイト:curascopium.org

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応援コメント

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みなさまの応援が力となります!

宇宙は、誰にとっても広がりと可能性の象徴です。その美しさを、視覚だけに縛られず、全ての感覚で楽しむ未来を一緒に作りませんか?

私たちの挑戦は始まったばかりです。皆さまのご支援が、視覚障がい者も晴眼者も平等に楽しめる「次世代型プラネタリウム」の実現に向けた大きな一歩となります。どうぞよろしくお願いいたします!

NPO団体CURASCOPIUM 代表理事 

田中優作

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

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